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東京駅モチーフのおしゃれ土産5選

東京駅モチーフのおしゃれ土産5選

タイムアウト東京 > ショッピング&スタイル >東京駅モチーフのおしゃれ土産5選 東京の玄関口である東京駅は、1914(大正3)年に開業した、100年以上の歴史がある場所だ。空襲での被災、終戦後の修復、建て替えの危機などを乗り越え、今も毎日多くの人が利用している。 そんな歴史ある東京駅では、人気スイーツや老舗菓子店、ポップな土産店でここでしか買えない「東京駅」をモチーフにしたアイテムを多く見かける。ここでは、駅構内のショップで買えるおしゃれな東京駅モチーフの商品を紹介しよう。 ※2022年12月に作成、基本情報を確認してアップデート 関連記事『東京、ジャケ買いしたい手土産』『外国人に贈るモダンな日本土産6選』

10 best gin bars in Tokyo

10 best gin bars in Tokyo

Once written off as mother’s ruin, gin is making an exuberant comeback thanks to cool craft distilleries experimenting with new herbs, fruits and spices alongside the spirit’s signature juniper berries. In Japan, homegrown distillers are also incorporating local botanicals including tea, yuzu, cherry blossoms and sansho pepper into their production. The results are stunning, with Japan taking its place at gin’s top table with some really aromatic tipples that are distinctively different from its counterparts in Europe. Interested? Here’s our list of the best gin bars in Tokyo, where you can enjoy top class G&T and gin cocktails. RECOMMENDED: Most unique bars in Tokyo

取り寄せしたい、クラフトコーラ10選

取り寄せしたい、クラフトコーラ10選

タイムアウト東京 > ショッピング&スタイル >取り寄せしたい、クラフトコーラ10選 テキスト・監修:鯉淵正行 2018年の夏に誕生し、存在感を増していった「クラフトコーラ」というジャンル。作り手は全国に広がり、今ではクラフトコーラの数は100種類以上にものぼる。 スパイスやかんきつ類、甘味素材を使うことで、コーラらしい香りや、瞬時に伝わる心地よい味わいを生み出している。フレーバーの多くは、いわゆるコーラとは一線を画した、斬新さや嗜好性を持つ。茶や米などを活用しているものもあり、その自由さも特徴のひとつだ。 コーラらしさを残しつつ、いかに個性を主張するか。その表現のバランスが実に奥が深い。また、「クラフト」であるからこそ、作り手のルーツや思い、主張が表現されていることも、楽しめるポイントだ。 ここでは、取り寄せしたいクラフトコーラを10本紹介する。 セレクトは、全国各地で年間数千人にクラフトコーラを振る舞う、行商でマイスターの鯉淵正行。自分へのご褒美や贈り物に、気になる銘柄を選んでみては。 関連記事『ブロードウェイを目指す、伊良コーラの挑戦』

下田でしかできない21のこと

下田でしかできない21のこと

タイムアウト東京 > トラベル > 下田でしかできない21のこと ペリーの来航から現代に至るまでユニークな歴史をもつ町、下田。1970年代には、ヒッピー的な暮らしを求めて移住する人も多かったという。そんな時代ごとのスピリットを引き継いだ店や、近年では東京からの移住者がオープンさせた店などが増加しており、今、下田がアツい。 特集では、定番スポットはもちろん、街のタクシー運転手やバー店主に聞いた地元の人が通う隠れた名店やレジェンド店、そして近年オープンしたばかりの新店など、ガイドブックではまだ見つけられないディープに満喫できるスポットを紹介する。 ※2022年9月に作成、基本情報を確認してアップデート 関連記事『「千と千尋の神隠し」モデルスポット6選』『一度は行ってみたい東京の離島5選』

7 best izakaya in Shibuya

7 best izakaya in Shibuya

There are endless things to do in Shibuya, from the famous Scramble Crossing and shopping, to music gigs and casual drinks. But more often than not, those who wander into this bustling district usually end up at an izakaya one way or another.  The only problem is that Shibuya is crammed with so many pubs and restaurants that it's easy to feel overwhelmed by all the choices. We’ll save you the stress of ambling around aimlessly with this list of our favourite Japanese gastropubs in the area. From quirky underground neo-izakaya to old school sake hubs, here are the spots to bookmark for your next catch-up with friends. RECOMMENDED: 12 best restaurants near Shibuya Crossing

東京近郊の変わった博物館19選

東京近郊の変わった博物館19選

タイムアウト東京 > Things To Do > 東京近郊の変わった博物館19選 東京には、視点が異なる多種多様な博物館が存在する。本記事では、変わった展示品や、見世物レベルの収蔵品など、強烈な個性をもつオーナーがコレクションした品々を展示する博物館を紹介する。 関連記事『東京、奇妙なレストラン13選』『東京、オタクが集うバー5選』 // (function() { window.__insp = window.__insp || []; __insp.push(['wid', 663832252]); var ldinsp = function(){ if(typeof window.__inspld != "undefined") return; window.__inspld = 1; var insp = document.createElement('script'); insp.type = 'text/javascript'; insp.async = true; insp.id = "inspsync"; insp.src = ('https:' == document.location.protocol ? 'https' : 'http') + '://cdn.inspectlet.com/inspectlet.js?wid=663832252&r=' + Math.floor(new Date().getTime()/3600000); var x = document.getElementsByTagName('script')[0]; x.parentNode.insertBefore(insp, x); }; setTimeout(ldinsp, 0); })(); // // window._pt_lt = new Date().getTime(); window._pt_sp_2 = []; _pt_sp_2.push('setAccount,21b6dc83'); var _protocol = (("https:" == document.location.protocol) ? " https://" : " http://"); (function() { var atag = document.createElement('script'); atag.type = 'text/javascript'; atag.async = true; atag.src = _protocol + 'cjs.ptengine.com/pta_en.js'; var stag = document.createElement('script'); stag.type = 'text/javascript'; stag.async = true; stag.src = _protocol + 'cjs.ptengine.com/pts.js'; var s = document.getElementsByTagName('script')[0]; s.parentNode.insertBefore(atag, s); s.parentNode.insertBefore(stag, s); })(); //

2023年、東京にオープンする商業施設

2023年、東京にオープンする商業施設

タイムアウト東京 > Things to Do >2023年、東京にオープンする商業施設 2023年、街はにぎわいを取り戻し、東京の主要エリアには個性が際立つ施設が続々とオープンしている。坂本龍一が音響を監修した映画館が入居した「東急歌舞伎町タワー」や、東京駅の新たなランドマークとなった「東京ミッドタウン八重洲」、世界最大級のオタクの聖地「アニメイト池袋本店」、注目エリアである世田谷代田のマイクロ複合施設「ナカハラソウ」など、話題を集めた施設ばかりだ。 今後も、虎ノ門の「ヒルズ」の集大成となる新施設や、渋谷駅桜丘口地区の大型再開発プロジェクトなど、気になる計画が進行中だ。引き続き、変化を遂げる東京の街を見守ろう。 関連記事『2023年に行くべき新施設とイベント10選』

