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下北沢でしか食べられないカレー5選

下北沢でしか食べられないカレー5選

タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 下北沢でしか食べられないカレー5選 毎年秋になると開催される「下北沢カレーフェスティバル」のにぎわいもあり、カレーはすっかり下北沢の名物グルメとして知られている。「マジックスパイス」や「般°若」といった都内屈指のカレー専門店も多く、近年も続々と注目の店がニューオープンしている。 居酒屋やバー、蕎麦屋などが提供する一風変わったカレーに脚光が当たるのも同エリアの面白いところ。ここでは、そんな下北沢でしか食べられないエッジのきいたカレー店を5軒、紹介する。 関連記事『下北沢で過ごす24時間』

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和だしがベースの間借りカレー店「咖哩アンダーソン」が田町に実店舗をオープン

和だしがベースの間借りカレー店「咖哩アンダーソン」が田町に実店舗をオープン

田町駅から徒歩7分ほどの全面ガラス張りの店に着くと、店主の下村祐太が爽やかな笑顔で迎え入れてくれた。ここ「咖哩(カリー)アンダーソン」は、代官山で2年間の間借り営業を経て2023年4月24日、三田・田町エリアに実店舗をオープンしたカレー専門店である。 Photo: Soreto Takagi 同店のカレーはコンブ、カツオ、煮干しからだしを取り、一晩寝かせた特製の和風だしと20種類以上のスパイスを掛け合わせているのが特徴的だ。看板メニューの「アンダーソンチキンカレー」(1,100円、以下全て税込み)は、特製鶏ガラスープと和風だしをベースに八丁味噌を加えることにより、コクのある濃厚なうまみが楽しめるチキンカレーだ。そのほか、週替わりのキーマカレーと、季節のカレーの3種類を用意。2種、3種のあいがけも食べられる。 Photo: Soreto Takagi店主の下村 下村は、間借りを始める前にサービス業に9年間従事していた経歴を持つ。その間にも食の知見を広めるために、高級と呼ばれるような和食の料理店を食べ歩いていたという。その経験から日本人の舌に合う和だしや食材が多くの人に受け入れられることを確信し、インドでもスリランカでもない、「日本人による日本人のためのカレー」を作り始めた。 Photo: Soreto Takagi6キログラム以上もある鶏もも肉 Photo: Soreto Takagi一晩寝かせた特製だし カレーに合わせる米は、新潟県の「こしいぶき」を使用。ハリのある粒感を持っているので、そこに麦、アワ、キビ、白ゴマ、アマランサスを配合し、程よい乾きとプチプチとした食感を加えている。「日本人のためのカレー」という構想の中で、日本米にこだわり、バスマティライスのような乾いた質感を持った日本米を探し求めてさまざまな米問屋を巡り、ついに出合った理想の品種だという。 Photo: Soreto Takagi この米が本当に美味。手間ひまをかけた副菜や好みで加えるトッピング、そして和だしをベースとした3種のカレーは黄金比のようなバランスになっている。  Photo: Soreto Takagi3種あいがけ+全トッピングのせ カウンター7席のみという小さな店だが、オープン初日から行列が途絶えぬ人気ぶりで、120食ほどのカレーは連日売り切れが続いているという。これは間借り営業の頃とは違う大きな変化だ。以前は自宅で調理したカレーを運ぶため、20食ほどが限界だった。現在は、店の大きな鍋で作れるので、営業時間も長くなり、より多くの客へ提供できる。 Photo: Soreto Takagi トッピングにも注目だ。定番の「スパイス半熟卵」(100円)に加えて、新たに「きりざい」(150円)と「かしわ天」(300円)が登場。「きりざい」は納豆と漬物を混ぜ合わせた新潟県魚沼の郷土料理で、下村の作る和風だしのスパイスカレーと親和性が高い一品である。 Photo: Soreto Takagi さらに面白いのが、かしわ天だ。「カレーといえばカツと初めは考えていたのですが、和風だしを使う『咖哩アンダーソンらしさ』を考えた時に天ぷらだとひらめいたんです」と下村は笑顔で語る。 ふっくらとした大きなささみは、口の中でホクホクとした食感とふわっと広がるうまみがたまらない。衣の香ばしさがカレーのおいしさをブーストさせてくれる。 Photo: Soreto Takagi 開店と同時に7席のカウンターはすぐに客で埋まった。カウンター越しに目の前で盛り付けら

欧州の野球場発「日本人選手が作るクロアチア風カレー」の店が調布にオープン

欧州の野球場発「日本人選手が作るクロアチア風カレー」の店が調布にオープン

2023年2月7日、調布駅東口から徒歩3分にある「調布百店街」を入ってすぐの場所に「クロアチア風カレー」を提供する間借りカレー店「カルロバッツ(Karlovac)」がオープンした。 Photo: Soreto Takagi同店を示すものは小さな立て看板のみなので、見逃さず クロアチアといえば海岸線が長く続く東欧の一つで、シーフードのほか、隣国のハンガリーやオーストリアの影響で肉料理も盛んな国だが、正直なところカレーのイメージはない。クロアチア風カレーとは一体どんな味なのか、確かめてみたくなった。 Photo: Soreto Takagi「クロアチア風カレー(チーズ、温玉付き)」 そのためにはまず、同店の店主である大谷尚輝をひもとく必要がある。大谷は2013年から海外6カ国で野球に関わり、クロアチアの野球リーグで活躍した唯一の日本人だ。 「もともとカレー好きだった」と語る大谷は、現地の食材を使ったカレーを作っては友人に振る舞っていた。そのカレーは次第に評判となりポーランド、クロアチアの野球場で日本人選手が作るカレーとして販売され、完売するほどの売れ行きだったそう。その経験から「日本でもこのカレーを出してみよう」と独学で作り上げたのが、カルロバッツの自信の一皿である。 Photo: Soreto Takagi 大谷が手がけるクロアチア風カレーのうまみの基礎となっているのは「ベゲタ」だ。クロアチアの家庭では日本の醤油のように使われている調味料の一つで、6種の野菜、塩や香辛料などが含まれている。例えるなら、アウトドア調味料で話題となった「ほりにし」のスパイスとコンソメが合わさったものに近いといえばイメージしやすいだろうか。 Photo: Soreto Takagi カレーのソースは粘度が高く、まるでミートソースのような質感。ポーランドやクロアチアの現地でも食べやすいように意識したという点もこのカレーの特徴だ。 特に大事にしているのはタマネギを炒める過程だという。水を使わずに湿っぽくなるまで炒め続け、コリアンダーをはじめとする6種類のスパイスが入っているカレーは濃厚な甘さ、うまみを印象づけた後に、苦みを伴ったスパイシーなアクセントが面白いコントラストを生んでいる。まさにクロアチア風カレーといっていいだろう。 Photo: Soreto Takagi日曜日はバーとしても営業。クロアチアはもちろん、セルビア、スロベニアなどのワインやクラフトビールを取り揃えている 現在はバーを間借りしたランチ営業のみではあるが、今後は調布駅前のショッピングセンター「トリエ京王調布」でカレー弁当の出店やUber Eatsのデリバリーにも対応するようだ。元野球選手が作るクロアチア風カレーはオープンして間もないにもかかわらず、すでに調布では静かに話題となっている。「この店をきっかけに、少しでもクロアチアについて興味を持ってもらえたらうれしいです」と大谷は意気込む。 木〜土曜日の11〜17時と日曜日の18〜24時は「おつまみ野球Bar」として営業している。「クロアチア風カレー」が気になったグルメな人は、ぜひ足を運んでみてほしい。 関連記事 『クロアチア風カレー&バー カルロバッツ』 『駐日クロアチア共和国大使に聞く、観光対策と誇るべき日本的価値観』 『東京、各国大使おすすめの本格レストラン7選』 『東京、カレー30選』 『東京、スパイスカレーの名店5選』 京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら  

川崎に直売所と食の複合施設「KOSUGI Grill Market」が誕生

川崎に直売所と食の複合施設「KOSUGI Grill Market」が誕生

武蔵小杉駅前にある川崎市総合自治会館跡地「コスギ アイハグ(KOSUGI iHUG)」内に地産地消をテーマにした「コスギ グリル マーケット(KOSUGI Grill Market)」が2023年3月25日(土)、オープンする。 同施設は直売所と飲食店が一体になった空間だ。店内にはグリルテーブルが設置されており、各卸問屋直売所で好きな食材を購入し、バーベキュー感覚でその場で調理。食べて楽しむことができる。 画像提供:KOSUGI Grill Market プロデュースを手がけるのは、武蔵小杉近郊を中心に数々のレストランを運営するナチュラだ。 施設内には、全国の厳選された食材を提供する精肉店「上原ミート」や豊洲市場から新鮮な魚介を揃える、創業1958年の老舗水産仲卸の「山治」、旬の素材で作った40種類以上のキムチを販売する横浜「福美」、日本のプレミアム米を扱う「ほむすび米店」が出店する。 画像提供:KOSUGI Grill Market 画像提供:KOSUGI Grill Market 誰でも農業が楽しめるシェアリング農業「トレファーム」も併設。ここで穫れた野菜もマーケットには並ぶそう。 そのほか、川崎北部市場と連携し地産地消や、フードロスをなくす取り組みをしたファーマーズマーケットも月に1度、開催される予定だ。2階の「キッチン付き交流スペース」では、川崎市と連携して飲食店の起業サポートやさまざまな食育サポートも行う。 画像提供:KOSUGI Grill Market コスギ アイハグには、多世代交流やイベント会場として利用できるコミュニティースペースや、家族や友人と過ごせる芝生広場などもある。ぜひ「農・食・健」の施設を生かした有意義な時間を過ごしてほしい。 関連記事 『コスギ グリル マーケット(KOSUGI Grill Market)』 『新宿、横丁ガイド』 『新宿東口にカオスなクラブ横丁「龍乃都飲食街 新宿東口横丁」がオープン』 『2023年に行くべき新施設とイベント10選』 『豊洲に江戸の街並みを再現、「千客万来施設」が2024年2月1日に開業決定』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら