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Aya Ueno

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東京で楽しむ世界の朝ごはん10選

東京で楽しむ世界の朝ごはん10選

タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京で楽しむ世界の朝ごはん10選 おいしい朝食で一日を始められたら、なんだかその日は良い日になりそうな予感がしないだろうか。世界には、それぞれの国や地域の歴史に根付く素晴らしい朝食文化がたくさんある。 今回は、東京にある世界各国の朝食を楽しめるレストランをセレクトした。まるで世界を旅するように、朝のひとときを堪能しよう。 関連記事『東京、モーニング10選』

東京、生姜焼き4選

東京、生姜焼き4選

タイムアウト東京 > フード&ドリンク > 東京、生姜焼き4選 目にするだけで食欲が刺激され、食べれば活力がみなぎる生姜焼き。学生に愛されてきた定食から、映える「豚の山」メニュー、専門店の生姜豚重、オープン間もない居酒屋の隠れ人気品まで、都内で絶品の生姜焼きが味わえる店を4軒紹介しよう。 関連記事『東京、とんかつ15選』

東京、チキンオーバーライス5選

東京、チキンオーバーライス5選

タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京、チキンオーバーライス5選 ニューヨーカーが愛してやまないソウルフードといえば、チキンオーバーライスだ。多くは惣菜などがイートインできるスーパーのような存在の「デリ」と「ストリート・ベンダー」(屋台)で提供される。名前通りのシンプルな一皿だが、その味は店によって千差万別である。 東京都内で本格的なチキンオーバーライスとユニークな派生メニューが楽しめるレストラン5軒を紹介する。空間や味にこだわった店ばかり。お気に入りの一軒を見つけてみては。いずれもテイクアウトできるので、晴れた日はピクニックに持っていくのもうってつけだ。 関連記事『東京、ベーグル10選』

下北沢、ビーガンレストラン6選

下北沢、ビーガンレストラン6選

タイムアウト東京 > フード&ドリンク > 下北沢、ビーガンレストラン6選 古着屋や個性派雑貨屋が並ぶサブカルチャーの街、下北沢。近年、同エリアは全国的に見ても、植物由来の原材料を使用した「プラントベース」のメニューを取り扱う店が増えている。今回は、中でも味、コンセプト、内装にこだわったビーガンレストランやカフェを紹介しよう。 もしビーガンフードに対して素朴で少し物足りないというイメージを持っていたとしたら、そんなイメージは覆されるだろう。 関連記事『東京、ビーガンアイスが味わえる店7選』

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都立明治公園内に複合フードホール「Meiji Park Market」がオープン

都立明治公園内に複合フードホール「Meiji Park Market」がオープン

人形町に店舗を構える人気ベーカリーの「パークレット(Parklet)」などが入る「明治パークマーケット(Meiji Park Market)」が都立明治公園内に、2024年4月19日にオープンする。3月に先立ってオープンしていた「パークレットキオスク(Parklet Kiosk)」に加え、「パークレット(Parklet)」「ベイビージェーズ(Baby  Jʼs)」、が続いて開業し、今後は3つの店舗の複合型フードホールとして展開する予定だ。 Photo : Kisa Toyoshima テーマは、公園の中の公園。文字通り、明治公園という広い公園の一部で、ファーマーズマーケットのようににぎやかな公園の在り方を演出したという。 パークレットキオスクでナチュラルなアイスクリームを堪能 パークレットキオスクでは「オーバービューコーヒー(Overview Coffee)」のドリンクをはじめ、スコーンやクッキーといったペイストリー、今回初の試みであるアイスクリームを提供する。 Photo : Kisa Toyoshima おすすめのアイスクリームは、同店の共同オーナーであるジェイジェイ(Kate Jaksich)とケイト(Jerry Jaksich)が発案したという「ブラックセサミフレーバー」。ゴマ本来の優しい甘みとぷつぷつとした粒感が楽しく、大人から子どもまで食べやすい味わいである。 Photo : Kisa Toyoshima 甘さの控えめなアイスクリームと一緒に、マイルドな味わいのラテをぜひ併せて飲んでみて。コーヒーが苦手な人も飲みやすい優しさがある。使用するコーヒー豆は、オリジナルのエスプレッソブレンド。柔らかさがありながらもミルクには負けない存在感、さらにキャラメルのように甘さもあり、奥行きを感じる一杯だ。 パークレットではナチュラルワインで爽やかに昼飲み 立派なカウンターが目印のパークレットでは、酸味のある天然酵母のパンや、信頼のある生産者から仕入れたフレッシュな素材を使用。食事を中心とした人形町店と同様のメニューを展開する。 ドリンクには2種の自家製クラフトビールのほか、ナチュラルワインも15種ほど用意している。昼飲みのスポットとしてもぴったりだ。 画像提供:Meiji Park Market ベイビージェーズでアメリカ南部のソウルフードバーガーを頬張る ベイビージェーズは、2020年に札幌で誕生したバターミルクフライドチキンの専門店。これまで国内各地でポップアップストアで提供してきた同店初の実店舗である。 シグネチャーメニューである「バターミルクチキンサンドイッチ」は、パークレットのパンドミに、野菜のコールスロー、アメリカ南部のソウルフードであるバターミルクソースをトッピングしたフライドチキンを挟んだ、ボリューム満点のバーガーだ。 画像提供:Meiji Park Market マイルドな味わいはもちろん、大きめにカットされた野菜やチキンのザクザクとした食感がアクセントとなっておいしい。 都心にいながらも自然を感じられる空間でありたいと、店内のインテリアは質感にこだわり、無垢(むく)の手触り、形状の不均一さが特徴的な木製、石製のものが混合している。また、広いテーブル席からカウンターテーブルまで、1人はもちろん、友人、恋人、家族連れなど、さまざまなシーンでの使い方ができるだろう。 画像提供:Meiji Park Marketジェイジェイとケイト 都心にいながら自然に触れられ、開放感のある心地いい空間。アクセスも良いため、ぜひ

24歳の注目シェフがベーカリーカフェ&レストラン「繁邦」を恵比寿にオープン

24歳の注目シェフがベーカリーカフェ&レストラン「繁邦」を恵比寿にオープン

2024年2月14日に、恵比寿駅から徒歩3分にオープンした、ベーカリーカフェ&レストランの「繁邦」。オーナーの青木虎太郎は、「シオ(sio)」で3年間の修行を積んだ後、25歳までに店を構えるという夢を1年早くかなえた注目の若手シェフだ。 Photo: Kisa Toyoshima青木虎太郎 夜はフレンチレストラン、昼間は青木の両親が経営する人気ベーカリー「しげくに屋55ベーカリー」のパンを20種類ほど店頭で展開。店内ではカフェとして営業しているが、中でもクレープが絶品とオープン早々から話題を呼んでいる。 Photo: Kisa Toyoshimaクレープ 「クレープ」(1,100円、以下、全て税込み)は、そのシンプルなメニュー名の通り、シュガークレープに発酵バターと塩のみという素朴な一皿だが、これがとにかくおいしい。生地の配合と分厚さにこだわったというクレープは、軽やかな食感でほのかに甘く、朝食にもうってつけだ。トッピングのバターや塩をつけるとさらにコクが深まり、レモンを振りかければ雰囲気も変わってキュッとした爽やかさが楽しめる。 Photo: Kisa Toyoshima季節のオープンサンド また、「季節のオープンサンド」(1,600円)も味わってみてほしい。ベーカリーで販売するバゲットと同じ生地の自家製のフォカッチャを使用しており、もっちりとした食感と香ばしさが特徴的。生ハムと一緒に煮詰めて香りを移したという白インゲン豆はほくほくと柔らかで、焦げ目のついたカブやナノハナの苦みと香りが味わいを引き締める。素材の味を十二分に生かした、春を詰め合わせたような一皿である。 Photo: Kisa Toyoshima メニューは、コーヒーと一緒に味わうのはもちろん、昼間からワインで贅沢な時間を過ごすのも良案だ。「いい朝を送りたいと思ったらぜひ!」と青木は笑顔で語る。 Photo: Kisa Toyoshima 夜のレストランではアラカルトメニューから、おまかせコース(8,000円)も用意している。常駐するソムリエからメニューや好みに合わせた提案を受けながら、至福のひとときを過ごしてみては。 関連記事 『繁邦』 『浅草に「VERTはなれ」が誕生、予約が取れないカウンターデザート専門店の姉妹店』 『麻布台ヒルズ マーケット、和食文化の真髄を堪能できるショップ5選』 『羽田空港に「PRIME SAKE」が手がけるモダンな日本酒角打ち店がオープン』 『麻布台ヒルズに世界初のアマン姉妹ブランドホテル「ジャヌ東京」がオープン』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

3Dクマの絶品ドーナツ屋「リトルベアマイスター」が神楽坂にオープン

3Dクマの絶品ドーナツ屋「リトルベアマイスター」が神楽坂にオープン

2019年から下北沢エリアでキッチンカー提供を行ってきた人気ドーナツ専門店「リトルベアマイスター(Little Bear Meister)」が、2024年1月13日、神楽坂に路面店をオープンした。オーナーの吉若秀悟が手作りした全長180センチメートルのクマの店長とチビクマの2匹がカウンター越しに出迎え、クマの形をしたドーナツなどを提供する。 Photo: Kisa Toyoshima内観 まず食べてほしいのは、同店の看板メニュー「ナッツベア」(400円、以下全て税込み)。アンティーク調のテディベアが好きだという吉若のこだわりがたっぷり詰まったクマのドーナツは、見た目だけでなく、味もおいしい本格派だ。 Photo: Kisa Toyoshima「ナッツベア」 全粒粉とグラハム粉の2種をバランスよく配合した生地は、ぷつぷつとした食感と、たっぷり練り込まれたアーモンドの粒感で食感が楽しい。素材の味を生かした素朴な甘さと揚げたてのバターの香りもたまらない。 Photo: Kisa Toyoshima「リトルベアプレート」 店舗では、イートインメニューの「リトルベアプレート」(700円)も新登場。サイドに添えた生クリームに、マシュマロの枕に寝かされたクマをディップして食べるワンプレートだ。 Photo: Kisa Toyoshima「オリジナルドーナツ」 仕込み場所を設けたことで、揚げたてが提供できるクマのドーナツのほか、ショーケースにはオリジナルドーナツも常時4種ほど並ぶ。おすすめは「きなこのドーナツ」(250円)。イースト菌を使用したふわふわ食感の生地にたっぷり染み込んだバターがきな粉と馴染み、優しい甘さが引き立つ。 2月23日(金・祝)からは「ラフォーレ原宿」で半年間のポップアップストアをスタート。原宿店では、以前提供していたパンダのドーナツも復刻するという。併せてぜひチェックしてほしい。 関連記事 『リトルベアマイスター』 『7万パックの苺で作った大人のためのメルヘンワールドがヒルトン東京に出現」 『行列のできるビーガンジェラート店「トゥット」の2号店が木場公園にオープン』  『国産米麺の自家製ブンにほっこり「スタンドボブン」が祐天寺にオープン』 『代々木公園を夜市に、「東京ナイトマーケット」が5月に開催』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

中目黒のティーハウス・Chiyabaでネパールの朝食「アロパロタ」ブランチ始まる

中目黒のティーハウス・Chiyabaでネパールの朝食「アロパロタ」ブランチ始まる

モダンネパール料理店「アディ(ADI)」が運営するティーハウス「チャバ(Chiyaba)」が、ブランチメニュー「アロパロタ」の提供を2023年11月初旬からスタートした。 Photo: Aya Ueno アルパロタとは、ギーやマッシュポテトを練り込んだ生地を重ねて薄く伸ばしたパンで、ネパールのオーセンティックな朝食メニューだ。子どもから大人まで幅広く愛されており、「手軽にゆっくりとネパールの伝統的な朝食を堪能してもらいたい」という思いから提供を開始した。 Photo: Shintaro Kumihashi おすすめは、同店の看板メニューでもあるマサラチャイとセットになった「アルパロタ&チャイセット」(1,800円、税込み)。米粉を使用したアルパロタは、優しく素朴な味わいで、外側はパリッと、中はもっちりとした食感のある生地がパイのように何層にもなっている。ガラムマサラをはじめ、ピーマンやジンシャー、パクチーが細かく練り込まれており、存在感がありつつも清涼感のある香りが楽しめる。 Photo: Aya Uenoアロパロタ アディのオーナーシェフであるアディカリ・カンチャン特製の、ココナツベースのチャツネが添えられており、煎(い)ってからみじん切りにしたココナツは新鮮で香り豊か。マスターシードの粒感もアクセントだ。こちらもアルパロタと同様、味付けはシンプルで、素材の食感やスパイスの香りが引き立つ。 Photo: Aya Ueno マサラチャイは、ネパール産アッサム茶をベースに、シナモン、カルダモン、ブラックペッパー、ショウガ、数種類のスパイスをブレンドしてじっくり煮出す。ミルクのコクも相まって、まろやかな甘さが印象的で、ピリッとした刺激が後を追う。チャイの甘さと塩気のあるアルパロタの相性は抜群で、無限ループにはまってしまうだろう。 ピークタイムの15時前後は行列の絶えない同店だが、朝の時間帯は比較的落ちついているので、広々としたカウンターで、スタッフが丁寧な手つきでチャイを淹れる様が楽しめるのもいい。冬の寒い朝、本格派のネパール茶で体を芯から温めてほしい。 関連記事 『チャバ』 『中目黒アディから香り高いネパール茶葉のチャイ専門店が誕生』 『カウントダウンパーティー2023/2024』 『東京、チャイスタンド8選』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

千駄木の名店「ひみつ堂」で秋限定の栗とカボチャのあいがけかき氷が登場

千駄木の名店「ひみつ堂」で秋限定の栗とカボチャのあいがけかき氷が登場

かき氷の火付け役ともいわれる千駄木の名店「ひみつ堂」で、季節限定メニューとして、クリとカボチャの相がけ「くりんぷきん」(1,900円、以下全て税込み)が始まった。 Photo: Aya Ueno 同店は旬の果物を中心に約30種類のかき氷メニューを提供しており、平日でも行列を作る人気店だ。しかし、手動の氷削りから蜜がけ、サーブまでの見事なスタッフのリレー作業によって、注文してわずか5分ほどで客に提供される。まるでラーメン店のような回転率なので、行列にひるまずぜひチャレンジしてみてほしい。 Photo: Aya Ueno 「くりんぷきん」に使用するカボチャは、フードプロセッサーで滑らかにしたペースト状で、素材本来の優しい甘さが特徴だ。全体にかけられた自家製のキャラメルソースと絡めて食べると、甘さの中にほのかな苦みがミックスされ、大人な味わいに変わる。 Photo: Aya Ueno クリは、毎朝スタッフ総出で手むきしているものなのだとか。牛乳と砂糖で1時間ほど煮詰め、フードプロセッサーで粗びきにする。砂糖は控えめで、栗本来の濃厚な味わいが楽しめる。スムージーなカボチャとホロホロとしたクリの実という、食感のコントラストを堪能しよう。 同店の最大のこだわりともいえる氷は、手動削り機ならではの絶妙な不均一さで、ふわふわとシャキシャキの食感が両方楽しめる。蜜と氷の間にかけられた練乳の甘さがふわっと香り、喉の奥で優しく溶ける。 氷の上にぽってりと乗った生クリームは、しつこさのない箸休めのような存在で、まろやかな甘さが癖になる。ぜひ、かき氷と一緒にたっぷりとスプーンにすくって食べてほしい。 生クリームの上には甘みの詰まった渋皮煮がトッピングされており、見た目も味わいもまさに秋を凝縮したような一品。盆からあふれるほど大きなビジュアルもインパクト抜群だ。 画像提供:ひみつ堂公式X「栗三昧」 また、同時期の朝限定で提供している「栗三昧」(3,200円)も、今しか食べられない人気メニューだ。蜜は「くりんぷきん」よりさらに濃厚で、氷のトップには濃厚なクリのクリームと渋皮煮が乗っている。メニュー名の通り「栗三昧」の一品。取り置きができるので、運が良ければ「栗三昧」を事前に予約しておける(その日に取り置きができるメニューは公式X(旧Twitter)で告知。なお席の予約はできない)。 どちらの商品も販売は11月中旬ごろまで。また、年末年始にも、冷凍したものを少量提供する予定だ。 秋の初旬からは、程よい空調設定や温かい麦茶を無料で提供するなどして、かき氷を飽きず、体を冷やさずに、最後の一口までおいしく食べられる工夫を欠かさない。夏が繁忙期のかき氷だが、冬に食べるかき氷も格別である。 「こたつに入って味わうアイスみたいに楽しめるよう、店内を暖かくして待っています」と店長の大坂早希は笑顔で話す。おいしいだけではない、同店の魅力をぜひ感じてみてほしい。 関連記事 『ひみつ堂』 『東京、かき氷30選』 『東京、隠れ家バー10選』 『原宿に復活、「カワイイモンスターカフェ」のポップアップストアが登場』 『東京、期間限定で発売されるモンブラン』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

恵比寿の予約必須のおまかせタコス専門店が週末限定で朝タコスをスタート

恵比寿の予約必須のおまかせタコス専門店が週末限定で朝タコスをスタート

恵比寿にある「タコスバー」が、2023年9月9日から週末限定で朝タコスの提供を開始した。同店は、三軒茶屋にある人気のタコスレストラン「ロス タコス アスーレス(Los Tacos Azules)」の姉妹店だ。メキシコ出身のオーナーシェフであるマルコ・ガルシアが手がける「朝タコス」は、多くのフーディーをとりこにし、瞬く間に人気店となった。 Photo: Keisuke Tanigawa タコスバーは、メニューを「おすすめ魚タコス」のコースに絞った業態の店として2022年11月にオープンした。新鮮な魚介類を使用し、出来たてをすぐにサーブするという、日本の寿司屋や天ぷら屋をインスピレーションとしたという同店では、温かみのある木製のカウンターでタコスを堪能できる店構え。メキシカンでありながら繊細な和食の趣も感じられる、まさに次世代のタコス店である。 Photo: Kesuke Tanigawaオーナーシェフのマルコ・ガルシア 今回「日本で朝ごはんやブランチの選択肢として、メキシコの朝食文化をさらに浸透させたい」というマルコの思いから、朝タコスの提供もスタートした。 Photo: Keisuke Tanigawa「桜エビのタコス」 同店のタコスの特徴は、柔らかな青色をしたトルティーヤだ。メキシコから直輸入した在来種のブルーコーンを使用し、「ニクスタマル」と呼ばれる伝統的な製法で作り上げたこだわりの生地で、トウモロコシの素朴な味わいが印象的である。 具は素材の味が引き立つ和食のような優しい味付けで、まさに朝食にうってつけ。トルティーヤはメキシコ産、具材に使用する食材はマルコが信頼を置く生産者から仕入れた日本の国産の食材を使用し、タコスを朝に食す文化の意外性を感じる人も、同店のタコスを食べれば納得できるはずだ。 Photo: Akane Suzukiロス タコス アスーレス 朝タコスのメニューは、ロス タコス アスーレスと同様。季節ごとに変わる旬のテイストが入った計5種類のタコスが楽しめる人気メニュー「モーニングタコス おまかせ」(2,500円、以下全て税込み)も用意する。1品450円からアラカルトでも提供。定番の「カルニータス」や「短角牛のバルバッコア」などを味わえる。 Photo: Kesuke TanigawaTacos Bar 朝タコスの営業時間は毎週土・日曜日の9〜16時(ラストオーダー15時)のみ。夜は予約必須だが、この時間帯は予約なしで楽しめる。休日のブランチやおいしい朝食を求めているなら、ぜひ候補に加えてみてほしい。 関連記事 『タコスバー』 『東京のサステナブルで先進的なバーを決めるアワード、受賞店が決定』 『1,000円前後で味わう、東京のミシュラン星付きラーメン店3軒』 『ボリビア育ちのオーナーが日本初の「サルテーニャ」専門店をオープン』 『馬喰町、クールな改築カフェ&レストラン4選』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

台湾出身の星付きパティシエによる台湾フレンチ洋菓子店が用賀にオープン

台湾出身の星付きパティシエによる台湾フレンチ洋菓子店が用賀にオープン

2023年8月3日、用賀に台湾フレンチ風洋菓子専門店「ヘイディーズベイク(Heidi’s Bake)」がオープンした。 オーナーのファン・シーチン(Huang Shih Ching)は、台湾の「ジョエルロブション(Joël Robuchon)」にパティシエとして勤務後、日本へ渡り、二つ星レストラン「エスキス(ESqUISSE)」にオープンから7年間在籍。その後、「神田明神」内にある「明神会館」のシェフとして経験を積んだという華麗なる経歴の持ち主だ。日本での居住生活10年目を迎え、永住権を手にしたことをきっかけに満を持して独立した。 Photo: Aya Uenoオーナーパティシエのファン・シーチン Photo: Aya Ueno店はカメラマンでもある大家のスタジオと併設しており、隠れ家感満載。一面ガラス張りなので日光が心地よい。 まずは「ミックスベリーアイスフィナンシェサンド」(620円、以下全て税込み)を注文してみよう。看板メニューであるフィナンシェにアイスや自家製のミックスベリーをトッピングしたもので、焼き色が付いたフィナンシェは、深めに焦がした焦がしバターを使用。まるでヘーゼルナッツのような香りと、香ばしくサクサクとした外側に、しっとりじゅわっとした生地のコントラストがやみつきになる。 Photo: Aya Ueno「ミックスベリーアイスフィナンシェサンド」 プレーンを含めて全4種あるフィナンシェのうち、ファンのおすすめは「パイナップルピンクピンクペッパー」(320円)。キルシュに漬けた甘くコクのあるパイナップルをミックスし、アクセントにピンクペッパーをふりかけており、引き締まった大人な味わいが楽しめる。 ドリンクは、台湾紅茶の「蜜香紅茶」(500円)がおすすめだ。マスカットのような果実感のある甘さが特徴的。くせがなくすっきりと飲めるが、深みがあり、香ばしい焼き菓子との相性も良い。 Photo: Aya Ueno 台湾出身であるファンのアイデンティティーが詰まった「レモンと馬告山胡椒の生スコーン」(320円)もぜひ試してほしい。牛乳を使用せず、生クリームのみを使用したスコーンは、しっとりとした舌触り。砂糖を極力減らて米こうじを入れることで、素朴で優しい自然の甘みが引き立つ。1日かけてゆっくり煮詰めた自家製レモンのコンフィと、砕いた馬告(マーガオ)山胡椒が挟まれている。 馬告山胡椒とは、台湾で古くから使用されてきたというレモングラスが香るスパイス。ほっこりと優しいスコーンの味わいの中に、すっきりと後味の爽快なレモンの甘酸っぱさや、コンフィのコロコロとしたレモンピールの食感が楽しめる。 ベイクメニューはいずれもその日の朝に焼かれたものを提供。スコーンはオーダー後に軽くオーブンで焼き上げるので、出来たての状態で味わうことができる。 Photo: Aya Ueno 台湾らしさが際立つ「台湾風エッグタルト」(280円)も外せない。バターを挟んで生地を折り、寝かせるという工程を3日かけて行っているというこだわりのタルト生地は、驚くほどサクサクで香ばしい。クリーム部分は、小麦粉を使ったカスタードクリームと異なり、卵や牛乳のみを使用したトロトロで茶わん蒸しのような口触りで、ほんのりとした甘さが特徴的だ。 どの焼き菓子も安心感のあるおいしさの中に、意外性のあるエッセンスが隠れている。今後は、ピザをはじめとしたフードメニューも開拓していく予定だという。ますます目が離せなくなりそうだ。 関連記事 『ヘイディーズベイク』 『あきる野に有形文化財

蘆花恒春園のパークサイドカフェが朝8時からキッシュプレートを発売

蘆花恒春園のパークサイドカフェが朝8時からキッシュプレートを発売

世田谷区の「蘆花恒春園」沿いにたたずむ「コーヒーアンドベイクド ロカーサ(coffee & baked LOCASA)」が2023年7月からオープンを8時からに変更し、新たなモーニングプレートを発売。カフェモーニングを愛する人々からひそかな注目を集めている。 Photo: Aya Ueno 同店は、移動販売の古着屋やアメリカンフードを提供するキッチンカーを営んでいた横谷仁が、2022年12月にオープン。アメリカの田舎町にポツンとたたずむカフェをイメージしたという店内には、セカンドハンドの木材を使用したオリジナルのショーケースをはじめ、優しい木目を生かしたインテリアが揃う。窓から緑豊かな公園の景色を望む開放的な雰囲気も魅力だ。 Photo: Aya Ueno 蘆花恒春園にはドッグランや幼稚園が併設されており、平日の朝から、犬を散歩している人や幼い子どもを連れた家族が目立つ。当初は10時に開店してモーニングを提供していたが、「朝の休憩場所として利用したい」という客からのリクエストが多く、この度、オープン時間を2時間早めたという。 Photo: Aya Uenoオーナーの横谷 同時に登場したのが「キッシュプレート」(1,100円、以下全て税込み)だ。卵と生クリームが多く含まれたキッシュは、ふわとろの食感にほんのりとチーズの香る優しい味わいで、朝にぴったり。中には、ベーコンと柔らかく甘みのあるホウレンソウがたっぷりと入っている。 Photo: Aya Ueno サイドには豆、細かく刻んだニンジン、トマトを長時間煮込んだチリコンカン、自家製バゲット、甘くマリネされたニンジンのラペが付く。どこか懐かしい母の味を連想させるような優しい味わいが印象的だ。複数の総菜が一度に楽しめるので、満足度も高い。 Photo: Aya Ueno「エスプレッソレモネード」 プレートにはドリンクもセットになっている。おすすめのチョイスは「エスプレッソレモネード」(120円追加)。国産無農薬のレモンを使用したオリジナルのレモネードに、ロースターの「リットコーヒーサービス(Lit coffee service)」が手がける、ホンジュラスとエチオピアの同店オリジナルのブレンド豆を使用したエスプレッソが1ショット加えられている。 蜂蜜の柔らかな甘みが感じられるレモネードに、チョコレートを思わせる中いりの香り深いエスプレッソが交わり、すっきりとしながらも黒糖のようなコクのある味わいに。暑さや湿気にぐったりとした体を癒やす、暑い時期にぴったりなドリンクである。 このほか、スウェーデン産のライトなビールやナチュールワインも取り揃えているので、朝からアルコール類と合わせてみるのもいいだろう。 Photo: Aya Ueno 店内には、焼き菓子も常時15種類ほど用意。マフィン、グルテンフリーのパウンドケーキ、スコーン、ケーキなどのほか、夏場はアイスクリームやアイスサンドもある。 Photo: Aya Ueno ヨーロッパから仕入れたというアンティークの皿も魅力の一つ。店内で使用される食器やカトラリーは一部購入もできる。席はテーブル席やカウンターのほか、靴を脱いでくつろぐことができるマット席のテーブルも。都会の喧騒(けんそう)を忘れ、緑豊かな空間で心休まる朝のひとときを過ごしてほしい。 関連記事 『コーヒーアンドベイクド ロカーサ』 『日本橋のフレンチビストロ「ネキ」が夏季限定モーニングビュッフェを実施中』 『まるで絵本の中、ヒルトン東京で「不思議の国のアリス」

日本橋のフレンチビストロ「ネキ」が夏季限定モーニングビュッフェを実施中

日本橋のフレンチビストロ「ネキ」が夏季限定モーニングビュッフェを実施中

日本橋兜町の人気フレンチビストロ「ネキ(Neki)」が、夏季限定のモーニング(3,500円、以下全て税込み)を月・土・日曜日に提供している。これは、2021年から毎年実施しているメニュー。本来は8月下旬までだったが、大人気のため、2023年9月30日(土)まで期間を延長した。 Photo: Aya Ueno ネキは、洗練されつつもどこか温かく居心地のいい雰囲気の中で、本格派フレンチが気軽に楽しめる店だ。「フレンチレストランが持っている高級なイメージを取り払い、幅広い人々に楽しんでほしい」とオーナーの西恭平は語る。 Photo: Aya Uenoオーナーの西 今年のモーニングは、フレンチをベースにしながら「自宅では味わえないちょっぴり贅沢な朝ごはん」をテーマに、同店では初のビュッフェスタイルで提供する。カウンターに並ぶパン、ドリンク、スイーツは好きなだけ食べられるほか、3つのメインメニューから1品が選べる。 画像提供:ネキ まずはカウンターに並んだメニューから紹介しよう。クロワッサンやサワドーなどの4種のパンは、西と親交がある馬喰横山のベーカリー「ビーバーブレット(BEAVER BREAD)」のもの。ドリンクでおすすめしたいのは、オリジナルのノンアルコールカクテル「スイカとライムのジュース」だ。ジューシーなスイカの果汁に甘酒が加わり優しい甘味が滑らかに喉を伝い、すっきりとしたライムの酸味を後を追う。 そのほか、冷製スープ、ヨーグルト、米粉を使った自家製グラノーラとジャム、焼き菓子などが並ぶ。よりどりみどりでどれも魅力的。つい取り過ぎてしまいそうになるだろう。 Photo: Aya Ueno メインのおすすめは「カジキマグロのグリル」。直接火に通すと固くパサパサとしてしまいがちなカジキマグロだが、同店では低温調理でコンフィにしてからグリルすることで、驚くほどしっとりとした味わいに仕上がっている。 付け合わせは2種類。一つはピーマン、オクラ、ゴーヤ、赤タマネギといった、夏を彩る野菜を細かく刻んだマリネソース。オクラの粘りやゴーヤのピリッとした苦みがきいている。隠し味の魚醤も程よいアクセントだ。 もう一つはハーブサラダ。5種の色鮮やかなハーブが、一皿にフレッシュな香りをまとわせる。フレンチながらエスニックな要素や、どこか和を感じさせる優しい味わいが「ネキ」らしい。 Photo: Kisa Toyoshima ガラス張りの店内から見える、朝の涼しげな兜町の街の風景も楽しみながら、少し特別な朝のひとときを楽しんでほしい。 関連記事 『ネキ』 『まるで絵本の中、ヒルトン東京で「不思議の国のアリス」2Dスイーツビュッフェが開催』 『東京の夜に革命を起こすサステナブルなバー4選』 『朝から絶品バーガーを味わえるダイナー「ALLEY CATS」が祐天寺にオープン』 『浅草、食べ歩きグルメ10選』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

午後は予約不要、人気ベーカリー「中村食糧」が飯田橋に移転オープン

午後は予約不要、人気ベーカリー「中村食糧」が飯田橋に移転オープン

清澄白河の人気ベーカリー、「中村食糧」が「しかたらむかな」と店名を改め、2023年7月20日に飯田橋でオープンした。カウンターに並ぶパンは、定番・限定商品を合わせて30種類ほど。以前は12種ほどだったが、設備を拡張し、商品数も倍増した。 Photo: Kisa Toyoshima 中村食糧時代はオーナーシェフの中村隆志と販売を担う妻の2人体制で営んでいたが、しかたらむかなでは、厨房に一人増員したそう。いずれにせよ少人数にこだわる背景について中村は、「パンは自分の作るものがそのまま出てくるものだと思っています。そのため、なるべく間に人を介さず自分の思いを込めたパンを届けたいのです」と思いを語る。 Photo: Kisa Toyoshima「みんなのパン」 ボーダーレスな看板メニュー「みんなのパン」 ここからはおすすめの商品をいくつか紹介しよう。マストで食べてほしいのは、中村食糧時代からの看板メニューでもある「みんなのパン」(626円、以下全て税込み)だ。いわゆるフランスパンやドイツパンなどといったジャンルにとらわれず、ボーダーレスで自分らしいパンを作りたいという思いで発案された。こだわりの自家製酵母と、もっちりとした食感を生み出す国産小麦を数種類混ぜ合わせ、滑らかな生地になるように丁寧にこねた生地を長時間発酵させる。 一見固いサワドーブレッドのように見えるが、触った瞬間にそのイメージは覆される。表皮は薄く、中身は食パンのように柔らかい。水分がたっぷり含まれているため、そのまま食べるとレアっぽさを感じるほどもっちりとした食感に驚く。中村がおすすめする食べ方は、少し焼いた後にバターと蜂蜜をかけるというもの。焼き目を入れることで、外はカリッと感が増して香ばしく、中は少し重みが加わりもっちりとした食感に。小麦と塩と酵母のみというシンプルかつ厳選された素材の味わいがストレートに感じられる。 Photo: Kisa Toyoshima「イチゴ」 シンボル的なデザートブレッド「イチゴ」 入店して初めに目につくのは、フランス産のイチゴの濃縮果汁で赤く染まった「イチゴ」(842円)だろう。ずっしりとした重みのあるパンの断面は、ジューシーでプルプルとしたパイナップル、白ブドウ、赤ブドウがこれでもかというほど練り込まれている。生地のみずみずしさも相まって、パンの域を超え、デザートのような感覚を覚える。むっちりとした生地と、表面の香ばしさのコントラストも楽しい。 Photo: Kisa Toyoshima トーストに最適な食パンや復刻メニューも 「お角」(ホール810円、ハーフ405円)も見逃せない。少ない酵母と、20時間の発酵時間、大量の水分を取り入れることで、ハチの巣のような気泡がいくつも入った食パンだ。トーストするとカリッとしたクラストの苦みと甘みが口の中で交差し、生地は跳ね返るような弾力のあるもっちり感。熱々の表面にはバターやジャムがよく馴染み、気泡の中へと溶けていく。じゅわっと口の中で溶けるような贅沢な味わいが楽しめる。 Photo: Kisa Toyoshima「あんこマスカルポーネ」 「あんこマスカルポーネ」(420円)は、前店では手間がかかるためストップしていたメニューだが、不定期で復刻した。みんなのパンと同じ生地だが、ミニサイズに作られているため、通常サイズより水分が抜けていて、焼かずに食べてほしい一品だ。見つけたらぜひ、ゲットしてほしい。 Photo: Kisa Toyoshima Photo: Kisa Toyoshima

カフェ「neel」の2号店が中目黒に、朝時間で味わいたい絶品メニューを紹介

カフェ「neel」の2号店が中目黒に、朝時間で味わいたい絶品メニューを紹介

神宮前の人気カフェ「ニール(neel)」が2023年5月24日、中目黒に新店舗をオープンした。オーナー・瀧本祐作がこだわった1階の和室は、インバウンド客からも人気で、早くも同店を表現するシンボルとなっている。落ち着いた中目川沿い位置していることから、ゆっくりできる空間を演出するため取り入れたという。 Photo: Aya Ueno 早くも昼は行列必至なので、ここでは同店で1日をスタートしたい人のために、朝食で楽しみたいおすすめメニューを紹介しよう。オープン直後の9時台は比較的落ち着いており、人気店をゆったりと楽しめる穴場時間なのだ。ぜひ優雅な朝食を楽しんでほしい。 Photo: Aya Ueno ガッツリ派の人は迷わずカツサンドをチョイス 店長も太鼓判を押す看板メニューである「ニールのヒレカツサンド」(1,140円、以下全て税込み)だ。もっちりとした食感と、ほんのりとした甘さが特徴的なチャバタを使った、ニールの看板メニュー。分厚くはみ出したヒレカツと、カレー粉を使用したコクのあるオリジナルソース、アボカドをはじめとした彩り豊かな4種の野菜が挟んである。 Photo: Aya Ueno「ニールのヒレカツサンド」 薄くカリッと揚げられたヒレは、脂身が少なく軽やかでありながら、見た目以上にしっとりと柔らかい。サイドには、常にオーダー後に揚げるという角切りポテトと、あめ色に炒めたタマネギの甘みが引き立つカボチャのスープが付く。栄養満点な一皿だ。 Photo: Aya Ueno ドリンクは、オーツミルクに変更したラテ(620円)をすすめたい。「ラ・マルゾッコ(La Marzocco)」のエスプレッソマシーンを新たに導入しており、神宮前店にはないラテが楽しめるのだ。フルーティーな香りが特徴的なケニアコーヒーに「マイナーフィギュアズ(Minor Figurbs)」のオーツミルクを使用する。浅いりで、すっきりとした酸味と合わさるミルクのリッチな甘さが印象的だ。オーツ特有の苦みよりも甘さが勝つので、甘党の人にはぜひ試してほしい一杯である。 甘いスタートを切りたいなら夏限定の「ミルクレープパフェ」 夏季限定メニューの「ミルクレープパフェ」(850円)も見逃せない。ブッシュ・ド・ノエルのような美しい断面を持つミルククレープの上に、濃厚なバニラアイスクリームが覆われている。生クリームを挟んで何層にも重ねた温かいミルクレープの断面と、じんわりと溶けたアイスの「熱ひや」な味わいがたまらない。 Photo: Aya Ueno トッピングにはクルミ、タイム、皮までおいしいレモンがちりばめられており、まさに夏にぴったり。クレープの生地は短時間で焼き上げるため、トロッとしたレア感が楽しめる。 Photo: Aya Ueno 甘めのクレープパフェには、すっきり爽やかな「瀬戸内レモン紅茶」(690円)を合わせたい。ティーポットで提供されて、数分煮出してからカップに注ぐ。フルーティな紅茶の香りを邪魔しない、ふんわりとしたレモンの風味が心地よい。クレープの甘さとレモンの相性も抜群だ。 Photo: Aya Ueno 湿気の少ない日は、2階のテラスを利用しよう。緑に覆われ日陰になるテラスからは、目黒川が一望できる。ペット連れの客も、ここでならゆったりとつくろげるのもうれしい。少し遅めの朝の散歩の小休止としゃれこむのもいいだろう。 Photo: Aya Ueno 少し早起きをして、差し込む太陽光と周りの新緑に癒やされながら贅沢な朝食を楽しんでみては。 関連

自由で上質な日常に寄り添う、カフェ&バー「ナンバー」が移転リニューアル

自由で上質な日常に寄り添う、カフェ&バー「ナンバー」が移転リニューアル

2023年6月26日、「職・住・遊」の融合をコンセプトにしたスモールコンプレックス「カボ ウエハラ(CABO uehara)」が代々木上原にリニューアルオープンした。1階には、代々木上原で人気を集めていたカフェバー「ナンバー(No.)」が移転。オールデイスタイルでの営業は変わらず、さらに朝、昼、夜と時間帯ごとでの楽しみ方の幅を広げ、進化した。 Photo: Kisa Toyoshima オーナーの大谷省悟は、カボ全体のプロデュースに携わる「サンマルイチ(301)」の代表でもある。「私が思う代々木上原のイメージは、人と人、人と店、店と店、生活と仕事の距離感が近い場所。そんなエリアで、昼夜を問わず人々がふらりと立ち寄れる場を作りたかったんです」と語る。 画像提供:株式会社301 人々のリアルな生活に徹底的に寄り添い、テラス席のほか、あえて両側はスタンディングにしたバーカウンターやモダンな丸テーブルなど、自由度の高い利用スタイルを想定した空間はまさにこの思いを体現しているといえるだろう。 朝、昼、夜と時間帯ごとに開発した新メニュー Photo: Kisa Toyoshima 9時からスタートするモーニングのおすすめは、三軒茶屋のクロワッサン専門店「プラット(plat)」による「クロワッサン クラシック」(470円、以下全て税込み)と「フラットホワイト」(600円)だ。石臼でひいた小麦を使用したクロワッサンは、頬張ると中はしっとりとした食感で、バター本来の甘みと塩味がふんわりと香る。ぜひ手でちぎって食べてみてほしい。柔軟性のあるもっちり感と、パリパリとした外側とのコントラストが見事だ。 Photo: Kisa Toyoshima 艶やかできめ細かいスチームミルクが表面を覆うフラットホワイトは、まろやかで舌触りの良いミルクの奥に、苦みのあるナッティなエスプレッソの確かな存在感とミルクチョコレートのような重厚感がある。 Photo: Kisa Toyoshima「ブレンド ティー」と「たまごサンド」 夏場におすすめなのは、ネパール産の茶葉を用いたチャイを中心に提供する中目黒のティーハウス「チャバ(CHIYA-BA)」とコラボレーションした「ブレンド ティー(アイス)」(600円)。香り高いスパイスの特徴はそのままに、ナンバーのコンセプトでもある「日々飲めるような」飲みやすいブレンドで仕上げている。スッキリと清涼感があり、まさに暑い日にぴったりのドリンクだ。 「たまごサンド」(900円)もぜひ食べてみてほしい。ふわふわもちもちの食パンは、高田馬場にある街のベーカリー「馬場フラット(FLAT)」のもの。具材は軽くゆでた軽やかな卵、ディル、赤タマネギ。これを、粉砕した台湾発のスパイス「馬告」とマヨネーズなどで和える。馬告はショウガに近いピリッとした辛さがあり、サンドイッチが一気に引き締まる。 Photo: Kisa Toyoshima 午後のアペロからディナータイムにかけて、世界中で親しまれるネグローニをどのシチュエーションでも気軽に飲めるようにアレンジしたオリジナルの「ネグローニ モダン」(1,300円)を楽しむのもいいだろう。「敷居の高さを感じず、カジュアルかつ日常的に楽しんでほしい」という大谷の思いから登場したメニューだ。思わず喉の奥が熱くなるような感覚が心地よい。トラディショナルなジン、ビタースイートなカンパリの香りが鼻腔(びこう)をくすぐる。 Photo: Kisa Toyoshima「煮干しラーメン」 一日の締めには「煮干