東京、見学できるクラフトジン蒸留所3選

東京、見学できるクラフトジン蒸留所3選

タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京、見学できるクラフトジン蒸留所3選 東京には数多くのバーや居酒屋が軒を連ね、活気ある夜のシーンが知られている。近年、その飲酒文化に新たなトレンドが生まれた。そう「クラフトジン」だ。 2016年ごろに日本で注目をあびた「クラフトジン」だが、当時は世界的にも造り手が増え、注目が高まり、日本でも製造する蒸留所が全国に増え始めた時期。日本らしいボタニカルを使ったオリジナルのものが出始め、多くの種類の「ジン」を多く取り扱っているバーや専門店がじわじわと増加していた。 そして現在、東京のクラフトジンのシーンは大きく発展し、都心にマイクロディスティラリー(小規模蒸留所)が出現し始めている。これらの蒸留所では、ローカルな素材を使った少量生産のジンが試飲できる。ここでは、東京のクラフトジン文化を象徴する3つの蒸留所を紹介しよう。 関連記事『東京、クラフトジンが楽しめるバー8選』 『東京、ベストクラフトビールバー23選』

あなたのタトゥーを見せて(友人編)

あなたのタトゥーを見せて(友人編)

タイムアウト東京 > カルチャー >あなたのタトゥーを見せて(友人編) 僕にはタトゥーが入っている友人がたくさんいる。もともと僕は札幌で中華一番というヒップホップクルーをやっていたのだけれど、ARIKAという画家で彫り師の青年が加入したのをきっかけに、彼にタトゥーを入れてもらうメンバーがちらほら現れ出したのがターニングポイントではなかったかなと思う。いつか死ぬその日まで残り続けるそれを、気心の知れた友人に彫ってもらう。というのは、きわめて深いコミュニケイション=魂の交接だ。 今回、僕はタトゥーが入っている友人たちに質問をぶつけ、その意味やエピソードを問うてみることにした。で、やっぱりそれぞれに意味があって、ちゃんとエピソードがあった。タトゥーとは皮膚にモチーフを刻み込むだけではなく、意味とエピソードも刻み込むものなのだと思った。 ここでは友人の素晴らしいタトゥーとともに、その回答を紹介する。 関連情報『東京で行くべきタトゥースタジオ』『日本風のタトゥーを入れる前に知っておくべきこと』

東急歌舞伎町タワーでしかできない7のこと

東急歌舞伎町タワーでしかできない7のこと

タイムアウト東京 >  Things To Do > 東急歌舞伎町タワーでしかできない7のこと 新宿・歌舞伎町エリアに2023年4月14日、「東急歌舞伎町タワー」が開業した。コンセプトは「好きを極める」。地上48階地下5階、高さ225メートルの複合高層ビルには18階から47階には2つのホテルが、地下4階から地上17階にはエンターテインメント施設が入居する。夜通しで遊んで、そのまま泊まる。ディープな新宿の街をとことん満喫できそうだ。 「噴水」をモチーフとした外観は、施設周辺を水源とする川があったことや、歌舞伎町には水の女神、弁財天がまつられていることなどに由来するのだとか。目の前の「TOHOシネマズ新宿」に鎮座するゴジラも、新たな仲間を得て心なしかうれしそうだ。 開業に合わせ、1階から羽田と成田空港への高速バスの運行がスタート。今や空港から歌舞伎町への直行も可能となった。ここでは、施設の魅力を7つに絞って紹介する。 関連情報『東急歌舞伎町タワーで見逃せないアートスポット7選』『坂本龍一が音響監修した映画館を体験、デートにもぴったりな贅沢空間』

東急歌舞伎町タワーで見逃せないアートスポット7選

東急歌舞伎町タワーで見逃せないアートスポット7選

タイムアウト東京 >  Things To Do > 東急歌舞伎町タワーで見逃せないアートスポット7選 エンターテインメントが凝縮された複合施設として、 2023年4月14日(金)に開業する「東急歌舞伎町タワー」。ホテルに映画館、劇場、ライブホールなどで構成されており、カルチャーの発信地として期待が高まる施設だ。そして、各階に印象的なアート作品が配置されているのも魅力の一つである。 展示されているのは、新宿・歌舞伎町にゆかりある、日本人作家を中心とした若手や巨匠の作品。新宿からインスピレーションを受けたものや、地域の素材を用いているものまでさまざま。そしてレジェンドの新作が見られることもうれしい。ここでは、特に見逃せない作品をピックアップして紹介する。 アートプロジェクト参加作家:青木野枝、大巻伸嗣、細倉真弓、荒木経惟、川内倫子、野村佐紀子、羽永光利、山本糾、水戸部春菜、沢村澄子、新城大地郎、佐々木類、玉山拓郎、開発好明、鷲尾友公、ぬQ、西野達、竹中美幸、SIDE CORE、SIDE CORE×しょうぶ学園、Chim↑Pom from Smappa!Group、篠原有司男、森山大道、ムラタタケシ、淺井裕介、足立喜一朗 キュレーション:「愛知県美術館」館長・拝戸雅彦と、天王洲に拠点を置くギャラリー「アノマリー(ANOMALY)」

人生で観ておくべき、日本映画ベスト50

人生で観ておくべき、日本映画ベスト50

タイムアウト東京 > 映画 > 人生で観ておくべき、日本映画50選日本映画には大きな魅力と素晴らしい監督の存在がある。特に黒澤明は、この地球上で最も偉大な映画監督といえるが、日本が生んだ名監督は彼だけではない。小津安二郎や宮崎駿、溝口健二、市川崑ら、映画「東京物語」「七人の侍」「となりのトトロ」など、圧倒的な名作を生み出し映画界に貢献してきた。 サイレント時代から戦後の映画黄金期をへて、パンキッシュで挑発的な1960年代のニューウェーブ、アニメーション作品の爆発的なヒットを生み出した。そして、多くの作品はアメリカやヨーロッパで大きな影響力を持つようになった。タランティーノやスコセッシは、大の日本映画好きで伝達者であり、ゴジラはハリウッドの大作映画としてとどろき続けている。 しかし、あまりに多くの作品があるため、何から観ればいいのか頭を抱えてしまうかもしれない。ここでは、タイムアウトワールドワイドが選んだ「日本映画ベスト50」を紹介しよう。 関連情報『日本で最もセクシーな映画俳優』『日本人アーティストのドキュメンタリー6選』

Listings and reviews (2)

バンコクナイツ

バンコクナイツ

4 out of 5 stars

夜の街を駆け抜けるトゥクトゥク、きらめく歓楽街。バンコク独特の熱気とイサーン地方の穏やかな空気を含んだ本作は、映画『サウダージ』などで知られる、映像集団「空族」の富田克也と相澤虎之助が10年の構想を経て完成させたロードムービーだ。 タイのタニヤ通りという、実存する日本人専門の歓楽街で娼婦として働く主人公のラックと、日本に居場所を失くし、タイに渡った元自衛隊員のオザワが再会し2人の物語は動きだす。『サウダージ』に続き本作も、現地の人々を役者として起用しており、監督の冨田は信用を得るために何度もタニヤを訪れた。そして、カメラが入り込むことは困難と思われていたタニヤのホステスクラブや、そこで働く女性たちが本作には登場している。 物語はバンコクから、ラックの故郷であるタイの北部イサーンへと移り、ラオスの山岳地帯に到達する。このオザワとラックの旅を通して、ベトナム戦争の傷跡や、この国の悲しい歴史が映し出されていく。また、作品のキーとなるラオスやイサーン地方に伝わるタイの伝統音楽「モーラム」が場面を彩る。音楽の監修には、アジアの音楽を紹介するイベントなどを開催している、DJユニットSoi48が担当。そのほかにも、1970年代にタイの学生運動のなか結成された、フォーク・バンド「カラワン」のリーダー、スラチャイ・ジャンティマトンや、人間国宝となったモーラム歌手のアンカナーン・クンチャイが出演しており、アンカナーンがラックに語る言葉が歌になっていくシーンは印象深く、モーラムの素晴らしさを感じられる。 空族による、アジア裏社会をテーマにした映像作品三部作の最終章となる『バンコクナイツ』。「外から見れば楽園、なかに入るとそれは変わる」というセリフがあるように、外からでは知り得ない、タイの内側に寄り添った現実を見ることができるだろう。そして空族が案内するこの楽園を一緒に旅してほしい。 公式サイトはこちら 2017年2月25日(土)テアトル新宿ほかロードショー、『KUZOKU SAGA~空族サーガ~ 空族全作品特集上映』は2017年3月4日(土)より新宿 K's cinemaにて開催。  (c)Bangkok Nites Partners 2016 テキスト:平塚真里

百円の恋

百円の恋

3 out of 5 stars

自分自身が負の状態になっている時にそこから抜け出して、勝ちたいと思ったことはないだろうか。それ相応のきっかけがなければ、強く変わりたいとは思わないだろうが、この作品では自堕落的に生きる女が1人のボクサーとの出会いをきっかけに強く美しく成長する姿を描く。 実家でひきこもり生活をしている32歳の一子(安藤サクラ)は、妹との激しい喧嘩により家を出て一人暮らしを始めることに。稼ぐことが必要となった一子は100円ショップの深夜のシフトで働きだす。廃棄弁当を漁りにくる電波系のおばさん、苛つく程に話の止まらない同僚、ちょっと病んでいる店長など、どうしようもない人々に囲まれながらの新生活を送る。そんなある日、帰り道に通るボクシングジムで寡黙に練習するボクサー狩野(新井浩文)と出会い、2人は恋に落ちる。しかし、ささやかな幸せの日々は長くは続かず、うまくいかない日々の中で、衝動的にボクシングを始めるのであった。 劇中で一子はひきこもりからタフな女性へと変化していくのだが、その変貌ぶりは大変見応えがあった。はじめはひきこもり生活をしている設定なので、お腹から肉がはみ出ただらしない身体をしている。しかし、狩野との出会いにより服装に気を使いだし、その後ボクシングに没頭していく際には腹筋の割れた身体となっていく。そして、身体だけではなく顔つきまでも変わっていきどんどん美しくなっていく一子の姿に、人間の強さを感じられるのだ。 試合のシーンでは、「勝ちたい」という気持ちにあふれた一子の精神状態や、コーチとのやりとりに心を揺さぶられるだろう。脚本完成から4年の歳月をかけて映像化した『百円の恋』は、素晴らしいキャストに恵まれた作品であった。何かに熱中したいことが見つかるきっかけになるかもしれない。 Mari Hiratsuka

News (366)

活動10年の集大成、タトゥーアーティストTAPPEIの初個展が渋谷で開催

活動10年の集大成、タトゥーアーティストTAPPEIの初個展が渋谷で開催

タトゥーアーティストやグラフィックデザイナーとして活動するTAPPEIの初となる個展「TAPPEI 1st Solo Exhibition」が、2023年6月12日(月)まで開催中だ。会場は「渋谷パルコ」の地下1階にある「ギャラリーX」で、今までTAPPEIが手がけたタトゥーデザインの展示のほか、オリジナルキャラクター「天使」のショートアニメーションや巨大ぬいぐるみ、生身の人間のタトゥー展示など、幅広い作品が並ぶ。 Photo: Keisuke Tanigawa会場の様子 幼少期に観ていた極道映画からタトゥーに興味を持ち、小学1年生の頃からタトゥーアーティストになるのが夢だったというTAPPEI。19歳から活動を始め、今年で約10年となる。そんな節目の年に開催する初の個展は、テーマやコンセプトを設けず、タイトルもあえてシンプルに。会場には、今まで作成した「好きなもの」だけを集めたという。 Photo: Keisuke Tanigawa「DONATION BOX」 会場で最初に目に止まるのは、巨大な天使のぬいぐるみが入ったクレーンゲーム機だ。天使のキャラクターは彼のデザインに繰り返し登場するモチーフで、今回初めて立体で生み出された。機械上部には寄付箱を意味する「DONATION BOX」と記載があり、絶対に取れないという皮肉が込められている。 Photo: Keisuke Tanigawa天使のショートアニメーション Photo: Keisuke Tanigawa「HUMAN」 壁面には、オリジナルのショートアニメーションが放映。パラパラ漫画のように作成し、約800枚のコマで構成されている。すぐ横には、額縁で装飾されたタトゥーの作品がある。最初は写真だと思ったが、よく見ると生身の背中で、よりリアルにTAPPEIが施したタトゥーの質感を体感することができる。作品はいつでも見ることができ、時間帯により人が変わってバラエティー豊かな人肌の作品が観られる。 Photo: Keisuke Tanigawa Photo: Keisuke Tanigawa TAPPEIは同展について「昨年アンダーカバーやナイキとコラボレーションをさせてもらい、自分のデザインが良いと言ってもらえることが多くなりました。そこでいったん、服やタトゥーという表現ではなく、真っすぐにデザインを飾る個展をやろうと決めました。僕自身、堅苦しいものより少しギャグテイストや面白みのある気軽な作品が好きなので、ふらっと何回も寄ってくれたらうれしいです」と話す。 TAPPEIは会期中、毎日15時以降に在廊し、ライブペインティングを行う予定だ。何度訪れても楽しめるだろう。 Photo: Keisuke Tanigawaクッキー缶の写真 同展を皮切りに、7月には天使のデザインをしたかわいらしいクッキーを発売。また、8月には2回目の個展を開催予定だと教えてくれた。アグレッシブに活動の幅を広げていくTAPPEIから今後も目が離せない。 関連記事 『TAPPEI 1st Solo Exhibition』 『原宿の中心でかっけーと叫ぶ、空山基の新作個展「Space Traveler」』 『六本木アートナイトが4年ぶりにオールナイトで開催』 『「Bunkamura Gallery」がヒカリエ8階に移転オープン』 『歴史あるタトゥーコンベンション「KING OF TATTOO 2023」をレポート』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら 

2023年版「アジアのトップピザ50」に東京のピッツェリア10店舗がランクイン

2023年版「アジアのトップピザ50」に東京のピッツェリア10店舗がランクイン

東京は美食の街として有名だが、本場のナポリ風ピッツァを提供する世界有数のおいしいピザが味わえる場所としても注目を集めている。日本では、イタリアに匹敵するような完璧なピザを作るために、シェフたちが努力を重ねているのだ。 その証拠に、世界で最も影響力のある「50 Top Pizza Asia Pacific(アジアのトップピザ50)」で、2023年は日本がアジアで最も多い14店舗が受賞した(東京10店舗、そのほか4店舗)。同ランキングは、アジア地域の審査員によって料理の品質とサービス、ワイン、内装、雰囲気が評価され、店が選出されている。 Photo: Mandarin Oriental TokyoThe Pizza Bar on 38th 1位は「マンダリン オリエンタル 東京」38階にある「ピッツァバー on 38th」が獲得。次いで2位は北京の「Bottega」、3位は東京の「ピッツェリア ペッペ - ナポリスタカ」がランク入りした。 Photo: Pizza StradaPizza Strada そのほか、東京からは「ピッツァ ストラーダ」(12位)、「 ピッツァスタジオ タマキ」(13位)、「ピッツエリア エ トラットリア ダ イーサ」(22位)「ピッツェリア エ ブラチェリア リンシエメ」(23位)、「聖林館」(25位)、「ラ トリプレッタ」(26位)、「マッシモッタヴィオ」(33位)、「タランテッラ ダ ルイジ」(50位)がランクインした。 東京以外では、名古屋の「ピッツェリア ブラチェリア チェザーリ」(16位)、大阪の「ピッツェリア ダ ティグレ」(27位)、京都の「ピッツェリア ダ チロ」(31位)、横浜の「A16」(49位)の4店がトップ50入りを果たしている。 ベスト15位までに選ばれた店は、2023年9月13日(木)にイタリアのナポリで発表される予定の「50 Top Pizza World」のエントリーが保証されている。日本のピザが、世界規模ではどの位置を獲れるのかも見ものだ。 なお、10位までのランキングは以下の通り。 1. ピッツァバー on 38th (東京・日本)2. Bottega(北京・中国)3. ピッツェリア ペッペ ナポリスカ(東京・日本)4. 48h Pizza e Gnocchi Bar(メルボルン・オーストラリア)5. Fiata by Salvatore Fiata(香港・中国)6. Via Toledo Enopizzeria(ドバイ・アラブ首長国連邦)7. Dante's Pizzeria Napoletana(オークランド・ニュージーランド)8. Pizza Massilia(バンコク・タイ)9. Pizzeria Mazzie(バンコク・タイ)10. Crosta Pizzeria(マカティ・フィリピン) 関連記事 『東京、ベストピザ19選』 『東京、ワールドミュージックを楽しむレストラン&バー』 『「サステナブルな旅」では不十分? 現状維持よりも高い目標を掲げるべき理由』 『2023年、より良い旅をするための6の方法』 『世界の都市が実践するサステナブルな21のこと』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

2023年、世界で最も優れた航空会社はエコノミーへのベッド導入が評価

2023年、世界で最も優れた航空会社はエコノミーへのベッド導入が評価

評判の悪い航空会社の特徴は、誰もが知っていることだ。フライトの遅延(またはキャンセル)、カスタマーサービスの悪さ、不快な機内......。しかし、良い航空会社については、あまり報道されていない。が、素晴らしい会社は存在する。 航空会社の安全性ランキングなどレビューに定評のあるAirlineRatingsは、サービスや安全、革新性など、さまざまな要素を考慮した2023年の世界最高の航空会社の公式ランキング「TOP TWENTY-FIVE AIRLINES FOR 2023」を5月31日に発表した。 今年トップに輝いたのはニュージーランド航空。パンデミックからの回復と、高いレベルの顧客サービス、そしてエコノミークラスにベッドを導入するという革新性とサービスなどが評価された。同社は、昨年2位を獲得しており、その信頼度がうかがえる。  Photograph: danielou_shots / Shutterstock.com 2位は、過去2年間のランキングでトップだったカタール航空。3位はエディハド航空で、旅行をより環境に優しいものにする方法を試す「グリーンライナー プログラム」が評価された。もちろん、航空旅行が本当の意味で「環境に優しい」ものになる可能性が低いことは言うまでもないが。 昨年、総合ランキングで日本からは全日空(ANA)が10位、日本国空港(JAL)が13位につけていたが、今年はランク入りはしたものの14位と19位と順位を落とした。 2023年の世界の航空会社トップ10は以下の通り。 1. ニュージーランド航空2. カタール航空3. エティハド航空4. 大韓航空5. シンガポール航空6. カンタス航空7. ヴァージン・オーストラリア/ヴァージン・アトランティック航空8. エバー航空9. キャセイパシフィック航空10. エミレーツ航空 ランキングの詳細は、AirlineRatingsの公式ウェブサイトからチェックしよう。今年の夏休みに、信頼できる快適な航空会社を探しているなら、ぜひ参考にしてほしい。 関連記事 『Revealed: the best airlines in the world in 2023(原文)』 『世界で最も過小評価されている14の旅行先』 『TikTok時代の「旅先の美しい写真」が旅行を台無しにする』 『LGBTQ+の旅行者にとって世界で最もフレンドリーな都市は?』 『「サステナブルな旅」では不十分? 現状維持よりも高い目標を掲げるべき理由』 『世界の都市が実践するサステナブルな21のこと』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら   

ファッションのテーマパーク「木更津コンセプトストア」でしかできない5のこと

ファッションのテーマパーク「木更津コンセプトストア」でしかできない5のこと

2023年6月8日(木)、千葉県木更津市にファッションを楽しむテーマパーク「木更津コンセプトストア(KISARAZU CONCEPT STORE)」が誕生する。セレクトリサイクルショップのパスザバトン(PASS THE BATON)がプロデュースを担い、敷地面積は約7300平方メートル。開放的なガーデンスペースを囲む南東2棟の建物があり、売り場やカフェ、ファクトリーラボなどを併設している。 Photo: Kisa Toyoshima 同店は、これまでの商流では販売できなかった規格外品やデッドストック品などに光を当て、新たな買い物体験を提案する。一足先に同店を体験してきたので、ここでしかできないことを5つ紹介する。 1. テーマパークのような売り場で服と出合う。 Photo: Kisa Toyoshima Photo: Kisa Toyoshima 入店したら、まず最初に入場料を支払う。料金は1人300円(以下全て税込み)で、中学生以下は無料だ。チケットを受け取りテーマパークによくある回転アーム式のゲートをワクワクしながら通過すると、空間にずらりとアイテムが並んでいる。ショッピングエリアはジャンルごとA〜Eの5つのゾーンに分かれており、それぞれのゾーンで同店のキャラクター「プトンズ」が出迎える。 Photo: Kisa Toyoshima 店内はとても広いのでカートとカゴを使用し、回遊しながらのショッピング推奨している。レイアウトにも趣向を凝らしており、単一のブランドだけではなく、さまざまなブランドをミックスし、テーマごとに陳列。できる限り服を手に取ってほしいという思いから、至る所に鏡が設置されている。 Photo: Kisa Toyoshima 什器(じゅうき)も新品ではなく、リサイクルされたものが多い。工事現場で使うようなパイプや厚手のビニールシート、取り壊されたアパートの窓など、個性的な素材が空間を構成している。 2. 映えるフィッティングルームでとことん試着する。 Photo: Kisa Toyoshima Photo: Kisa Toyoshima 店内には19カ所の試着室が設置されている。中でも注目は、北棟の2階に位置する全5部屋の「FITTING STUDIO」だ。赤・青・緑の光が一度に当たるライティングが特徴的で、フォトジェニックな雰囲気で写真撮影にもピッタリ。持ち込み点数は無制限なので、とことん試着を楽しみ、新しい自分を見つけよう。 Photo: Kisa Toyoshima タッチパネルから予約を行い、時間になるとLINEで知らせが届く。試着室は広々としており、家族や友達と一緒に使用することもできる。 3. サステナブルなカフェで一休みする。 Photo: Kisa Toyoshima ショッピングで歩き疲れたら、カフェ「ザ オープン カフェ(THE OPEN CAFE)」で一息つこう。クラダシとコラボレーションし、規格外などを理由にフードロスになる食材を使用したハンバーガーやスムージー、ジェラートなどを販売する。 Photo: Kisa Toyoshima 第1弾のコラボレーションメニューは、愛媛県八幡浜市産のミカン「まどんな」を使った「まどんな 蔵出しスムージー」(680円)。豊作で余ってしまった品を廃棄することなくおいしい状態で楽しんでほしいという思いから、旬の時期に冷凍保存し、スムージーとして生まれ変わった。甘味と酸味のバランスがちょうどよく、冷たさがこれからの季節にうれし

トリップアドバイザーによる調査、世界最高のホテルが発表

トリップアドバイザーによる調査、世界最高のホテルが発表

「世界のベストホテルランキング」と言えば議論が起こるトピックだろう。何より、優先順位が人それぞれ違うからだ。絶景のロケーション? 一流の施設? 華やかさ? これらの条件を全て満たす施設を見つけるのは困難だ。 そんな中、トリップアドバイザーが2023年版の「トラベラーズチョイス ベスト オブ ザ ベスト ホテルズ」を発表し、話題になっている。ランキングは2022年内の口コミデータをもとに、800万軒の掲載情報を対象に作成された。 ランキングでは「ベストホテル」のほかに、「オールインクルーシブ」「旅館(B&B、イン)」「ファミリー向け」「人気のある新オープン」「ラグジュアリー」「非日常を楽しむ」「小規模ホテル」「睡眠に最適」「スパ付き」といった部門別の順位も発表している。 ところで、ベストに輝いたホテルはどこだったのか? 今年の世界一の宿泊施設は、インドのジャイプールにある「ランバーグ パレス」だ。「ジャイプールの宝石」の異名を持つ同ホテルは、プールとスパ、ホスピタリティーが高く評価され、5000件を超えるレビューから満点の五つ星を獲得した。 次点に、モルディブの楽園ともいえるオールインクルーシブリゾート「オーゼンリザーブボリフシ」、3位はブラジルの「ホテルコリーヌ ド フランス」がランク入りした。同ホテルは、山岳リゾート地グラマドにある宮殿のようなホテルで、昨年のトップ3にもランクインしている。 なお、日本国内でのランキングでは「クラブメッド 北海道 トマム」がベストホテル1位を獲得。ラグジュアリー部門でも昨年から引き続き日本1位、ファミリー向けホテル部門では世界19位とアジア3位を獲得した。 2023年世界のホテルトップ10は以下の通り。 1. ランバーグ パレス(ジャイプール・インド)2. オーゼンリザーブボリフシ(ボリフシ・モルディブ)3. ホテル コリーヌ ド フランス(グラマド・ブラジル)4. シャングリ ラ ザ シャード(ロンドン・イギリス)5. ザ リッツ カールトン(香港・中国)6. JWマリオット マーキス ホテル(ドバイ・アラブ首長国連邦)7. ロマンス イスタンブール ホテル(イスタンブール・トルコ)8. イコス ダッシア (ダッシア・ギリシャ)9. イコス アンダルシア (エステポナ・スペイン)10. パドマ リゾート ウブド (プフ・インドネシア) 関連記事 『This hotel has just been named the best in the world(原文)』 『世界で最も過小評価されている14の旅行先』 『TikTok時代の「旅先の美しい写真」が旅行を台無しにする』 『ヨーロッパでベジタリアン旅行者に適している都市はブリュッセル』 『2023年、より良い旅をするための6の方法』 『世界の都市が実践するサステナブルな21のこと』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら   

歌舞伎町タワーで上裸で踊った夜、「ZERO TOWER FES」をレポート

歌舞伎町タワーで上裸で踊った夜、「ZERO TOWER FES」をレポート

2023年4月にオープンしたばかりの歌舞伎町タワーで開催された「ZERO TOWER FES」に行ってきた。2部構成、全7会場を使用した回遊型タワーフェスで、僕が観覧したのは第1部、デイタイムの後半戦である。本稿はその様子をレポートしたものであるが、そのまえに同所についての個人的な所感を少々書いておきたい。  SNSユーザーであれば周知の通り、歌舞伎町タワーは現在、あらゆる意味において話題をかっさらいまくっている物件であるが、僕はこの日まで足を踏み入れるどころか、まだ建物を目視したことさえなく、「一体どんなもんだべか~」という物見遊山テンションでホテホテ出かけてったのだが、なんつーか色々と感じ入ることの多い施設だった。 Photo:Kisa Toyoshima東急歌舞伎町タワー外観 サイバーでハイパーでエキゾチックなフロアデザイン   エスカレーターを上ってすぐの新宿カブキホール 歌舞伎横丁は、「祭りをテーマにした次世代エンターテインメントフードホール」とのことだが、まぁすげえ簡単にいうと『スト2』のエドモンド本田ステージの豪華版みたいな感じだ。 Photo: Kisa Toyoshima新宿カブキホール 歌舞伎横丁 外国人が思い描く、サイバーでハイパーでエキゾチックな日本の歓楽街のイメージを逆輸入し結晶化したようなフロアデザインははっきりとイミテーションであり、それ自体は別にいいのだが、かの「ミヤシタパーク」の渋谷横丁のようなグロテスクさが滲んでいると感じた。こうした横丁が歌舞伎町につくられたというのはとても現代日本的だと思う。色々な意味で。 異形で現代日本的なナイトスポット   で、地下の1~4階がライヴホールZepp Shinjuku (Tokyo)、クラブゼロトウキョウなのだけれども、これは2つの施設が併設しているワケではなく、営業時間帯によって名称が変わる仕組みになっているそうだ。 前述した横丁とは打って変わって、地下フロアは全体的に削ぎ落とされたソリッドなデザインだった。1960年代に思い描かれた近未来都市をアップデートしたような意匠で、特にエスカレーターなどはなかなか面白く、『ここから非日常空間ですよ~』と頭のスイッチを切り替えるような役割を果たしていると思う。 Photo:Yui Nogiwa 全階にバーカウンターがあり、廊下で仕切られたトイレ(しかも全部作りが違う)が設置されているあたりもとてもアテンド力が高い。フロアデザインだけでなく照明や音響にもこだわりを感じる。 photo:Kisa Toyoshima だが、最も気になった点はその雰囲気にある。なんというかヒリヒリしないのだ。精緻にデザインされたデカダン、希釈、ろ過されたストリートといったムードが渦巻いていて、まったくヒリつきがない。これはナイトスポットとして異形であると同時に、とても現代日本的であると思う。 急に誇大妄想めいた話になるが、石原都政が打ち出した浄化作戦の極致ではないか、というインプレッションを受けた。この場所がこれからどう発展していき、新宿、ひいては東京にどのようなフィードバックを与えていくかがとても気になる。   LOVEの波動   長々と所感を述べたが、ここからイヴェントレポートへ移る。 まず歌舞伎町タワーの入り口そばでプレイしていたのがDJのnasthugである。フェスのラインアップが映し出されたクソデカスクリーンの真下、そしてテナントで入っているスターバックスのウィンドウの真ん前という、冷静に考えて結構すごいロケーションに組まれ

日本のソウルに酔いしれて、向島の民謡酒場「栄翠」

日本のソウルに酔いしれて、向島の民謡酒場「栄翠」

向島の民謡酒場「栄翠」に行ってきた。毎週土曜日にしかやっていない店だそうで、普段は民謡喫茶とか民謡教室とか地域にコミットしたイヴェントをやっているのだという。「ふ~ん。ハコバンみたいな感じでリクエストした民謡をやってくれて、土曜の晩にそれ聴きながらしみじみお酒飲む的な? 「オモロ」などと思っていたのだが、実際は『オモロ』どころの騒ぎではなかった。マジでめっっっっっちゃくちゃ面白かった。 Photo:Kisa Toyoshima入り口も渋い 親戚の集まりを彷彿とさせるムード   オープン時刻の5時半に店内へと入り、情緒たっぷりの座敷へと上がると間もなく、常連と思しき客がぞろぞろと列を成してやってきたのだけれども、たいへん失礼ながら「オッチャン」「オバチャン」と形容するのが最もしっくりくるルックスで、しかも全員が全員『良い顔』をしている。 オバチャンたちはかなり仲睦まじげで、「こないだ中村さんと新小岩のカラオケ行ってきたのよ~」みたいな会話で盛り上がりつつ、ゴディバのチョコを客全員に配っていたりしていた。フレンドリーというよりもはやファミリー、なんという『親戚の集まり感』であろうか。気がつくと僕は、最近スマホデビューしたばかりという婦人にLINEの使い方を教えていた。 Photo:Kisa Toyoshima栄翠 で、せっかくなので瓶ビールなど飲もうかな、と思ったのだがメニューがどこにも見当たらない。店主の息子に尋ねると「あ~、メニュー書き直し中なんですよ~。まあ基本的には大体ある感じです」という頼もしい回答が得られた。 Photo:Kisa Toyoshima店主の印南幸紀 話を聞いたところ、日本民謡協会の広報部長をやっているそうで、浅草公会堂で「民謡フェス」なども企画しているとのことだった。常連客たちは、北海道から沖縄までいろんな地域の民謡をレパートリーに持つセミプロの方々なのだそうだ。今日はこの全員が歌うのだという。ちょうど大会が近くあるため、練習に来てる人もいるとか。秋には全国大会も控えているらしい。   Photo:Kisa Toyoshima日本民謡協会の監事を務める佐藤渓峰(右) やがて、みんなから「先生」と呼ばれているスーツ姿の男性が現れた。日本民謡協会の相談役を務めている重鎮らしい。ちなみに今日は歌うつもりで来たのではなく、酒を飲みながら『40年前、私は民謡の全国大会に出て武道館で歌い、日本一になった』という、すごすぎて想像すらできないレガシーを語ってくれた。   ライヴ・イン・ムコウジマ   18時を過ぎた頃、ついにそのときはやってきた。店主が尺八を持って舞台へ上がり、小柄な高齢女性が後へと続く。店主が「秋田の民謡 秋田草刈り歌です」と告げると、歌と演奏がはじまった。優雅に宙を旋回するような尺八の音色と、スコーンと抜けてゆく明瞭で力強い歌が響きわたる。それは大きくゆっくりと揺れるようなトリップ感があり、それでいて全てを笑い飛ばすようなポジティヴなパワーがあった。 Photo:Kisa Toyoshima栄翠 音楽的には違うが、肌感としてはブルーズに似ている気がした。民謡の歌詞というのは「労働のつらい気持ちを紛らわすための愚痴」だとか「酒席の恋愛模様」を描いたものが多いらしいのだが、それもまさにブルーズ的である。演歌が日本の心だというのなら、民謡は日本のソウルだと思った。手垢にまみれた前時代的な表現だが、自分は日本人なんだなぁとしみじみ思った。 Photo:Kisa Toyoshima店内の様子 だもんで『フ

「エロかわいい」が正義、都築響一が手がける大道芸術館

「エロかわいい」が正義、都築響一が手がける大道芸術館

都築響一は、身近にあるが見過ごされている物事を追いかけることで、現代社会を切り取ってきた編集者、ジャーナリスト、写真家だ。 2022年にひっそりとオープンしたという「大道芸術館」は、そんな都築がこれまで取材で日本全国を巡りながら、手元に集まってきた蒐集物を展示する美術館であり、交流の場でもある。 「ガチの昭和」が好きな外国人が訪れる 館内には「秘宝館」「ラブドール」「バッドアート」「ピンク映画」「見世物小屋」などの要素が入り混じる。都築のファンならば「『ROADSIDERS' weekly』で紹介されていた作品の実物だ!」と、感動できるし、レトロフューチャーな空間は若い女性客から支持が高いそう。海外からは歌手のデュア・リパがお忍びで訪問。さらに、いわゆる「昭和レトロ」ではなく、三島由紀夫などサブカルチャー文脈の昭和好きな外国人がSNSで情報を見つけて多数訪れているそうだ。 Photo:Kisa Toyoshima料亭の趣を残す入り口 大道芸術館があるのは江戸の花街、向島。料亭や置屋、住宅などがひしめくエリアに2022年10月にオープン。都築は、さまざまな物件を探した結果、かつて料亭だったこの場所を選んだ。 「向島は現役の花街で、料亭がまだ10軒くらいあって面白いエリア。最初はバーを開こうと思ったのですが、悪目立ちはしたくはなかったので、予約制の美術館とすることで落ち着つきました」と話す。 中に入ると、ピカピカに手入れされ広々とした玄関に、かつて「元祖国際秘宝館 鳥羽SF未来館」に展示されていたという、透明な卵型カプセルに入った女性のオブジェがドーンと置かれ存在感を放っている。 Photo:Kisa Toyoshima電気が付き、巨大な手がインパクト大だ 身近にたくさんあるけど見過ごされているもの 1階から3階に作品が展示されており、1階にはエントランスと、カラオケができるスナック風のVIPルームがある。カラオケはその曲のためにだけに作られたオリジナルの映像(都築いわく「2分30秒の超短編映画」)があるもののみを厳選。 「てんとう虫のサンバ」を見せてもらったのだが、着ぐるみたちがダンスする映像が流れ、レトロかわいくて思わず笑ってしまった。 Photo:Kisa ToyoshimaVIPルーム 階段の壁面には、都築が収集した「バッド・アート」を中心に展示されている。タイ・バンコクで写真を持っていくと油絵にしてもらえるという店で、ひょんなことから購入したという「バンコクの犬」や、小人プロレスのポスター、昆虫標本、中田柾志の写真作品、佐川一政や空山基、大竹伸朗の絵画などが並ぶ。 都築によると「有名な人の作品だから意識して飾っているということはなく、ごちゃまぜの空間を作りたかった」とのことだ。 Photo:Kisa Toyoshima「バンコクの犬」と「秘宝オジサン」 2階はバーになっており、今回の美術館のために買い集めたというオリエント工業のラブドールたちがずらり。ドールたちには不思議と人間的な存在感があり、奇妙な感覚に陥る。入館料には、バーでのドリンク代も含まれており、居合わせた人と交流が生まれたり、落語やビデオ鑑賞会、バーレスクダンサーを呼んだイベントなども行われている。 Photo:Kisa Toyoshimaテーブルのガラス板の下には、ピンク映画のポスターが大量に。壁に飾られているのは見世物小屋の看板 エロ宇宙の未来旅 クライマックスとなる3階には、とんでもないディストピア空間が広がっていた。都築が閉館間際に買い取った「元

