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東京、ゴールデンウィークに行くべきこいのぼりスポット5選

東京、ゴールデンウィークに行くべきこいのぼりスポット5選

タイムアウト東京 > Things To Do > 東京、ゴールデンウィークに行くべきこいのぼりスポット4選 子どもの成長を願い、飾られる「こいのぼり」。5月5日の「こどもの日(端午の節句)」には、全国各地で見ることができる風物詩であり、都内でも個性的なこいのぼりが見られる。 毎年恒例の「東京タワー」のこいのぼりや落合陽一、藤代範雄、張浦華ら国内外のクリエーターによるものから、バーチャルこいのぼりまで、都内で楽しめる5つを紹介する。 立夏の空の下にはためくこいのぼりには、未来への希望が託されている。ゴールデンウィークに英気を養える風景に出合えるだろう。 各ヴェニューでは、同時にさまざまなイベントが開催されているので、チェックして出かけてみては。 関連記事『ゴールデンウィークにするべきこと2024』

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5月18日は「国際博物館の日」、16の文化施設が無料に

5月18日は「国際博物館の日」、16の文化施設が無料に

2024年5月18日(土)は、「国際博物館の日」。世界中の博物館で18日を中心に、無料開館・地域連携事業・講演会など、さまざまな記念行事を行う。東京においても多数の博物館や美術館が参加する見逃せない日だ。 東京で常時入館無料となっている施設を除き、常設展示などが無料となるのは、「東京国立博物館」「東京国立近代美術館」「刀剣博物館」「朝倉彫塑館」「日本大学芸術学部芸術資料館」「品川区立品川歴史館」「共立女子大学博物館」「切手の博物館」「古賀政男音楽博物館」「たばこと塩の博物館」「家具の博物館」「東京富士美術館」(小・中学生のみ)、「たましん美術館」「たましん歴史・美術館」「世田谷文学館」(*)「世田谷美術館分館」の16館である。 * 世田谷文学館は、5月15日(水)に「国際博物館の日(5月18日)」を記念して入場無料 Photo: Tokyo National MuseumTokyo National Museum 東京国立博物館は、縄文時代から浮世絵まで10万を超える文物を所蔵し、国宝や重要文化財も多数。仏像のコレクションも充実し、常設展示だけでも十分に見応えがある。東京国立近代美術館は、近代の日本画・洋画をはじめとする約1万3000点の所蔵作品から会期ごとに200点に絞って展示しているので、いつ訪ねても新たな美に出合えるだろう。 Photo: Kisa Toyoshima「伊藤潤二展 誘惑」 そのほか、「世田谷文学館」で開催中の、「富江」など日本のホラー漫画界をけん引してきた伊藤潤二の大規模な初個展「伊藤潤二展 誘惑」も5月15日(水)に無料で観覧できる。 上野では「ミュージアムウィーク」を実施 上野では、「国際博物館の日」に合わせ、26日(日)まで「ミュージアムウィーク」を開催中。「上野恩賜公園」周辺にある博物館や美術館、動物園など12の文化施設と上野のれん会の店舗が参加し、さまざまな催しが行われている。 Photo: Keisuke Tanigawa「SOMPO美術館」 記念品を贈呈する美術館もある。「北欧の神秘」展を実施している「SOMPO美術館」ではオリジナルステッカーを、「どうぶつ百景」開催中の「東京ステーションギャラリー」では「東京駅丸の内駅舎 ポップアップカード」を、それぞれ来館者全員にプレゼントする。 また「練馬区立博物館」では、19日に100枚の限定となるが、先着100名にポストカードを進呈。同館では、19日から前衛美術家として活躍した三島喜美代の東京の美術館における初の個展「三島喜美代―未来への記憶」がスタートする。 ほかの博物館・美術館でも国際博物館の日の取り組みを行っているので、詳細は、日本博物館協会のウェブサイトを見てほしい。東京には実にさまざまなテーマの博物館がある。興味をひく博物館や企画展へ出かけて、新たな発見をしてみては。 関連記事 『東京、5月に開催する怖い展覧会3選』 『ノスタルジックでカラフルなスイーツビュッフェが新宿で開催』 『シュルレアリスムやポップアートにも影響、過去最大級のデ・キリコ展が開催中』 『唯一無二のイラストレーター・宇野亞喜良、70年の活動をたどる大回顧展』 『東京、5月から6月に行くべきアート展』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら  

東京、5月に開催する怖い展覧会3選

東京、5月に開催する怖い展覧会3選

「覗いてはいけない」と言われると、余計に覗きたくなるのが、人のさがだ。2024年5月は東京近郊で、怖いもの見たさな気持ちがくすぐられる3つの展示が開催されている。 何が書かれているのか、見ずにはいられない怪文書、続きを読まずにはいられないホラー漫画、そして生物が秘めた猛毒の世界。おそろしいものの奥に何が隠されているのか。好奇心のおもむくままに出かけてみては。 画像提供:横浜ケーブルビジョン株式会社 怪文書展「その怪文書を読みましたか」 最初に紹介するのは、怪文書展だ。2023年3月に渋谷で開催され、入場まで最大6時間待ちと人気を呼んだ「その怪文書を読みましたか」が、横浜駅直通のエンタメ複合施設「アソビル」で5月18日(土)から開催される。 会場には100枚を超える怪文書が所狭しと張り出され、主要なものには、同展の企画制作者の一人で人気ホラー作家の梨の解説文が添えられている。観客は怪文書の数々を目にし、「誰が、どこで、なぜ、この怪文書を書いたのか」を読み解いていく。より積極的な参加が求められる考察型展覧会だ。 怪文書の言葉を精査し、つなぎ合わせて真意を浮かび上がらせていく行為は、フェイクニュースが紛れ込んだSNSのコンテンツを嗅ぎ分けるのにも通じる。来場者は楽しみながら、情報社会を生き抜く洞察力を持っているのか、試されることになるだろう。 ※5月18日(土)から6月2日(日)まで開催 Photo: Kisa Toyoshima 伊藤潤二展 誘惑 日本ホラー漫画界をけん引する一人、伊藤潤二による初の大規模原画展が、「世田谷文学館」で開催中だ。 展示は序章から4章まで区分けして構成されており、国内外で人気の伊藤作品の数々をはじめ、奇妙だがリアルな世界観を醸し出す原画や、歯科技工士から漫画家に転身した彼の生活にフォーカスした作品など、ボリューミーかつストーリー性のある内容になっている。 デビュー作であり海外でも有名な「富江」はもちろん、シリーズ漫画の「うずまき」や「死びとの恋わずらい」「首吊り気球」「伊藤潤二の猫日記 よん&むー」などの自筆原画のほか、本展描き下ろしの新作も公開。フィギュア原型師の藤本圭紀による「富江」の新作フィギュアにも注目だ。 同展を記念して、漫画の名場面や人気キャラクターをプリントしたハンカチ4種も展開。ミュージアムショップで購入できる。 伊藤が描く独特のホラーの世界にどっぷりと浸ってみては。 ※4月27日(土)から9月1日(日)まで開催 画像提供:株式会社サンシャインシティ 毒毒毒毒毒毒毒毒毒展 極(もうどく展 きわみ) 「サンシャイン水族館」特別展会場で、「もうどく展」の最終章となる「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展 極(もうどく展 きわみ)」が開催中だ。 海洋生物の中で最強の毒素を持つ「サザナミハギ」、食中毒による死者も出ている「アオブダイ」といった魚類だけでなく、成人10人分の致死量に相当するカエル界最強クラスの毒をしのばせたモウドクフキヤガエルなど、両生類や昆虫、植物を含む約30種類の毒生物を展示。それぞれに同水族館オリジナルの毒レベルを表示し、毒の種類・成分や特徴、毒を持つ部位などをパネル解説する。 新たな試みとして「自らが出す毒でダメージを受けてしまう切ない生き物」などの毒エピソードや、飼育スタッフの毒体験談も。また、調香師が再現した世界三大寄虫・サソリモドキが発する毒液の刺激臭を嗅ぐ、毒見ならぬ「毒感体験」も見逃せない。 毒は薬にもなる。小さな体に秘められた、奥深い毒の不思議を学べるだろう。 ※3月15日(金)

東京、ゴールデンウィークに開催する台湾フェスティバル4選

東京、ゴールデンウィークに開催する台湾フェスティバル4選

2024年のゴールデンウイークは、台湾をテーマにしたイベントが都内4カ所で開催される。 新登場の朝食ブースから、台北にある食専門の夜市「寧夏夜市(ニンシャー・イエスー)」が監修したグルメイベントまで、台湾ラバーでも発見があるだろう。ぜひ出かける際の参考にしてみてほしい。 台湾祭 in 東京スカイツリー 「365日の台湾夜市を日本で」をコンセプトに、台湾グルメが楽しめるイベントが「東京スカイツリータウン」で4月13日から開催している。 今回は、台北三大夜市の一つと言われる寧夏夜市とのコラボレーションが実現した。 画像提供:台湾祭実行委員会「バオジャンツイピーヨウユー」 同市で、毎日大行列になる人気グルメイカの中に野菜を詰め込んで揚げた「爆漿脆皮魷魚(バオジャンツイピーヨウユー)」などが味わえる。ジュワッっしとつつも、サクサクの新感覚の食感が楽しい。 また、「葱油餅(ツォンヨゥピン)」の生地と玉子を揚げて作る「炸弾葱油餅(ザーダンツオンヨウピン)」も、サクフワの食感とタレの風味が食欲をそそる逸品だ。 同イベントでしか販売されていない数量限定の「台湾生ビール」も試してみたい。 ※4月13日(土)から5月26日(日)まで開催 台湾祭 in 幕張夜市 過去最大規模の台湾祭が、「イオンモール幕張新都心」の「豊砂公園」で5月26日(日)まで開催される。 画像提供:台湾祭実行委員会 まるで台湾の夜市のように色鮮やかなちょうちんが飾られた空間で、本場さながらのグルメの数々を堪能しよう。 中でも見逃せないのは、初登場の朝食ブースだ。豆乳スープ、台湾パンなどが味わえる。 恒例の、特大サイズの台湾唐揚げ「大鶏排(ダージーパイ)」、モチモチ麺に牛肉とスパイシーな濃厚牛肉スープが合わさった「牛肉麺」のほか、「豆花(トーファ)」「芋圓(ユーユェン)」などを用意。ごま団子、台湾式しることいったスイーツも充実している。 食後には土産に台湾の菓子などを買い求めるもよし、台湾式の足裏マッサージや運勢占いを体験するのもいいだろう。 ※3月9日(土)から5月26日(日)まで開催 公園通り商店街 台湾感覚 代々木公園けやき並木で開催される「公園通り商店街 台湾感覚(TAIWAN SENSE)」では、台湾ゆかりの品々や味覚が楽しめる。 画像提供:株式会社Four Lines おなじみの「タピオカミルクティー」「台湾かき氷」から「牛肉麺」「小籠包」といったグルメまで、これぞ台湾といった品が出揃う。 また、台湾を代表するビールブランド「台湾ビール」は、ラガービールだけでなく、フルーツビールが登場する。甘みも感じられ、軽い飲み口なので、普段ビールを飲まない方にもおすすめだ。 ※5月3日(金・祝)から6日(月・祝)まで開催 Meets 台湾 in 三井アウトレットパーク 多摩南大沢 多摩でも「三井アウトレットパーク 多摩南大沢」を会場に、台湾イベントが開催される。飲食店のブースが多数参加し、手軽に都内の人気店の味が楽しめる。 Photo: Kisa Toyoshimaワナマナ「綜合飯糰」 「ワナ マナ(wanina manna)」は、台湾式朝食を提供する人気店だ。看板メニューの台湾式おにぎり「綜合飯糰(ジャオパイファントゥアン」は、具にざっくり刻んだ「油條(台湾式揚げパン)」が入っているのが特徴。食感も楽しい一品だ。また、本格的な台湾茶が味わえる、三軒茶屋の「台湾茶藝館 桜樺宛(インファエン)」も参加する。 またワークショップや台湾の観光情報を得られるブースも設置されるので、旅のヒン

世界で最も飲食が楽しめる街ランキングが発表、東京が1位に輝く

世界で最も飲食が楽しめる街ランキングが発表、東京が1位に輝く

アメリカを代表するグルメ雑誌「FOOD & WINE」が、2024年の「Global Tastemakers awards」を発表した。世界最高のレストランやバーが選出される中、「世界で最も飲食が楽しめる街」部門で、東京が栄えある第1位に、大阪が第9位に選ばれた。 Global Tastemakers awardsは、FOOD & WINE編集部が世界中の180人の著名な食と旅行の専門家による投票で決定。専門の審査委員会によってラング付けされたものだ。 「世界で最も飲食が楽しめる街」10位までは以下の通り。 1. 東京 2. イスタンブール(トルコ) 3. メキシコシティ(メキシコ) 4. パリ(フランス) 5. リマ(ペルー) 6. ローマ(イタリア) 7. シンガポール 8. コペンハーゲン(デンマーク) 9. 大阪 10. マドリッド(スペイン) 東京が第1位に選ばれた理由として、FOOD & WINEは「ミシュランガイド」の星付きレストランの数が世界最多の183店舗に上ったことを挙げている。 東京を特徴づける特別な料理はないとしながらも、上質なレストランとラーメン店、屋台料理、郷土料理と世界各国の人気料理がシームレスに融合する食の環境を絶賛。それを支える料理の技術、質の高い食材、そして伝統に対するこだわりは驚くべきだと評した。観光産業が本格的に復活した今、東京は体験すべき食の宝石のような都市と高く評価している。 2位以下には世界三大料理の一つに数えられるトルコ、パリをはじめとするヨーロッパの都市が並ぶ中、5位には、世界の料理の新潮流として注目が集まるリマが輝いた。「ベストインターナショナルレストランランキング」でも、リマにある「メリト(Mérito) 」が1位を獲得している。 画像提供:Unsplash/Rodrigo Lezcano また、第10位にランクインした大阪については、たこ焼きやお好み焼き、串カツ、焼き鳥といった料理の名を挙げ、独自に発展した食文化が評価された。「ミシュランガイド」に200軒以上のレストランが掲載されていることにも触れられている。 Photo: Kisa Toyoshima松葉総本店 なおトップ10からは惜しくも外れたが、11位には京都が選出。400年の歴史を持つ「瓢亭」や「吉兆」、茶室でのひとときなどドラマチックな食体験を紹介している。ランキングの詳細は、公式ウェブサイトから確認できる。 これを機に改めて、世界に誇る美食の街・東京を探索してみては。 関連記事 『ヨーロッパでビールが最も安い都市は?』 『2024年「世界で最も幸せな国」は7年連続でフィンランド』 『2024年「アジアのトップピザ50」で東京のピッツェリア9店舗がランクイン』 『2024年、世界のベストシティランキング50』 『回転寿司やコーヒーショップ、銀座で外国人に人気の飲食店ランキングが発表』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

伊藤園が新橋停車場跡に、茶の文化を創造する常設型ミュージアムを2館同時オープン

伊藤園が新橋停車場跡に、茶の文化を創造する常設型ミュージアムを2館同時オープン

「日常茶飯事」という言葉があるように、日本人にとって欠かせないのが日本茶だ。「お~いお茶」販売から35周年を迎え、そんな日本の茶文化を常にけん引してきた伊藤園が、2024年5月1日(水)、新橋停車場跡に「お茶の文化創造博物館」と「お~いお茶ミュージアム」から成る複合型博物館をオープンする。 画像提供:伊藤園 お茶の文化創造博物館は、喫茶習慣の変遷をテーマに、茶の未来を共創する拠点だ。パネルやジオラマ、シアター、江戸時代から近代までのさまざまな茶道具などの展示を通じて、人々の生活の中に広がっていった茶の歴史や、飲まれ方・淹れ方の変遷が学べる。また、浮世絵から再現した茶屋で一息つくこともできる。 画像提供:伊藤園 画像提供:伊藤園 「お~いお茶ミュージアム」では、公式キャラクターの「お~いお茶くん」が入り口で出迎えてくれるほか、カフェも併設。明治期にアメリカの日本茶カフェで提供されていたメニューを再現した「茶ポンス」(650円、以下全て税込み)、「飲む抹茶わらびもち」(800円)など、緑茶、抹茶を中心として時代を感じる飲み物を味わうことができる。 画像提供:伊藤園 このほか、茶畑から製品が完成するまでの工程、茶殻の活用について紹介。同製品が誕生してからの各時代の背景やテレビコマーシャルを放映する。「お~いお茶」は、毎年新俳句大賞を行い、入賞作をラベルに掲載することで馴染みだが、オリジナルの「新俳句シール」も作成できる。 画像提供:株式会社伊藤園飲む抹茶わらびもち お~いお茶ミュージアム「茶ポンス」 「Suicaペンギン」のデザインがかわいい、ミュージアム限定の「カテキン染めタオル」(1,100円)や、蘭字のミニ茶箱に、鉄道とお~いお茶くんがコラボレーションしたオリジナルデザインの緑茶ティーバッグを詰めたギフトボックスなどのグッズも見逃せない。 開館時間は10~17時(入館は16時30分まで/オープン当日は、12時開館予定)。入館料は「お茶の文化創造博物館」 が大人500円、校生以下・70歳以上は無料、また「お~いお茶ミュージアム」は入場無料だ。博物館を訪ねて、茶飲み話に花を咲かせてみては。 関連記事 『東京、抹茶カフェ8選』 『浅草に「VERTはなれ」が誕生、予約が取れないカウンターデザート専門店の姉妹店』 「オーストラリアのスターシェフのレストランが西新宿に期間限定オープン」 『「テルマエ・ロマエ」の実像を知る展示、パナソニック汐留美術館で開催中』 『ムンクだけじゃない、北欧の絵画が一堂に会する「北欧の神秘」展』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

性問題を家族に抱えさせないために、障がい者向け風俗ポータルサイトがリリース

性問題を家族に抱えさせないために、障がい者向け風俗ポータルサイトがリリース

2024年2月、障がい者と風俗店を結ぶマッチングサイト「ハーモニーリンク」が公開された。主に男性障がい者の射精介助や性介助を行える店舗を調査し、掲載している。 同サービスを運営するDELICIOUSは、飲食店・一般企業のウェブサイトや動画の制作を主な事業にしており、これまで障がい者や性風俗産業には関わりがなかった。一体なぜ特殊なポータルサイトを制作することになったのか、代表の大山圭太に聞いた。 介護をする側の人を助けたい ハーモニーリンクは、大山が長年ITに携わる中で感じていた「社会で困っている人をITの力で助けたい」という思いを形にした、完全自社発信のサービスである。数年前に、障がい者の性問題に取り組んでいる人のブログ記事を読み、自身の経験が重なったのがきっかけだったという。 母親が認知症を患い、近くに住む兄と姉が世話しているのを見て、母親だけでなく、介護をする側のストレスやプレッシャーも相当重いと実感した大山。しかし、家族なのだから親の世話するのが当然と思われがちで、気持ちを吐き出し、受け止めてくれる場所がないことも多い。 同サービスのためにリサーチをしていく中で、障がい者の介助は、食事、家事の手伝いだけでなく、母親や姉、父親が性処理をしているという話を聞き、「介護する周りの人を助けたい」という思いが募った。 障がい者自ら、もしくはヘルパーなどが風俗店にコンタクトして性サービスを受けている実態もあるようだが、障がい者とその家族が性の問題を十分に解決できているとは言い難いのが現状だ。 ハーモニーリンクは、設計に当たって、障がい者本人だけでなく支える家族にも配慮を行い、スマートフォンから安心してアクセスできるUI(ユーザーインターフェース)を重視。デリケートな性について、障がい者にとっても介助者にとっても助けになるような事業を目指している。 Photo : Keisuke Tanigawa大山圭太 障がい者も当たり前に性欲はある インタビュー中、大山が繰り返し説いたのは、「障がい者にも性欲はある」ということだ。ハーモニーリンクの公開は、そのことを多くの人に知ってほしいという側面が大きい。 障がい者といっても、身体障がい・精神障がい・知的障がいなどがあり、その中にもそれぞれに程度の差があって、ひとくくりにできるものではない。中には肌が敏感で、健常者と同じサービスをすると皮膚がすり切れてしまう人もいるという。 障がい者の性介助においてはする側も、される側も、こうした情報を互いに共有することが求められる。少なくとも店舗側は、そうした客側の事情を前提にしてサービスを提供する必要があるように思えるが、必ずしもそうはなっていないと大山は語る。ハーモニーリンクが目指しているのは、両者の溝を埋めることである。 4月5日時点で、ハーモニーリンクに登録しているのは、北海道・三重・愛知・静岡・岡山の9店舗。大山たちは全国の風俗店に参加を呼びかけているが、賛同する店舗はまだまだ少ないのが現状だ。 特に東京は、人口や風俗店の多さからも重要なエリアなので重点的に声かけをしているが、掲載にはなかなかつながらないそう。健常者の利用だけで利益が生まれるので、「対応しにくい障がい者を積極的に受け入れる必要性を感じていないのでは」と大山は推測している。 画像提供:デリシャス株式会社 障がい者の性問題は国が取り組むべき 厚生労働省によると、日本にいる障がい者は、推計約1160万人に上る。身体障がい者は約436万人、知的障がい者は約109万人、精神障がい者は約614万人を数える。

