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Mari Sakamoto

Mari Sakamoto

Articles (16)

8 new Korean restaurants and shops in Shin-Okubo

8 new Korean restaurants and shops in Shin-Okubo

Better known as Koreatown, Shin-Okubo is a paradise for fans of Korean pop culture, cosmetics and cuisine. The neighbourhood is full of gourmet restaurants, Instagrammable cafés, K-drama themed cafés, and cosmetics stores with the latest products straight from South Korea.  Here are some new Shin-Okubo spots to grab a snack, do some shopping and make you feel like you’re in the heart of Seoul. Note: these venues might close early depending on the current Covid-19 measures. Please check with the individual outlets for their latest business hours.  RECOMMENDED: Get fresh kicks at the best sneaker shops in Tokyo

東京、五輪モニュメントがある5の場所

東京、五輪モニュメントがある5の場所

タイムアウト東京 > Things To Do >東京、五輪モニュメントがある5の場所 世界中の選手たちの活躍によって、改めてスポーツの魅力に気づかされる東京2020オリンピック。東京にはいくつもの五輪シンボルモニュメントが設置されているのを知っているだろうか。ここでは、新国立劇場やレインボーブリッジ、富士山、横浜港といった東京や横浜の名所を背景に記念撮影を楽しめるスポットを紹介する。

新大久保、韓国を感じる最新スポット

新大久保、韓国を感じる最新スポット

タイムアウト東京 > Things to Do> 新大久保、韓国を感じる最新スポット 日本最大のコリアンタウンとして知られる、新大久保。最新の韓国グルメやおしゃれなカフェ、韓国コスメなどを求め、街は流行に敏感な多くの人々でにぎわっている。 ここでは、ドラマ『梨泰院クラス』の舞台に似ていると話題のマッコリ居酒屋や、世界に一つだけのコスメが作れるショップなど、近年オープンしたばかりの人気店をはじめ、絶対に外せない話題沸騰中のグルメも紹介。新大久保のトレンドを一日で制覇しよう。

東京が舞台の名作アニメ7選

東京が舞台の名作アニメ7選

タイムアウト東京 > カルチャー >東京が舞台の名作アニメ7選 海外旅行どころか、東京都心へ出かけることすらままならない非常事態が続いている。そんな生活に潤いを与えてくれるのがアニメだ。スクリーンと想像力の中でなら、私たちはどこまでだって羽ばたける。 ここでは、Netflixや各種の動画配信サービスで視聴できる、東京近郊を舞台にした良作なアニメを紹介。『鬼滅の刃』に引き続いて大きな話題を呼んでいる作品から、30年の時を経てアニメ映画化が決まった名作まで、すでに知られた作品ばかりだが、今こそ見直す理由がある。 作品の特徴を表す、三つのハッシュタグから気になる作品を見つけてほしい。

進化系ぼたもちを食べる。ー3月20日は春分の日

進化系ぼたもちを食べる。ー3月20日は春分の日

進化系ぼたもちを食べる。ー3月20日は春分の日 3月20日は二十四節気の春分。本格的に春の暖かさが感じられるようになり、この日は昼と夜の長さがほとんど等しい。春分の日に食べるものといえば「ぼたもち」だが、「おはぎ」と何が違うのかというと、春のお彼岸の頃に咲くボタンと、秋のお彼岸に咲くハギで呼び分けているそうだ。 見た目が美しい、進化系ぼたもちを味わうなら、東京 目黒 タケノとおはぎへ。定番の『こしあん』や『つぶあん』のほか、『ナッツ』『ココナッツとレモンピール』『あまおう』『金柑と日高昆布』など、ユニークなぼたもちが楽しめる。 もう一つのおすすめが、浅草のおはぎさん。『夕月』『暁月』『新月』と、月の満ち欠けの呼び名にちなんで名付けられた、つぶあんや黒ごま、みたらし、抹茶など色とりどりの6種の味が販売されている。

東京、ホテルのおこもり花見プラン5選

東京、ホテルのおこもり花見プラン5選

タイムアウト東京 > ホテル > 東京、ホテルのおこもり花見プラン5選 桜の花を愛でたい季節がやって来た。どうしても花見の宴会がしたい。そんな人に向けて、ホテルが提供しているプライベート感たっぷりの花見ステイプランを厳選して紹介する。 桜の装飾がなされた客室で、全12種類の酒を夜通し楽しめるプランや、ホテルの敷地内にある広大な庭園で、夜桜ライトアップが楽しめるプランなど、今年は新しいスタイルの花見を試してみては。

新時代の伝統演芸、オンライン落語ガイド

新時代の伝統演芸、オンライン落語ガイド

タイムアウト東京 > カルチャー > 新時代の伝統演芸、オンライン落語ガイド コロナ禍の影響で、昨年からブームとなっているオンライン落語会。自宅にいながら気軽に寄席芸が楽しめることで人気が集まっている。 ここでは、人気漫画『昭和元禄落語心中』とタッグを組んだ寄席イベントや、1000枚のチケットが即日完売になる『文春落語オンライン』、人気声優が腐男子噺家(はなしか)にふんする新感覚な番組など、ユニークで新しいオンライン落語の世界を紹介する。今だからこそ、思いっ切り笑おう。

今日しかできないこと:4月10日(水)

今日しかできないこと:4月10日(水)

旅の気分を味わう。ー4月10日は駅弁の日 4月は駅弁の需要拡大が見込まれる行楽シーズンであり、「弁当」の「とう」から10日、さらに「4」と「十」を合成すると「弁」に見えることから、4月10日は駅弁の日。今日は長旅はしないけれど、東京駅にある『駅弁屋 祭』で駅弁を買って、旅の気分を味わおう。全国各地の約200種の人気弁当が揃っており、きっと運命の駅弁が見つかるはず。 駅弁屋 祭の詳細はこちら

今日しかできないこと:4月9日(火)

今日しかできないこと:4月9日(火)

東京の美術館を巡る。ー4月9日は美術展の日 1667年の今日、フランスの王立アカデミーがパリで世界初の美術展を開催したことから、4月9日は美術展の日。今日は、都内にある一生に一度は訪れるべき美術館を巡ろう。おすすめの展示は、日本最大規模を誇る『国立新美術館』で開催中の『ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道』。絵画作品はもちろん、建築やデザイン、インテリア、ファッション、グラフィックデザインなど、ウィーンの芸術世界をまるごと楽しむことができる。 ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道の詳細はこちら  

今日しかできないこと:4月6日(土)

今日しかできないこと:4月6日(土)

記者たちの思いを知る。ー4月6日は新聞をヨム日 「よ(4)む(6)」の語呂合せから、4月6日は新聞をヨム日。日本新聞協会販売委員会が制定し、この時期に新生活を始める人に購読をすすめるキャンペーンなどが行なわれている。今日は、横浜にあるニュースパーク(日本新聞博物館)で、新聞やジャーナリズムが果たす役割を学んでみよう。歴史的資料やパネル展示、新聞記者になって取材体験をするゲームなどを通して、記事に込められた記者たちの思いに触れることができるだろう。 ニュースパークの詳細はこちら

今日しかできないこと:4月4日(木)

今日しかできないこと:4月4日(木)

固定概念にとらわれない。ー4月4日はトランスジェンダーの日 1999年に性同一性障害者の自助グループ「TSとTGを支える人々の会」が、性の多様性について理解を深める日を制定したことから、4月4日はトランスジェンダーの日。今日は、男と女という堅苦しい概念にとらわれず、自分らしくいられる日にしよう。新宿2丁目にある『ココロカフェ』を訪れれば、きっと価値観が変わるはず。男性同士、女性同士のカップルも居心地よく食事を楽しめる。 ココロカフェの詳細はこちら  

今日しかできないこと:3月30日(土)

今日しかできないこと:3月30日(土)

ハードボイルドになる。ー3月30日はマフィアの日 1282年の今日、マフィアの名前の由来となったとされるシチリアの晩鐘(ばんとう)事件が起こったことから、3月30日はマフィアの日。今日は、まるでマフィアの隠れ家のようなバー、ザ エスジー クラブに訪れ、世界ナンバーワンバーテンダーの称号を持つ後閑信吾(ごかん・しんご)の独創的なカクテルを楽しもう。ピムスを日本風にアレンジしたナンバーワンカップがいちおし。 ザ エスジー クラブの詳細はこちら

News (5)

漫画「もしも東京」展を楽しむ5のこと

漫画「もしも東京」展を楽しむ5のこと

総勢20人の漫画家が、それぞれの脳内に存在している「東京」を完全描き下ろし漫画作品として表現する『漫画「もしも東京」展』が、東京都現代美術館で2021年8月4日に開幕。「読む東京、歩く漫画」をコンセプトに、館内に点在する作品を巡るように鑑賞する新しいスタイルの漫画展だ。 自分にとって東京とは何か? どんなところが好きか? 個性豊かな作家たちがこれらの問いと真剣に向き合った末に生まれた傑作の数々。見覚えのある風景や人々が、少しずつ現実からズレていって、あったかもしれない「もしも」の東京に姿を変える瞬間、鳥肌が立つほどの感動が待ち受けている。漫画と東京の面白さがほとばしる本展の見どころをガイドしよう。 1. もしもの東京を気ままに歩く。 地下2階 講堂 Photo: Kisa Toyoshima 地下2階の講堂エリアは18の小部屋から構成されていて、『ピンポン』の松本大洋や『ソラニン』の浅野いにお、『伝染るんです。』の吉田戦車など、18人の漫画家が描いた「もしも東京」の世界が一つ一つの部屋に広がる。作品には番号が振られているが決まった順路はなく、心と体が赴くままに鑑賞できる楽しさがある。 松本大洋『東京の青猫』Photo: Kisa Toyoshima 1番目の部屋に展示されているのは、松本大洋が描いた『東京の青猫』。萩原朔太郎の詩『青猫』の中で詠われる東京が好きという理由から、詩に重なるように味わい深い絵が添えられている。ヒッチコックの映画『裏窓』を思わせる、都会のアパートで暮らす人々の生活をのぞき見するように細かく描かれた作品は、じっくり見ると面白い。 萩尾望都『江戸~東京300年マーチ』Photo: Kisa Toyoshima 「少女漫画の神様」と呼ばれる萩尾望都は、1964年と2021年の東京オリンピックをモチーフにした『江戸~東京300年マーチ』を展示。葛飾北斎の波と虹色の東京タワーを背景に、オリンピックの競技やさまざまな東京の魅力を一枚に詰め込んだ美麗なカラー原画に注目だ。 2. コロナ禍と向き合う。 浅野いにお『TP』Photo: Kisa Toyoshima 虚構でありながらも、まるで現実社会を写生しているかのように、しばしば読者に強い共感を抱かせる漫画。新型コロナウイルスの流行によって変化した東京の街や人々の価値観を漫画に落とし込んだ、いくつかの作品が目立った。 看板など、東京の「情報量の多さ」が好きだと述べる浅野いにおが描き下ろした『TP』がその一つだ。展示はイラストではなく、コマ割りのある漫画として、じっくりと物語を読むスタイル。サイバーパンクのような、しかしあり得そうな未来の東京が舞台で、男女の恋愛を主軸に描く。良い意味で何度も裏切りがある見事な作品なので、実際に会場へ訪れて読んでみてほしい。 小畑友紀『願い』Photo: Kisa Toyoshima 『僕等がいた』の小畑友紀が描いた『願い』も心に残る。風に飛ばされたマスクが白い鳥になって、最後は木にとどまり、サクラになる。漫画ならではの視覚的な遊びが面白いと同時に、どこか希望と解放を感じさせる、作者の願いがこもった温かい作品だ。 3. 十人十色のタッチに目をこらす。 黒田硫黄『天狗跳梁聖橋下』Photo: Kisa Toyoshima 原画の多い本展では、ぜひ一流の漫画家たちが描く美しい線の一本一本まで目をこらしてほしい。筆の使用が特徴の黒田硫黄は、自らが親しんだ「お茶の水橋から眺める聖橋」を大きなびょうぶに描いた『天狗跳梁聖橋下』を展示。ダイナミ

親子で大興奮、恐竜パークを楽しむ5のこと

親子で大興奮、恐竜パークを楽しむ5のこと

2016年にオーストラリアから日本へ初上陸し、4年間で約30万人を動員してきた夏の大人気公演『恐竜どうぶつ園』のリニューアルが、2021年7月17日に開幕した。今年は、「見る」楽しさをさらに磨いた『恐竜パーク』として、神奈川の厚木市文化会館での公演を皮切りに、約2カ月にわたって全国29カ所を巡回する。 まばたき、舌の動き、歩き方まで非常にリアルに再現できるErth Visual & Physical社の恐竜パペットに感動しながら、恐竜たちがどのような時代を生きて、どんな暮らしをしていたのかを家族で楽しく学べるショーだ。ここでは、その見どころを紹介する。 1. 参加者が一緒にショーをつくる。 ©福岡諒祠(株式会社GEKKO) オーストラリアで育った、明るく元気で恐竜が大好きなアリスを中心に、一生懸命だが、おっちょこちょいなジュンくんをはじめ、4人の飼育員がさまざまな恐竜をリアルな生き物として紹介する本公演。 新型コロナウイルスの影響で、上演中に歓声を出せない代わりに、リアクションポーズをレクチャーしたり、全員で足踏みをしたり、恐竜にまつわる4択クイズを行ったり、ステージと観客が一体となって楽しめる工夫がなされている。子どもたちはクイズに正解するとガッツポーズをするなど、夢中な様子だった。 2. 赤ちゃん恐竜に癒やされる。 赤ちゃん恐竜の紹介(2019年公演時) 恐竜に対して強暴なイメージを抱くことは多いが、眠たそうに欠伸をしている赤ちゃん恐竜を見て、かわいい一面も発見できる。登場するのは、ティラノサウルス、ドリオサウルス、トリケラトプスの赤ちゃん。両親がエサをあげる意外な方法が学べるほか、あいさつのために飼育員が差し出した手にかみつこうとしたり、じゃれたりする様子に癒やされるはずだ。 ステージの後ろには大きなモニターが設置されており、表情がよく見えることに加え、登場した恐竜の名前がひらがなで表示されるので、小さな子どもでも分かりやすいだろう。 3. 耳をすませる。 ©福岡諒祠(株式会社GEKKO) 恐竜だけでなく、約3億年前の古生代に生息していた現在知られている中で最大の昆虫、メガネウラも登場。昆虫とは思えないサイズとリアルな羽根の動きも見どころだが、そのブオン、ブオンという迫力ある羽音にも注目してほしい。一度目を閉じると、森の奥から恐竜の鳴き声や足音が聞えてきて、少し想像力をはたらかせるだけで本当に恐竜の住む世界へ迷い込んだかのような気分になれる。 4. 恐竜の迫力に圧倒される。 ©福岡諒祠(株式会社GEKKO) 小型のかわいらしい恐竜が登場した後は、福井県で発見されたフクイラプトルや子どもに大人気のティラノサウルスなど、スリリングな肉食恐竜が紹介される。ティラノサウルスのエサやりのシーンでは、ナイフのように鋭い歯で肉を食べる様子が非常にリアルだ。 会場にいる子どもたちは、暴走するティラノサウルスの巨大な鳴き声にビクッと体を震わせながらも、楽しそうに興味を示し、大きな拍手を送ったり、客席から身を乗り出したりして鑑賞している姿が印象的だった。 ©福岡諒祠(株式会社GEKKO) ドーン、ドーンという重い足音とともに最後に登場するのは、ショーの中で最も大きな恐竜クーパー。草食恐竜で大人しい性格だが、その長い首と想像以上の大きさに驚かされること間違いない。恐竜と飼育員たちとの絆も感じられる心温まるフィナーレだ。 5. 記念写真を撮る。 ©福岡諒祠(株式会社GEKKO) ロビーには、恐竜の化石を間近で見られるミニ恐竜展や、人気イラス

体験ミュージアム「約束のネバーランド」を楽しむ5のこと

体験ミュージアム「約束のネバーランド」を楽しむ5のこと

六本木ミュージアムで、従来の「見る」展示を超えた新感覚の『体験ミュージアム「約束のネバーランド」GFハウス脱獄編』が、2021年7月17日に開幕した。来場者は子どもたちが暮らす児童養護施設「GF(グレイス=フィールド)ハウスの一員」となったつもりで、主人公エマたちがGFハウスの真実を知り、脱獄するまでの各シーンを、匂いまで再現された臨場感あふれる空間演出とアニメーションによって、一緒に体験することになる。 ここでは、全7章から構成される本展の見どころを5つピックアップして紹介。GFハウスの謎に包まれた扉の奥へ案内しよう。 1. リアルな小物に注目する。 GFハウスの日常を再現した第1章の部屋では、幸せな食事シーンのアニメーションが流れる。この部屋では、モニターの前に装飾された食卓のプロップス(小物)も細かくチェックしてみてほしい。なんと、置かれているパンなどは全て本物で、リアルな体験がとことん追求されているのだ。 ©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会 幸せな雰囲気とは打って変わって、第2章からはたちまち不穏な空気に包まれる。里子に出されることになった登場人物のコニーが大切にしていたぬいぐるみを忘れていることに気付いた主人公たちは、ぬいぐるみを届けるために規則を破って門へ向かう。 ここでも、大掛かりなレンガ造りの門の再現とコニーを乗せたトラックなどのプロップスが非常にリアルで、その場にいるような緊張感が味わえる。トラックの内側にはモニターが設置されており、そこにはコニーの衝撃的な姿が。マンガやアニメ、映画を超える本物のショックと恐怖が感じられるだろう。床下に隠した脱獄用のロープ、ドアの隙間に挟まったメモなど、細部までこだわったプロップスの数々は見逃せない。 ©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会   ©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会   2. 命懸けの鬼ごっこをする。 ©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会 第3章では、シスターのクローネと子どもたちが鬼ごっこをする森を再現。ここは撮影可能なエリアで、芝生の上に乗ることもできるので、思いっ切りはしゃぎ、一緒に鬼ごっこをしているような写真撮影を楽しもう。中央の時計の前に落ちている葉っぱの形にも工夫があるので、探してみてほしい。 ©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会   3. 暗号を解読する。 ©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会 子どもたちは、次第にGFハウスがただの児童養護施設ではないことに気付いていく。そこで重要な役割を担っているのが、図書館に寄贈された書籍に刻印されているウィリアム・ミネルヴァという人物の名前とフクロウのマークだ。実は、来場者が持っている入場チケットにも同じ刻印がある。 ©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会 フクロウを円で囲む線はモールス信号になっていて、ミネルヴァが間接的に外の情報や脱出の手助け、危険物の存在を伝えているのだ。自分のチケットにどんなメッセージが込められているのか、忘れずに確認しよう。 4. キャラの心の動きを体感する。 ©白井カイウ・出水ぽすか/集英社・約束のネバーランド製作委員会 本展の最大の魅力は、やはり各場面で登場人物がどのような感情を抱いているのかを直接的に体感できることだ。アニメーションと印象的なセリフが折り重なる展示空間で、エマが恐ろしい真

国立科学博物館で「植物 地球を支える仲間たち」を楽しむ5のこと

国立科学博物館で「植物 地球を支える仲間たち」を楽しむ5のこと

上野の国立科学博物館で、植物を総合的に紹介するこれまでにない大規模な展覧会『特別展「植物 地球を支える仲間たち」』が2021年7月10日(土)に開幕。標本や模型、映像、インスタレーション展示を活用し、200種以上もの植物たちの驚きに満ちた生態に迫る。 ここでは、特に注目してほしい本展の見どころを5つピックアップ。高さ2.7メートルの花、3億年前の裸子植物、光合成のメカニズムまで、知られざる魅惑の森に足を踏み入れよう。 1. 巨大な植物に驚く。 ショクダイオオコンニャクの模型 Photo: Keisuke Tanigawa 「〇〇〇すぎる植物」に焦点を当てた第2章の中でも、ひときわ目を引くのが、高さ2.72メートルの「ショクダイオオコンニャク」の実寸大模型。ギネス世界記録では3.1メートルにも達する、世界最大の花だ。インドネシアのスマトラ島に自生するコンニャクの一種で、ろうそくの燭台(しょくだい)のような形をしていることから、この名が付いた。 ラフレシア Photo: Keisuke Tanigawa かつて世界最大の花として知られ、またその悪臭でも有名なのが「ラフレシア」。スマトラ島に分布している「ラフレシア・アーノルディ」という種の直径80センチメートルの模型が展示されている。また花だけでなく、水中で生活する「オオオニバス」の巨大な葉も必見だ。展示では、水に浮かぶ葉の裏側ものぞくことができ、鋭いトゲや美しい葉脈の立体構造など、普段は見れない角度から楽しめる。 オニバス Photo: Keisuke Tanigawa 第2章の展示ゾーンには、天井にも面白い仕掛けがあるのだが、それは実際に足を運んで自分の目で体感しよう。 2. 青いキクに見とれる。 青色のキク Photo: Keisuke Tanigawa 植物の形と成長について紹介する第3章では、遺伝子組み換え技術によって誕生した、美しい「青いキク」と「青いバラ」を見ることができる。1000年以上にわたって勾配や突然変異を利用した品種改良を行っても作れなかった紫や青色のキクを、2017年にようやく、農研機構とサントリーグローバルイノベーションセンターが共同開発に成功した。 青色のバラ Photo: Keisuke Tanigawa 青いキクもバラも、世界で初めて作ったのが日本人であるというから驚きだ。 3. 原始の森を想像する。 リンボク(幹の表面)、アメリカ・アイオワ州、大阪市立自然史博物館蔵 Photo: Keisuke Tanigawa 第4章では、植物の誕生と進化について知ることができる。前期デボン紀以前(約4億年前)の植物は根や葉を持たなかったが、数千万年にわたる植物の独自の進化により、約3億8000万年前頃に史上初めての森林が誕生したそうだ。 オドントプテリス・デュフレスノイ、フランス、福井県立恐竜博物館蔵 Photo: Keisuke Tanigawa 後期石炭紀(約3億年前)に生息していた、高さ40~50メートルにもなったとされる「リンボク」の幹の表面や、後期石炭紀を代表するシダ種子類の「オドントプテリス・デュフレスノイ」の標本といった貴重な展示の数々によって、はるか数億年前の森の姿に思いをはせてみよう。 最も初期の維管束植物だとされるクックソニアの復元模型 Photo: Keisuke Tanigawa 4. 食虫植物の怖さを知る。 ハエトリソウの模型 Photo: Keisuke Tanigawa 動物とは異なり、「動かない」と思われがちな

国立科学博物館で「大地のハンター展」を楽しむ5のこと

国立科学博物館で「大地のハンター展」を楽しむ5のこと

2016年夏に大好評を博した『海のハンター展』から4年半、上野の国立科学博物館で『大地のハンター展 ~陸の上にも4億年~』がいよいよ開幕する。同博物館が誇る300点以上の貴重な標本のコレクションを中心に、全4章に分けて、多種多様な動物たちの「捕食」に注目して紹介する特別展だ。 ここでは、驚きと学びに満ちた本展の見どころを、五つピックアップ。史上最大のワニは全長何メートル? 「残念なハンター」とはどの動物のこと? 答えを予想しながら、このレポートを読んでみてほしい。 1. 巨大ワニに仰天する。 「デイノスクス」復元模型 Photo: Keisuke Tanigawa     会場入り口付近でひときわ目を引く、史上最大のワニ「デイノスクス」の復元。科学的データを元に実物大で再現し、本展で初公開される。大きな口を開きながら水中から飛び出し、今にも獲物を食らおうとする瞬間で、目の前に立つと思わず足がすくむ。後期白亜紀の北米に生息し、なんと全長12メートルにも達するそうだ。 そのほか、第1章の「太古のハンター」ではジュラ紀、白亜紀、新生代のさまざまな化石を楽しむことができる。 2. 貴重な標本に見入る。 暗闇のハンター Photo: Keisuke Tanigawa 本展のメインともいえる第2章の「大地に生きるハンター」では、水辺、密林、草原、暗闇など、生息地に分けて動物たちの標本が展示される。なかでも大迫力なのは、25種類を超える世界中のフクロウの標本を集めた展示だ。世界最大のシマフクロウの翼は想像以上に大きい。 ワニガメ 所蔵:国立科学博物館 Photo: Keisuke Tanigawa     ハンターとして特殊な才能を持っているのがワニガメ。舌の先に付いているミミズのような突起で、水中の生き物たちをおびき寄せる。標本を細かく観察して、その動物にしかない個性を発見しよう。 3. 昆虫のヤバい生態を知る。 エメラルドゴキブリバチ 所蔵:国立科学博物館/乾燥標本 Photo: Keisuke Tanigawa 青い光沢の中に緑色がラメのようにキラキラと反射する、宝石みたいなハチ。実は、美しい見た目とは裏腹に恐るべきハンターの能力を有しており、その名を「エメラルドゴキブリバチ」という。毒針で刺してふらふらになったゴキブリの触覚を引っ張って、巣穴へと運び込むらしい。 トンボやクモ、カマキリなど、昆虫の「ハンティングの技術」が第3章で紹介されていたが、捕食対象に寄生するウマノオバチや、全身が毛に覆われているコマルハナバチなど、小さなハチたちの見た目と生態が特に面白かった。 4. レゴシのコメントに癒やされる。 「BEASTARS」とコラボ Photo: Keisuke Tanigawa 『週刊少年チャンピオン』で連載中の人気マンガ『BEASTARS(ビースターズ)』とコラボレーションしていることも見逃せない。ハイイロオオカミの主人公レゴシをはじめ、解説パネルにはキャラクターたちの絵やコメントが描かれており、展覧会の雰囲気をより楽しいものにしている。複製原画の展示もあるので、ファンにはたまらないだろう。 5. 残念なハンターの正体を知る。 ニホンカワウソ 所蔵:国立科学博物館/本剥製標本【タイプ標本】Photo: Keisuke Tanigawa 第4章は「大地のハンターとヒト」というテーマで、多くの動物を絶滅の危機に追いやっている私たちヒトの活動や、未来の地球環境について問い直す展示が並んだ。ここでは、1979年に絶滅したと考えられて