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Hinata Matsumura

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音楽・食・アートの祭典「ishinoko」が石川県の秘境で開催

音楽・食・アートの祭典「ishinoko」が石川県の秘境で開催

2023年9月29日(金)〜10月1日(日)、石川県小松市の「タキガハラ ファーム(Takigahara Farm)」で音楽・食・アートを祝う野外フェスティバル「ishinoko」が開催される。進化を続ける本イベントは、今年で4回目。今年のishinokoは、クリエイティビティを通して、皆の五感を刺激してくれるだろう。 Photo: ishinoko/Toshimuraハイブリッドセットを披露した、オーストラリアのアーティスト「Sleep D」 Photo: ishinoko/Hiro Yamashitaishinokoレジデンスの∞yah-ya∞ & Daikiti Yoshidaによるドリーミーなパフォーマンス ジャンルを超えた「音楽」 ishinokoでは、ジャンルにとらわれず幅広いサウンドが楽しめる。今年は、 ビヨーク(Björk)やアルカ(Arca)とのコラボレーションで知られる「Doon Kanda/Jesse Kanda」が、VJとDJのセットを披露。日本のレジェンド「食品まつり a.k.a foodman」や、スウェーデンのアルト ポップ シンガー、Lucky Loが出演するほか、注目の若手アーティストNTsKiやE.O.Uがライブセットで登場する。 そのほかにも、バンドやジンバブエの伝統音楽の生演奏など、唯一無二の音楽体験が得られるだろう。  Photo: ishinoko/Toshimura 豊かな「食」 「ishinoko kitchen」では、心も体も喜ぶ食事を提供する。その時、その場所で採れる食材のみをゲストシェフたちが調理。今年は、インドやヨーロッパからシェフを迎えるほか、東京の地球レストラン「アントシカダ(ANTCICADA)」や地元で愛される「一平寿司」のコース料理などが堪能できる。 Photo: ishinoko/Hiro Yamashina 「食」も即興パフォーマンスの一部として捉えられており、音楽と料理のタイミングもプログラムされるそうだ。野外フェスティバルならではの忘れられない食体験ができるだろう。フードを担当する主催者のAnnaは、「食体験には、旬の食材と提供される環境のどちらもが欠かせない。音・自然・料理が出合うことで、特別な瞬間が生まれる」と語る。 Photo: ishinoko/Toshimura昨年、川での幻想的なパフォーマンスを披露した、舞踏家の強口まゆか 観て味わう「アート」 今年は新たな取り組みとして、パフォーミングアーツにも力を入れている。実験的なパフォーマンスや試みで注目されているANTIBODIESCollectiveや、B機関に所属する舞踏家の強口まゆか、エネルギッシュなパフォーマンスで老若男女を楽しませるはながっつらが出演するほか、インスタレーションアートなども設置される。 Photo: ishinoko左からオーガナイザーのMilo、Graham、Anna、Hanaguts ishinokoは、自然での生活体験を求めて滝ケ原町に移住してきたインターナショナルなメンバーにより、2020年から開催されている。会場のタキガハラ ファームにはカフェやゲストハウスが併設されており、地元の村人たちと協力しながら農村の生活、有機農業、持続可能な実践、職人文化、日本の伝統芸術の歴史などを探求している。 Photo: ishinoko/Toshimura  主催者のMiloとGrahamによると、ishinokoは「即興」や「偶発性」をテーマにしてきたそうだ。「フェステ

Photo of the Day - 東京レインボープライド 2023

Photo of the Day - 東京レインボープライド 2023

生・性の多様性とセクシュアルマイノリティー(LGBTQ+)の人々への理解を促す「東京レインボープライド2023」が2023年4月22・23日に開催。1日目は約10万人、2日目は約13万人の人々が訪れ、過去最大の盛り上がりを見せた。 Photo: Kisa Toyoshima 今年のテーマは「変わるまで、続ける」。2日目はプライドパレードが行われ、約1万人の人々が思い思いの衣装やフェイスペインティングなどで着飾り、渋谷から原宿までの約2.5キロメートルを歩いた。 Aisho Nakajima(画像提供:東京レインボープライド2023 PR事務局) 大使館スピーチの様子(東京レインボープライド2023 PR事務局) 代々木公園イベント広場&野外ステージを会場に開かれた「プライドフェスティバル」では、ゲストアーティストによるライブパフォーマンスや企業・支援団体によるブースが出展。10カ国以上の大使・公使によるステージ登壇などさまざまなコンテンツが繰り広げられた。 本記事では13万人もの人々が集結した23日の様子を紹介。パレードや会場のにぎわいと熱気を目で感じてほしい。 企業や団体、フードなど190以上のブースが並んだ(Photo: Kisa Toyoshima) YOUTH PRIDE JAPANブース(Photo: Kisa Toyoshima) YOUTH PRIDE JAPAN YOUTH PRIDE JAPAN(ユースプライドジャパン)は、東京レインボープライドの10代、20代のボランティアスタッフを中心に活動しているプロジェクトだ。彼らが考える「自分らしさ」や価値観、リアルな声を発信していくことで同世代の悩みや課題を解決するサポートをしている。 立ち上げ初期の2020年2月から活動に参加するLilyは、昨年と比べ来場者が激増したことに非常に驚いているようだ。Lilyは自身のジェンダーやセクシュアリティーは定めていない。「自分の周りの友人に活動を知ってもらえることや、カミングアウトできていないが、勇気を持って足を運んでくれた友人がいてとてもうれしい」と話す。 Maaya Wakasugi(東京レインボープライド2023) 今年のメインビジュアルは、フランスを拠点に世界で活躍しているアーティストのMaaya Wakasugi(マーヤ・ワカスギ)が担当した。「末広」という縁起のいい扇型に虹を描くことで、明るい未来につなげていくことを表現している。 Maayaは、今年のレインボープライドの盛り上がりに「非常に感動している」と笑みを浮かべた。「レインボープライドが東京で開催され始めた当初はカミングアウトされる方も少数で、沿道から知り合いにバレないようにサングラスをかけながら緊張しながら歩いていたことを、昨日のことのように覚えています」 日本の状況の変化に感心しつつも、「フランスにはチョイスがあるが、日本にはいまだにない。人権を守る制度があるべきだ」と語った。 ドイツ大使館ブース(Photo: Kisa Toyoshima) ドイツ大使館のブースは、「愛でつながろう」がテーマ。グッズやリーフレットの無料配布に加え、ベルリン在住のドラァグクイーン、Vivienne Lovecraft(ヴィヴィエンヌ・ラブクラフト)が登場。LGBTIQ+についてどのくらい知っているか、チャレンジできるクイズコーナーもあった。 Ms. Honey Pot(右)、Prism(左)2人のファッションのポイントは「かわいさ」(Photo: Kisa