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Hirokazu Horio

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News (8)

11月、代々木公園で日本最大級のスペインフェスが2年ぶりに開催

11月、代々木公園で日本最大級のスペインフェスが2年ぶりに開催

スペインファンにとって待ちに待ったグッドニュースだ。代々木公園で2022年11月26日(土)~27日(日)の2日間、日本最大級のスペインフェスティバ ル「フィエスタ・デ・エスパーニャ2022」が開催される。 「フィエスタ・デ・エスパーニャ」は、日本スペイン交流400周年に当たる2013年に初開催。8年間の開催を重ね、毎回10万人以上が来場する人気イベントだ。スペインの代表料理であるパエリア、アヒージョといったフードやワインなどのドリンク、フラメンコ、ギターなどの舞踏・音楽といったスペインの魅力がもれなく楽しめる。 画像提供:フィエスタ・デ・エスパーニャ実行委員会 2022年度は2年ぶりの開催で、飲食関連が約35ブース、雑貨などの物販・展示が約20ブース、計55ブースの出店を予定。ステージでは、本場スペイン人アーティストによる生演奏をはじめ、大迫力のフラメンコステージなど見どころ満載だ。観客が一緒になって踊ることもできる。 画像提供:フィエスタ・デ・エスパーニャ実行委員会 会場内にはスペイン料理店が大集結。定番のパエリアをはじめ、熱々のアヒージョや「ピンチョ・モルーノ」と呼ばれる数種のスパイスに漬け込んで焼かれた串焼きなど、本場スペインの味が楽しめる。スペイン産のビールやスパークリングワインの「カバ」はフードに合うこと間違いなしだ。 画像提供:フィエスタ・デ・エスパーニャ実行委員会 このほか、スペインで人気のある4種類のビールブランドが揃う点にも注目してほしい。「イネディット・ダム」「エストレージャガリシア」「クルスカンポ」「マオウ」の4ブランドがまとめて飲めるのは同イベントならでは。心地良い秋空の下でスペインビールを堪能しよう。 開催時間は10時〜20時(27日は19時まで)。陽気で華やかな一大フェスティバルが今から待ち遠しい。 関連記事 『フィエスタ・デ・エスパーニャ』 『この夏行きたい野外シネマ』 『夏休み必見、リアルショー「恐竜パーク」が全国30カ所でツアー開催』 『テクノの祭典rural、昭和レトロな熱海のホテルニューアカオ館で開催』 『東京、ベストタコス5選』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら。

有楽町に全席特等席の新劇場「アイマショウ」が12月1日にオープン

有楽町に全席特等席の新劇場「アイマショウ」が12月1日にオープン

ライブエンターテインメント業界に新たな光明だ。2022年12月1日(木)、有楽町に新劇場「ミュージック&シアター アイマショウ トウキョウ ユウラクチョウ(music&theater I'M A SHOW TOKYO、YURAKUCHO)」がオープンする。席数は392席。音楽から演劇まで幅広い演目が楽しめる。全席が特等席で、最後列でも出演者の息遣いを間近に感じられる空間になるという。 画像提供:I'M A SHOW 新劇場がオープンするのは有楽町マリオン別館(現・オルタナティブシアター)。有楽町マリオンは、日本のエンターテインメントの聖地である日劇跡地に建つ有楽町のランドマークだ。新劇場を中心に「アミューズメントシティ有楽町」を代表するスポットに進化していくことを目指す。 クリエーティブディレクターに就任したのは、箭内道彦。タワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE.」、リクルート「ゼクシィ」など話題の広告を数多く手がけたほか、フリーペーパー「月刊 風とロック(定価0円)」編集長、東京藝術大学学長特命・美術学部デザイン科教授などマルチに活躍する名クリエーターである。 画像提供:株式会社サンライズプロモーション東京箭内道彦 箭内は新劇場を「アイマショウ(I'M A SHOW)」と命名。同館オープンに寄せて、以下のようにエスプリのきいたコメントを寄せている。 コロナ禍において不要不急とも言われたエンターテインメント。僕はそうは思いません。ほとんどの人には、泣くこと、笑うこと、歌うこと、それができる場所が、どうしても必要です。ショーも、人も、生きています。有楽町にできる新しい劇場。ずっと逢いたかった、ずっと逢えなかった、あなたに逢うために。そんな思いを名に込めました。どうぞフランクで永いお付き合いを。I’M A SHOW (原文ママ) エスプリとは何のこと?ともし分からなかった人は、ムード歌謡の王様ともいわれる歌手「フランク永井」と同館名「アイマショウ」で検索してみてほしい。 新劇場を運営するのは、全国でコンサート・演劇・ミュージカル・スポーツ・各種イべントの企画、制作、宣伝、運営などを行うサンライズプロモーション東京。コロナ禍で苦しんだエンターテインメント業界。2022年冬、業界全体への起爆剤となるか。今から期待に胸がふくらむ。 関連記事 『ミュージック&シアター アイマショウ トウキョウ ユウラクチョウ』 『インタビュー:高橋一生 一人芝居「2020」開幕直前の思いを語る』 『銀座でしかできない55のこと』 『映画とデザインが融合するミニシアター「Stranger」が墨田区にオープン』 『プロントが「ストレンジャー・シングス」とのコラボカフェを渋谷にオープン』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら  

95年前のタイルショールームが解体危機、クラウドファンディングで支援募る

95年前のタイルショールームが解体危機、クラウドファンディングで支援募る

窯業の町として知られる愛知県常滑で、江戸時代から続いてきた窯業史に残る産業遺産が解体の危機に瀕している。これを救おうと、有志による実行委員会が「杉江製陶所『見本室タイル』緊急救出プロジェクト」のクラウドファンディングを立ち上げた。 解体の危機に晒されているのは、「東窯工業」(戦前の名は杉江製陶所)が事務所として使ってきた「タイル見本室」という建物。この建物は95年前のタイルショールームだ。大正から昭和初期の日本のタイルメーカーの技術とデザインの精髄をそのまま観られる貴重な場所で、日本のタイル工業史の発展過程を物語るタイムカプセルである。 Photo: ©︎Ayumi Okamoto 貴重な資料である救出対象は2つ。1つ目は床面の「無釉モザイクタイル」で、戦前のタイルカタログに掲載されたデザインが実際に組まれたパネルが何種類も残されている。 Photo: ©︎Ayumi Okamoto 2つ目は腰壁の「施釉陶器タイル」。これらは「美術タイル」とも称され、戦前のタイルの中でも技術的、デザイン的に最前線にあった製品だ。当時の建築界・陶芸界の研究と職人技が結実したもので、常滑にこうした最先端の「美術タイル」に挑戦した製陶所があったことはこの見本室の存在によって明らかになった。 このほか、制作できる職人が数えるほどしかいないといわれている、木材と真鍮(しんちゅう)という異素材の組み合わせが美しい貼板(はりばん)も、1928年のものと思われる製品が現存している。 建物の解体作業は進んでいるが、現状はタイル見本室の解体を一番最後にしてもらっている。約100年前の古い木造建築なので、重機が入れば30分で木っ端みじん。タイルを残すためには、パネルの形状のままタイルを切り出すといった丁寧な解体が求められる。 Photo: ©︎Ayumi Okamoto こうした救出・解体作業のために、第1目標として100万円を設定。2022年6月22日時点で支援総額は300万円を超えた。100万円を解体費用に充て、今後も見本室タイルが見られるように環境を整えていくための方策として、第2目標を検討中だという。全く新しい形で編さんした展示や書籍化の企画も視野に入れ、行政との連携や後押しも促していく。 Photo: @Ayumi Okamoto 4月には「95年前のタイルショールーム」という見学会を開催、5月のゴールデンウイークには「タイル室見学会&工場構内発掘フェス」を4日間実施した。いずれも多くの人が押しかけるなど注目を集めている同保存プロジェクト。窯業史に残る産業遺産をアーカイブする活動をぜひ支援してみては。 「杉江製陶所『見本室タイル』緊急救出プロジェクト」のクラウドファンディングの詳細情報はこちら 関連記事 『世界最大規模のアートの祭典「大地の芸術祭」が新潟で開催中』 『銀閣寺近くのローチョコレート専門店、カカオマジックが期間限定のアンビエントカフェをオープン』 『この夏は贅沢なバケーションへ、Airbnbが国内で人気の宿泊先10選を発表』 『2022年、見逃せない芸術祭3選』 『東京、6月から7月に行くべきアート展』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら  

羽田に初の外資系ホテル、フランス・アコーによる「メルキュール羽田」が開業へ

羽田に初の外資系ホテル、フランス・アコーによる「メルキュール羽田」が開業へ

2023年冬、羽田空港の近くに外資系ブランドホテルが初めて開業する。フランスの世界最大手ホテルグループ、アコーが運営するメルキュール羽田だ。運営は大阪の総合不動産企業であるサムティが共同で行う。羽田空港から車で10分、京浜急行空港線の大鳥居駅から徒歩4分、穴守稲荷駅から徒歩6分と空の旅の際、便利に利用できるロケーションである。 363室の客室、レストラン、バー、フィットネスセンター、会議室、ラウンジなどさまざまな施設を備えており、ゆったりと贅沢なひと時が楽しめる。 画像提供:アコー デザインのコンセプトは「TOKYO ELECTRIC」。昔ながらの東京、羽田のイメージを近代的な東京の雰囲気に融合させることで、未来の東京の中に過去の東京が見える空間を創り出す。日本の伝統である手工芸の繊細さとメルキュールらしいヨーロピアンスタイルが交わった、新しくも少し懐かしさを感じるデザインを目指すという。 画像提供:アコー アコーは、パリを拠点に世界110カ国で5300を超えるホテルやレジデンス、1万を超えるレストラン、バー施設を展開するホスピタリティグループ。メルキュールはそのホテルブランドの一つだ。メルキュール羽田は日本で8番目のメルキュールホテルとなる。 同グループは40を超えるラグジュアリー、プレミアム、ミッドスケール、エコノミーのホテルブランドを有しており、メルキュールは国際的なネットワークの強みとその土地での真の経験を組み合わせたミッドスケールブランドに当たる。情熱、熱意、温かさを持ったスタッフがおり、地元ならではの情報に精通し、歴史やその土地のストーリーを提供する。 画像提供:アコー アコーの東南アジア、日本、韓国の最高執行責任者(COO)であるガース・シモンズは「羽田空港はアジアの中でもビジネス、観光、文化において重要なハブであり、メルキュール羽田の開業はアコーにとって非常に重要な一歩になると考えている」と述べている。 画像提供:アコー 空の玄関口であり、大小さまざまなもの作りが息づく街である羽田エリアと、世界中でその土地の魅力を再発見するメルキュールが融合することでどんなホテル体験ができるのか、今から開業が待ち遠しい。 メルキュールの詳細情報はこちら 関連記事 『都民割「もっとTokyo」対応のおすすめホテルプラン』 『1フロア丸ごとウェルネスフロア、ウェスティンホテル横浜がオープン』 『都民割「もっとTokyo」に対応、無料の「駅前PCR検査」を紹介』 『東京、ルーフトップガーデン10選』 『木更津に「泊まれる寿司屋」がコンセプトのリゾートが誕生』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら  

JR青梅線の無人駅に「沿線まるごとホテル」の新拠点を開設

JR青梅線の無人駅に「沿線まるごとホテル」の新拠点を開設

JR青梅線沿線で新たな滞在型観光の創出を図る『沿線まるごとホテル』事業が一歩前進した。2022年6月1日、 同沿線の無人駅、鳩ノ巣駅の駅舎を改修した地域にイノベーションを創出する新拠点、沿線まるごとラボが開設。この事業を展開しているのは、地域活性化やビジネス創出を支援するさとゆめと、JR東日本が共同出資する沿線まるごと株式会社だ。 画像提供:株式会社さとゆめ 鳩ノ巣駅で同日、沿線まるごとラボのオープンセレモニーが行われた。沿線まるごとラボは、JR青梅線の駅と近隣の集落を基本ユニットとして、その土地ならではの特産品や体験をコンテンツ化し、地域を「まるごと」楽しめる新たな滞在型観光を提案するというもの。駅周辺の集落や渓谷の散策、わさび田巡り、地元の生産者との対話など、その土地ならではの暮らしと歴史文化を感じられる取り組みである。 画像提供:株式会社さとゆめ 鳩ノ巣駅駅舎を改修したラボは、まだコンテンツ化(ツアー、地域貢献活動、特産品開発など)されていない魅力的な地域資源を地域住民や地域事業者と連携。発掘、編集し、新しい地域事業を作っていく発信拠点となる。 画像提供:株式会社さとゆめ 地域の事業者などが沿線まるごとコンシェルジュとして就任し、体験型コンテンツの開発や観光客への集落案内、コンテンツ体験のサポートを実施。さらに、2023年度内には鳩ノ巣駅近辺で古民家ホテルおよび古民家レストランを開業する予定だ。将来的には同駅がフロント機能を担い、チェックイン後、周辺集落を五感で触れる体験型コンテンツを楽しんでもらうなど、古民家ホテルで食事や宿泊をする『沿線まるごとホテル』の新たな世界観をコンテンツ化していくという。 画像提供:株式会社さとゆめ 今後の計画については、地域住民や地域事業者とのワークショップを毎月1回開催し、地域事業をともに構築していく。また、沿線まるごとコンシェルジュと連携した体験型コンテンツを実証、検討し、商品化する上での実現性を模索する。 画像提供:株式会社さとゆめ角井仁(左)、角井竜也 『“うみだす”体験型コンテンツ』の一つとして『五感で楽しむ奥多摩わさびツアー』を予定。兄弟で『奥多摩わさび』を栽培しているワサビ農家である東京わさびブラザーズ(T​OKYO WASABI BROTHERS)が同ツアーを手がけ、この度、沿線まるごとコンシェルジュに就任した。 同農園の角井仁は、「さまざまな人たちが同じ方向を向いて、一つ一つ力を合わせて魅力ある奥多摩を作っていきたい」と意気込む。共同代表の角井竜也は「奥多摩には宝のような資源がたくさんあり、その中でも私たちは『奥多摩わさび』をキーワードに、人とのつながりを大事にし、新しいモデルを作っていきたいと思います」と話す。 Undated stock photo of fireflies (Photo: うさうさ226/Photo-AC)ホタルの飛翔(イメージ) このほか、奥多摩を楽しむナイトコンテンツとして、きれいな水流があるからこそ生息するホタルの観賞体験ができる奥多摩ホタルウォッチングの企画も進んでいる。同コンテンツは『森林セラピー』をはじめ、登山や自然体験ツアーを企画、催行する一般財団法人おくたま地域振興財団が担う。 地域環境保全団体と連携した集落の清掃活動やリバークリーン(川の清掃)も行われるという。 画像提供:株式会社さとゆめ JR青梅線での試みが、新たなモデル事業として全国の沿線や過疎高齢化に直面する地域にも広がることも目指しており、大きな期待が寄せられている。

渋谷パルコに「食べる昆虫ガチャ」が登場、コオロギやサソリなど12種類

渋谷パルコに「食べる昆虫ガチャ」が登場、コオロギやサソリなど12種類

昆虫食好きに朗報だ。2022年5月28日、渋谷パルコ地下1階にあるジビエと昆虫料理を提供する飲食店の米とサーカス店頭で、『食べる昆虫ガチャ』の販売が開始された。1回500円で、食べられるアリやコオロギ、サソリが入ったカプセルトイを入手できる。 画像提供:株式会社亜細亜TokyoWorld ラインアップは、セミ幼虫、女王ツムギアリ、ツムギアリ、バンブーワーム、ワタリバッタ、スーパーワーム、オケラ、サゴワーム、フタホシコオロギ、ジャイアントコオロギ、モパネワーム、サソリ​​の全12種類。さらに当たりが出ると、新感覚昆虫ドリンク『タガメサイダー』 がもらえるサービスも用意する。 画像提供:株式会社亜細亜TokyoWorld 同企画をプロデュースしたのは、昆虫料理の先がけである米とサーカスを運営している亜細亜TokyoWorldだ。米とサーカスでは2016年から昆虫食に注目し、普及に力を注いできた。栄養価が高く、環境負荷の低いサステナブルフードである昆虫を幅広い層に広めるべくお試しのミニサイズで、わくわく感そそるカプセルトイ形式で販売することとした。  画像提供:株式会社亜細亜TokyoWorld 昆虫食は栄養面から多くの利点がある。種類によって差異はあるものの、昆虫は高たんぱく質で必須アミノ酸や鉄分などのミネラル、ビタミンも豊富に含有。100グラム(g)当たりのタンパク質、ビタミン、ミネラル含有量は肉や魚よりも高いとされている。 特に食物繊維を取りたい人には、ハイスペックな食のトレンド、コオロギがおすすめだ。 画像提供:株式会社亜細亜TokyoWorld 環境的な利点にも注目してほしい。牛肉1キログラム(kg)を生産するために飼料8kgが必要であるのに対し、昆虫は飼料2kgで生産でき、飼料変換効率が高いといわれている。温室効果ガスの排出量や養殖に必要な水と土地という点から見ても、牛や豚、鶏などの家畜動物よりも環境への負荷が低い。 世界の人口増加と地球温暖化に伴う食糧問題の解決手段として、「昆虫を食事に取り入れること」は国連食糧農業機関(FAO)も推奨している。  画像提供:株式会社亜細亜TokyoWorld 米とサーカスは、高田馬場本店と秋葉原に昆虫食自販機の『MOGBUG』も設置している。多い日には1日に30個ほど売れるという。合わせてチェックしてみてほしい。昆虫食が気になる人は、この機会に試してみては。 米とサーカス 渋谷パルコ店の詳細はこちら  関連記事 『【閲覧注意】東京、虫喰い5選』 『東京、都市型農園レストラン5選』 『日本の食を考えるサステナブル特集』 『日本初、ビーガンピザのテイクアウト専門店が淡島通りにオープン』 『東京、ホタルの名所2022』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

ホテルニューオータニが新海誠作品「言の葉の庭」コラボ宿泊プランを販売開始

ホテルニューオータニが新海誠作品「言の葉の庭」コラボ宿泊プランを販売開始

気象庁によると、関東の梅雨入り予測は6月上旬。この時期には、新海誠が監督したアニメーション作品『言の葉の庭』を思い出す人もいることだろう。同作は、梅雨の季節に日本庭園で出会った少年と謎めいた年上の女性との淡い恋や心の揺らぎを、さまざまな表情を見せる雨に重ねて描いた劇場アニメーションである。 画像提供:株式会社ニュー・オータニ 作品の世界に生身で触れたい。そんな人におすすめしたいのが、ホテルニューオータニ(東京)が2022年6月1日(水)から販売する『言の葉の庭』とのコラボレーション宿泊プラン『Cinematic Stay 言の葉の庭コラボレーションプラン』(朝食付1人3万6,000円〜)だ。2021年にも実施され、発売からわずか3日間で完売した人気プランである。  画像提供:株式会社ニュー・オータニ 同プランは『言の葉の庭』の新緑をイメージしたコラボレーションルームに宿泊できるというもの。作品の美術をあしらった内装のほか、数々の印象的なシーンのパネルを展示する。部屋の窓からは、映画の舞台である新宿の景色が一望できる。 画像提供:株式会社ニュー・オータニ さらに、窓に施されたコラボレーションデザインと現実の景色が重ね合わさり、フォトジェニックな景観が目の前に現れるという仕掛けも用意。滞在を通して同作の世界観に存分に浸れるだろう。 画像提供:株式会社ニュー・オータニ このほか、作中に登場する「ビールとチョコレート」や「傘」が部屋に用意してあるなど、ファンが思わずにやけるようなアメニティーも楽しい。さらに特典として、ホテルニューオータニ内のパティスリーサツキ(SATSUKI)による『ピュアメロンゼリー』や、『言の葉の庭フォトクリアカード』もプレゼント。透明なアクリルにコラボレーションデザインを施したフォトクリアカードは、写真撮影で重宝すること間違いなし。 画像提供:株式会社ニュー・オータニ ニューオータニが誇る日本庭園も忘れてはいけない。イメージ写真の撮影場所を案内した限定の『庭園マップ』と傘を持って、雨が降る庭園を散策すれば、さらに作品の世界観に没入できるかもしれない。 画像提供:株式会社ニュー・オータニオリジナルオムライス 『夕食付プラン』(1人4万2,000円~)では、ホテルシェフが作中に登場するメニューをイメージ。特別なアレンジで2021年も好評を博したオリジナルオムライスとオリジナルカクテルを提供する。今年は新たにオリジナルサンドイッチの『軽食付プラン』(1人3万9,000円~)も登場。オムライスもサンドイッチも楽しみたいという人は『軽食・夕食付プラン』(1人4万2,000円~)がおすすめだ。 『Cinematic Stay 言の葉の庭コラボレーションプラン』の提供期間は2022年7月31日(日)まで。公式ウェブサイトで予約できる。雨の季節が楽しくなる宿泊体験を試してみては。 『Cinematic Stay 言の葉の庭コラボレーションプラン』の詳細はこちら  関連記事 『舞台開幕に合わせて赤坂周辺が「ハリポタ」一色に』 『ルーフトッププール併設、2つのトランクホテルが渋谷にオープン』 『日本で行きたい「千と千尋の神隠し」モデルスポット6選』 『5月から6月に行くべきアニメ展示12選』 『浅草に巨大なウルトラマンが出現』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

しながわ水族館が2027年リニューアル、歴史・文化発信の都市型観光拠点へ

しながわ水族館が2027年リニューアル、歴史・文化発信の都市型観光拠点へ

品川区は2022年5月9日、しながわ水族館を2027年度にリニューアルオープンする計画を明らかにした。リニューアル後は、イルカショーを含むイルカの展示を終了する。 同水族館は、品川区が古くから海や川にゆかりがあることから、「水辺とのふれあい」をテーマに水生生物を身近に観察し学ぶことを趣旨とした「遊体験」を楽しめる水族館を目指して、1991年に開館。都内で初めてイルカショーを導入し、人気を博した。 しかし近年は社会ニーズの変化や設備の老朽化といった課題を受け、専門家会議などでリニューアルが検討されてきた。イルカショーの廃止については、日本経済新聞によると、「競合水族館の開業により独自性が失われたことや、継続にかかる財政負担が大きいこと、動物保護を取り巻く世界情勢などから総合的に廃止を判断した」という。 Photo: Photo ACイルカのプール 同区が策定した「リニューアルされる次世代水族館の方向性」には、品川の歴史や文化を発信する都市型観光拠点にする、しながわ区民公園と一体的な魅力を向上させる案などが打ち出された。どのように魅力的な施設が整備されるか、今から期待に胸が高まる。 主な展示理念は以下の通り。 ①しながわ区民公園の自然と調和し、水中感あふれる展示②品川の水辺の立地を生かした、歴史を感じられる展示③品川らしさのある体験学習の展開④品川の情報発信と区内にあるほかの施設との連携⑤区民のアイデアを取り入れた展示 Photo: Yoko Asanoしながわ区民公園 2022年度は事業者公募の条件を整理するため、現地測量および基本計画を引き続き検討していく。2023年度には事業者を公募する予定で、区民アイデアの募集時期については今後分かり次第発信していく。詳細情報は品川区の公式ウェブサイトで確認してほしい。水辺にできる新拠点の誕生を心待ちにしよう。 しながわ水族館の詳細情報はこちら 関連記事 『ジブリパークの入場料はいくら? 8月から先行予約が開始』 『2022年5月、アートアクアリウム美術館が銀座三越に移転オープン』 『あらかわ遊園が大規模リニューアル、都電車両生かしたカフェなどを新設』 『豊洲に江戸の街並み、千客万来施設の概要発表』 『東京、屋外ビアガーデン2022』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

渋谷区が感染症対策グッズを5000店舗に配布へ

渋谷区が感染症対策グッズを5000店舗に配布へ

渋谷区は2021年1月13日、区内で小売業、飲食業などを営む業種を対象に新型コロナウイルス感染症対策グッズを無償配布する対策を発表した。同時に、ライブハウスなど音楽施設への空気清浄機の無償配布も打ち出している。 渋谷区の公式ウェブサイトによると、感染症対策グッズは除菌用アルコールスプレーや、非接触検温計、CO2(二酸化炭素)濃度測定器、飛沫(ひまつ)防止パーティションといった複数の感染対策用物品の中から、各店舗の業態や規模に応じて選択する形式となっている。 事業規模は5000店舗で、対象業種は対面販売や接客を伴う業種(小売業、飲食業、理容、美容業など)のほか、不特定多数の人の出入りがある業種(宿泊業、娯楽業、学習支援業、医療業など)となっている。 専用ウェブサイトで1月24日(月)から3月18日(金)の期間に申し込める。なお、渋谷区商店会連合会加盟店舗は1月17日(月)から優先申し込みが可能だ。 ライブハウスなど音楽施設へ空気清浄機を無償配布も ほかにも、ライブハウスなど音楽施設への空気清浄機の無償配布を行っているほか、換気対策のための設備導入や改修工事を行った場合に経費を補助する事業も打ち出している。 ライブハウスなど音楽施設の補助対象は、以下の通り。 ①不特定の客に対して歌手がその場で歌を歌い、バンドの生演奏などを聴かせることを目的とする施設(ライブハウスなど) ②楽器を用いた生演奏によらず、演奏者専用のステージにて再生機器を用いて選曲、操作することなどで音楽を行うことにより、一般公衆に遊興をさせ、かつ飲食させることを目的とする施設(クラブ、ディスコなど) 申し込みは、専用ウェブサイトで3月18日(金)まで受け付けている。空気清浄機は規模にかかわらず5台まで申し込めるが、配布台数に限りがあるので必要な場所は早めに連絡しよう。 改修工事などの補助事業の受け付けは2月25日(金)まで。詳細は渋谷区産業観光課産業振興係に問い合わせてほしい。ただし、3月10日(木)までに工事の完了が必要となっており、実際に申請を検討する人は若干急いだ方がよさそうだ。オミクロン株が猛威を振るっている今、改めて感染対策の徹底を図ってほしい。 渋谷区の詳細情報はこちら 関連記事 『ディズニーがコロナ禍で変わった6のこと』 『東京都が無症状の人にも無料PCR検査を提供』 『東京都、オミクロン株の市中感染を初めて確認』 『オミクロン株の影響で動物園や美術館など都の施設が休館へ』 『立川屋台村跡地に中央線の人気店が集うグルメなフードコート誕生』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら