東京都出身。幼少期から現在に至るまで、主に東京の城南地区で過ごしてきた。大学在学中よりバンドでギターを弾く傍ら、都内某中古レコード店に勤務。卒業後も同店でアルバイトを続けた後、ORIGINAL Inc.タイムアウト東京事業部に入社。主に音楽やナイトライフに関する記事を執筆・編集している。

音楽の原体験であるロックはもちろん、ソウルやレゲエ、ラテンなどのレコードやCDを買い続けては家のスペースに悩んでいる。音楽が鳴っている場所でビールを飲むのが好き。

Kosuke Hori

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「神田明神」宮司・清水祥彦と音楽家・冥丁が語る「祭りと日本の型」とは

「神田明神」宮司・清水祥彦と音楽家・冥丁が語る「祭りと日本の型」とは

2026年12月12日(土)、「神田明神」内にある「神田明神文化交流館」で「ニッパチ祭」が開催される。同イベントは、音楽を軸に、国際的な注目を集めるオーディオビジュアルをはじめ、ライブパフォーマンス、セッション、DJ、メディアアートなどの多様な表現が、約1300年の歴史を持つ場に一堂に会するものだ。 画像提供:神田明神「ニッパチ祭」の会場となる神田明神文化交流館 イベントに先駆けて、「神田明神」の宮司・清水祥彦と、出演を控えるアーティスト・冥丁による対談を実施。清水は「変わらないために変わり続ける」をテーマに、伝統を守りながらも、アニメをはじめとする現代のカルチャーを取り入れるなど、革新を続けている。一方で冥丁は、「失日本」というテーマの下、個人的な記憶や情緒、日本の姿を、音楽を通じて表現してきた人物である。 なかなか交わる機会のない二人の対話の中では、「祭りとは何か」「神田明神という場所の意味」「日本の型と西洋の型」など、それぞれの立場から語られた言葉に深い視座と共通項があった。「ニッパチ祭」がライブハウスやクラブではなく、神社の中にある会場を選んだ理由にもつながるかもしれない。本記事を読んで、ぜひイベントへ足を運んでみてほしい。 汗をかき心を通わせる。祭りが受け継いできた「人と人との触れ合い」 —日本の祭りは古来、人々の生活の中でどのような役割を果たしてきたと思いますか? 現代においても、その役割は変わっていないでしょうか。 清水祥彦(以下、清水):まず、日本に祭りって一体いくつあるかご存じですか? 全国で数十万も行われていると伝えられています。 「祭り」という言葉は本来、「神様に仕え祀(まつ)る、祀ろう」というところから来ているんですね。目に見えない神様の訪れを静かに待ち受け、その尊いご存在をお迎えし、お力をいただく。それが祭りの原点です。 ですから、祭りは人間にとってなくてはならないものなんです。神社と祭りは切っても切れない関係にあり、神社があれば必ず祭りがある。そこには「氏子」と呼ばれる町の人たちがいて、神社と祭りを通して人々の心が通い合う。そうした関係性がある、ということをまずご理解いただきたいです。 そして祭りは、私たち日本人の歴史と文化を常に刷新しながら、時代とともに古いことを伝えつつ、次々に新しい要素を組み込みながら発展・継承されてきました。 祭りは、単にお神輿(みこし)を担いだり山車を引いたりするだけのものではなく、目に見えない聖なる訪れをお迎えし、自分の魂を振り起こし、そして新たな生命力を頂戴する——そういう意味を持つ文化です。それが今、一般的に言う「祭り」という形で人々に受け入れられ、皆が一生懸命汗をかいて作り上げている。そうした「人と人との触れ合いとコミュニケーション」を大事にする文化として、祭りは受け継がれているんです。 Photo: Masashi Kikuchi清水祥彦 時代にもまれて姿を変えた「神田祭」、そして「日本の型と西洋の型」とは —「神田祭」は、「江戸三大祭」「日本三大祭」としても知られています。今日は冥丁さんもいらっしゃっているので、冥丁さんに向けて、「神田祭」の歴史や、長い歴史の中で育まれてきた「神田祭」ならではの雰囲気、担ってきた役割についてお話しいただけますか? 清水:いろいろな説があるんですけれどもね。江戸時代から伝わる「日本三大祭」というのは「三都」、つまり3つの都を代表する祭りのことです。京都の「祇園祭」、大阪の「天神祭」、そして江戸・東京の「神田祭」と、「神田祭」は「山王祭」と隔年
美しい魂を求めて、旅する音楽家・eejebeeはどこから来てどこへ向かうのか

美しい魂を求めて、旅する音楽家・eejebeeはどこから来てどこへ向かうのか

タイムアウト東京 > 音楽 > 美しい魂を求めて、旅する音楽家・eejebeeはどこから来てどこへ向かうのか Interpreter: Shota Nagao アメリカ・フロリダで育ったジャマイカ系イギリス人のアーティストであり、プロデューサー・デザイナー・DJ・キュレーターのeejebee。本格的な音楽キャリアをラッパーのリトル・シムズ(Little Simz)のバンドのドラマーとしてスタートし、FKJやSAULT、クレオ・ソル(Cleo Sol)、リアン・ラ・ハヴァス(Lianne La Havas)とコラボレーションや共作を行ってきた。 現在はロンドン、東京、サンパウロの3カ所を拠点としており、ここ東京では野村訓市率いるクリエーティブコレクティブ「Mild Bunch」の一員として、都内のさまざまなヴェニューでDJしている姿を見かけることが多い。 eejebeeをインタビューするきっかけは友人との会話だった。「この人最近いろいろな場所でDJしているのを見かけるんだけど、どんな人だか知ってる?」iPhoneの画面に映っていたeejebeeに見覚えがあったがすぐには思い出せず、調べてみると、リトル・シムズのバンドのドラマーだったことが分かった。その後、彼が手がけたDJミックスや楽曲を聴き、そのとりこになった。 Photo: Keisuke Tanigawaeejebee そして2025年末、遊びに行ったパーティーで本人と出会った。初対面にもかかわらず気さくでジェントルで、どんな人でどんなことに興味を持ち、活動しているかということが気になり、次に来日した時にインタビューさせてほしいとお願いしたところ、快く引き受けてくれた。 そうして本当に彼からの連絡があった。すぐさまアポイントを取り、実現したのが今回のインタビューだ。音楽・クラブ好きならきっと、eejebeeの姿を都内各所で見かける機会が多いと思うのだが、彼がそもそもどんな人物で、どこへ向かおうとしているのか、本稿を読めばその一部が分かるだろう。彼のDJや演奏が気になっている人はぜひ遊びに行ってみてほしい。 関連記事『インタビュー:サム・ヘンショウ「この作品にたどり着くために生きてきた」』『ドイツ人ビートメイカー・FloFilzが音楽で表明する「東京」への愛』 教会で始めたドラム、そしてリトル・シムズのドラマーへ ―まだeejebeeのことを知らない人に向けて、まずは軽く自己紹介をお願いします。 アーティストでプロデューサー、デザイナーです。音楽制作やインスタレーションの傍ら、社会的な活動を拠点としているロンドンや東京、サンパウロ、そしてアフリカで行っています。 Photo: Keisuke Tanigawaeejebee ―まず、音楽にのめり込むようになったきっかけを教えてください。 幼い頃、アメリカの教会でドラムをたたき始めたのが最初です。だから音楽は自分にとって常に精神的な実践のようなものでした。それから、ドラマーになるために大学にも進学して、ジャズやポップスなど、いろいろなスタイルを学びました。 ―生まれたのはイギリスで、育ったのはアメリカ・フロリダとのことでしたが、大学はどこで通ったのですか? イギリスのマンチェスターの大学に通いました。でも、音楽を作り始めたのはアメリカですね。 ―本格的な音楽的キャリアをスタートしたのはロンドンだったんでしょうか? 本格的に、と言うならイギリスだと思います。マンチェスターの大学で、いろんなアーティストとつながり始めました。でも一番大きな出来事
東京近郊、9〜10月に行くべき音楽フェスティバル5選

東京近郊、9〜10月に行くべき音楽フェスティバル5選

タイムアウト東京 > 音楽 > 東京近郊、9〜10月に行くべき音楽フェスティバル5選 音楽フェスティバルというと夏が本番というイメージがあるが、暑さの和らぎ始める秋に屋外で踊るのもたまらない。本記事では、野外リスニングフェスティバルや「魂の震える音楽体験」をコンセプトとしたフェスティバルをはじめ、東京近郊で開催されるイベントを紹介する。 ジャンルは、アンビエントや実験音楽、ロックからダンスミュージック、EDMまで幅広い。目当てのアーティストはもちろん、新たな音楽と出合いに足を運んでみてほしい。 関連記事『ウェルビーイングをレベルアップ、『Time Out Japan Magazine』第5号が8月31日発行』『新設リスニングルームを完備した「Analog Market」が亀有SKACで初開催』
5 of the best music festivals in and around Tokyo this September and October

5 of the best music festivals in and around Tokyo this September and October

Summer may be all but over, but music festival season is still going strong. As it should be: with the heat subsiding, early autumn is an excellent time to spend a weekend singing and dancing under the open sky. These five fantastic fests are all easy to reach from Tokyo and offer both great music and a memorable setting. So choose your favourite, book your tickets and get your festival fit ready – the next few months offer plenty of reason to party.
「大人としての問い」を胸に世界のフロアを揺らす、Thee Marloes来日直前インタビュー

「大人としての問い」を胸に世界のフロアを揺らす、Thee Marloes来日直前インタビュー

タイムアウト東京 > 音楽 > 「大人としての問い」を胸に世界のフロアを揺らす、Thee Marloes来日直前インタビュー インドネシア第2の都市・スラバヤ出身のソウルグループ「Thee Marloes」(ジ・マーローズ)。ノラ・ジョーンズ(Norah Jones)やクレイロ(Clairo)のプロデュースを手がけ、El Michels Affair(エル・マイケルズ・アフェアー)という自身のプロジェクトでも活動するリオン・マイケルズ(Leon Michels)率いる「Big Crown Records」から2026年5月にリリースしたセカンドアルバム『Di Hotel Malibu』(国内仕様盤:MUSIC CAMP, Inc.)を携えて、9月4日(金)、高知の「X-pt.(クロスポイント)」から日本ツアーがスタートする。 画像提供:MUSIC CAMP, Inc.Thee Marloes “Di Hotel Malibu” JAPAN TOUR メンバーはボーカルとキーボードを担当するナターシャ・シアントゥリ(Natassya Sianturi)、ドラムのトミー・サトウィック(Tommy Satwick)、ギター兼プロデューサーの「ラカ」ことシナティリヤ・ダッラカ(Sinatrya Dharaka)の3人。メンバー全員がもともとR&Bやスカ、レゲエをはじめ、さまざまな音楽に影響を受けており、スイートで哀愁あふれるサウンドを持ち味としている。デビューアルバムの『Perak』をリリースした際の日本公演では、ライブパフォーマンスの素晴らしさでも話題を集めていた。 Photo: Tuan Rioドラムのトミー・サトウィック(左)、ギター兼プロデューサーのシナティリヤ・ダッラカ(中央)、ボーカル・キーボードのナターシャ・シアントゥリ 今作の『Di Hotel Malibu』は、前作への大きな反響、初めての世界各地へのツアー、そしてローカルな音楽との関わりなどを経てたどり着いた、バンドの音楽性の深化を感じる作品だ。ボーカルのナターシャによる英語、インドネシア語、バタク語と複数の言語を駆使した歌唱も特徴といえるだろう。ここ東京でもレコード店をのぞけばレコメンド作品としてピックアップされていることが多く、注目の高まりを個人的にも感じていた。 そんな彼らへの来日直前のメールインタビューが、今回のジャパンツアーを主催するBARRIO GOLD RECORDS/MUSIC CAMP, Inc.を経由して実現した。初日の高知、2日目の大阪「SOCORE FACTORY」、前回のツアー会場でもあった代官山「晴れたら空に豆まいて」ではすでに売り切れ、また岐阜「柳ヶ瀬ANTS」、渋谷「WWW X」もソールドアウト寸前だという。 本稿では、最新作についてはもちろん、彼らがBig Crown Recordsを知るきっかけとなったアーティスト、来日公演について聞いてみた。なお、個人の名前を記載している時は一人が、そうでない時はバンド全員で回答している。 まだライブへ行くか迷っている人はもちろん、本記事で知った人もぜひライブへ足を運んでほしい。 関連記事『THEE MARLOES “DI HOTEL MALIBU” JAPAN TOUR』『チカーノソウルの神髄に迫るドキュメンタリー映画『ソウル・サーチン』の日本上映ツアーが開催』 Photo: Tuan Rio「Di Hotel Malibu Album Showcase」 架空のサウンドトラックをイメージして作り上げ
渋谷でしかできない48のこと

渋谷でしかできない48のこと

タイムアウト東京 > Things to Do > 渋谷でしかできない48のこと 今なおダイナミックな再開発の真っ只中の街・渋谷。大規模な商業施設が増えているが、それ以外にも魅力的なヴェニューが点在する。 ここでは、渋谷周辺のレストランやバー、書店、映画館、クラブなど、幅広いジャンルをリストアップした。また、新たに「街の使い方」を聞くPodcast番組「Being Tokyo」が始動。まずは渋谷にフォーカスし、本記事で紹介している店のスタッフたちに話を聞いている。 本稿はもちろん、Podcastを聞いて、渋谷の街へ繰り出してみては。 関連記事『幡ヶ谷でしかできない16のこと』『新宿三丁目でしかできない13のこと』
5 rising stars from Japan you need to keep an eye on

5 rising stars from Japan you need to keep an eye on

From Shogun and shokunin to city pop and Pokémon, Japan’s already Godzilla-sized global cultural footprint is still growing – not least thanks to a hungry new generation of artists and artisans who aren’t content with competing domestically, instead setting their sights on capturing the hearts and feeds of the world from the get-go. Here are a few names you’re bound to hear more about very soon.
東京、レコードショップ店員に聞くトレンド2026

東京、レコードショップ店員に聞くトレンド2026

タイムアウト東京 > 音楽 > 東京、レコードショップ店員に聞くトレンド2026 2026年も早くも半年が過ぎた。果たして今、どんなミュージシャンや作品が人気を集めているのか。 サブスクリプションサービスの再生数はもちろん一つの指標になるが、日々新譜だけでなく旧譜にも向き合い続けるスタッフたち、早耳のリスナー、DJが集まるレコードショップだからこそリアルな「シーン」が見えてくることもあるだろう。 本稿では、「2025年によく動いたタイトル」「新旧問わずこれから人気が出そうなタイトル」「2026年注目のアーティスト・アルバム・レーベル」について紹介。「東京、ジャンル特化型レコードショップ7選」で取材したいくつかのレコードショップでスタッフに聞き、昨年を振り返りつつ今後の流れを予想してもらった。 気になる作品をチェックして、ぜひレコードショップに足を運んでみてほしい。 関連記事『東京、ジャンル特化型レコードショップ7選』『東京、飲めるレコード屋5選』 じわじわと火の着いた近年作と変わらぬ人気の名盤たち Photo: Akari MatsumuraManhattan Recordsのマネジャー・原田匡人 1980年の創業当初はジャズやファンク、現在はヒップホップ・R&Bを中心に取り扱っている老舗レコード店「Manhattan Records」。同店では、DJのMarTとしても幅広いヴェニューで活躍するマネジャーの原田匡人に話を聞いた。「リリース直後ではなく、徐々に人気が高まることも増えた」という言葉と、より「人間らしさ」が求められるようになってきたのでは、という考察が心に残った。 ―2025年によく動いたタイトルはありましたか? ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)の諸作品は、2025年2月の「スーパーボウル・ハーフタイムショー」出演以降よく動きました。兄弟デュオ「Clipse」の復活作『Let God Sort Em Out』もですね。あとは、プレイボーイ・カーティ(Playboi Carti)が新作『MUSIC』をリリースし、同世代の中で人気が頭一つ抜けたイメージがあります。 国内の作品では、やはりJJJの作品です。特に3枚目のアルバム『MAKTUB』は今売り切れてしまっています。あと、ヒップホップではないのですが、個人的には青葉市子の『Luminescent Creatures』を推していました。以前の作品でトラックメイカーのSweet Williamとコラボレーションしていたのですが、ジャンルを超えてナチュラルにクロスオーバーすることってすごく大事だと思うんです。 ―新旧問わず、これから人気が出そうなタイトルはありますか? ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)の最新作『Swag』は、彼が「コーチェラ・フェスティバル」にヘッドライナーとして出演したこともあり、動きそうな予感がします。 SZAが2022年にリリースしたアルバム『SOS』が日本限定で帯付きでリリースされ、こちらも注目です。同作の収録曲「Snooze」が映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』の主題歌になったのですが、「サブカル文脈」での再燃もあるのではないでしょうか。 あと、2026年で20周年を迎えるJ Dillaのアルバム『Donuts』の周年記念盤がリリースされました。加えて、Madvillainによる名盤『Madvillainy』も2025年に高音質盤がリリースされたのですが、この2枚はどんなタイミングでもなるべくストック
東京、ジャンル特化型レコードショップ7選

東京、ジャンル特化型レコードショップ7選

タイムアウト東京 > 音楽 > 東京、ジャンル特化型レコードショップ7選 オールジャンルを扱うレコードショップもいいが、専門店には一つのジャンルに特化することで到達したピュアさがある。その道を極めたスタッフたちによるレコメンドで知る新たな世界を発見したり、なかなか手に入らなかった一枚に巡り合えたりするはずだ。 そして自分でも深掘りしていけばいくほど、ほかのジャンルに与えた影響など、「音楽は全てつながっている」と感じる瞬間が出てくるだろう。本記事ではジャズ、レゲエ、ヒップホップ、ダンスミュージックなどを扱うヴェニューを紹介する。 関連記事『東京、飲めるレコード屋5選』『東京、2026年春にオープンしたミュージックバー4選』
幡ヶ谷でしかできない16のこと

幡ヶ谷でしかできない16のこと

タイムアウト東京 > Things to Do> 幡ヶ谷でしかできない16のこと 渋谷区の中でも下町的な空気が残り、地元の人々のつながりが色濃いローカル感あふれる街・幡ヶ谷。駅周辺は再開発を免れ、今も4つの商店街が活気を残すほか、裏路地には個豊かな飲食店やカフェ、ギャラリーが点在している。 近年は若い感性を持つオーナーによる新店舗も増え、知る人ぞ知るクリエーティブな街として注目されている。散歩しながら気になる店をホッピングできるのも魅力の一つだ。 また、明治期に玉川上水の水を引くための新水路が整備されたことにより築かれた高い土手が街に独特の起伏を生んだ。坂道沿いにユニークな店が肩を並べる景色はここにしかないだろう。  今回は、Time Out Tokyo(タイムアウト東京)の読者やフードライター、編集部の英語・日本語チーム、さらに地元の人々からも情報を集め、多角的に幡ヶ谷の魅力をまとめた。きっと訪れてみたくなるはずだ。  関連記事『世界で最もクールな20の街』
東京、2026年春にオープンしたミュージックバー4選

東京、2026年春にオープンしたミュージックバー4選

タイムアウト東京 > 音楽 > 東京、2026年春にオープンしたミュージックバー4選 2026年春、東京に新たなミュージックバーが続々と誕生している。近年の傾向として感じるのは、ジャズ喫茶の系譜というよりは、DJ・クラブカルチャーを通過したオーナーたちによる、リスニングを目的とした店の増加だ。 ここでは、1970年代のニューヨークをイメージしたディスコ・ハウスが流れる店、美輪明宏主演映画を内装のコンセプトとした妖艶なバー、「音の特等席」があるヴェニュー、そして「タワーレコード渋谷店」のアナログレコードフロアに誕生したビアバーを紹介。その店を目当てに行くのはもちろん、パーティーやライブの前後にぜひ立ち寄ってみてほしい。 関連記事『ジャズバー入門ガイド、グラス片手に楽しむ選曲と生演奏の醍醐味とは』『東京、ソウルバー5選』
東京・大阪・京都で今、行くべきナイトライフスポット6選

東京・大阪・京都で今、行くべきナイトライフスポット6選

タイムアウト東京 > ナイトライフ > 東京・大阪・京都で今、行くべきナイトライフスポット6選 夜をどう過ごすかで、旅の深さが変わる。音楽に身を委ねるのも、温泉で疲れを癒やすのも、カウンターでグラスを傾けるのも、その街を知るための手がかりになる。 ここでは、こだわりのサウンドに浸れるミュージックバー、「原宿カルチャー」を感じられるレストラン、アートギャラリーとギャルバーを兼ねた歌舞伎町らしいヴェニュー、梅田の夜空を望む健康増進施設、「ダンスミュージック好きの聖地」と評されるクラブ、京都らしい食材を用いた実験的なカクテルを提供するバーなど、東西6ヴェニューを厳選して紹介する。 関連記事『東京のベストバー28選』『大阪、ベストカクテルバー4選』

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東京の路地裏で出合う一夜限りの「メキシコ」、MEXICAN NIGHTが開催

東京の路地裏で出合う一夜限りの「メキシコ」、MEXICAN NIGHTが開催

※前売りチケット完売のため、当日券はございません 東京に暮らすインターナショナルな人々と組み、その国の文化を一晩かけて体験するタイムアウト東京の新シリーズ。北欧をフィーチャーした第一弾に続き、第二弾の舞台は「メキシコ」だ。会場は「アークヒルズギャラリー」。その夜だけの「小さな路地裏」が、今度はメキシコの色に染まる。 2026年10月30日(金)18時からスタートする「MEXICAN NIGHT」。ライブには、マリアッチグループの「マリアッチ メキシカン・ラ・フィエスタ」に所属するアルパ(ハープ)奏者の今村夏海とギターの武田耕平から成る「デュオ・カミーノ(Duo Camino)」が登場し、メキシコの伝統音楽であるマリアッチを奏でる。 Duo Camino今村夏海(左)と武田耕平 DJを務めるのは宮田信。ラテン/チカーノ音楽・文化を中心に紹介する「BARRIO GOLD RECORDS」と「MUSIC CAMP, Inc.」の代表で、ロサンゼルスのバリオへ何度も通いながら、現地アーティストの作品を多数リリースしている人物である。 宮田はジョー・バターン(Joe Bataan)、チカーノ・バットマン(Chicano Batman)をはじめ、数多くのアーティストの来日公演を手がけてきたほか、代官山のライブハウス「晴れたら空に豆まいて」の企画やラジオの選曲も担当している。2026年9月にはカリフォルニアのフレズノ・シティ・カレッジに招聘(しょうへい)されて、チカーノ文化を日本で広めてきた体験を語ってきたばかりだ。 宮田信 ライブは2セット行われ、その合間には、宮田が今回はマリアッチやクンビア、ノルテーニョといったメキシコの音楽をレコードで流す、特別なDJセットを披露する。 食は、四谷と中野に店舗を構えるメキシカンバル「SALSA CABANA」のフィッシュタコスとタキートスを販売予定。同店は本格的なメキシコ料理としてメキシコ政府から「Sello M(セジョ・エメ)」認証を受けている。 また、ディアジオ ジャパンが「ドン・フリオ アネホ」を提供。常温でゆったりと味わうことでまろやかさが際立つテキーラとなっている。会場では先着で振る舞い酒として提供するので、ぜひ試してほしい。 画像提供:ディアジオ ジャパンドン・フリオ アネホ チケットは特設ページから購入できる。また、本イベントの開催にあたり、在日メキシコ大使館へのヒアリングを実施。同大使館から後援を受けることとなった。 メキシコの伝統文化「死者の日」も間近なタイミングに、日本から幅広くメキシコのカルチャーを広める才人たちの知見に触れよう。 ※「死者の日」の祭壇装飾などはございません。
Richie HawtinがPLASTIKMANとして16年ぶりに日本へ、「MUTEK.JP」に登場

Richie HawtinがPLASTIKMANとして16年ぶりに日本へ、「MUTEK.JP」に登場

電子音楽とデジタルクリエーティビティーの祭典「MUTEK.JP」の最終日となる2026年11月23日(月・祝)。世界のテクノシーンを長年にわたり牽引(けんいん)してきたリッチー・ホゥティン(Richie Hawtin)が、PLASTIKMAN名義で16年ぶりに日本でパフォーマンスする。 今回は、ホゥティンと、長年のコラボレーターであるビジュアルアーティストのアリ・デミレル(Ali Demirel)による新プロジェクトで登場。「PLASTIKMAN | POLYPHONIC FERMENTATION」と題したオーディオビジュアルパフォーマンスを世界初披露する。 PLASTIKMAN & Ali Demirel 同プロジェクトは、日本酒の「発酵」から着想を得て、音と映像によってその有機的な世界を探求するもの。従来のPLASTIKMANのライブとは異なり、ホゥティンが30年以上にわたり追求してきたエレクトロニックミュージックと、約20年にわたり深く関わってきた日本酒という、彼にとって重要な2つの世界が交差する。 タイトルは、日本酒造り特有の「並行複発酵(multiple parallel fermentation)」に由来する。こうじと酵母が同じ容器の中で同時に働き、米から日本酒へと変化していくように、ホゥティンの音とデミレルの映像が互いに作用し合いながら発展していく作品だという。 2026年4月、2人は京都の「月桂冠」、秋田の「新政酒造」、石川の「吉田酒造店」を訪問。作品には、酒造りの現場で撮影した映像やフィールドレコーディングが取り入れられている。 RICHIE HAWTIN プロジェクトを貫くキーワードは、微細で絶え間ない変化を感じ取る日本の感性「移ろい」。ホゥティンによると、目に見えない変化を重ねながら進んでいく発酵のように、2人の創作でも音と映像は小さな別々の粒子として始まり、やがて共生するように進化しながら、より強く絡み合ったアイデアを形作っていくという。 さらに、11月23日から12月27日(日)までは、「MUTEK.JP」の会場である「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」4階の「Tatami」で、インスタレーションも公開される。詳細は近日発表予定とのことなので、続報をチェックしておこう。 関連記事 『「MUTEK.JP」が会場を「MoN Takanawa」に移して11月20〜23日に開催』 『「LIQUIDROOM」周年パーティーにダンスシーンの生ける伝説・FRANÇOIS K.が最初にして最後の登場』 『TaiTan率いるPINPIN STUDIOによるリスニングイベントが亀有「SKAC」で開催』 『三軒茶屋を昼から翌朝まで回遊、都市型カルチャーフェスが開催』 『インタビュー:小山田徹』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
「LIQUIDROOM」周年パーティーにダンスシーンの生ける伝説・FRANÇOIS K.が最初にして最後の登場

「LIQUIDROOM」周年パーティーにダンスシーンの生ける伝説・FRANÇOIS K.が最初にして最後の登場

恵比寿「LIQUIDROOM」の22周年企画として2026年10月23日(金)、DJ、プロデューサー、リミキサーのFRANÇOIS K.ことフランソワ・ケヴォーキアン(Francois Kevorkian)が初登場する。50年以上にわたり、ニューヨークのダンスカルチャーの最前線を走り続けてきた人物だ。 FRANÇOIS K. FRANÇOIS K.はニューヨークの「The Loft」や「Paradise Garage」といった伝説的なフロアでプレイしてきたほか、Dinosaur Lの「Go Bang」やKraftwerkなどのリミックスを手がけ、ディスコ、そしてハウスの音楽的な進化においても大きな足跡を残してきた。また、ダニー・クリヴィット(Danny Krivit)、ホアキン・ジョー・クラウゼル(Joaquin Joe Claussell)らとともにパーティー「Body & SOUL」を1996年から主催し、ここ日本でも2002年の初開催以来、夏の訪れを告げる風物詩となっている。 Photo: Manhattan Portage presents Body&SOUL Live in Japan左からJoaquin "Joe" Claussell、Danny Krivit、François K. 自身のプロジェクト「Deep Space」では、ダブを媒介にテクノをはじめとするさまざまな音楽と接続し、「DJによる音の革新」を追求してきた。近年は、最新の機材やリミックスの手法を駆使し、DJブース上で楽曲そのものをリアルタイムに再構築していく「STEM LIVE DUB MIX」と呼ばれるスタイルでプレイしている。 「LIQUIDROOM」はこれまでも、生前最後の来日公演となったフランキー・ナックルズ(Frankie Knuckles)のパーティーをはじめ、パーティーシリーズ「House Of Liquid」などを通じて数々のハウスレジェンドを招聘(しょうへい)し、メモリアルな夜を作り上げてきた。本イベントもまた歴史に刻まれる一夜になるだろう。 サポートを務めるのは、ラリー・レヴァン(Larry Levan)との共演経験を持ち、ニューヨークのダンスカルチャーの魅力を日本のフロアへと伝え続けてきたDJ NORI。40年以上のキャリアを誇り、「音楽そのものの表現方法を知るDJ」と称される彼が、フロアを盛り上げるはずだ。 DJ NORI FRANÇOIS K.の同所でのロングプレイは、最初で最後になるとアナウンスされている。新宿時代から現在の恵比寿まで、語り継がれる夜を数多く生み出してきた「LIQUIDROOM」で彼のプレイを体験できる、またとないチャンスだ。チケットは早めに押さえておこう。 関連記事 『LIQUIDROOM ANNIVERSARY Francois K.』 『「MUTEK.JP」が会場を「MoN Takanawa」に移して11月20〜23日に開催』 『TaiTan率いるPINPIN STUDIOによるリスニングイベントが亀有「SKAC」で開催』 『美しい魂を求めて、旅する音楽家・eejebeeはどこから来てどこへ向かうのか』 『東京近郊、この秋行くべき野外上映6選』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
Liquidroom brings dance scene legend François K back to Tokyo for one last long set

Liquidroom brings dance scene legend François K back to Tokyo for one last long set

Here’s one for nostalgia-hungry clubbers: venerable Ebisu venue Liquidroom is marking its 22nd birthday with a trademark long set by the even more venerable François Kevorkian, aged 72 and still evidently going strong. The New York luminary and Dance Music Hall of Famer is of course a familiar sight in Tokyo, having made countless appearances in the capital over the decades, most reliably at the annual Body and Soul bash alongside Danny Krivit and Joaquin ‘Joe’ Claussell. Photo: Manhattan Portage presents Body & Soul Live in JapanFrom left: Joaquin 'Joe' Claussell, Danny Krivit, François K But all good things must come to an end, and the ‘Deep Space’ man has apparently indicated that this could be one of his last dances on these shores – although the show on October 23 is being billed more restrictively as François K’s final set at Liquidroom. DJ Nori Helping the ageless master say goodbye to a venue that’s certainly served him well over the years will be none other than Tokyo’s own DJ Nori, himself a 40-year scene veteran who once held a residency at New York’s Paradise Garage and played alongside the likes of Larry Levan. If you’re up for one more hours-long, eclectic mix of everything from dub to minimal techno from a true living legend, you’d best score those tickets now. What do you mean it starts at midnight? If François K and Nori can still go all night, so can you. More from Time Out Tokyo Two celebrity fashion pop-ups to check out in Tokyo right now Step into Ku
ロンドン発の音楽ディスカバリープラットフォーム「ROVR」が日本初イベントを無料開催

ロンドン発の音楽ディスカバリープラットフォーム「ROVR」が日本初イベントを無料開催

ロンドン発の音楽ディスカバリープラットフォーム「ROVR」が2026年10月3日(土)、「GARDEN新木場FACTORY」で日本初のイベントとなる「ROVR TOKYO #1 FESTIVAL & RECORD FAIR」を開催。エレクトロ、ファンク、ヒップホップ、エクスペリメンタルなど、幅広いジャンルのミュージシャンやDJが集結する。 「ROVR」は、2024年に誕生した「アンチ・アルゴリズム」をコンセプトとしたプラットフォーム。世界中で活躍するDJ、アーティスト、レコードショップ、コレクター、音楽ジャーナリストなど、300人を超えるキュレーターがそれぞれの知識や経験、感性をもとに選んだ音楽を24時間365日配信しており、「信頼できる人の薦める音楽と出会う」という音楽体験を世界中へ届けている。 画像提供:ROVRロゴ 本イベントにはライブアクトとして、モダンファンクを牽引(けんいん)するDāM-FunK、エレクトロヒップホップのパイオニア・Egyptian Lover、イギリスを拠点とするエレクトロニックシーンの鬼才・Actress、ロサンゼルスのビートシーンを代表するプロデューサーNosaj Thingが出演する。 DJには、来日公演の度に音楽愛好家をうならせるドナ・リーク(Donna Leake)をはじめ、ヒップホップグループ・Jurassic 5のメンバーとして知られるDJ Nu-Mark、7インチレコードを抜群のテクニックでミックスするDJ KOCO aka SHIMOKITA、ノーザンソウルやディープファンクの生ける伝説ケブ・ダージ(Keb Darge)、ファッションブランド「WACKO MARIA」のKiller Tunes Broadcastらがラインアップする。 画像提供:ROVR当日のタイムテーブル。ライブやDJは2ステージで行われる さらに、日本最大級のレコードコンベンション「TOKYO RECORD CONVENTION」によるカルチャーフェアも開催。「ROVR」はロンドン・ソーホーにレコードショップとカフェ、ギャラリーを併設した拠点を構えており、オンラインだけではなくリアルな場でも音楽コミュニティーを育んでいる。会場では、その一面に触れられるだろう。 画像提供:ROVRロンドンにある「ROVR SOHO」の内観 本イベントは、「ROVR」のアプリをダウンロードし、アプリ内で無料のチケットを取得することで参加できる。音楽好きならたまらないメンバーが揃った豪華なイベントに、ぜひ足を運んでみてほしい。 関連記事 『新設リスニングルームを完備した「Analog Market」が亀有SKACで初開催』 『「大人としての問い」を胸に世界のフロアを揺らす、Thee Marloes来日直前インタビュー』 『浅草地下街をDJが回遊、「浅草地下音祭」が開催』 『名作6本を日替わりで上映、麻布台ヒルズで「OUTDOOR CINEMA」が開催』 『自由が丘に新たな文化拠点「mimimi JIYUGAOKA」、10月上旬に開業』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
Sprawling digital art, music and tech festival Mutek is returning to Tokyo in November

Sprawling digital art, music and tech festival Mutek is returning to Tokyo in November

A celebration of electronic music and digital creativity, the Montreal-born Mutek festival has firmly established itself in Tokyo over the past decade. Mutek.jp, the festival’s Japanese edition, celebrated its tenth anniversary last year, and is now taking on a new neighbourhood for its 11th run. Held over the long Labour Thanksgiving Day weekend on November 20–23, Mutek.jp 2026 will unfold at MoN Takanawa, the experimental museum opened earlier this year within the glistening Takanawa Gateway City mega-complex. This marks a clear break with tradition for Mutek, which had become strongly associated with Shibuya during its decade in that district. Photo: Kisa ToyoshimaMoN Takanawa: The Museum of Narratives By teaming up with JR East, Takanawa Gateway City’s main operator, the independent festival has secured major backing for its mission of supporting experimental artists and fostering creative communities. Perhaps relatedly, the 2026 edition of Mutek.jp boasts one of the strongest line-ups in recent memory. Among the more than 20 participants are Belfast-bred Max Cooper, who merges electronic music with installations and dazzling visuals to create immersive audiovisual experiences that utilise surround sound. Photo: MUTEK JapanMax Cooper 3D/AV Live In addition to a showcase built around Cooper’s new album, Feeling Is Structure, probable highlights include a show by cult post-rock outfit To Rococo Rot’s frontman Robert Lippok and visual artist Lucas Gutierrez; Neuroscan, a
TaiTan率いるPINPIN STUDIOによるリスニングイベントが亀有「SKAC」で開催

TaiTan率いるPINPIN STUDIOによるリスニングイベントが亀有「SKAC」で開催

音を出さなければ全商品が盗めるショップ「盗」や、「ギガマート展」などのイベントのプロデュースを手がける、ラッパーでクリエーティブディレクターのTaiTan。彼が率いる率いるクリエーティブチーム「PINPIN STUDIO」が、1枚のアルバムを通して聴くリスニングイベント「BREATH ALONE」を、2026年10月10日(土)から12日(月・祝)までの3日間、亀有の「SKAC」で開催する。 画像提供:株式会社飯塚事務所キービジュアル 同イベントは、「皆で盛り上がるための音楽イベント」ではなく、「没入して音楽と向き合う聴取体験」を提供する。1セッションごとに20人が同じ空間で、無言のまま同じアルバムを聴き切ることで、それぞれ「独りでいながら孤独ではない」という状態の心地よさを体験できるという。リスニングスペースへは靴を脱いで入場し、巨大なクッションや枕に身を委ねて、自由に過ごしながら音楽と向き合える。 アルバムの選定テーマは「脳が休まる音楽」で、TaiTanはもちろん、バンド「MONO NO AWARE」のフロントマン・玉置周啓、「cero」の高城晶平など、合計8人のアーティストやクリエーターがセレクトした。藤原ヒロシは、シークレットのプレイリストを作成。一部のセレクターは、TaiTanがパーソナリティーを務めるTBSラジオ「脳盗」にゲスト出演し、自らが選んだ作品について番組内で解説する予定だ。 画像提供:株式会社飯塚事務所イメージ図 各セッションは約60分で、事前予約制(1,500円、税込み)。同一空間内の仕切られた「WALK-IN Area」では、入場制限を行う場合があるが、予約席側から漏れる音楽を予約不要で無料で体験できる。タイムテーブルなどの詳細は公式ウェブサイトをチェックしてほしい。 じっくりと音楽に向き合い、忙しない日常を束の間忘れるような時間を過ごそう。 関連記事 『「聴く」という概念について考える、Analog Marketの初日をレポート』 『風の音に耳を澄ませる、目黒川を巡る『KAZE — body』運航レポート』 『「MUTEK.JP」が会場を「MoN Takanawa」に移して11月20〜23日に開催』 『10月1日は都民の日、入場無料の美術館や庭園を紹介』 『東京の路地裏で出合う一夜限りの「北欧」、NORDIC NIGHTが開催』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
「MUTEK.JP」が会場を「MoN Takanawa」に移して11月20〜23日に開催

「MUTEK.JP」が会場を「MoN Takanawa」に移して11月20〜23日に開催

電子音楽とデジタルクリエーティビティーの国際フェスティバル「MUTEK.JP」が、2026年11月20日(金)から23日(月・祝)まで開催。今年はJR東日本との共催で、舞台を「TAKANAWA GATEWAY CITY」内の文化創造・発信拠点「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」に移して行われる。 Photo: Kisa Toyoshima「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」外観 MUTEK.JPはこれまで、「デジタル技術と創造性、芸術文化の共鳴が生み出す、意識を拡張する音と映像による表現の可能性を探求する」をコンセプトに掲げ、世界最高峰のオーディオビジュアルライブをはじめ、電子音楽、デジタルアート、ニューメディアアートを紹介してきた。 今年は「New Cycle!」を掲げ、これまで以上に芸術性と実験性を重視し、国内外から20組以上のアーティストが集結。日本を代表するクリエーターと世界の最前線で活躍するアーティストが、それぞれ独自の表現で観客を魅了する。 イギリスを代表するアーティスト、マックス・クーパー(Max Cooper)のニューアルバムをフィーチャーした3Dオーディオビジュアルライブをはじめ、世界最高峰のオーディオビジュアルプログラムを実施する。 画像提供:MUTEK JapanMax Cooper 3D/AV Live さらに、バンド「To Rococo Rot」の中心人物であるロバート・リポク(Robert Lippok)とビジュアルアーティストのルーカス・グティエレス(Lucas Gutierrez)によるデュオ、フランスの電子音楽シーンを代表するCanblasterとビジュアルプログラミング「TouchDesigner」を駆使するNeurotypiqueから成る「NEUROSCAN」は日本初公演を行う。 国内からは、tamanaramenなどによる「映像・音楽・身体表現・テクノロジー」が融合した、最先端のライブパフォーマンスにも期待が高まる。 画像提供:MUTEK JapanRobert Lippok & Lucas Gutierrez 加えて、イベント最終日の23日には、テクノシーンを牽引(けんいん)するスペシャルゲストを迎えた、一夜限りのオーディオビジュアルプログラムを予定している。詳細の発表を待とう。 画像提供:MUTEK Japanキービジュアル 各日のプログラムには、スタンディングに加えて着席形式も導入。音楽ライブとしてだけでなく、映像・音響・空間演出が融合したオーディオビジュアル作品を鑑賞する場として、より芸術性の高いフェスティバルへと進化するという。 Photo: Yasuyuki TAKAKI会場の一つとなる「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」内の「Box1000」 また会期中の日中には、デジタルクリエーティビティーとテクノロジーをテーマとした「MUTEK.JP Pro Conference」が開催される。国内外のクリエーターや研究者、企業が一堂に会し、カンファレンス、トークセッション、ワークショップを通じて、新たな創造や共創の可能性を探る。併せて、デジタルアート、メディアアート展「ETERNAL Art Space」も同時開催が決定している。 現在、4日間の全プログラムへ入場できるパスポートチケット(2万5,000円、税込み)が販売中。そのほかの詳細は、公式ウェブサ
風の音に耳を澄ませる、目黒川を巡る『KAZE — body』運航レポート

風の音に耳を澄ませる、目黒川を巡る『KAZE — body』運航レポート

夜の目黒川を舞台にしたサウンドアートプロジェクト「Meguro River Night Ambience」が、2026年9月4日から開催されている。同プロジェクトの中心となる作品は、世界各地でインスターレション作品を発表し、ライブパフォーマンスを行っているアーティスト・國本怜による『KAZE — body』だ。 同作品は無数の金属板が風を受けると音が鳴る「音の彫刻」で、その作品を船に乗せて目黒川を巡る。「天王洲ヤマツピア」から出航し、目黒の「雅叙園東京」前で折り返し、「五反田ふれあい水辺広場」で停泊。そしてまた天王洲へと戻る、というコースをたどる。本記事では、5日に行われた、記念すべき初出航の一夜をレポートする。 夕焼けが美しい18時過ぎ、「天王洲ヤマツピア」の船着場では作品が横に倒された状態で船に据えられ、運航を待っていた。 Photo: Kisa Toyoshima運行時は横たえられた状態 辺りが徐々に暗くなってきた18時20分ごろ、ゲートが閉じられ、運航の準備が始まった。船が静かに出発すると、横たわったままの作品からかすかな音が鳴り始める。水門をくぐり、五反田方面へと向かう船を見送った。 Photo: Kisa Toyoshima作品を乗せた船は、目黒川を五反田方面へ向かう 船より一足先に、作品が起き上がる予定の「五反田ふれあい水辺広場」へと移動。公式ウェブサイトでは船の現在地が表示され、到着まではもう少しだと分かる。すぐ近くの「山本橋」で待機していると、船のモーター音が聞こえてきた。橋の下を通過する船は、思ったよりも速いスピードで進んでいく。 Photo: Kisa Toyoshima「山本橋」をくぐる直前の船の様子 広場では、木々の上にスピーカーが何台も設置されており、サウンドアート本体の音と呼応するような、金属製の風鈴を思わせる國本が製作した音楽がスピーカーから流れていた。川沿いで少し涼しい風を浴びながら、夏の終わりをふと感じる。 船は目黒方面まで進んで折り返し、再び船着場へ戻ってくるという。山手線が目黒川を渡る橋の下に、船の鼻先が見えてきた。停泊の瞬間を見ようと、来場者たちが船着場のそばに集まってくる。 Photo: Kisa Toyoshima國本怜 船が停泊し、いよいよ作品が立ち上がる。ここでようやく、照明に照らされたサウンドアートの全景が見えた。たまたま居合わせた通行人たちも、興味深そうに夜の水辺へと歩み寄っていく。 Photo: Kisa Toyoshima会場のそばでは通りがかった人たちが「何これ!」と声を上げて水面へと近づいていく光景が度々見られた 風が吹くたびに作品から音が鳴る。ベンチに座って目黒川を眺めていると金属音と、橋の下を照らして水面を揺らめく祭りのような赤い怪しい光――。犬も寝そべって見上げていた。 Photo: Kisa Toyoshima来場者たちは作品に近づいてみたり離れて撮影してみたりと、思い思いに楽しんでいた 約1時間の停泊を終えると、作品はゆったりと再び横たわっていく。その倒れゆく音もまた、優しく鈴を鳴らすような、美しい音色だった。一仕事を終えた『KAZE — body』は再び船に身を委ねた。 次回の運航は、18日(金)から22日(火・祝)。取材時と同じく、「五反田ふれあい水辺広場」で船が停泊して、作品が立ち上がる予定だ。取材前日は悪天候のために運行が中止されていたが、無事にまたこの風の音を届けてくれることを願う。 Photo: Kisa Toyoshima少し離れたとこ
「聴く」という概念について考える、Analog Marketの初日をレポート

「聴く」という概念について考える、Analog Marketの初日をレポート

2022年、音響機器メーカー・オーディオテクニカが60周年を機にスタートした体験型プロジェクト「Analog Market」。これまでは数日間のみの開催だったが、今年は亀有の「SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE)」に舞台を移し、同所に入居するレコードショップ「VDS」、SKACを運営するチーム「SKWAT」との共催で、2026年10月4日(日)まで1カ月にわたり開催。今回は「聴く」という行為にフォーカスするという。 同プロジェクトでは期間中常設のコンテンツに加え、週末を中心にリスニングセッションやライブイベント、のみの市などが実施される。初日の9月2日に取材し、入場無料の常設のコンテンツである「Listening Station」「SKWAT HERTZ ORCHESTRA ARCHIVE」「Listening Room」を体験したので、レポートする。 ヘッドホン、レコードプレーヤー、レコード針の組み合わせとその違いを楽しむ まずは、亀有駅から会場へ向かった際に足を踏み入れるであろうVDSの店内で展開されている「Listening Station」から見ていこう。 通常営業時からレコードの試聴機が置かれている場所に、それぞれ異なる組み合わせのオーディオテクニカ製のヘッドホン、レコードプレーヤー、レコード針を設置。木製のハイエンドなヘッドホンやオーディオテクニカ独自の技術が詰まったレコード針「VMカートリッジ」各種、そして価格帯の違うレコードプレーヤーを一度に試せる機会はなかなかないだろう。 Photo: Kisa Toyoshimaヘッドホンの「ATH-ADX7000」、スケルトンな筐体(きょうたい)が印象的なレコードプレーヤー「AT-LPA2」、カートリッジは「AT-VM760xSL」という組み合わせの「Station 5」 ここでは、価格が高いからいいというわけではなく、音楽のジャンルによって機材の合う合わないがあるのだと再確認できたように思う。針をレコードに落とし、増幅された音をヘッドホンで聴くというアナログな音楽体験だからこそ、機材の個性の違いが大きいのだろう。 Photo: Kisa Toyoshima「Station 5」では見砂直照と東京キューバン・ボーイズによる『カリビアン・ブリーズ』を試聴した 収録された環境音と自分が今聴いている音が融合 2026年2月にSKACに置かれた、2台のストリートピアノ。その場にいた人が弾いたピアノのフレーズは、もちろん環境音まで録音・アーカイブされてきた。時にはアーティストが招かれて、ピアノを演奏したこともあったという。そんな膨大な音源をVDSの増森卓がエディットし、新たな7つの音楽へと再構築した。 そして今回、単管パイプで組まれた本棚に挟まれたギャラリースペース「ARCADE」で、「SKWAT HERTZ ORCHESTRA ARCHIVE」として展示されることとなった。本展では7つの曲を、オーディオテクニカの2種類のヘッドホンで聴き比べできる。 Photo: Kisa Toyoshima「SKWAT HERTZ ORCHESTRA ARCHIVE」 アーティストやDJが使用する密閉型の「ATH-M50x」で聴くと周囲の音が遮断され、ほとんどヘッドホンから流れてくる音だけが聴こえてくる。そして開放型のヘッドホン「ATH-R50x」だと、周囲の音が自然に取り込まれるのが大きな違いだろう。 音源によっては録音時に居合わせた人のくしゃみ、高架下ならではの電車が通過する
メイヤー・ホーソーンがセレクトしたレコードとワインの詰め合わせボックスが日本発売開始

メイヤー・ホーソーンがセレクトしたレコードとワインの詰め合わせボックスが日本発売開始

モダンファンクユニット「Tuxedo」のメンバーで、プロデューサー、ソングライター、DJとしても活動するメイヤー・ホーソーン(Mayer Hawthorne)。レコードコレクターであり、ワインを愛する彼は、季節に合わせたアナログレコードと3本のワインを一つのボックスに収め、「音楽を聴きながらワインを味わう時間」を届ける「Wine & Vinyl Collectors Club」というサービスを運営していることでも知られている。 画像提供:WineBox「Wine & Vinyl Collectors Club」 この度同サービスが、「音楽とナチュラルワイン」をテーマとして活動するオンラインワインショップ「WineBox」とコラボレーションして、日本初上陸を果たす。その第1弾である「WVCC Japan Fall Edition 2026」が、2026年10月11日(日)まで数量限定で予約販売される。 サービスの立ち上げは、コロナ禍にホーソーンがスタートした「Wine & Vinyl Hour」というライブ配信に由来する。同番組は、彼の持つ膨大なレコードコレクションから選んだ音楽をかけながら個性豊かなワインを楽しみ、視聴者と語り合うというプログラムだ。困難な時代を乗り越えるための楽しみとして親しまれ、「Wine & Vinyl Collectors Club」というブランドへと進化していくこととなった。 画像提供:WineBoxメイヤー・ホーソーン 今回発売されるセットは、アナログレコード1枚と、スパークリング・白・赤のナチュラルワインがそれぞれ1本ずつ、そしてホーソーンによるコメントカードで構成される。全て彼によるセレクトで、内容は届いてからのお楽しみだ。 画像提供:WineBox過去に販売されたセット 音楽が好きな人にはワインと出合うきっかけを、ワインが好きな人にはレコードを通して音楽をじっくりと聴く時間を与えてくれるだろう。レコードに針を落としてグラスにワインを注ぎ、アルバムを最初から最後まで聴く——音楽とワインのマリアージュを楽しむ、贅沢な時間を過ごしてほしい。 関連記事 『ロンドン発の音楽ディスカバリープラットフォーム「ROVR」が日本初イベントを無料開催』 『新設リスニングルームを完備した「Analog Market」が亀有SKACで初開催』 『「大人としての問い」を胸に世界のフロアを揺らす、Thee Marloes来日直前インタビュー』 『東京、角打ちワインの店5選』 『銀座ライオンビルが10月27日にリニューアル、黒ラベルとヱビスの新拠点が誕生』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
渋谷に「KAWAII」世界観に没入できる「KAWAII FRIENDS PUKA PUKA PARK」が限定オープン

渋谷に「KAWAII」世界観に没入できる「KAWAII FRIENDS PUKA PUKA PARK」が限定オープン

渋谷駅の新南改札直結の複合施設「Shibuya Sakura Stage」3階にあるイベントスペース「BLOOM GATE」に、体験型のバルーンパーク「KAWAII FRIENDS PUKA PUKA PARK」が、2026年8月13日(木)から8月25日(火)までオープン。内覧会に参加したのでレポートする。 同イベントでは、アソビシステムのアイドルプロジェクト「KAWAII LAB.」に所属しているFRUITS ZIPPER、CANDY TUNE、SWEET STEADY、CUTIE STREET、MORE STARらのキャラクタープロジェクト「KAWAII FRIENDS」のキャラクターたちが見守る空間で、全身を使って遊べる没入型コンテンツを展開。昼は子どもが安心して遊べるプレイパーク、夜は大人も楽しめる幻想的な演出の「TWILIGHT KAWAII」へと表情を変える。 会場は4つのゾーンで構成されている。天井からFRUITS ZIPPERのキャラクターである「ふるーつちゃん」のバルーンが吊り下がっている「ふるーつちゃんのバルーンプール」は、深さが60センチメートルほどあるボールプールだ。内覧会では、メンバーの真中まなが登場。真中のサイン入りのボールが隠されており、子どもたちが夢中になって探していたのが印象的だった。 Photo: Kosuke HoriFRUITS ZIPPERのメンバー・真中まなが登場した 同じく、天井にふるーつちゃんをはじめとするキャラクターのバルーンが浮かぶ「KAWAII FRIENDSの巨大ボールころがし」では、大きさの異なるボールが置いてあり、子どもたちが転がしたり、追いかけたりと思い思いに遊んでいた。 Photo: Kosuke HoriKAWAII FRIENDSの巨大ボールころがし 「ふるーつちゃんのバルーンプール」と「KAWAII FRIENDSカフェ&ストア」をつなぐ通路には、巨大な起き上がりこぼしが並ぶ「ころりんランド」がある。ひょうたんや四角錐、円柱など、さまざまな形をした起き上がりこぼしを実際に押したり揺らしたりして楽しめる。 Photo: Kosuke Horiさまざまな形の起き上がりこぼしが並ぶころりんランド 館内の「KAWAII FRIENDSカフェ&ストア」では、「ふるーつちゃん(FRUITS ZIPPER)」「あめちゃん(CANDY TUNE)」「ぶーけちゃん(SWEET STEADY)」「にゃんすと(CUTIE STREET)」「とぅいんくる☆(MORE STAR)」など、各グループをモチーフにしたTシャツ(3,500円、税込み)などを販売。ほかにもアクリルキーホルダーやクリアファイル、ステッカーなどのグッズが並んでいた。 Photo: Kosuke HoriKAWAII FRIENDSカフェ&ストアではTシャツをはじめとしたグッズを販売 フードは、タマゴサラダとミートボールをカラフルなマーブルのパンでサンドした「PUKA PUKA マーブルサンド~ミートボール&タマゴ~」や、「カラフルマシュマロ」「クッキークランブル」「クランチグラノーラ」の3つの中から好きなトッピングを選んで完成させる「DECO KAWAII チョコバナナ」などを提供。ドリンクは、タピオカ入りのミルクティーをフルーツティーに注いで、味はもちろん見た目の変化も楽しめながら飲める「PUKA PUKA タピオカミルクティー」や、華やかなローズの香りを楽しめる、爽やかなピンクレモネード「ローズピンクレモネード