リアル・フィフティーズ、横浜の老舗バー「スターダスト」

リアル・フィフティーズ、横浜の老舗バー「スターダスト」

横浜のバー・スターダストへ行ってきた。 米軍施設「横浜ノースドック」がある瑞穂ふ頭の入り口付近に位置する、1954年創業の老舗中の老舗だ。巨大なネオンサインの看板が瞬き、窓の外を見遣ればハマの海と夜景が広がっていて「すげー。わたせせいぞうの世界観じゃん」とか思ってたら、マジで店内にわたせせいぞうが描いたスターダストのイラストがあって驚いた。 Photo: Keisuke Tanigawa隣には同じオーナーが経営する「ポーラスター」がある さてこのスターダスト、一言でいってしまうと「古き良きアメリカ文化」を体現するスーパークールな店なのだが、ここのすごいところはマジで50年代から営業している、という点だ。 1954年創業という「迫力」 50年代の古き良きアメリカ文化を体現する店は、古着に雑貨屋、レストランといろんなジャンルに存在するが、そういう店は大体にして店主が「アメリカン・フィフティーズ」の信奉者である。 所ジョージか高橋ジョージみたいな服装をして、パステルピンクの店内にペプシのブリキ看板やエルヴィスの人形やマリリン・モンローのブロマイドなどを散りばめ、ナイフ型コームで自慢のリーゼントを整えながら「ビートルズはシルバー・ビートルズまでだね」とか言ったりしているのだが、要するにそれらはすべてリスペクトであって、どこまでいっても50年代ふうの域を出ない。 Photo: Keisuke Tanigawa だが同店のように、50年代から存続しているお店というのは「リアル」である。アメリカン・フィフティーズに拘泥していないのだ。若干の修復を加えている程度で、創業当時からほとんど変わっていないという内装はたしかにムチャクチャ雰囲気があるのだが、その一方でカウンターの中に能面が飾ってあったりして、なんというか、すごく自然体である。こんなのは後追いのアメリカン・フィフティーズ信奉者ならば絶対にやらないし、できないだろう。普通にwi-fi飛んでるし。 老舗としての誇り また、スターダストは多くの映画やドラマ、MV等に登場する「聖地」としても知られている。 たとえばサザンオールスターズが社会性の強い詞を前面に打ち出し、ヒット・ソング多数の80年代作の中でも最も売れたアルバム『NUDE MAN』に収録されている『思い出のスターダスト』はまさにこのバーを歌った楽曲であり、サザン初のMVもここで撮影されている。ほかにも『あぶない刑事』だとか『西部警察』だとかゴールデンボンバーだとか枚挙に暇がないワケだが、それほどまでに時代を超えて幾多のコラヴォレートをしているにも関わらず、そこをことさら全面的に打ち出している印象は受けない。 Photo: Keisuke Tanigawa もちろんサザンの写真などは飾ってあるがそれもほんの数点で、有名人のサイン色紙を壁中に陳列するラーメン屋のようなことはしていない(バーなんだから当たり前だろと言われたらそれっきりですが)。逸話だって山のようにあるだろうに、公式ウェブサイトを見てもそこに対する記述はない。エピソードトークとか記念品とかそういうものに全然頼っていない。こういったスタンスにも老舗のバーとしての誇りを感じる。 Photo: Keisuke Tanigawa 創業当時には周りに6軒あったというバーがすべて姿を消し、ヴェトナム戦争やコロナ禍によって何度も苦境に立たされながらも、いまだこの店が営業を続けているというのは、夜景が綺麗とか酒がおいしいとかヴィジュアルがフォトジェニックだとか勿論そういう面もあると思うが、

原宿の中心でかっけーと叫ぶ、空山基の新作個展「Space Traveler」

原宿の中心でかっけーと叫ぶ、空山基の新作個展「Space Traveler」

空山基の新作個展「Space Traveler」がスタートした。3会場同時開催の展覧会で、訪れたのはメーン会場の「ナンヅカ アンダーグラウンド(NANZUKA UNDERGROUND)」である。僕は空山基についてほとんど何も知らないに等しい。 エアロスミスのジャケをやったり、ディオールやステューシー、ディズニーといった名だたる企業とコラボレーションしている世界的なイラストレーター、というぐらいで、画集は見たことはあるけれども作品をナマで鑑賞したことは一度もなかった。 Photo:Kisa Toyoshima2階 展示の様子 つーワケで、今回初めて空山基の作品にじかに触れたんだけども、率直にいってヒジョーによかった。マジでカッコよかった。いや、カッコいいっていうか『かっけー』だ。僕の中で「カッコいい」と「かっけー」は別で、『カッコいい』がため息をつきたくなるような美の発露のことだとすると、『かっけー』は、思わず笑っちゃうようなワクワクに満ちたクールネスのことである。空山は断然後者だった。 圧倒的なエンタメ性と、その背後にひそむもの   本展は絵画のみならず、立体のロボット彫刻作品やCGアニメも展示されているのだが、どれもこれも強烈なインパクトがあった。御年75歳のクリエーターの作品とは思えないほどのギンギンぶりで、ひと目見ただけで持ってかれてしまう。空山は自身のことをアーティストではなく「エンターテイナー」と位置付けているそうだがナルホド納得、すさまじいポップさでもって本能に迫ってくる。考えさせるというより、感じさせる作品。明快かつキャッチーでありながら、じっと見ているといろんなものが滲んでくる。   Photo:Kisa Toyoshima空山基 空山が近年精力的に取り組んでいるという大型のキャンバス絵画作品(3面で作り上げた横幅4.2メートルの作品)たるや圧巻で、とにかく超写実的なんだけども、目にくる独特のキラキラした質感がある。画集で見る限りではつるんとしたハイファイな印象があったんだけど、実際ナマで見ると画材が垂れていたりして手作業の痕跡がありありと残っており、それがまたカッコよかった。すげえサイバーな世界観なのに生々しいストリートの匂いがする。 Photo:Kisa Toyoshima「Untitled」 2022 Photo:Kisa Toyoshima「Untitled」2022 ストリートの匂いとはつまり茶目っ気と不良っぽさとラジカルな知性のことだが、超絶画力で描かれた美麗きわまる絵のなかにはそれらがナチュラルに息づいていた。首長竜の絵なんかモロに「FUCK YOU」って書いてあったし。FUCK YOUだよ。なっかなか言わないよ。マジでオラつきすぎ。 メタリックな曲線美がつむぐ背徳の快楽 ヒューマンスケールサイズのセクシーロボットも圧巻だった。曲線美に対するこだわりがマジでハンパない。二の腕とか腰から太ももにかけてのラインなど、まさにセクシーというほかない。メタリックな曲線美が紡ぎ出すソレは、五感の根っこにある本能を揺さぶるような、ゾクゾクする背徳の快楽がある。こんだけ精緻にデザインされたロボットが壁面に6体バーっと並んでる光景はもうハッキリと異空間だった。陳腐な言い方で恐縮だが、SF映画の中に迷い込んだような感覚にさせられる。 Photo:Kisa Toyoshima「Untitled」 2022 むき出しの表現意欲  あとヒザを抱えたセクシーロボットが宇宙空間をさまよっているCGアニメ。火の玉直球ストレート。

1泊25万円でも大人気!「ブルガリ ホテル 東京」がついに開業

1泊25万円でも大人気!「ブルガリ ホテル 東京」がついに開業

2023年4月4日、「ブルガリ ホテル 東京」が東京駅前に開業した。東京駅の目の前にオープンしたばかりの「東京ミッドタウン八重洲」の最上階6フロア(40階から45階)に位置する同ホテルは、ブルガリ ホテルズ&リゾーツが手がけるホテルとしては8軒目のプロパティーとなる。開業当日の内覧会で垣間見た、その様子を紹介しよう。 Photo:Bulgari Hotels & Resorts 昨秋、筆者はバリ島にある「ブルガリ リゾート バリ」に宿泊した。2006年9月にミラノに次いでオープンした、ブルガリの名を冠したホテルだ。インド洋に面したバリ最南端という立地や豪勢であるとともに居住性を追求したヴィラもすてきだったが、その哲学を踏襲したホスピタリティーの素晴らしさ。今思い出しても顔がにやけてくる。 それだけに、東京への誕生は個人的にもかなり期待しており、開業当日の内覧会を心待ちにしていた。 Photo:Kisa Toyoshima会見の様子 まず、オープンに当たっての記者会見が豪華絢爛(けんらん)なこと。ブルガリ グローバル アンバサダーのアン・ハサウェイ、ブルガリ アンバサダーのKōki,、森星、山下智久が華々しく登壇した。記者会見の後に控える内覧への期待がさらに高まる。 Photo:Bulgari Hotels & Resorts客室の様子 ホテル内に足を踏み入れた瞬間、エレガントなブルガリのパフュームの香りに包まれる。客室数は全98。うち23室がスイートとなる。ブルガリホテルの基本スペックとして最低56平方メートルの広さを有し、全面ガラス張りの外壁からは果てまで続くように思える東京のパノラマが楽しめる。スタンダード客室でも、十分ゴージャスだ。 気になる宿泊料は25万円から。 デザインは、ブルガリ ホテルズ&リゾーツの施設を長く担当してきた、イタリアの建築設計事務所ACPV アーキテクツ アントニオ・チッテリオ・パトリシア・ヴィールが担当。客室で、そして公共スペースでブルガリのフィロソフィーは存分に感じることができる。 Photo:Bulgari Hotels & Resorts 「ブルガリ スイート」には度肝を抜かれた。416平方メートルの広さは都内最大級。「マクサルト(Maxalto)」や「フレックスフォルム(Flexform)」「ビー アンド ビー イタリア(B&B Italia)」など、さながらイタリア高級家具ブランドの展示会のようだ。会見で山下が、「スイートルームで撮影させていただきましたが、部屋の中にジム設備も備わっており、圧巻の一言でした。この部屋にいつか泊まりたいという、夢が一つできました」と言っていたが、そうなのだ、専用のジムまで備えらえている。 Photo:Bulgari Hotels & Resorts客室のジム 40階には、1000平方メートルの広さを誇る「ブルガリ スパ」が鎮座する。最先端のフィットネスセンター、計9室のトリートメントルームを備え、さらに、高層ビル群を望む25メートルの屋内プールを完備。プールの底面と側面に配された、ゴールドやエメラルドグリーンのモザイクタイルは自然光に反射してきらびやかに瞬く。ここで1日、だらだらと過ごすことができたらどんなに幸せだろう……。 Photo:Bulgari Hotels & Resortsスパ メインダイニングとなるのは、40階の「イル リストランテ ニコ ロミート」だ。2014年からミシュラン三つ星を取り続けているイタリア・アブルッツォのレストラン「レ

北野武6年ぶりの新作「首」が公開へ、死を前にした男同士の関係を描く

北野武6年ぶりの新作「首」が公開へ、死を前にした男同士の関係を描く

コメディアン、俳優、映画監督としてマルチに活躍する北野武。監督としては、これまで「キタノブルー」として知られる芸術性の高い映像美と、圧倒的なバイオレンスで見るものを魅了させてきた。 このほど、映画「アウトレイジ 最終章」(2017年)以来、6年ぶりとなる新作映画「首」の完成報告会が開かれ、北野を筆頭に、西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、浅野忠信、大森南朋が登壇した。構想に30年を費やしたという本作は、戦国時代を舞台にした時代劇。この時代背景だからこそ描けるバイオレンスや狂気、男同士の愛憎を独自の視点で描く。 首 2019年12月に出版された、北野の歴史長編小説を原作としており、羽柴秀吉(ビートたけし名義で演じる)、明智光秀(西島秀俊)、織田信長(加瀬亮)、徳川家康(小林薫)らを巻き込み、信長の「首」を巡る欲望と策略が入り乱れる中、「本能寺の変」へと突き進んでいく様を描いた。撮影は2021年4月から9月まで行われ、夏の暑さとリンクするような燃え上がるような作品となったようだ。 北野武 時代劇を描いた理由について北野は「NHK大河ドラマなどを見ていると、時代劇は綺麗に描かれ、武将はヒーローとして扱われ、人間の汚い部分や業というものが描かれていないと感じていた」と明かした。 また、「男同士が絡み合うことは非常に避けられているが、殿様に対して命をかけるというのは、そういう関係にあるというのは自分の考え方。それを描かずに戦国時代を語るのはおかしいとずっと言っていて、死を前にした男同士の関係、武将や侍の残酷さ、生と死をバックボーンに上手く描けたらと思った」と話した。 Photo:Mari Hiratsuka ティザー映像にはチラりと映っただけだったが、狂気漂う信長を演じた加瀬は「自分に信長役をくれるのは監督くらいしかいないかな、と思いました。全員酷い役で、残酷なシーンもたくさん出てくるのですが、北野監督がそういった残酷なシーンを描くと、最終的に品の良い映像になっていると感じましたし、他の監督では絶対に描けないと思いました」と仕上がりを絶賛した。 加瀬亮 本作は「カンヌ映画祭」で2021年に設立された部門「カンヌ・プレミア」に出品することも決定。同部門への出品は実写映画としては日本人監督初となる。 1997年「HANA-BI」でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞、2003年「座頭市」で銀獅子賞を受賞し、2017年の 「アウトレイジ 最終章」は、同映画祭のクロージング作に選ばれるなど、世界的にも評価されてきた北野。 再び世界に挑む今作の公開が待ちきれない。 関連記事 『人生で観ておくべき、日本映画ベスト50』 『豪華なシートがある映画館6選』 『歴史あるタトゥーコンベンション「KING OF TATTOO 2023」をレポート』 『東京、2023年上半期注目の映画イベント』 『ジェームズ・ボンドになりきれる豪華ロケ地ツアーが開催中』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら