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Genya Aoki

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「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」見どころガイド

「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」見どころガイド

タイムアウト東京 > THINGS TO DO > 「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」見どころガイド 2023年6月16日(金)、練馬区の「としまえん」跡地に「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」がオープンする。ここは、映画「ハリー・ポッター」と「ファンタスティック・ビースト」シリーズの魔法の世界が体験できるエンターテインメント施設だ。 ロンドンの「ワーナーブラザーズスタジオツアー」をモデルにデザイン。本格的なプロダクションセットが見られるほか、魔法の杖やポーションなどの小道具を間近で鑑賞できる。 このほか、ほうきに乗ったり、バタービールを味わったり、ホグワーツ魔法学校の動く肖像画になれたりするなどアクティビティも盛りだくさん。再現された屋内のサウンドステージと屋外の撮影セットを含む同セクションは約3万平方メートルで、全て見て回るのに4時間以上かかるという。 ここでは、展示、フード、ショップ、チケット購入方法、アクセスをダイジェストで紹介しよう。より詳細な情報が知りたい人は、以下の関連記事も併せてチェックしてほしい。 関連記事 『ハリー・ポッターの体験型施設「スタジオツアー東京」の美しいセットを紹介』 『ハリポタの世界観が随所に、「スタジオツアー東京」のフードメニューが公開』 『豊島園駅がハリー・ポッターの「ホグズミード駅」風に大改装』『世界最大規模のハリポタショップ「スタジオツアー東京」の東京限定グッズが登場』

6月から7月公開の観るべき映画

6月から7月公開の観るべき映画

タイムアウト東京 > 映画 > 6月から7月公開の観るべき映画 アニメーション作品が持つ可能性を大いに広げてみせた傑作「スパイダーマン:スパイダーバース」や、大人気スパイシリーズである「ミッションインポッシブル」といったブロックバスター作品の続編が待ち遠しい人も多いことだろう。 2023年の「カンヌ国際映画祭」で脚本賞に輝き、話題を集めた日本映画「怪物」をはじめ、浪曲師の師弟にスポットを当てたドキュメンタリー「絶唱浪曲ストーリー」など、2023年6〜7月にぜひ観てほしい注目作品をピックアップした。ぜひ参考にしてほしい。 関連記事『人生で観ておくべき、日本映画ベスト50』

星葡萄の蒲田おすすめスポット5選

星葡萄の蒲田おすすめスポット5選

タイムアウト東京 > Things To Do > 星葡萄の蒲田おすすめスポット5選 浅草橋天才算数塾の主催や生活芸術家・リサーチャー・オーガナイザーなど多岐にわたる活動を行っており、midiincのYouTubeチャンネル「ぷりさんぽ」で、東京のディープな魅力を紹介しているぷり(星葡萄)が、大田区出身、蒲田に親しむシンガーソングライターの町あかりとともに、おすすめの蒲田スポットを紹介する。ズンバが踊れるガチフィリピンレストランや気鋭のロースタリーカフェなど見どころばかり。 「一般的に蒲田は飲み屋が多いイメージですが、オシャレなカフェや色々な国の人が働くお店を楽しめるのも面白い。どこも活気があって散歩するだけでもワクワクします。常に発見があって、飽きのこない街なんですよね」とは町の言葉だ。ぜひ訪れて、自分自身でも発見を楽しんでみてほしい。 関連記事『蒲田で過ごす24時間』

軽井沢の人気店が昼飲みできるブルワリー併設型タップルームをオープン

軽井沢の人気店が昼飲みできるブルワリー併設型タップルームをオープン

タイムアウト東京 > トラベル > 軽井沢の人気店が昼飲みできるブルワリー併設型タップルームをオープン 東京駅から新幹線で1時間、昨今は移住者も増えている軽井沢。私、筆者の山本憲資は大学時代から東京生活を20年余り過ごしてきたが、2020年の夏から軽井沢に拠点を移して、現在は森の中で生活している。 東京からのアクセスの良さや洗練されたたずまいの店舗や施設が多いことから、軽井沢は「東京24区」といわれることもある。この一言を真に受けて、東京の延長線上で楽しめるこなれたスポットを毎月紹介していこうと立ち上げた連載企画が「軽井沢は東京24区?」だ。 記念すべき第1回は、中軽井沢の駅前に2022年秋にオープンした「グッド アフタヌーン タップルーム(GOOD AFTERNOON TAP ROOM)」を紹介しよう。

立川でしかできない5のこと

立川でしかできない5のこと

タイムアウト東京 >ご近所ガイド> 立川でしかできない5のこと 5月上旬はネモフィラの花が咲き誇るなど季節ごとに見どころがあり、都内から多くの人が集まる「国営昭和記念公園」がある駅として有名な街、立川。「イケア 立川」があるほか、映画好きなら、爆音上映を世に広めた立役者である「シネマシティ」もよく知るところだろう。 2020年には大型ライブハウスを併設した未来型の文化都市空間「グリーンスプリングス」が誕生し、一気にあか抜けた感もある。その進化は2023年もとどまるところを知らない。 ここでは、近年急速に盛り上がりを見せている立川の中でも、ホットなスポットを5つ紹介しよう。アート、憩い、食、ショッピングといずれもローカルな魅力を残しつつも、ハイクオリティーな場所ばかり。ぜひ「ハイローカル」な街を探索してほしい。 関連記事『国分寺でしかできない5のこと』

東京、サ飯5選

東京、サ飯5選

タイムアウト東京 > Things to Do >東京、サ飯5選 サウナ後は普段よりも味覚が敏感になり、食事がよりおいしく感じるのだとか。このサウナ後の食事に最適なメニュー、通称「サ飯」に数々のバリエーションが登場している。   ここでは、セブン-イレブンで発売までされた「サウナ北欧」のカレーからはじまり、本格的なスイーツなど、東京でサウナの後に味わってほしいメニューを5件紹介。至福の「ととのい」を味わってみては。 関連記事『西麻布「豪華エジプト風」のテルマー湯が4月にオープン決定』

亀戸でしかできない5のこと

亀戸でしかできない5のこと

タイムアウト東京 > Things to do > 亀戸でしかできない5のこと 江東区にある古き良き人情街、亀戸。近年「カメイドクロック」やアトレのリニューアルなど、駅前が様変わりして、現代的な面とレトロな要素を兼ね備えた街へと変わりつつある。 有名グルメをいくつも輩出している食通エリアでもあり、亀戸グルメの代名詞ともいえる「亀戸ホルモン」と「亀戸餃子 本店」は行列必至だが、並ぶ価値は十分にある。甘味ならば「船橋屋」のくず餅を堪能してみてもいいだろう。 ここでは、新名所「カメイドクロック」はもちろん、老舗の新名物である味噌を使った絶品プリンや、元キャバレーの内観が雰囲気抜群の中華料理店、地域に愛されるアートギャラリーなど、同エリアの魅力的なスポットを5つ紹介しよう。 4月から5月にかけては、都内随一の名所といわれる亀戸天神のフジの花が見頃を迎える。併せてぜひ散策の参考にしてほしい。 関連記事『両国、ご近所ガイド』

大規模リニューアルしたラクーアでしかできない4のこと

大規模リニューアルしたラクーアでしかできない4のこと

タイムアウト東京 > Things To Do > 大規模リニューアルしたラクーアでしかできない4のこと 2023年4月15日(土)、東京ドームシティ内にある温浴施設「ラクーア」が過去最大規模のリニューアルを実施する。1階に位置する約1000平方メートルのフードゾーン「DELI & DISH」には多彩な26店が軒を連ねるほか、人気スポットである「スパ ラクーア」ではフットプールやバーを新設するなど、大規模リニューアルを実施。さらに同ビル内9階に、貸し切り個室と利用者専用のラウンジを備えたプライベートサウナが新登場する。 ここでは、一足早くリニュアールしたラクーアでしかできないことを4つに紹介しよう。 関連記事『2023年、東京にオープンする商業施設』

東京近郊、藤の花ベストスポット5選

東京近郊、藤の花ベストスポット5選

タイムアウト東京 > Things To Do > 東京近郊、藤の花ベストスポット5選 4月中旬から5月中旬にかけて咲き誇る藤(フジ)。華やかなパステルカラーの花が、都内の神社や公園を彩る。西洋式庭園などで使用される格子状のフェンスである「トレリス」やトンネル状のアーチに栽培されることが多い。 紫、青、ピンク、白など色とりどりの花が垂れ下がる光景は、まるでおとぎ話の1ページのようだ。ここでは、タイムアウト東京英語編集部がピックアップした東京や首都圏で楽しめるフジの名所を紹介する。 2023年4月5日に、栃木県の「あしかがフラワーパーク」で、名物の大藤が観測史上最も早く開花。都内でも例年より早く開花する見込みだ。 関連記事『東京から日帰りで楽しめる、春の花絶景スポット2023』

二度と作れない世界を記録する、「昭和ラブホテル」愛好家が語る今訪れるべき理由

二度と作れない世界を記録する、「昭和ラブホテル」愛好家が語る今訪れるべき理由

タイムアウト東京 > ホテル >二度と作れない世界を記録する、「昭和ラブホテル」愛好家が語る今訪れるべき理由 1960〜80年代に建築され、その後も大規模な改修されず当時の趣を今に残すラブホテルが「昭和ラブホ」だ。城のような外観、回転するベッド、全面鏡張りの室内、「スケベイス」現金をプラスチックの筒に入れてボタンを押すと、バックヤードにそのまま筒が送られる会計システム「エアシューター」など、そこにはビジネスホテルともレジャーホテルとも違う独自の文化が形成されている。 性行為のためだけに存在する印象とは裏腹に、今では、コスプレ撮影や女子会など多様な用途で、若い世代からも人気が集まり始めているという。 全国のユニークな「昭和ラブホ」を500枚以上の写真とともに紹介する書籍「回転ベッドを追いかけて」(hayaoki books)を2023年3月29日に発売したばかりの「昭和ラブホ愛好家」であるゆななに、その懐かしくも新しい昭和ラブホの魅力を語ってもらった。 関連記事『関東近郊、昭和レトロなラブホテル5選』

東京、チキンオーバーライス5選

東京、チキンオーバーライス5選

タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京、チキンオーバーライス5選 ニューヨーカーが愛してやまないソウルフードといえば、チキンオーバーライスだ。多くは惣菜などがイートインできるスーパーのような存在の「デリ」と「ストリート・ベンダー」(屋台)で提供される。名前通りのシンプルな一皿だが、その味は店によって千差万別である。 東京都内で本格的なチキンオーバーライスとユニークな派生メニューが楽しめるレストラン5軒を紹介する。空間や味にこだわった店ばかり。お気に入りの一軒を見つけてみては。いずれもテイクアウトできるので、晴れた日はピクニックに持っていくのもうってつけだ。 関連記事『東京、ベーグル10選』

東京から日帰りで楽しめる、春の花絶景スポット2023

東京から日帰りで楽しめる、春の花絶景スポット2023

タイムアウト東京 > Things To Do > 東京から日帰りで楽しめる、春の花絶景スポット2023 春の象徴ともいえる桜の時期には、日本各地が多くの花見客でにぎわう。そんな桜の見頃は2週間ほど。もし、満開の桜を見逃したとしても心配はいらない。タイムアウト東京英語編集部が選んだ、フジやチューリップなど、3月下旬から5月にかけて咲く、美しい春の花の名所を紹介する。 各会場の開花状況については公式ウェブサイトなどで確認してほしい。 関連記事『東京、癒やしのパークサイドカフェ10選』

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世界最大規模のハリポタショップ「スタジオツアー東京」の東京限定グッズが登場

世界最大規模のハリポタショップ「スタジオツアー東京」の東京限定グッズが登場

いよいよ2023年6月16日(金)に一般公開を控える、練馬区の「としまえん」跡地に誕生した「スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」。「ホグワーツ特急」をはじめ、「魔法省」や「ダイアゴン横丁」など数々のセットが発表されてきたが、フードの情報解禁に続き、今回はさらに魔法ワールドの世界を堪能できる豊富なグッズが公開された。 画像提供:ワーナー ブラザース スタジオツアー東京メイン用画像 グッズのショップは「メインショップ」と「レイルウェイショップ」の2カ所に分かれており、その広さは世界最大規模を誇る。メインショップはエントランスの近くにあるため、スタジオツアーを楽しむ前、または楽しんだ後で購入できるのもうれしい。 画像提供:ワーナー ブラザース スタジオツアー東京ホグワーツ特急のぬいぐるみ 画像提供:ワーナー ブラザース スタジオツアー東京アクセプタンスレターのクッション(裏) レイルウェイショップには、9と3/4番線のホグワーツ特急のぬいぐるみをはじめ、ホグワーツ特急のかわいいイラストがあしらわれたマグカップや時計、オーブングローブ、ホグワーツ魔法魔術学校へのアクセプタンスレター(合格通知)のクッションなどが勢ぞろい。これらのグッズは、ホグワーツ特急の近くにある同ショップでしか買えないので要チェックだ。 画像提供:ワーナー ブラザース スタジオツアー東京(東京限定)マグカップ そして見逃せないのは、メインショップに売られている東京限定のグッズ。ハリー・ポッターのロゴ入りマグカップやTシャツ、ゴーフレットなどが展開される。 画像提供:ワーナー ブラザース スタジオツアー東京グリフィンドールの剣 画像提供:ワーナー ブラザース スタジオツアー東京ファイアボルトの箒 そのほか、映画「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」でハリーの名付け親であるシリウス・ブラックがプレゼントしたファイアボルトのほうきや、グリフィンドールの生徒が必要とする時に現れる強力な武器、グリフィンドールの剣など、映画で活躍した豪華なグッズも勢ぞろい。初めて魔法を見た時のワクワクや、数々の名シーンをほうふつとさせる。 画像提供:ワーナー ブラザース スタジオツアー東京メインショップ店内・ワンドエリア さらに、ホグワーツの校章がデザインされた寮別のノートブックやつえをはじめ、自分の名前を入れて「世界に一つだけのグッズ」を作ることもできるカスタマイズのサービスもある。スタジオツアーを楽しみながら、唯一無二のグッズを手に入れよう。 関連記事 『スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター』 『ハリポタの世界観が随所に、「スタジオツアー東京」のフードメニューが公開』 『ハリポタの体験型エンターテインメント施設についてわかっていること』 『豊島園駅がハリー・ポッターの「ホグズミード駅」風に大改装』  『2023年に行くべき新施設とイベント10選』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

ピンク・フロイドの「狂気」全楽曲を使用したプラネタリウムショーが有楽町で開催

ピンク・フロイドの「狂気」全楽曲を使用したプラネタリウムショーが有楽町で開催

有楽町にある「コニカミノルタプラネタリア トウキョウ(TOKYO)」で、ピンク・フロイドの歴史的名盤「狂気(原題:The Dark Side Of The Moon)」の全楽曲を使用したプラネタリウムショー「The Dark Side Of The Moon」が、2023年6月26日(月)~7月5日(水)の期間、上映される。 画像提供:コニカミノルタプラネタリウム株式会社 このショーでは、アルバムの収録曲、全10曲(トータル42分)が収録曲順に流れ、プラネタリウムドーム音響の特性を生かした5.1chサラウンドミックスとともに、没入型の全天周映像を上映。プラネタリウムならではの最先端テクノロジーを取り入れた、新たな「狂気」の音像世界が楽しめるという。 画像提供:コニカミノルタプラネタリウム株式会社   これは「狂気」発売50周年を記念したプロジェクトの一環で、映像制作はイギリスのNSC Creativeが担当。ピンク・フロイド側による公式作品である。世界100カ所以上のプラネタリウムで開催されるもので、日本では初上映となる。 画像提供:コニカミノルタプラネタリウム株式会社 「狂気」といえば、1973年2月27日にロンドンのプラネタリウムで作品の記者発表が開催され、ドームには楽曲とともに、星や星座、宇宙のビジュアルが映し出された。当時、このイベントを呼び水にアルバムは大きな話題を集め、現在までに5000万枚以上の世界的なセールスを記録した。 画像提供:コニカミノルタプラネタリウム株式会社ピンク・フロイド 会場となる「DOME1」は、ドーム天頂だけでなく壁面にかけて映像を映し出すことで、圧倒的な没入感と迫力ある映像が楽しめる高解像度映像ドームだ。プラネタリウムと密接な関係を持つ「狂気」というアルバムの真価を体験する場所として、ここより適した空間はないかもしれない。 チケットは、一律2,600円(税込み)。6月23日(金)10時から、特設ウェブページで購入できる。上映スケジュールは日程によって異なるので、公式ウェブサイトで確認してほしい。 ティザームービーでは、星々や宇宙船のような空間、異星などといったビジュアルとともに楽曲「Time」の一部を観ることができる。現実を超越した新たな2次元体験で不朽の名盤を視聴してみては。 関連記事 『ピンク・フロイド – The Dark Side Of The Moon』 『生解説のある個性派プラネタリウム』 『東京、七夕に行きたい星空カフェ・バー5選』 『東京、6月から7月に行くべきアート展』 『東京、6月から7月に行くべき音楽イベント』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

ミシュラン⼆つ星の日本料理店「紀尾井町 福田家」が家庭向けハヤシライスを販売

ミシュラン⼆つ星の日本料理店「紀尾井町 福田家」が家庭向けハヤシライスを販売

ミシュラングルメを食べてはみたいが、店舗で味わうには懐事情が心もとない。そんな人に朗報だ。「ミシュラン東京」に16年連続で⼆つ星に選出されている日本料理の名店「紀尾井町 福田家」が、家庭で楽しめる「至福のハヤシライス」を2023年6月2日から発売開始した。 画像提供:福田企業有限会社 「紀尾井町 福田家」は本格的な懐石料理が楽しめる名店だ。1939(昭和14)年に割烹旅館として創業。北大路魯山人に一から指導を受け、​​料理の味はもちろん見た目の美しさや器、部屋のしつらい、家具、掛け軸、置物に至るまで、魯山人の食と美に対する考え方や世界観が色濃く反映されている。川端康成やイサムノグチといった文化人が通いつめた店としても知られており、訪れれば、時を超えた日本の優雅さを心ゆくまで堪能できる。 画像提供:福田企業有限会社紀尾井町 福田家 そんな同店で提供する「至福のハヤシライス」は、甘みの強い淡路産タマネギとセロリ、トマト、ニンジンなどとともに煮込んだデミグラスソースと、良質な黒毛和牛の肩肉を贅沢に使用した和風ハヤシライス。肉の部位や切り方などを変えながら試作を重ね、1年近くかけて仕上げたという。 画像提供:福田企業有限会社 デミグラスソースも福田家らしい味になるよう、和の調味料を独自に配合。味噌は、京都「石野味噌」の白味噌と京桜味噌を2対1でブレンドし、とろみのあるたまり醤油、まろやかで自然な甘みのみりんを使用している。 同商品は冷凍とレトルトの2タイプ展開で、いずれも200g、2,700円(税込み)。公式オンラインショップのほか、全国の百貨店やスーパーマーケットなどで購入できる。 画像提供:福田企業有限会社四代目 福田貴之 福田家四代目の福田貴之は「紀尾井町 福田家が受け継いできた伝統、生産者さんとの出会いと絆、彼らが作る食材自体の持つうまみや魅力が一つになって生まれた「至福のハヤシライス」をぜひご堪能ください」と思いを語る。これを機に、ミシュラン星付きの味わいを体験してみては。 関連記事 『紀尾井町 福田家』 『東京、手頃価格のミシュランレストラン15選』 『東京、その店でしか食べられない洋食7選』 『東京、文豪が愛した料理店9選』 『東京、1万円以下のおまかせコース9選』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

ハリポタの世界観が随所に、「スタジオツアー東京」のフードメニューが公開

ハリポタの世界観が随所に、「スタジオツアー東京」のフードメニューが公開

映画「ハリー・ポッター」の世界観が堪能できる一大エンタテインメント施設がいよいよグランドオープン間近だ。練馬区の「としまえん」跡地に2023年6月16日(金)に開業する「スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」。「ホグワーツ特急」をはじめ、「魔法省」や「ダイアゴン横丁」など、今まで分かっていることを順次発信してきたが、今回、フード情報が公開された。 Wizarding World’ and all related names, characters and indicia are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc. – Wizarding World publishing rights © J.K. Rowlingケーキ各種 ハリーが生まれて初めてハグリッドからもらった誕生日ケーキ、「賢者の石」のティラミス、「ファンタスティック・ビースト」シリーズで登場したニフラーのムースなど気になる商品が盛りだくさんだ。ここでは、公開されたメニューをダイジェストで紹介しよう。 Wizarding World’ and all related names, characters and indicia are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc. – Wizarding World publishing rights © J.K. Rowling「9と3/4番線™オールデイブレックファスト」 Wizarding World’ and all related names, characters and indicia are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc. – Wizarding World publishing rights © J.K. Rowling.「スラグホーンサプライズ」 フードホールでは、「9と3/4番線」のロゴが特徴的なチーズトーストが目を惹くイングリッシュブレックファストメニュー(2,200円、以下全て税込み)や、魔法薬学の先生であるホラス・スラグホーンが率いる「スラグ・クラブ」のディナーで振舞われたプロフィットロールのパフェ「スラグホーンサプライズ」(1,400円)などが楽しめる。 Wizarding World’ and all related names, characters and indicia are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc. – Wizarding World publishing rights © J.K. Rowling.カップケーキ各種 Wizarding World’ and all related names, characters and indicia are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc. – Wizarding World publishing rights © J.K. Rowling.ドーナツ各種 「チョコレートフロッグカフェ」では、さまざまなスイーツを提供する。 「ニフラーのチョコレートムース」(900円)、「ハグリッドのバースデーチーズケーキ」(900円)、「賢者の石のティラミス」(700円)といったアイコニックな

伊藤沙莉が歌舞伎町の空気まとう、映画「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」完成披露

伊藤沙莉が歌舞伎町の空気まとう、映画「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」完成披露

伊藤沙莉が歌舞伎町のバーにいる。それだけで、なぜこれほど魅力的なのだろうか。2023年6月30日(金)から「テアトル新宿」ほか、全国公開される「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」の完成披露試写会がテアトル新宿で行われた。 Photo: Genya Aoki 監督の内田英治、片山慎三、主演の伊藤沙莉、竹野内豊らが登壇。完成への喜びの声や見どころを語ってくれた。途中、主題歌の「ハイボールブギ」を担当したDa-iCE(ダイス)の工藤大輝もシークレットゲストとして登場し、会場を沸かせた。 ©2023「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」製作委員会 同作は、内田と片山がタッグを組み、新宿・歌舞伎町を舞台に、バーに集まる人々の物語が6つのオムニバス形式に進行していくユーモラスなエンタテインメント映画だ。探偵役の伊藤のもとに舞い込んできた「歌舞伎町に逃走したエイリアンを探してほしい」というとっぴな依頼を縦軸に、物語は縦横無尽に転がっていく。 内田と片山が3エピソードずつ監督を担当しているので、テイストの違いが面白い異色の作品でもある。伊藤が根城にしているバーは、実際に新宿一丁目にある「カールモーン」でロケをしているのも見逃せない。怪しげな雰囲気の内観は、まさに新宿を象徴しているといえるだろう。 ©2023「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」製作委員会 ​​伊藤は「スナックのママ役はずっと演じてみたかった」と笑顔で登場。「歌舞伎町は何かしら渦巻いているような、ならではの空気感がある気がします。その空気感の中で作品に携われて、うれしかったです」と、舞台となった歌舞伎町について言及した。 ©2023「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」製作委員会 竹野内は「新宿は世界中から文化や人種、エネルギーが集結している街だと思います。そんな場所で、どういう映像を作り上げるのかとても興味深かった」と撮影を振り返る。 ©2023「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」製作委員会 エイリアンや忍者、殺し屋といったフィクショナルな要素とホストや年金未払いといった都会の片隅でサバイブするリアルな側面が見事にミックスされている点にも注目したい。 「ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭」のホワイト・レイヴン・アワードと「第43回ポルト国際映画祭」で観客賞受賞も受賞している本作。もともと海外を視野に入れ、一目で見分けられるようツイストのきいた登場人物を、竹野内をはじめ、北村有起哉、宇野祥平、久保史緒里(乃木坂46)らが生き生きと演じている。 片山は「いい意味でバカバカしく気楽に見れる映画になっていると思います。ぜひ楽しんでください」と、試写会に参加した観客にメッセージを寄せた。「探偵はBARにいる」などの系譜を次ぐ新たな探偵シリーズとなるか。ぜひ自分の目で鑑賞してみてほしい。 関連記事 『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』 『5月から6月公開の観るべき映画』 『豪華なシートがある映画館6選』 『東急歌舞伎町タワーでしかできない7のこと』 『真・歌舞伎町ガイド』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

銀座の空に浮かぶ木箱? 日本一の高さ誇る木造ビルディングが銀座に誕生

銀座の空に浮かぶ木箱? 日本一の高さ誇る木造ビルディングが銀座に誕生

2015年に惜しまれつつ閉館した銀座の「旧有賀写真館ビル」が、多摩産材のスギ材を使ったサステナブルな中高層ビルとして生まれ変わった。この「銀座髙木ビル」は、地下1階〜地上1階に飲食店、2階に物販、3〜8階にオフィステナント、9〜10階に飲食店、11〜12階と屋上階にサウナ施設を有する複合型施設だ。 Photo: Kisa Toyoshima 京都でコンセプチュアルな懐石料理店などを運営する「やま岸」グループの代表である山岸隆博が手がける東京初の店舗や、ケータリングも可能な「ナインティワン デリアンドカフェ バイ プラン(91° DELI&CAFE by plein)」、銀座の街並みを一望できるサウナ施設「ナインティワン サウナ(91° SAUNA)」などから成る「サロン ナインティワン(SALON 91°)」を、2023年9月下旬から順次オープンする。 画像提供:銀座髙木ビル1階イメージ 画像提供:銀座髙木ビル10階イメージ 同ビルでなにより注目してほしいは、9〜12階の木造部分。サステナブルな建材として注目されている東京の「多摩産材」の木材をいち早く取り入れ、木箱をビルに乗せたようなユニークな建築様式になっている。 画像提供:銀座髙木ビル 高さは約56メートルで、実は日本の木造ビルとしては最も高いビルディングだ。建築の設計を手がけたのは山路哲生。隈研吾建築都市設計事務所で主任技師などを務めた経歴を持ち、木質化には幾度もチャレンジしてきた経歴を持つ人物である。 Photo: Kisa Toyoshima木造部の内観 Photo: Kisa Toyoshima9階のバルコニー部 脱炭素社会の実現などのため、2021年に「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が改正。建築物における木材利用が国中で進められている。そうした機運の中で、従来では建てられなかった木造の高層建築が注目されており、先駆的に挑戦したのがこの銀座髙木ビルなのだ。 Photo: Kisa Toyoshima「インフィニティーテラス」前の階段 バルコニーや屋上に当たる「インフィニティーテラス」からは、きらびやかな銀座の街並みを眼下に見下ろせる一方、内装からは良い意味で「銀座らしくない」木の温かみが感じられる。 ちなみに、インフィニティーテラスでは、サウナ施設の外気浴スペースとして活用を検討しているそう。銀座の夜景を見渡しながら「ととのえる」のはほかではできない体験になりそうだ。 Photo: Kisa Toyoshima髙木秀邦(左)、山路哲生(右) 株式会社髙木ビル代表取締役社長の髙木秀邦は、同ビルを横に倒すと「建物としてのビルではなく、横に倒せば、商店街のようになったらいいと思っています」と語る。別々の企業が軒を連ねる場所ながらも、人が集い、暮らしを育み、コミュニケーションが生まれる場として機能することを目指すという。 銀座という都心の真ん中で、どこか人と木の温もりが感じられる新たなビルディングから、これからも目が離せない。 関連記事 『銀座髙木ビル』 『スギの木を使ったサステナブルな高層ビルが銀座に誕生』 『多目的レンタルスペース「Galaxy 銀河系」が2023年7月に閉店』 『小伝馬町のDIYなギャラリーで「幾何学模様ツアーポスター展」がスタート』 『100年先の暮らしのための新たな街「高輪ゲートウェイシティ」が2025年開業』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよ

コシノジュンコがアートを担当、南青山に新たな文化発信基地「イデアルビル」誕生

コシノジュンコがアートを担当、南青山に新たな文化発信基地「イデアルビル」誕生

2023年5月27日、南青山に「デザイン」「食」「文化」を発信する「イデアルビル(IDÉALビル)」が誕生。地下1階、地上4階建てで、全5店舗が入居する。地下1階にはイタリアを中心に世界各国から調達した最高級の天然石や天然木を使用したシステムキッチンブランド「ミノッティクチーネ(minotticucine)」のショールームがオープンした。 1階はカフェを併設したイギリスの上質なライフスタイルブランド「トム ディクソン トーキョー(TOM DIXON TOKYO)」と、日本の食材・酒とフレンチが融合したレストラン「ドミニク コルビ(Dominique Corby)」が入居。2階はイベントスペースになっており、3階にはこだわりのビンテージ家具を展開するインテリアサロン「イデアル トーキョー(IDÉAL TOKYO)」が揃う。 画像提供:IDÉALビル 建築設計は、中村拓志&NAP建築設計事務所が担当した。コンセプトは「観世水模様の建築」。観世水をモチーフにした意匠や流水模様の素材感を用いており、立体成型したオリジナルガラスは、南西からの日差しを和らげながら室内にみずみずしい現象をもたらしている。 空間を彩るアートの数々も見逃せない。館内のアートワークは、左官を挾土秀平が、アート作品をデザイナーのコシノジュンコが手がけており、建物全体がアートやデザインであふれているのが特徴だ。エントランスの壁には、挾土が土壁をベースにフリーハンドで描いた観世水を立体的なレリーフにした優美でモダンな流水文様が施されている。現代の工業製品では出せない、手仕事らしさのある工芸的な壁が来場者を出迎える。 芸術や食、デザインなど、さまざまな文化が融合した南青山の新たなランドマークを訪れよう。 関連記事 『イデアルビル』 『5月31日は「世界カワウソの日」上野動物園とWWFジャパンがイベント開催』 『東京に押し寄せる台湾式朝食ブーム、大阪の話題店「ワナマナ」が飯田橋にオープン』 『隈研吾も参加、ハンガリー大使館発案のルービックキューブオークションが開催』 『小伝馬町のDIYなギャラリーで「幾何学模様ツアーポスター展」がスタート』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら 

東京に押し寄せる台湾式朝食ブーム、大阪の話題店「ワナマナ」が飯田橋にオープン

東京に押し寄せる台湾式朝食ブーム、大阪の話題店「ワナマナ」が飯田橋にオープン

外食文化が発達している台湾では、「早餐店(ザオツァンディエン=朝食専門店)」があちこちにあり、住民の定番スポットとなっている。そんな早餐店を体験できる本格的な店が、ここ最近都内で地道に増えている。2022年8月の恵比寿の「グエィニン」 、2023年2月には池袋の「豆乳専科」、そして4月に開店した飯田橋の「ワナマナ」である。 Photo: Kisa Toyoshima ワナマナの1号店は大阪で2021年にオープン。台湾スイーツカフェ・チェーン「台湾甜商店」を営む台湾人オーナーの経営で、店造りのセンスはそつがなく、味は限りなく本格志向だ。台湾人の間でも好評で、大阪店は行列の絶えない店となっている。 Photo: Kisa Toyoshima 飯田橋店の場所は、雑踏から一歩距離を置いた「飯田橋サクラテラス」の奥にある。台湾を思わせるのんびりした気配が漂う場所を選んだとか。ロケーションの演出からして心憎い。 Photo: Kisa Toyoshima ビルの中庭に面し、爽やかなグリーンを基調とするカフェ風の店内は、ガラス張りの壁越しに日射しが差し込み、明るく心地よい。これからの暑い季節は木の下のテラス席も良さそうだ。 Photo: Kisa Toyoshima 店内に入ると、内装に合わせたグリーンのTシャツで揃えたスタッフが、客に向かって「早安(ザオアン=おはよう)」と現地語で明るく声をかける。現地の早餐店は魅力的な反面、紛れ込むのにちょっと勇気がいるが、ここは一人でも入りやすい。旅行前の練習にもいいだろう。営業時間は8時から19時まで。午後早めには店じまいする現地の早餐店と違って、軽い夕飯やランチにも使えるのがうれしい。 Photo: Kisa Toyoshima 肝心のメニューは、搾りたての自家製豆乳各種に、現地よりも日本で大人気の「鹹豆漿(シェントウジャン=塩っぱい豆乳スープ)」、「燒餅(シャオビン=台湾風焼きパン)」、あっさりもっちりの「蛋餅(ダンビン=台湾式クレープ)」、台湾マヨネーズが決め手の「現烤吐司(シェンカオトゥスー=焼きたてトースト)」「饅頭(マントウ=まんじゅう)」など台湾朝食の定番がずらり並ぶ。いずれも気取らぬ、素直なおいしさである。 Photo: Kisa Toyoshima「鹹豆漿」 Photo: Kisa Toyoshima「燒餅」 おすすめは台湾式おにぎり 看板商品は「飯糰(ファントゥアン=台湾式おにぎり)」。「肉鬆(ロウソン=台湾風でんぶ)」にザーサイなど、さまざまな現地式具材を餅米で包み込んだもので、日本の太巻きの具で作ったおにぎりといった感じ。見た目は「映えない」が、ひと味もふた味も違うおいしさだ。 Photo: Kisa Toyoshima「招牌飯糰」 まず試してみるなら「綜合飯糰(ゾンフーファントゥアン)」がおすすめだ。具にざっくり刻んだ「油條(ヨウティァオ=台湾式揚げパン)」が入っているのが特徴で、さくっとした口当たりと塩味が餅米と意外なほどマッチ。燒餅の油條入りも、生地と揚げパンのサクパリ感が合わさってえもいわれぬ食感が楽しめる。 Photo: Kisa Toyoshima炸饅頭 スイーツ系も用意されている。飯田橋店で人気なのは「炸饅頭(ジャーマントウ=揚げ揚げまんじゅう)」。文字通り、まんじゅうを揚げて練乳やピーナツの粉をまぶしたもの。見た目ほどくどくはない素朴な甘みを味わおう。ほのかに甘い「タロ芋まんじゅう」も捨てがたい。秋口ごろにはネギや肉鬆を乗せたドメスティッ

隈研吾も参加、ハンガリー大使館発案のルービックキューブオークションが開催

隈研吾も参加、ハンガリー大使館発案のルービックキューブオークションが開催

2023年5月27日(土)、「丸ビル」7階の「丸ビルホール」で、駐日ハンガリー大使館の発案によるチャリティーオークション「Rubik's Cube charity auction」が開催。建築家の隈研吾をはじめ、立体パズル「ルービックキューブ」にインスパイアされた日本人アーティストによる唯一無二の5作品が出品される。 同オークションは、2020年に駐日ハンガリー大使館と日本の玩具やフィギュアなどの開発・製造・販売を行っているメガハウスが共同で立ち上げた「Inspired by the Rubik's Cube」プロジェクトに端を発する。このプロジェクトは、ハンガリー発祥であるルービックキューブの日本発売40周年を記念して、ルービックキューブをモチーフにした作品を紹介するというもの。隈研吾によるルービックキューブ形の可動する回転式家具や、世界最小のルービックキューブなどが制作され、耳目を集めた。 そんな同プロジェクトで制作された中から5作品を、今回はシンワオークションの協力のもと、それぞれの作家がチャリティーオークションという形で出品する。一体どんな作品たちなのか。ここでは、5月19日に駐日ハンガリー大使館で先行展示されたものを紹介しよう。 立方体を平面で表現 Photo: Runa Akahoshi「ルービックキューブ」と紫舟 外務省「APEC Japan 2010」や大河ドラマ「龍馬伝」の題字など数多くの書を手がけた書家の紫舟の作品「ルービックキューブ」は、今までの作風を覆す、現代アートだ。紫舟は「キューブの面白さは、立方体を複雑にどんどん変化させていくことだと思います。立体だったはずのキューブを、あえてほぼ平面に置き換えた作品です」と話す。 書道の枠にとらわれず、伝統文化を新しい斬り口で再構築した書を生み出す、紫舟ならではの作品だ。 建築家が作るルービックキューブ Photo: Runa Akahoshi「Box To Rubik」と隈研吾 「国立競技場」などを手がけ、国内外で活躍する建築家の隈研吾は「Box To Rubik」を発表。木材を用いた高さ120センチメートルのルービックキューブ形をした回転式家具だ。6面のキューブ一つ一つが開くようになっており、収納もできる。 隈は「ルービックキューブを発明したハンガリー人のエルノー・ルービックは、建築家なんです。なので、リスペクトの意を込めて制作しました」とルービックキューブへの思いを語った。 Photo: Runa Akahoshi「極小ルービックキューブ」 メガハウスからは、「極小ルービックキューブ」が出品される。ハンガリーの国章が刻印された特別バージョンで、一辺の大きさはなんと0.99センチメートル。重さも約2グラムほどと、世界最小の作品だ。 Photo: Runa Akahoshi「折り紙ルービックキューブ」 そのほか、折り紙アーティストの中島讓が作る、世界で唯一の実際に回せる紙のルービックキューブと、陶芸家の大樋年雄がルービックキューブに着想を得て作成した器が発表される。 Photo: Runa Akahoshiパラノビチ・ノルバート大使(左)、隈研吾(右) パラノビチ・ノルバート駐日ハンガリー特命全権大使は「ハンガリーの創造性を象徴するルービックキューブが1980年に日本で発売され、今では世界で最も売れている玩具になっています。ルービックキューブが生まれていなければ、この5つの作品は生まれていない。まさに一期一会だと思います」と、日本とルービックキューブの出合いに

日本の町パン文化が変わる? 老舗台湾サンドイッチ「洪瑞珍」が高田馬場に上陸

日本の町パン文化が変わる? 老舗台湾サンドイッチ「洪瑞珍」が高田馬場に上陸

台湾ラバーと在留台湾人が歓喜するニュースが飛び込んできた。高田馬場に、「三明治(サンミンチー=台湾サンドイッチ)」の老舗「洪瑞珍(ホンレイゼン)」が、直営のテイクアウト店を2023年4月26日にオープンしたのである。 三明治とは台湾サンドイッチの現地語の呼び名だ。見た目は地味だが、台湾流にカスタマイズされていて、油断のできぬおいしさを秘めている。ゆえに「台湾サンドイッチ」ではなく、あえて三明治と呼んで親しみたい。 Photo: Akane Suzuki左から「全粒粉ハム」「満漢」「チョコ(期間限定品)」 現地では朝食の定番の一つで、町のあちこちにある庶民的な早餐店(ザオツァンディエン=朝食専門店)で、気軽に手に入れることができる。「麥當勞(マクドナルド)」に次ぐ台湾出店数を誇る「摩斯漢堡(モスバーガー)」ですら、朝に三明治を供しているほどだ。 そんな中で最も知られているのが、1947年に創業した洪瑞珍の三明治だ。創始本店は台湾中部の北斗にあり、台北など各地に枝分かれして、出店している。レトロな包装のかわいらしさも手伝い、食してとりこになった旅行者は数知れない。 Photo: Akane Suzuki それもそのはず、洪瑞珍こそが三明治を生み出した店なのである。生みの親は洪宜杉(ホンイーシャン)。食糧難の時代に具材を極力減らしつつも味わい深いサンドイッチとして考案された。時代の必然が生んだミニマムの名作が、現代の食の嗜好(しこう)とマッチしたといえる。創始本店は洪宜杉の息子である洪峻聲(ホンジュィンシャン)が継いでいるが、洪宜杉も存命で今年94歳。存在そのものが創始店の証といえよう。 日本初の直営店舗 その洪瑞珍がついに日本に上陸。2022年に上野で開催された台湾カルチャーフェスティバル「TAIWAN PLUS」での試験販売では、2時間ほどで1000個完売の人気ぶりが注目を集めたこともあり、台湾ファンと在京台湾人の間ではオープン前から話題を集めていた。 Photo: Akane Suzuki 場所は名画座の「早稲田松竹」の向かい。赤いサンドイッチのマークが目印のスタイリッシュな建物だ。歴史も感じさせるシンプルながら、かわいらしい赤のパッケージは、従来は6個入りのみだったが、日本向けに4個用を新たに用意した。店員は全員台湾人で、オープンのため、創始本店で2カ月の研修を積んだ接客も心地よい。日本店にかける並々ならぬ思いが伝わってくる。 洪瑞珍日本代表の黃哲誠(ファンヂァチャン)によると「高田馬場はチャイニーズやタイワニーズが学生を中心に多く暮らしているため、台湾同様にデイリーユースもしやすいだろう」と同エリアに出店を決めたという。 Photo: Akane Suzuki 店はしゃれたカウンターの奥がキッチン。12時と15時と18時の3回、作り立ての三明治を店頭の冷蔵ケースに並べ、しっかり鮮度管理して販売する。 3層に分かれて挟まれた具材とパンの絶妙なコンビネーション 独特のコクともっちりした食感の食パンは、台湾に比べて乾燥しやすい日本の風土を考慮して、1年を費やして完成した特注品。これに薄いハムや、卵焼きなどシンプルな素材を特製マヨネーズ風ソースを絡めて挟み込む。パン・具・パン・具・パン・具・パンと、具が3層に分かれて挟まれているのが特徴だ。 Photo: Akane Suzuki 看板商品の「満漢(マンハン)」を見てみよう。中心にハムとチーズ。両側の層に卵焼き、いずれも特製マヨネーズを薄く塗り重ねてある。素朴極まりない。ひとか

アジア初、Netflixの人気作品世界に没入できる体験型イベントが原宿で開催

アジア初、Netflixの人気作品世界に没入できる体験型イベントが原宿で開催

2023年5月20日(土)〜6月11日(日)に、Netflixのアジア初となる体験型ポップアップイベント「Only On Netflix」が「キュープラザ原宿」で開催する。会場では、「ラブロマンス」と「アドベンチャー」をテーマに、6つのNetflixオリジナル作品の世界が体感できるエリアが登場する。 そのほか、作品内に出てくる店で実際にフードやドリンクが味わえたり、限定グッズが販売されたりと、見逃せないポイントがめじろ押しだ。ここではその魅力をダイジェストでレポートしよう。 Photo: Runa Akahoshi ラブロマンスコース ラブロマンスコースでは、「First Love 初恋」「ブリジャートン家」「エミリー、パリへ行く」エリアを用意。作中印象的だった小道具の展示や名シーンを再現した空間で記念撮影などができる。 「First Love 初恋」 Photo: Runa Akahoshi かわいらしいハートが壁にあしらわれた入り口を抜けると、甘く切ないラブストーリー「First Love 初恋」のエリアがある。作品と同じく北海道の雪景色を舞台とし、満島ひかりが演じる主人公の野口也英が運転するタクシーが中央に置かれ、なんともノスタルジックな雰囲気が醸し出されている。 Photo: Runa Akahoshi 実際にタクシーに乗車し、写真を撮ることもできる。壁面には作品の映像が放映されており、BGMはもちろん宇多田ヒカルの名曲「First Love」。美しい歌声とともに、作中の印象的なシーンに没入しよう。 「ブリジャートン家」 Photo: Runa Akahoshi ロンドンの上流階級一家、ブリジャートン。兄弟姉妹の8人がそれぞれの愛を探す姿が描かれたベストセラー小説に着想を得た大ヒットドラマシリーズだ。このブースには仕立て屋のマダムであるドラクロフのブティックと、イギリスの摂政時代にタイムスリップしたような庭園が登場する。 Photo: Runa Akahoshi ブティックにある衣装やティアラ、リング、髪飾りなどを身に付けて、花々が咲き誇る美しい庭園で写真が撮れる。ブリジャートン家の一員になったような気分が楽しめるだろう。 「エミリー、パリへ行く」 Photo: Runa Akahoshi Photo: Runa Akahoshi シカゴで働くキャリアウーマンのエミリー・クーパーが、思いがけずパリで念願の職を手に入れ、仕事に恋に友情に、全力投球の夢の海外生活を送るラブコメディ。このエリアの入り口には、作品をイメージした2つの香水が置かれている。 Photo: Runa Akahoshi 好きな匂いを選び、ルート分岐通りに進むと、エミリーの隣人ガブリエルが働くレストラン席と、アルフィーと気球デートをした風景が現れる。実際にレストランの席に腰掛けたり、気球に乗ることもできる。作中を思い浮かべ「最高の初デート」を追体験しよう。 アドベンチャーコース アドベンチャーコースには、「ウェンズデー」「ストレンジャー・シングス 未知の世界」「今際の国のアリス」エリアがある。いずれも作品が持つ独特な世界観が再現された空間での特別な体験が楽しめる。 「ウェンズデー」 Photo: Runa Akahoshi 「アダムス・ファミリー」の長女であるウェンズデーを主人公に迎えた人気の推理ミステリー。学校で問題を起こしたウェンズデーは、厄介者が集まる「ネヴァーモア学園」に転校する。同ブースは、ネヴァーモア学園でのルームメイト、イー

コクテイル書房が店主に依存しないシェア型書店「本の長屋」を高円寺にオープン

コクテイル書房が店主に依存しないシェア型書店「本の長屋」を高円寺にオープン

2023年5月1日、高円寺の古本酒場「コクテイル書房」は、同店に連なる築100年の4軒長屋の一角を改装し、「本の長屋」をオープンさせた。1階には区画ごとに本棚を分け、さまざまな「箱店主」が本を出品する「共有書店」を展開。改装中の2階(2023年初夏に完成予定)には、ギャラリーエリアや読書会などのイベント・交流スペースを設ける予定だ。 Photo: Keisuke Tanigawa 個人、法人を問わず1カ月6,000円で本棚を出品できる「箱店主」には、コクテイル書房が培ってきた本の仕入れや販売ノウハウを共有していく。「現役書店員による書店講座」も開催され、選書に興味があれば知識がなくとも参加できる。 Photo: Keisuke Tanigawa また、SNSの発信を行う「広報部」、「箱店主」が寄稿する「本の長屋年報」の発行を担う「出版部」、ギャラリーの展示を担当する「美術部」など5つの部活を設けた。部活があることで自然と交流を生み、企画も醸成されるような仕組みを作ったという。 Photo: Keisuke Tanigawa現コクテイル書房の店内 もともとコクテイル書房は、書店でふるまい酒を始めたことから生まれた古書店兼バー。小説や随筆から着想を得た「文士料理」などのユニークなメニューが揃い、多くの本好きにも長く愛されてきた場所である。 Photo: Keisuke Tanigawa そんな中、オーナーである狩野俊が「街を作るように店を作りたい」という思いから立ち上げたのが、長屋プロジェクトだ。2月から同店オープンのためにスタートしたクラウドファンディングでは多くの支援を獲得し、目標額を上回る317万円を達成した。 個人商店を超える 「後継者がいないと個人商店は続かないというのが通説ですが、僕は店主に依存した店舗ではなく、街のようにさまざまな人が関わり合い、作り上げるシェア型書店のようなものを作りたいと考えていました」(狩野) Photo: Keisuke Tanigawa店主の狩野 狩野は、2022年春に同店の2階で実施した読書会に、年齢や属性、職業に境のない本好きが集まる様子を見て、本を通した交流が先にあれば自然とコミュニティーが醸成されると悟ったという。コクテイル書房と連なる形で建っていた4軒長屋の物件が空くというタイミングが重なり、「新しい空き家を利用し、誰もが気軽に会話できる場を作ろう」と決意した。 集まった「箱店主」は、編集者や絵本コーディネーター、イラストレーター、本好きのサラリーマンなど多様だ。中には小学生も含まれている。 Photo: Keisuke Tanigawa左から広報部の安藤、管理部の高橋、店主の狩野 建物の改修はウェブ部の湯地ともきや広報部の安藤誠、管理部の高橋克典が先頭に立ち、「箱店主」たちと協力をしつつ、修繕に励んだ。れんが造りの床は長屋プロジェクトに関わる人々の手作業で一つ一つ作られたものだという。 広報部に所属している安藤は、「ここにはあらゆる文脈の人が集っているので、面白い化学反応が生まれそうな場だと思っています。僕はダンサーやミュージシャンとセッションを楽しむイベントを主催しているんですが、そのつながりを生かし、長屋では文学と音楽を絡めたイベントを開催していけたらうれしいですね」と意気込む。 「部活に参加してみて、広い裁量で物事を任せてもらえる点や自由な発想でアウトプットできるところに魅力を感じました。フレキシブルに企画を実現化できる場なので、僕らがまだ想像もしない長屋の