舎人公園でネモフィラが幻想的にきらめく「花と光のムーブメント」が開催

舎人公園でネモフィラが幻想的にきらめく「花と光のムーブメント」が開催

2024年4月5日、足立区にある「舎人公園」で、ネモフィラの花々をライトアップする「花と光のムーブメント」が開催した。芝生広場に広大なネモフィラ花壇が現れ、宵闇に海を思わせる幻想的な青の光景が浮かび上がる。 画像提供:公益財団法人 東京都公園協会ライトアップの様子(4月4日テスト点灯時撮影) ネモフィラの名所といえば、茨城県の「国営ひたち海浜公園」が知られているが、日暮里からわずか16分の舎人公園でもまもなく見頃を迎える(4月7日時点で7分咲き)。都内勤めなら、帰りに立ち寄れる気楽さもうれしい。 画像提供:花と光のムーブメント 舎人公園×ネモフィラネモフィラ花壇(4月4日撮影) この「花と光のムーブメント」は、都立公園が大規模な花壇を配し、四季を通じて花と光の演出を行う特別プログラムの一環だ。これまでも「駒沢公園」とパンジー、「葛西臨海公園」とヒマワリなど、それぞれに特色ある花景色をプロデュースし、来園者を楽しませてきた。 画像提供:公益財団法人 東京都公園協会ライトアップの様子(4月4日テスト点灯時撮影) 昼は広大なネモフィラの花壇が楽しめるほか、約1000本の桜とのコラボレーションも美しい。夜は18時から21時まで、ケーブル状のストリングスライトを活用した、波打つ光の演出が施されたライトアップが見られる。 画像提供:公益財団法人 東京都公園協会ライトアップの様子(4月4日テスト点灯時撮影) さらに「お花見広場」付近にある噴水では、18時30分から30分ごとに5分間のスモーク&レーザーショーも行われている。 画像提供:公益財団法人 東京都公園協会 金〜日曜には、キッチンカーも出現。売店「パークス夕日の丘店」(10~17時)では、ネモフィラをイメージした青色のソフトクリーム(450円、以下全て税込み)のほか、「舎人ネモフィラソーダ(500円)」「舎人ネモフィラベーグル」といったこの時期にしか味わえない商品も販売中だ。 同イベントは5月6日(月・祝)まで。入場料は無料だ。かわいらしいネモフィラの花景色に癒やされる、春のひとときを過ごしてみては。 関連記事 『花と光のムーブメント 舎人公園×ネモフィラ』 『オーストラリアのスターシェフのレストランが西新宿に期間限定オープン』 『東京、桜の名所の開花状況2024』 『今春、関東最大級のバラの植物園がテーマパークに大変身』 『2024年、見逃せない春のフラワーフェスティバル9選』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

東京都庁が世界最大のキャンバスに、常設プロジェクションマッピング始動

東京都庁が世界最大のキャンバスに、常設プロジェクションマッピング始動

東京のランドマークの一つ。新宿にそびえる「都庁第一本庁舎」をキャンバスにした色鮮やかなプロジェクションマッピングが、2024年2月26日(月)から行われる。4月末日までは19〜21時に上映。00分に15分間、30分に10分間と30分置きの上映となる。 Photo: Runa Akahoshiプロジェクションマッピングの様子 この取り組みは、「最大の建築物へのプロジェクションマッピングの展示(常設)」としてギネス世界記録™にも認定された。 プロジェクションマッピングは5つあり、土・日曜と平日でプログラムが異なる。 土・日曜に上映される「TOKYO CONCERTO / 東京協奏曲」は三楽章から成り、過去から未来へ東京のさまざまなエッセンスが凝縮して音楽とともに描かれる。 Photo: Runa Akahoshi東京が持つ自然の魅力を表現 第一楽章は神秘的に太陽が上り、全てが始まる様子が描写され、その後東京が持つ自然の魅力が描き出される。 第二楽章に入ると田畑が続く田舎だった江戸に文化が生まれ、世界屈指の都市へと発展を遂げるパワフルな東京へとつながっていく過程で、多様な人々の営みや文化が描かれる。 第三楽章は東京が持つ技術やパワーが未来へとつながるように描かれ、これからのポジティブな創造性が浮かび上がる。 Photo: Runa Akahoshi技術やパワーが未来へとつながる 各楽章の映像は日本、カナダ、タイのトップクリエーターたちが制作し、音楽はチームラボをはじめ国内外で活躍する音楽家の高橋英明が担当。楽章ごとにジャンルを違え、第一楽章はクラシカルに、第二楽章は祭りのようなバンド音楽が奏でられ、第三楽章は疾走感のあるテクノ的音楽が映像に伴奏する。 Photo: Runa Akahoshi月齢シルエットと東京の要素を掛け合わせた「Lunar Cycle」 Photo: Runa Akahoshi これ以外にも都庁舎の建築構造が古い木造建築の様に怪しく浮かび上がる「残響散歌(Aimer)」 、日々の月齢シルエットと東京のさまざまな要素を掛け合わせたビジュアルを投映される「Lunar Cycle」など、多彩な国の顔ぶれのクリエーターたちがコンビを組み、映像と音楽で楽しませてくれる。 東京の夜をあでやかに彩る新名物をぜひ自分の目で体感してみよう。 関連記事 『TOKYO Night &Light』 『完全クローズする「ガンダム ファクトリー ヨコハマ」、最終チケットは3月1日発売』 『意識や身体がリフレッシュされる感覚』 『マツモト建築芸術祭でしかできない7のこと』 『日本ホラー漫画の鬼才、伊藤潤二の大規模原画展が初開催』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

日本ホラー漫画の鬼才、伊藤潤二の大規模原画展が初開催

日本ホラー漫画の鬼才、伊藤潤二の大規模原画展が初開催

「世田谷文学館」で2024年4月27日(土)から9月1日(日)まで「伊藤潤二展 誘惑」が開催される。漫画家・伊藤潤二の原画が楽しめる初の大規模個展だ。 伊藤潤二は、1986年にデビュー作にして代表作ともいわれる「富江」を発表して以来、日本ホラー漫画界をけん引し、世界中にファンを持つ鬼才である。 伊藤の漫画は奇想天外な発想で、じわじわと迫る張り詰めた恐怖を描きながら、ユーモアも感じさせ、その緩急が言い難い読後感を漂わせる。美しく精緻(せいち)な作画も独特で、人気の要因の一つだ。 ジェイアイ/朝日新聞出版《血玉樹》1993年 同展では「富江」をはじめ、「うずまき」「死びとの恋わずらい」「双一」などのシリーズ漫画のほか、「首吊り気球」「伊藤潤二の猫日記 よん&むー」「溶解教室」などの自筆原画、描き下ろしの新作も公開される。フィギュア原型師の藤本圭紀による「富江」の新作フィギュアにも注目したい。  同展を記念して、漫画の名場面や人気キャラクターをプリントしたハンカチ4種も展開。ミュージアムショップで購入できる。 伊藤の作品世界にどっぷりと浸ってみては。 関連記事 『伊藤潤二展 誘惑』 『意識や身体がリフレッシュされる感覚』 『セーラームーンのデザインマンホール蓋が港区に登場』 『東京、2月から3月に行くべきアート展』 『丸の内など都内3エリアで大規模な建築公開イベント「東京建築祭」が初開催』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

歌舞伎町で遊び・働く人々が訪日観光客向けの街歩きツアーを実施

歌舞伎町で遊び・働く人々が訪日観光客向けの街歩きツアーを実施

歌舞伎町に根付き、ホストクラブをはじめ、飲食店、介護施設やアート事業など展開してきたSmappa! Groupが、急増する訪日外国人観光客に向け、この街で働き、遊び、街を知り抜いた「歌舞伎町コンシェルジュ」によるプライベートな街歩きツアーを販売する。 画像提供:有限会社スクラムライス外国人観光客にも人気のゴールデン街 ツアーの所要時間は2〜4時間程度で、コンシェルジュが街の名所や飲食店、バーやアミューズメントを中心に、ただ観光するだけでは分からない歌舞伎町の魅力をガイドしてくれる。 コンシェルジュはゴールデン街のバーで働く女性など、日頃から外国人観光客に接して客の好みを嗅ぎ取ることに長けた多彩な顔ぶれが揃う。会話を交わしながら、客の趣味趣向に合わせてコースやおすすめの店を教えてくれるライブ感は大きな魅力だろう。 画像提供:有限会社スクラムライスゴールデン街のバーで働く女性など、コンシェルジュは多彩 道中では、歩いているだけでは素通りしてしまうようなスポットや歌舞伎町のちょっとした歴史やストーリーも紹介してくれるので、より深く街歩きを楽しみたい人にも最適だ。  「歌舞伎町のいろんな店を楽しみたい」「時間があるのでたっぷり歌舞伎町を堪能したい」など、予算と希望に合わせ、事前にやり取りをしながらプライベートツアーの提案を行うという。言語は英語だけでなく、中国語など多言語にも対応する。 料金は2時間で2万5,000円(以下全て税込み)から。1回1万2,000円のパッケージツアーも用意する。予約は直接メール、もしくはパッケージツアーの特設ウェブサイトから受け付けている。 日本政府観光局によると、2023年に日本を訪れた外国人旅行者は推計で2506万人以上。2019年と比べると、8割近くまで回復したという。中でも新宿・歌舞伎町は人気のスポット。色とりどりのネオン輝く街並みは、映画などで描かれた日本の風景そのものだろう。新たなもてなしに、訪日外国人の歌舞伎町人気がますます高まりそうだ。 関連記事 『日本最大級のドラァグクイーンショー「OPULENCE Vol.3」が歌舞伎町で開催』 『日中のキャバレーを利用した、歌舞伎町の「ニーナナ喫茶」が面白い』 『珈琲西部移転オープン、日本文化を発信する「ハナミチ東京 歌舞伎町」が誕生』 『歌舞伎町の元廃ビルを舞台にアート展「ナラッキー」が開催』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

秋葉原に台湾発のメイドカフェ「ツクヨミメイドカフェ」が日本初上陸

秋葉原に台湾発のメイドカフェ「ツクヨミメイドカフェ」が日本初上陸

台湾の人気メイドカフェ「ツクヨミメイドカフェ(月讀女僕珈琲)」が、2024年1月12日、秋葉原にグランドオープンした。ツクヨミメイドカフェは台湾南部の第2の都市、高雄が発祥。2005年にオープンし、今年で19年目を迎える台湾の老舗メイドカフェだ。これまで台湾全土に7店舗を構え、2023年12月に日本初進出を果たしてプレオープンしていた。 画像提供:ツクヨミダイニングカンパニージャパン株式会社 店内は姉妹店同様、洋風の豪華な屋敷風。フードメニューはルーローハン(魯肉飯)や牛肉麺など、本格的な台湾料理が味わえるのが大きな特徴だ。これまでアルコールは提供していなかったが、メインディッシュや台湾揚げ物セットなどのスペシャルメニューを注文すれば、1人2本まで台湾ビールを楽しめるようになった(不定期提供)。このほか、大食いチャレンジメニューも登場する。 画像提供:ツクヨミダイニングカンパニージャパン株式会社「豚の角煮爌肉飯」 ツクヨミの創業者である鄭傑中は日本に留学していた頃、アニメやコスプレに触れて強くひかれ、台湾でもサブカルチャーを広めるとともに同好の士が交流する場を作りたいと、ツクヨミメイドカフェを設立したという。秋葉原店はいわば、日本生まれのメイドカフェの逆輸入なのだ。 画像提供:ツクヨミダイニングカンパニージャパン株式会社 料金システムは、最低消費額1,500円(税込み)で90分間滞在できる。このほか、メイドとじゃんけんして、勝ったらサイン付きグッズや「スマホ写真」がプレゼントされる「午後のじゃんけん大会」や、閉館前にはメイドがおやすみソングを1曲歌うパフォーマンスが毎日行われる。これは台湾の姉妹店でも実施されている、同店伝統の閉館見送りサービスだという。 画像提供:ツクヨミダイニングカンパニージャパン株式会社 メイドは台湾や香港、日本人と多国籍なのも同店ならでは。台湾の姉妹店から人気メイドが来日する「スペシャルお給仕イベント」や、アイドルやコスプレイヤーを招いてのイベント、アニメやゲームとのコラボレーションイベントなども予定されている。今後はメイドだけでなく、Vtuberやアイドル活動も展開していくそうで、アイドル好きの「ご主人さま」の帰宅も頻繁になりそうだ。 関連記事 『ツクヨミメイドカフェ秋葉原店』 『BRUTUSによる「人生最高の買いもの」が詰まったマーケットがオープン』 『高層複合ビル3棟が誕生、再開発で生まれ変わる池袋駅の西口地区』 『「スヌーピーミュージアム」が2月にリニューアル、カフェも新たにオープン』 『麻布台ヒルズギャラリー開館記念「オラファー・エリアソン展」をレポート』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら