アジアの魅力あふれる「カシカ兜町」がオープン、センス光る雑貨や家具が勢揃い
アジアの食文化を堪能できるレストランと、アンティークの器やキッチン用具、調味料などえりすぐりのアイテムを取り扱うショップを併設した「カシカ 兜町(CASICA KABUTOCHO)」が2025年8月5日にオープンした。
Photo: Keisuke Tanigawaアジア各国の生活雑貨等が並ぶショップ
Photo: Keisuke Tanigawa棚に美しく並べられた商品
Photo: Keisuke Tanigawa「可視化飯店」の店内風景
世界各地に根付くあらゆる文化を現代に落とし込み、多方面から融合した未知なる空間を発信する「カシカ(CASICA)」は2017年、新木場にショップ、ギャラリーグリーン、レストラン、パントリー、スタジオのある複合型施設を開業。以来、生活に身近なさまざまな魅力を表現し続けている。
Photo: Keisuke Tanigawa店内で販売されている茶器
同店では、カシカ独自の視点で再構築した心も体も喜ぶアジアン料理を、洗練された落ち着きのある空間の中で堪能できる。ランチタイムには漢方食材とインド式ラー油がアクセントとなった「旬野菜の薬膳カレー」(1,500円、以下全て税込み)や、本日の総菜2品とスープが付いた「野菜饅と点心」(1,650円)が人気だ。取材時には、野菜饅と点心のセットを堪能した。
Photo: Keisuke Tanigawa「野菜饅と点心」
野菜饅は、揚げたタマネギと切り干し大根、キャベツなどを一緒に蒸すことにより、野菜のうまみを存分に引き出した一品。動物性の食材を一切使用していないというが、濃縮された野菜の甘さとキャベツの歯応えで満足がいく仕上がりだ。
Photo: Keisuke Tanigawa野菜饅
点心は、ハスの葉に包まれた一口サイズのちまきとマッシュルーム焼売。また、和の食材をチリソースで味付けした春雨と、中国の泡菜(パオツァイ)をイメージした、クミン香る酢漬けがセットで運ばれてきた。副菜はメイン料理の邪魔にならないあっさりと優しい味付けで、最後まで飽きずに食事が楽しめる。
Photo: Keisuke Tanigawa点心
またティータイムには、台湾の茶人・謝小曼(シェ・シャオマン)から学んだ伝統的な茶法を用い、厳選された数種類の茶とともに、上質なひとときが過ごせる。比較的安価に本格的な喫茶を楽しめることから人気が高いため、訪れる場合は早めに予約をするのがいいだろう。
Photo: Keisuke Tanigawa店内では中国茶や台湾茶が楽しめる
Photo: Keisuke Tanigawa茶は伝統的な方法で淹れられる
さらに、世界各国を旅してアジア各地から集められた食器や家具、バスケットなどが並ぶショップには、陶芸家の大谷哲也や十場あすかといった作家の、茶にまつわる一点物も販売。茶を愛好する人にも必見のスポットだ。
Photo: Keisuke Tanigawa店内
Photo: Keisuke Tanigawa古い小皿も豊富に取り揃う
Photo: Keisuke Tanigawa路地裏の荒物屋で出会うような小物から、現代の工芸作家による作品やアーティストのアートピースまで多彩に揃う
Photo: Keisuke Tanigawa店内
カシカが織り成す、アジアのさまざまな文化が溶け込んだ感度の高い空間には、食するだけでなく自らの生活を豊かにするヒントも同時に発見できる。そんなワクワクする体験が待つ同店へ、足を運んでみてほ