Noriko Maniwa

Noriko Maniwa

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5 international pavilions you must see at Expo 2025 Osaka Kansai

5 international pavilions you must see at Expo 2025 Osaka Kansai

With Expo 2025 Osaka, Kansai finally open for visitors at Osaka’s Yumeshima Island, it’s about time we took a closer look at one of the biggest attractions at the Expo – namely the national pavilions, presented by a selection of the more than 150 countries and regions participating in the mega-event.  Following our recent sneak peek guide to the eight ‘signature pavilions’ curated by leading Japanese figures, we’re now putting the spotlight on the most exciting of the freshly unveiled national pavilions. The pavilions featured below were all handpicked by Time Out editors who visited the locations in person. Walking around the Expo 2025 site is a visual treat in itself, as the one-of-a-kind landscape at Yumeshima is dotted with architecturally distinctive structures, each representing the culture and identity of a nation or region. Once inside, you get to explore immersive exhibits showcasing the best of each country. Read on for our top picks and learn why these pavilions stand out at Expo 2025.  RECOMMENDED: Expo 2025 Osaka, Kansai, Japan News Hub
2025年大阪・関西万博で行くべき海外パビリオン5選

2025年大阪・関西万博で行くべき海外パビリオン5選

タイムアウト大阪 > Things to Do >2025年大阪・関西万博で行くべき海外パビリオン5選 「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、2025年4月13日(日)に開幕する「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」。 大阪・関西万博の最大の見どころは、世界各国のパビリオンが一堂に集まる点だろう。 158の国と地域が参加し、それぞれの文化や特徴を象徴するユニークな建築が立ち並ぶ景色は、万博ならでは。各パビリオン内では、各国の魅力を表現した展示が行われる。 せっかく訪れるのであれば、全てのパビリオンを巡りたいところだが、会場は広く、1日では回りきれないほどの規模がある。 そこで、タイムアウト東京のライターが実際に現地を訪れて厳選したおすすめの海外パビリオンを5つ紹介しよう。 関連記事『大阪・関西万博ガイド』
アップデートするオランダ10選

アップデートするオランダ10選

タイムアウト東京 >  Things To Do >アップデートするオランダ10選 テキスト:Noriko Maniwa オランダと聞いて思いつくのは、チーズ、風車にチューリップ。そんな風景が目に浮かぶが、現代のオランダはモダンにアップデートされている。 クラブカルチャーやデジタルアートの施設も人気。多様性を尊重し、さまざまな人々や環境に配慮したサービスが充実しているのも特徴だ。国際都市オランダは今もすべての人々に開かれているのだ。 2025年に日蘭交流425周年を迎えた今だからこそ、実際に訪れてみたい旬の情報をリストアップした。 関連記事『オランダについてあなたが知らなかった50のこと』   1. 最新サイクリング&自然スポット Photo: pixabayZaanse Schansの風車 海抜が低く、土地のほとんどが平坦なオランダは自転車移動に適した地形。サイクリング目的の旅も人気だ。 なかでも首都アムステルダムの中心部から北へ自転車で約1時間、ザーンセ・スカンスへは、オランダならでの絶景が見られるルートと人気。西ヨーロッパで最初の工業地帯だったザーン地方は風が強く、産業革命の最盛期には600基もの風車が並び、今もその名残が。風車を見ながら疾走できるのだ。 Photo: Bernhard Schürmann from PixabayWadden Islands ザントフォールトを囲む海岸砂丘へのサイクリングも楽しい。アムステルダムから電車ですぐの距離なので、レンタサイクルを借りて向かうのもいいだろう。高い砂丘を走る鹿や鳥を眺めたり、馬に乗って砂丘を駆け回ったり、豊かな自然を満喫しよう。 Photo: rustamankVlieland ワッデン諸島で楽しむサイクリングもスペシャルだ。5つの島同士は近く、自転車で渡れる橋があるので、アイランドホッピングも選択肢にある。中でも最も小さなフリーラント島では車の乗り入れが禁止されていて、サイクリングには最高の環境だ。 自転車大国オランダは自転車専用レーンがあるなど、安全面でも考慮されている。この機会にサイクルカルチャーの最先端に触れてみよう。 2. 最新アクティビティ Photo: dreamstimeKingsdag   毎年4月27日に開催される「Koningsdag(キングス デイ)」は、現オランダ王国のウィレム=アレクサンダー(Willem-Alexander)国王の誕生日を祝う祝日。パレードや音楽祭が催され、オランダ王国のナショナルイメージカラーである鮮やかなオレンジ色に着飾った人々で、街はオレンジ一色になる。 誰でも非課税で自由に出店できる日なので、国中がフリーマーケット会場に。子どもたちがアイデアを凝らして作ったかわいい屋台を巡るのも楽しい。ローカルに混ざって「Orangegekt(オレンジの狂気)」の渦に吞まれよう。 Photo: dreamstimeBloemencorso 毎年、オランダの各地域で開催される花のパレード「bloemencorso(ブルーメンコルソ)」も見逃せない。中世から続くイベントで、テーマに合わせて花で装飾された山車や車、船が街を練り歩く。2021年、ユネスコの人類無形文化遺産の国際代表リストに登録された。 このようにオランダでは各地で街全体がイベント会場になるようなパレードやイベントが開催されている。ぜひとも日程をチェックして、ともに盛り上がりたい。 3. 食文化の今 Photo: dreamstimeZeelandのカキ 海や川
オランダの食が楽しめるレストラン・カフェ10選

オランダの食が楽しめるレストラン・カフェ10選

テキスト:Noriko Maniwa ニシンやムール貝、牡蠣などの新鮮なシーフードに加え、酪農が生み出すチーズなど、豊かな食材に恵まれたオランダ。コロッケやワッフルなど、日本でもすっかりおなじみの料理も多い。 17世紀に海運業が発展し、国際的な商業都市として栄えたアムステルダムでは、さまざまな食文化が交わり、独自の調和を生み出した。その柔軟性は日本でも発揮され、伝統を守りながらも、日本の素材や発想を取り入れ進化を遂げている。 今回は、そんなオランダの食文化が感じられるスポットを紹介する。 関連記事『オランダと日本の歴史が感じられる場所10選』
オランダと日本の歴史が感じられる場所10選

オランダと日本の歴史が感じられる場所10選

テキスト:Noriko Maniwa 九州に流れ着いたオランダ船「リーフデ号」の航海士ヤン・ヨーステンが徳川家康と謁見(えっけん)した1600年を原点とし、日蘭交流は425周年を迎えた。 鎖国時代には、出島のオランダ商館での貿易が国内唯一の世界の経済、文化とつなぐ窓口となり、8代将軍徳川吉宗の治める江戶中期には、医学、生物学、天文学などを学ぶ蘭学塾が各所で開かれ、オランダを通じて⻄洋の知識や技術を得るようになった。 今でも各地に残る日蘭交流の軌跡をたずね、歴史をひも解こう。 English version here:10 places to experience Dutch history in Japan 関連記事『オランダの食が楽しめるレストラン・カフェ10選』
深大寺でしかできない10のこと

深大寺でしかできない10のこと

タイムアウト東京 > Things to Do> 深大寺でしかできない10のこと 日本最大厄除け大師・深大寺の門前町であるこの地域は、湧水が多いことでも知られる。深大寺植物公園の分園・水生植物園や都立農業高校神代農場のわさび田など、潤沢な水源を生かした施設もある。 深大寺そばも、蕎麦の栽培、水車を利用しての製粉、釜ゆでやさらしなど、この地の水の恵みにより発展した名物なのだ。 ※年末年始の営業は各公式ウェブサイト、SNSで確認してほしい 関連記事『立川でしかできない5のこと』『ノスタルジックでカラフルなスイーツビュッフェが新宿で開催』
成田空港で手に入れるべき土産5選

成田空港で手に入れるべき土産5選

タイムアウト東京 > ショッピング&スタイル  > 成田空港で手に入れるべき土産5選 年末年始は、久々の家族での海外旅行、海外在住の友人に会う機会も今年も増えることだろう。そこで世界への玄関口、成田空港ならでは土産情報をピックアップした。 成田空港限定のクラフトビールや、和の伝統を取り入れたインディゴカラーのアイテムなどセンスが光る、デザイン性の高いものも多い。金沢発の金箔(きんぱく)をコーティングした富士山モチーフのカステラなど、喜ばれること間違いなしだ。ぜひチェックしてほしい。 関連記事『羽田空港で手に入れるべき土産5選』
羽田空港で手に入れるべき土産5選

羽田空港で手に入れるべき土産5選

タイムアウト東京 > ショッピング&スタイル  >羽田空港で手に入れるべき土産5選 まもなく始まる年末年始の帰省ラッシュ。国内外への空の玄関口として、羽田空港に行く機会も多くなるだろう。「羽田エアポートガーデン」といった新しい隣接施設がオープンするなど、コロナ禍以降、驚くほど進化している。郷里への土産を探す最後のチャンスだからこそ、羽田空港でしか手に入らない、自慢できる逸品を見つけたい。 ここでは、そんな羽田空港で手に入れるべきべストチョイスを提案しよう。 関連記事『カウントダウンパーティー2024/2025』 
宮古島でしかできない5のこと

宮古島でしかできない5のこと

タイムアウト東京 > Things To Do > 宮古島でしかできない5のこと 沖縄本島・那覇市からさらに南西方約300キロメートルに位置する宮古島。「宮古ブルー」と呼ばれるエメラルドグリーンのサンゴ礁やマングローブ林など、手つかずの大自然に感動する。 ハワイ北部とほぼ同じ緯度で、国内でありながら南十字星を観測できるという珍しい場所だ。伊良部大橋や来間大橋など、離島とつなぐ道もあり、島ならではのゆるりとした時間を過ごすのには最適だろう。 本記事では、同地でしか楽しめないことを5つ紹介する。 関連記事『沖縄・やんばるでしかできない5のこと』
大島でしかできない5のこと

大島でしかできない5のこと

タイムアウト東京 > Things to Do> 大島でしかできない5のこと 「東京都」でありながら、伊豆諸島独自の風土や文化に驚かされる「大島」。三原山の火口を一周する「お鉢巡り」やダイビング、東京砂漠でのバギーなど、ジオパークならではのアクティビティも満載だ。ロードレースも開催され、サイクリングコースとしても人気が高い。 調布飛行場から25分のフライト、竹芝桟橋から高速船で2時間前後というアクセスの良さも魅力だ。 関連記事『一度は行ってみたい東京の離島5選』
東京、ガレット・デ・ロワ6選

東京、ガレット・デ・ロワ6選

タイムアウト東京 > フード&ドリンク > 東京、ガレット・デ・ロワ6選 「王様の菓子」という意味を持つフランスで新年を祝う際に欠かせない伝統菓子「ガレット・デ・ロワ(Calette des Rois)」。新年の縁起もので、毎年1月6日の公現節に食べられるが、今は広く新年を祝う菓子となっている。 王冠と陶器製のフィギュア、フェーヴがセットとなっていて、おみくじ的な要素も楽しみながら家族で新たな年の楽しい時間を過ごす。パイを切り分けて、自分のピースの中にフェーヴが入っていたら、その人は1年を幸福に過ごせるという言い伝えがあり、王や王妃となって王冠をかぶって、みなに祝福されるのだ。 近年、ここ東京でも三越伊勢丹をはじめとした百貨店を中心に盛り上がりを見せている。この記事では、東京で手に入るおすすめのガレット・デ・ロワを紹介しよう。2024年のスタートを家族や仲間と集って、誰が一番ラッキーか、運試しをしてみてはいかが。 関連記事『東京、フロランタン5選』
和田堀公園でしかできない5のこと

和田堀公園でしかできない5のこと

タイムアウト東京 > Things To Do > 和田堀公園でしかできない5のこと どの路線の駅からも遠いが、それがもたらした聖域のようなピースフルな環境が魅力の和田堀公園エリア。環状第7号線の手前で善福寺川がS字形に屈曲した部分に位置する和田堀周辺は、古墳時代の竪穴式住居などの遺跡が発掘され、バードウォッチャーが野鳥観察に集まるのどかな場所だ。 公園近辺には朝食が食べられる古民家カフェや釣り堀、週末のみ営業している公園内の古着屋やベイクカフェなど、ウォーキング途中に立ち寄りたいスポットも多い。紅葉の美しい季節は特におすすめで、鳥のさえずりに耳を傾けながら「和田堀探検」してみては。 関連記事『永福町でしかできない5のこと』

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「鬼太郎茶屋」が水木しげるの地元・調布天神通り商店街に移転リニューアル

「鬼太郎茶屋」が水木しげるの地元・調布天神通り商店街に移転リニューアル

老朽化のため、惜しまれつつも2024年8月4日に閉店した深大寺参道の「鬼太郎茶屋」が2024年11月20日(水)、調布市の天神通り商店街に移転リニューアルを果たした。 Photo: Kisa Toyoshima オープン初日にはオープニングセレモニーがにぎやかに行われた。調布市長や天神通り商店街会長、水木しげるの長女である水木プロダクション取締役の原口尚子がテープカットに参加。さらにスペシャルゲストとして、自身も大の妖怪好きだと公言する8歳の名俳優、永尾柚乃も登壇した。新店舗のある天神通り商店街は調布市富士見町にある水木しげるの自宅から、調布駅前の仕事場の途中にあり、毎日歩いて通った道だったという。 甲州街道を渡った先には「ゲゲゲの森」につながるという「布多天神社」があり、鬼太郎ファンにはたまらないロケーションだ。 Photo: Kisa Toyoshima 店内には「ゲゲゲの鬼太郎」や「河童の三平」などの水木作品のキャラクターグッズが350種類以上並び、手に取るだけでわくわくする。なかには同茶屋21周年記念の限定グッズや、ここでしか買えないスウェットなどのレアアイテムも。新製品のトレーナーは前面に大きくプリントされた名シーンだけでなく、背中にもワンポイントがあり、リュックを背負ったときにちらりと見えるデザインとなっている。 Photo: Kisa Toyoshima カラフルな文房具、妖怪モチーフの手ぬぐい、水木キャラクターが描かれたケロリンの黄色い洗面器などのバスグッズ、20歳以上限定の酒コーナーなど、大人も子どもも楽しめる商品構成だ。永尾がセレモニーで着用していた鬼太郎のちゃんちゃんこも110cmから大人用のLサイズまで展開。家族そろって「お揃いコーデ」も楽しめる。 Photo: Kisa Toyoshima 店内スタンドではソフトクリームや目玉のおやじまんを提供 店内にはテイクアウトメニューを提供するスタンドもあり、ソフトクリームやまんじゅうなどが味わえる。ソフトクリームは水木しげるの故郷である鳥取の白バラ牛乳を使用した「大山牛乳」「厳選いちご」「ミックス」の3種類で、「目玉クッキー」と木製の一反もめん型スプーンが添えられた鬼太郎茶屋ならではのフォトジェニックなメニューだ。 Photo: Kisa Toyoshima  「目玉のおやじまん」もふかふかに蒸されている。鬼太郎とねずみ男の等身大フィギュアとともに記念撮影するのも忘れずに。 水木しげるの命日には調布一帯がゲゲゲ色に 11月30日(土)は、調布市に50年以上住み、多くの作品をこの地で描きあげた水木しげるの命日にあたる「ゲゲゲ忌」だ。鬼太郎茶屋をはじめゆかりのある地を巡るスタンプラリーやコスプレイベント、キャラクターたちのグリーティングなどが12月1日(日)まで調布市役所や調布市文化会館などの各地で開催。水木しげるの生誕地である境港のカニ汁や物産展など、グルメも堪能できる。 Photo: Kisa Toyoshima天神通り商店街 市内の飲食店や店舗とのコラボメニューやイベントもあるので、鬼太郎茶屋を拠点に、ゲゲゲの世界に迷い込み、散策してみるのもおすすめだ。ゲゲゲの森のモデルになった神社の境内で小鳥たちのさえずりを聞き、天神通りを歩けば、知らぬ間に妖怪たちにすれ違うかもしれない。 関連記事 『鬼太郎茶屋』 『深大寺でしかできない10のこと』 『東京、アンティークカフェ5選』 『赤坂に米国発ラグジュアリーホテルの「1 Hotel Tokyo」が日本初進
ポップな銀座を体現、「ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目」が開業

ポップな銀座を体現、「ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目」が開業

2024年5月30日、東銀座に「ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目」がグランドオープンした。ここ数年で次々とホテルが開業し、今や1万4600室、「ホテルの銀座」とも呼ばれるこの激戦区で差別化すべく、掲げたコンセプトは「GINZA POP」だ。 画像提供:ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目 歴史や文化がPOP(誕生する)し、明るくPOPなデザインの2つの意味をかけた。はじけるような感覚を、世界各国のホテルや施設の空間デザインを手がけるHBA(Hirsch Bedner Associates)がカラフルに表現した。   画像提供:ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目スタンダードダブル 銀座をイメージする柳、銀杏の葉などからインスピレーションを受けた配色、大正から昭和初期に流行した丸みのあるデザインやパターンを各所に取り入れている。 大浴場ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目 273室の客室は歌舞伎座の定式幕の柿色や萌黄色をイメージしたピンクもしくはグリーンを基調にしたデザイン。地下の大浴場は銀杏の黄色や柳の緑のタイルや小紋のようなパターンを生かした、レトロモダンな空間だ。2階のフロントもPOPで明るく開放的。昭和通りの銀杏並木の緑に囲まれ、秋は黄金色に染まる。 画像提供:ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目 アイランド型のカウンターやカラフルなチェアなど親しみやすく、気軽に交流できる場をイメージした。ロビーにはボードゲームで遊べるテーブルもあり、ラウンジとして楽しく過ごせる。「さぁ、銀座に繰り出すぞ」という気分になれる。 画像提供:ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目 Photo: Genya Aoki     クールで近寄りがたいホテルも多い中、同ホテルがたくらむのは、各国からのビジターと銀座に勤務するローカルとの交流。1階は洋食屋、2階にはスナックという日本の食文化を体感できる店舗を展開する。 画像提供:ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目銀座ランプ亭 昭和通りに面した「洋食屋 銀座ランプ亭」ではオムライスやナポリタンなどの洋食メニューを提供。なかでも松坂牛を使ったハンバーグは絶品だ。ランチは1,000円~1,500円程度と手頃な価格設定もうれしい。 Photo: Genya Aoki朝食はビュッフェ形式   ディナーは、洋食をつまみとして飲める居酒屋感覚で立ち寄れる。飲み放題付メニュー(4,000円から)など、近隣のビジネスパーソンが普段使いできる価格設定となっている。 画像提供:ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目木挽町クラブ 「木挽町クラブ」はママや仲間と語りながら、カラオケも楽しめるスナックだ。馬蹄型のカウンターでは隣り合わせた、向かい合ったゲストとのケミカルな出会いもあるだろう。ジャパニーズウィスキーも各種揃え、ボトルキープすることでなじみの店として通うことができる。日本ならではの酒場文化を「スナック初心者」にも発信している。 画像提供:ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目 10月31日(木)まではスタンダードツイン1室2万8,900円~の「開業記念特別プラン」も利用できる。いち早く心躍る「GINZA POP」を体験してみよう。 関連記事 『ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目』 『回答者にはAmazonギフトカードをプレゼント、タイムアウト東京読者アンケート2024』 『代官山「スプリングバレーブルワリー東京」が大規模リニューアル』 『ノスタルジックでカラフルなスイーツビュッフェが
成田空港に「中川政七商店」初のグローバル向け店舗がオープン

成田空港に「中川政七商店」初のグローバル向け店舗がオープン

日本の空の玄関口である成田空港に、「中川政七商店」初のグローバル向け店舗「中川政七商店 成田国際空港第1ターミナル店」が、2024年3月31日にオープンした。トランクをイメージしたアイコニックな店内には、日本各地の素材や技術、風土を生かして生み出された工芸アイテムが、オリジナル商品を中心に約600点並ぶ。 画像提供:中川政七商店 商品の解説は日本語以外にも英語、中国語で表示され、公式ウェブサイトやSNSとリンクする「QRコード」も店内に掲示。その工芸の背景や技術についても学べるような仕組みだ。 画像提供:中川政七商店 店内は、機能とデザインを両立させた伊賀焼のおひつや食洗器で洗える漆わんのほか、機内ですぐに試したくなるような自然派コスメなど、見やすく分類されている。中川政七商店がブームの火付け役となった、さまざまな文様の「花ふきん」や「かや織ふきん」、カラフルなだるま、シカ・招き猫などのモチーフのおみくじをはじめ、土産に配りたくなる雑貨も多い。 「となりのトトロ」 © Studio Ghibli| 企画/スタジオジブリ・株式会社中川政七商店| 発売/株式会社中川政七商店 中でも注目したいのは、スタジオジブリとのコラボレーションによる工芸品。第1弾の「となりのトトロ」では、「肥前吉田焼の一輪挿し」「美濃焼のどんぐり皿」「小田原鋳物のお守り鈴」など、日本各地の工房の手わざを生かしたアイテムが揃い、ギャラリーのようだ。 画像提供:中川政七商店「上出瓷藝」代表の上出惠悟が奈良のシカを描いたグラフィック まだ木の香りがする各ブースには、「上出瓷藝」代表の上出惠悟が奈良のシカを描いたグラフィックが飾られ、空間のアクセントとなっている。 画像提供:中川政七商店 気軽に配れる生活雑貨から、モダンにデザインされた招き猫や南部鉄器などの伝統工芸品まで、大切な人へのギフトがきっと見つかるラインアップだ。旅に出る前にも、帰宅前にも立ち寄りたくなるだろう。 関連記事 『中川政七商店 成田国際空港第1ターミナル店』 『都庁イルミネーションを一望、京王プラザホテル最上階に新スペースが登場』 『「グランスタ東京」地下1階の弁当・総菜ゾーンがリニューアル』 『カルディで台湾の味が詰まった「好吃バッグ」を数量限定で販売』 『今春、関東最大級のバラの植物園がテーマパークに大変身』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
デザインテーマは舞台美術、「メルキュール東京日比谷」が開業

デザインテーマは舞台美術、「メルキュール東京日比谷」が開業

2023年12月19日、新橋駅から徒歩3分のロケーションに、「メルキュール東京日比谷」が開業した。「ローカル・ディスカバリー(地域の発見)」というメルキュールのブランドコンセプトをもとに、「Stage Art(劇場の舞台美術)」をデザインコンセプトにしたホテルだ。 画像提供:メルキュール東京日比谷フランス語で「シーン(場面)」を意味するレストラン&バー「ラ・セヌ」。朝食もここで提供される 同エリアは、明治時代には社交、外交の中心地であった「鹿鳴館」があった地域であり、今でも「帝国劇場」や「日生劇場」といった歴史あるシアターが集まる日比谷は、華やかなエンターテインメントの聖地であり続けてきた。 ホテルのロビーやレストランにはシアターをモチーフにした意匠を取り入れたアールデコのデザインが施されており、劇場を訪れたような高揚感がある。廊下に表示される客室ナンバーは映画フィルムをイメージしているとか。 画像提供:メルキュール東京日比谷「プリビレッジ」の客室 各客室もシアターや舞台美術からインスピレーションを得たレトロモダンなデザイン。テレビも真鍮(しんちゅう)のような風合いのフレームで飾られ、風美なカウンターの中には冷蔵庫が収められている。バスルームも、壁の色がモスグリーンなどシックな配色だ。 178室中2室のスイートルーム以外は全て22平方メートルとコンパクトだが、機能的で調和のある空間なので、ゆったりとした気持ちになれるだろう。スイート以外は4~9階がスーペリア、10、11、12階の高層階がプリビレッジとなる。 画像提供:メルキュール東京日比谷バックステージのような雰囲気のエクゼクティブ・ラウンジ。17時からワインやカクテルを味わえ、観劇前に最適 劇場文化の世界観を表現しているのが、3階にある「エクゼクティブ・ラウンジ」だろう。古き良き時代のバーのような雰囲気で、演劇やミュージカルに関する書籍がディスプレーされている。 作業がしやすいデスク席、映画監督がロケ先使用することから名付けられたディレクターチェアなど椅子のタイプもさまざまで、気分に合わせて過ごせる。 全178室の客室中2室あるスイートと、上層階のプリビレッジのゲストは、7時から21時までいつでもアクセス可能。15時から19時30分まではワインやリキュールなどのアルコールも提供される。17時30分から19時30分までは、軽食やスイーツも自由に楽しむアペロタイムとなるので、観劇の前に軽い食事をするにもいい。 観劇後にはゆったりと茶を楽しみながら感想を語り合うなど、ホテルそのものが、日比谷の劇場文化を満喫するための装置であるのだ。 エクゼクティブ・ラウンジの眼下には新幹線を臨むこともできる。早朝の日比谷公園や皇居を散歩するのも清々しく、日比谷の住人になったような気持ちになれるだろう。 タイムアウト東京のパートナーサイトから予約することもできる。 関連記事 『メルキュール東京日比谷』 『ガイドは全て作り話、うそだらけの「浅草ツアー」が4月に開催』 『2024年春、目白にマイクロ複合施設「カド」がオープン』 『2024年、東京にオープンする商業施設』 『2024年に行くべき新施設9選』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
日本のラグジュアリーを極めた専門店「JMC」が羽田空港にオープン

日本のラグジュアリーを極めた専門店「JMC」が羽田空港にオープン

日本発の地方再生型ラグジュアリーブランド「ジャパン マスタリー コレクション(以下JMC)」が2023年12月22日(金)に、羽田空港第3ターミナル出国エリアに店舗をオープンする。JMCは、日本空港ビルデングの新規事業開発を担う羽田未来研究所が、日本各地の優れた素材、技術、感性を100年後も存続させるために立ち上げたブランドである。 画像提供:株式会社羽田未来総合研究所 まず展開するのは、国内約30エリアからキュレーションした約400型の逸品。海外でも人気のシューズブランド「オニツカ タイガー」に、姫路の熟練タンナーがなめした革に金沢の箔貼り職人が本金箔(きんぱく)を巧みな技で施した「Kansai Yamamoto別注モデル”MEXICO 66 DELUXE”」が羽田店限定で登場する。 Photo: Kisa Toyoshimaオニツカ タイガー「Kansai Yamamoto別注モデル”MEXICO 66 DELUXE”」 カシミアの「絞り染め」という高度な技術を可能にした、愛知県有松にある「スズサン(suzusan)」のニットや、デザイナー・本間正章による高級ストリートウエアブランド「マスターマインド(MATERMIND)」が有田焼や讃岐漆器など各地の職人とコラボした器など、ハイクオリティーでありつつ、生活に取り入れたくなるアイテムが並ぶ。 Photo: Kisa Toyoshima Photo: Kisa Toyoshima 中には150万円で販売される、日本最高級のもので製作された世界初のアートチョコレートも。外観のアートは京都の伝統工芸士である裕人磔翔が金箔で仕上げ、チョコレート部分は両国の人気ショコラティエが小田原の桜、京都のきなこ、日本の炭を使い制作。外器の銀器も8代続いた銀職人の手によるものだ。芸術品として鑑賞することはもちろん、パーティーで鏡開きのように割ってみなで味わい、シェアできる、まさに食べるアートである。 Photo: Kisa Toyoshima「蒔絵チョコレートTsuki no Wa」 草月流師範である亀井紀彦の作品「玉手箱」は、華道や茶道、盆栽、箱庭にも通じる日本独自の美意識が、小さな空間に凝縮されている。ピンセットを使い、丁寧に挿されたブリザードフラワーが、美しい壮大な世界を作り上げる。 画像提供:株式会社羽田未来総合研究所「玉手箱(大)」 単なる「おみやげ」で終わらずに、ストーリーがあり、地方創生につながることがブランドの感性基準ではあるが、最も重視しているのが現代の生活様式に即していることだという。 商品を手に取った時に、その背景が伝わるよう、素材や企業名などを店頭POPに明記し、商品や作家、生産地域などに関するさらに深い知識を読み取れる「二次元コード」を店頭の約7割の商品に記載。この閲覧データから、どの言語のどんな層が、どの色やモデルに興味を持ったかをマーケティングし、生産者へと循環する。 JMCのミッションは地場産業の活性化、そして後継者育成だ。付加価値を加味した適正価格を設定し、生産者への利益還元をすることで、技術継続への支援を志す。空港という世界に開く場で、技術や感性が認められ、称賛されることは、若い世代の心を動かし、未来の職人の創生にもつながるだろう。 Photo: Kisa Toyoshima左からバイヤーの中村良枝、羽田未来研究所社長の大西洋、部長の楊井吉彦 「空港は日本を訪れたツーリストとの、最後のタッチポイントです。日本のラグジュアリーを極めたアイテムに触れ、
三つ星シェフによる循環型ガストロノミー「CYCLE」が大手町にオープン

三つ星シェフによる循環型ガストロノミー「CYCLE」が大手町にオープン

フランスの三つ星レストランであり、2019年に「世界のベストレストラン50」1位となった「ミラズール(Mirazur)」のマウロ・コラグレコ(Mauro Colagreco)による「スィークル(CYCLE)」が2023年10月27日、大手町にオープンした。 生物多様性のためのユネスコ親善大使に初めて指名されたシェフであるコラグレコが目指すのは循環型ガストロノミーだ。スィークルでも生命の循環をテーマに、イノベーティブなコース料理を提供する。 Photo: Noriko Maniwaオープニングレセプションで腕を振るうコラグレコ まずサーブされるのは、その日のメニューに使用される野菜の皮、茎などからだしを取り、ユズやキンモクセイなど季節の香りを添えた「ウェルカムブイヨン」だ。廃棄されるはずだった素材を使っており、「食品ロスについて見つめ直そう」というメッセージが込められている。 画像提供:スィークル上から「根、葉、花、種子」を表現した4皿のタパス(イメージ) 前菜は「種のライフスタイル」をテーマにした4皿。根=誕生、葉=成長、花=再生、種子=再誕生というように、それぞれのテーマをビジュアル化したプレゼンテーションに胸がときめく。例えば「花」は菊の花のピクルスをあしらったあぶりしめサバとリンゴのタルト、「種子」は甘くない栗のフィナンシェなど、テーマと素材がリンクしているのも謎解きのようで、楽しい。 Photo: Noriko Maniwa再生を表現しているという、生花の中に盛り付けられた美しいタルト その後も、煮詰めたミカンやニンジンのジュースを合わせたソースで、生ウニやウニのパンナコッタを味わう、ニンジンが主役の一皿といった、素材そのものの力を引き出したピュアでアーティスティックな料理が続く。 画像提供:スィークルカラフルなニンジンとウニのうまみがマッチする爽やかな一皿 ムールやバイ貝、オキシジミなどさまざまな貝のうまみと旬のセリを合わせたエマルジョンも色鮮やかだ。ノンアルコールのペアリングで提供された抹茶のモクテルも、ニンジンの皮を活用するなど「循環」のアイデアが光っていた。 Photo: Noriko Maniwa塩釜焼きでじっくりと火を通したビーツのカルパッチョ 画像提供:スィークルフレッシュグリーンが目に鮮やかなセリのエマルジョン メイン料理のタイトルは「薔薇」。バラの香りを楽しむための肉料理で、薪(まき)で焼き、わらでいぶしたエゾシカと、バラ科であるリンゴ、バラの花びらやジェル、パウダーなどあらゆる組み合わせで味わう趣向だ。意外性のある組み合わせや調理法により、素材そのものの力を引き出している。 Photo: Noriko Maniwa蝦夷鹿とリンゴ、花のバラを合わせたメインディッシュ 華やかなデザート後のミニャルディーズ(小菓子)も同じく根、葉、花、種子の4皿。マリーゴールドや金木犀の小さなブーケやピーナツを入れた味噌のキャラメルなど、口に入れるのが惜しいほど繊細で、フォトジェニックである。 Photo: Noriko Maniwaデザート後のミニャルディーズ サステナブルな食をエンターテインメントに進化させた劇場型レストランとも呼ぶべきか。それぞれの料理や厳選されたドリンクに、メッセージ性があり、生命の循環について学ぶきっかけとなる。 旬の野菜は、千葉にあるエディブルフラワーとハーブ農場の苗目で栽培したものを主に使用。フランスのミラズール同様、近隣の生産者と連携することにより、土壌を守る再生農法や、古来種
もふもふの2頭が出迎え、神楽坂に「アルパカふれあいランド」がオープン

もふもふの2頭が出迎え、神楽坂に「アルパカふれあいランド」がオープン

道行く人が皆立ち止まり、目を見張るのが、神楽坂に2023年4月4日にオープンした「アルパカふれあいランド」。黄色い扉の間からアルパカ2頭がひょっこり出迎えてくれる。誰でも気軽にアルパカたちと触れ合える都会の癒やしスポットだ。 Photo: Keisuke Tanigawa Photo: Keisuke Tanigawa コテージのような空間に暮らすのは、国内の牧場からやってきた4歳のあかねとさつき。食いしん坊で顔が黒っぽいのがあかね、ロープ遊びが大好きなのがさつきだ。穏やかで賢いアルパカの中でも特に人懐こい上、トレーニングを重ねた今では初対面でも床に座り、ごろごろと転がるほどリラックスするようになったという。 Photo: Keisuke Tanigawa Photo: Keisuke Tanigawa 背中をなでれば、上質な毛糸の材料として重宝される軽くふわふわな毛並みに驚くだろう。おやつをあげたり(1個100円、以下全て税込み)、ブラッシングするなど飼育体験を楽しもう。 Photo: Keisuke Tanigawa Photo: Keisuke Tanigawa ちなみに、アルパカはアンデス山脈など標高の高い地域に生息するため、暑さや湿気が苦手。こまめにブラッシングして、空気の通りを良くするのが大切なのだ。また、気温が安定した室内にいることで健やかに過ごしているのだとか。アルパカと触れ合いながら、その特徴について学べるのも楽しい。背後は視界がなく、臆病な性質なため後ろを触られると驚いてしまう、といったことを飼育スタッフが解説してくれる。 Photo: Keisuke Tanigawa 全長2メートル、体長1メートルと意外に大きいため、子どもは怖くて近づけないことも多いが、ちょうど目線が合うほどの高さの柵を設けているので安心してほしい。少しずつ慣れ、交流していくうちに、最後は抱きつくくらい仲良くなれるという。 驚いたのは、アルパカが非常にきれい好きだということ。決められた場所にしかトイレはせず、朝に近所の公園などを散歩する際も道でもよおすことはないという。そのため施設内の床は常に清潔。また涼しい高地に適応して汗をかかない体質のため、毛に顔をうずめてもいわゆる獣の匂いは感じない。 Photo: Keisuke Tanigawa このぬいぐるみのような体に触れるもふもふ体験は、なによりの癒やしだろう。動物と交流することで心が安らぎ、行動意欲が湧く、血圧や脈拍が安定する、という心身へのセラピー効果が期待できるという報告もあるそうだ。 Photo: Keisuke Tanigawaカウンターテーブルから、草をはむ2頭を眺めるだけで和むだろう 飼育体験は、10〜18時の各10人までの30分制。料金は大人1,000円、子ども500円(土・日曜・祝日1,200円、600円)だ。公式ウェブサイトで予約できる。 Photo: Keisuke Tanigawa「アルパカワールド」で販売しているアルパカモチーフのボールペン 隣には、都内でも珍しいアルパカ専門店「アルパカワールド」も。ふわふわの毛を使ったぬいぐるみやアルパカモチーフの文房具や雑貨などユニークなアイテムがそろう。併せて訪れ、アルパカの魅力にうずもれてみては。 関連記事 『アルパカふれあいランド』 『動物と触れ合えるグランピング5選』 『みなとみらいのふれあい動物園にワオキツネザルの赤ちゃんが誕生』 『動物と触れ合える観光スポット10選』 『東京、プチペルー旅
世界2位に輝いたペルーのシェフによるレストラン「マス」が紀尾井町にオープン

世界2位に輝いたペルーのシェフによるレストラン「マス」が紀尾井町にオープン

「世界のベストレストラン50(World's 50 Best Restaurants)」において2022年に2位に輝いたペルーのリマにある「セントラル(Central)」のシェフ、ヴィルヒリオ・マルティネス(Virgilio Martinez)によるガストロノミーレストラン「マス(MAZ)」が2022年7月1日、紀尾井町にオープンした。 画像提供:マス ヴィルヒリオはNetflixが配信するグルメ番組「シェフのテーブル」などに出演するなどメディアへの露出も多いペルー料理の伝道師。彼は、首都リマや海抜4000メートルに位置するモライ遺跡などに拠点がある「マテル・イニシアティバ」で食材の研究を進め、発信している。 「マテル・イニシアティバ」は、料理人や農学者だけでなく、ケチュア文化を代々受け継ぐアンデスの人々、脳学者、文化人類学者、アーティストなどあらゆる分野の専門家が参画し、食材を効率よく栽培し、どう無駄なく生かすかを調査し、雇用や教育の機会につなげ、持続可能な農村社会の発展を目指している機関である。 画像:マス「マテル・イニシアティバ」でのディスカッションの様子 紀尾井町の「マス」はヴィルヒリオの世界観が伝わる「アトラクション」のような空間。エントランスではアンデスのジャガイモやトウモロコシ、食べられる粘土などのペルー独自の食材がディスプレーされており、隠れ家のような店内に20席のみが並んでいる。オープンキッチンで、調理の様子がライブで見られる設計だ。 画像提供:マスタコやイカを、ペルーのフォッカチナ湖などで採れる藻、スピルリナと食す「海霧 海抜0m」 提供するのは「9つの異なる高度の旅」と「9つの異なる高度を持つ野菜のメニュー」(2万4,200円、以下全て税込み)の2コースのみ。9品のコースで、ペルーの異なる高度が織り成す風景と生態をテーマに「海霧 海抜0m」「アンデスの森 海抜3260m」といったタイトルが付けられている。デザートの「アマゾニア 海抜750m」ではカカオの可能性に挑戦し、今まで食されることのなかったカカオの皮の部分なども調理し、同国の土地や生態系が持つ多様性を味わいながら学べる。これも「マテル・イニシアティバ」での研究の成果だ。 画像提供:マス陶芸家、デザイナーもチームとして参加し、料理を際立たせるプレゼンテーションを考案 トップシェフを務めるのは、「セントラル」でヴィルヒリオの右腕となり、クリエーティブプログラムを担当し、世界各地の美食イベントへの参加や調査を進めてきたサンティアゴ・フェルナンデス(Santiago Fernandez)。食材の2割はペルーから取り寄せ、8割は千葉産のアンデス品種のジャガイモや日本の海で獲れたウニやホタテなどの地産食材を生かすという。 画像提供:マスヴィルヒリオ・マルティネス(左)、サンティアゴ・フェルナンデス(右) 「日本をインスピレーションの源ととらえ、伝統や季節感を重視し、文化的に表現する食文化にペルーとの親和性を感じる」と語るヴィルヒリオ。彼同様、サンティアゴも「多種多様な素材を食に生かす日本でオープンできることはチャレンジングな冒険だ。日本各地のさまざまな食材を学び、取り入れていきたい」と抱負を語る。 ドリンクは、世界のワインと「マテル・イニシアティバ」で開発したリキュールを使ったカクテルを組み合わせたペアリングなどを用意(1万5,950円)。ノンアルコールのペアリングがあるのも興味深い。 ビーチに面したリマ、高地アンデス、毎日雨が降り続く熱帯アマゾンなど、高
稲毛海浜公園にオープンしたグランピング施設が革新的な6の理由

稲毛海浜公園にオープンしたグランピング施設が革新的な6の理由

稲毛海海浜公園内に昨年4月にオープンした、スモール プラネット キャンプ アンド グリル(small planet CAMP&GRILL)。このほど、エリア拡大増棟することが分かった。宿泊テントを8棟増設し、貸切利用もできるテントサウナを導入するなどし、サービスを充実させる。公園という環境を生かして自然と共生しながら、ゴミゼロを目指すサステナブルな暮らし方についても学ぶこともコンセプト。ここでのキャンプ体験が、日常を変えるきっかけになるかもしれない。本記事では、そんなSDGsへの一歩となる同施設に関して紹介する。 1. 都心から1時間以内、ビーチも目の前でアクセス抜群 何より驚くのはそのアクセスのよさだろう。東京駅から早ければ車で40分、電車でも1時間かからない。そうしたリッチにもかかわらずsmall planet CAMP&GRILLが開業した稲毛海浜公園は全長3キロメートル、面積83ヘクタールの緑豊かな土地でビーチに面している。東京ドーム10個分という広大な敷地にはヨットハーバーやプール、各種運動施設もあり、アクティビティには事欠かない。 small planet CAMP&GRILL オーストラリアのパースから運ばれたホワイトサンドビーチではヨガやマインドフルネスのイベントも開催しており、グランピング施設の目の前は海だ。グランピングエリアの横にはバーベキューエリアもあり、宿泊しなくても気軽にこの空間を楽しめるのもいい。感染拡大が懸念される中、移動のリスクや時間のロスを避け、その分ゆったりと滞在するマイクロツーリズムが見直されている。思いついたらすぐ旅立てる稲毛への旅は最適だ。  2. SDGsへの一歩、環境を生かしゴミゼロを目指す 長く地元の人に愛されてきた公園だけに、環境として整っているのも大きな強み。広大な敷地内には各所にトイレや水道があり、アウトドア体験をしながらも利便性がある。稲毛海浜公園をより安心、安全なパークにシフトしようという試みの第一歩でもあるのだ。森の中にあるフォレストダイニングの木々もほとんど切り倒すことなく設計。看板も新たに建てるのではなく、虫たちの生活の場になるよう石を積み上げただけのものにし、景観や生態系を変えない工夫をしている。 small planet CAMP&GRILL さらに、「サステナブルなグランピング」を目指している。例えば、手ぶらで来ることで、食材は必要な分だけ、食器は用意された陶器やグラスを使う。また、調理時の野菜ごみ、食べ残しなどはエリア内に設置した1日30キロを処理できるコンポストに自ら入れるルール。生ごみを発酵分解し、堆肥にする過程も学べるのだ。この有機肥料は公園内のハーブ園や森に運ばれ、より豊かな土壌づくりに役立っている。  エシカルショップ 3.サウナテントとアウトドアバスで整い、セイウチになる グランピング施設内に設置されたテントサウナに入り、アウトドアバスで水をかぶり、満天の星空を見ながらの外気浴で整うのもおすすめだ。サウナテントはサウナー憧れの『MORZH(モルジュ)』製。マイナス20度の環境でも熱いサウナに入れるように開発されたロシア生まれのブランドで、現時点で世界「最熱」の機能性を誇る。ちなみにモルジュとはロシア語でセイウチという意味で、寒中水泳にはしゃぐ人のあだ名であることからブランド名に。キリっとした風を感じながら夜空と一体化し、セイウチになろう。 small planet CAMP&GRILL 4. 「千産千消千巡」を提唱、千葉の食の豊かさに驚く 千葉
華やかなオールグルテンフリーのシュークリーム店、シュペットが広尾に登場

華やかなオールグルテンフリーのシュークリーム店、シュペットが広尾に登場

2022年1月14日、広尾にグランドオープンしたシュペット(Choupette)のコンセプトは「ためになる」菓子だ。オーガニック玄米粉を使用したオールグルテンフリーで、健康や美容のためになるシュークリーム(1個495円)を中心に提供している。同商品は、ヘルシーな菓子にありがちなストイックさはなく、宝石のように華やかな見栄えと風味豊かでリッチな味わいであることに驚く。 Photo: Kisa Toyoshima 中でもこだわっているのはシューの生地。玄米粉は有機栽培の秋田産あきたこまち、埼玉県の田中農場の『桜乃卵Premiumカカオ』を使用し、さっくりと香ばしいクッキーシューに仕上げた。サトウキビによる自然な甘みのきび糖はこくがあり、ミネラルたっぷりである。 カスタードクリームももちろんグルテンフリー。ココナツ味やピスタチオペーストを練り込んだものなど、クリームのバリエーションも豊かだ。デコレーションも色とりどりで、思わず気分が華やぐだろう。 Photo: Kisa Toyoshima 小麦粉など穀物由来のグルテンのアレルギーを持っていなくても、過剰に摂取することが負担になる場合もあるそう。グルテンフリーの食生活にシフトすることで、腸内環境が整い、肌荒れが改善するなどのメリットがあるかもしれない。糖質と似ているため、ダイエット目的でグルテンフリーのメニューを選ぶ人も多い。 季節限定の『ほうじ茶キャラメルカゼインフリー』では乳不使用にも挑戦している。カゼインが含まれる牛乳の代わりに豆乳を使用しているため、軽やかな味わいが楽しめる。黒糖を使ったキャラメルソースを好みに応じてプラスすることで、味の変化を楽しんでみるのもいい。 Photo: Kisa Toyoshima 2月12日(土)には表参道に期間限定の店舗、パークバイシュペット(Park by Choupette)がオープンする。「ためになる」を合言葉にグルテンフリーの食品をはじめ、オーガニック商品を厳選して紹介。もちろんグルテンフリーのシュークリームやフロランタンなどの人気商品も購入できる。 『フロランタン・オ・ショコラ・ノワール』(Photo: Kisa Toyoshima) 自分へのごほうびや、大切な人へのギフトにもぴったりな「ためになる」シュークリーム。ショコラ風味のフロランタン『フロランタン・オ・ショコラ・ノワール』(1,340円)などのグルテンフリーの焼き菓子もあるので、健康志向の高い人へのバレンタインプレゼントにもおすすめだ。 シュペットの詳細情報はこちら 関連記事 『東京、ノスタルジックな古民家カフェ7選』 『東京、バレンタインイベント2022』 『東京、デートで行きたいレストラン23選』 『公園を拡張したようなカフェベーカリー、パークレットが日本橋に誕生』 『話題の東京駅グルメ、トウキョウ カレー カルテットで食べ比べてみた』  東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
新潟のスノーピーク本社に隈研吾設計の複合型リゾートが誕生

新潟のスノーピーク本社に隈研吾設計の複合型リゾートが誕生

アウトドアブランドの『スノーピーク(Snow Peak)』が、複合型リゾートフィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ(FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS)を新潟県三条市に開業する。キャンプフィールドを併設している本社敷地を現在の5万坪から3倍の約15万坪に拡張、設計は新国立競技場も手がけた隈研吾だ。このほど、開業日が2022年4月15日(金)に決定した。 フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ 地下1階、地上1階の2層で、温浴施設をメインにして、スパの面積は約400平方メートル、最大収容人数は240人。日本三百名山の一つ、粟ヶ岳の眺望を楽しめる開放的な露天風呂や、焚火を囲むような感覚で楽しめるサウナなどの温浴施設が特徴だ。 フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ 旬の新潟の素材をオープンキッチンで調理するレストランは、全面ガラス張りで当地の絶景を楽しめる。2タイプ3棟のヴィラのほか、隈とスノーピークが共同開発したモバイルハウス『住箱-JYUBAKO-』も併設予定。テントによるキャンプだけでなく、さまざまなアウトドア体験や野遊びができる施設が期待される。 フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ 設計に際して、隈は「当初、依頼されたのはテントのデザインだったが、現在のスノーピークのテントの機能を超えるようなアイデアは思い浮ばなかった。そこで、旅する木の家、木に包まれたトレイラーハウスを提案した」と語っている。 キャンプは緑に囲まれたグリーンシーズンのアクティビティーといったイメージがあるかもしれない。しかし、フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズのヴィラは雪景色にも調和するインテリアを意識しており、真冬にも訪れたい施設を目指すという。2022年、キャンパーの概念を変えるような驚きの仕掛けが実現しそうで、今から開業が楽しみだ。 フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズの詳細はこちら 関連記事 『東京のベストを選ぶ、Time Out Love Local Awardsノミネートが開始』 『ジブリパークの開園日が決定、園の様子が分かる写真を初公開』 『楳図かずおの芸術性に迫る、展覧会が六本木で開幕』 『東京都、1泊2,000円でテレワーク対応ホテル宿泊を支援』 『2022年、USJに新登場する5つのアトラクション』  東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら  
カウンターホッピングに挑戦、新宿の進化系横丁で食い倒れてきた

カウンターホッピングに挑戦、新宿の進化系横丁で食い倒れてきた

「おいしさと上質を手軽に日常の一コマへ」をコンセプトとした複合型飲食店、新宿横丁が2022年1月11日にオープンした。新宿三丁目駅から徒歩1分、新宿駅からも5分という好ロケーションで、ショッピングや仕事帰りなどさまざまなシーンで、ふらりと立ち寄れる進化系横丁だ。  各店舗のカウンターが並ぶ新宿横丁の内観(Photo:Keisuke Tanigawa) ヨーロッパの路地に迷い込んだようなタイル張りの空間には、スタイリッシュで清潔感のあるカウンターが並ぶ。仙台の牛タン、名古屋コーチン、兵庫の地鶏卵など、全国各地の素材にこだわった6軒は都内初出店も多く、新業態の店舗ばかり。どの店も活気があって目が泳いでしまう。ここでは筆者が実際にカウンターホッピングしてみたレポートを紹介する。 1本からOKの牛タン串からスタート 仙台名物牛タンの店、㐂串のメニュー(Photo:Keisuke Tanigawa) まずは、仙台名物の牛タンを1本から気軽に注文できるという、牛タン牛串 㐂串(きぐし)。初めてなら『串焼き5本盛り合わせ』(980円)がいいだろう。タン元の希少な霜降り部位によるとろけるような『たんたたき』(580円)にもん絶。テーブル席もあり、ゆったりできる。『炭火焼き牛たん定食』など、専門店ならではのランチメニューなども用意していた。 都内初出店、神戸の味をつまみ食い 外にカウンターがあり、ひときわ目立つのは、神戸ファーブルトン(KOBE FarBreton)。ブルターニュ地方の郷土菓子「ファーブルトン」の専門店で、採れたての播州地卵を使っているのが自慢だ。表面はパリッとした焼き上がりなのに、中はプリっという新感覚。トッピングに『サワークリーム』『いちご&サワークリーム』(各450円)などが楽しめ、見た目も華やか。都内初出店とあり、テイクアウトはギフトにもおすすめしたい。   フランスの郷土菓子をフォトジェニックに仕上げた神戸スタイルのファーブルトン その系列であり、都内初出店の神戸 焼き鳥スタンド 野乃鳥も、同じく兵庫の『播州百日ドリ』『丹波赤ドリ』などを使用したフレッシュな焼き鳥を提供。スパイスやフレッシュマスタードをトッピングするなどオリジナリティーがあり、こちらはワインとの相性もいい。スパークリングワインを使ったカクテルもそろえているので、外のテラスで軽く一杯もいいだろう。 焼き鳥スタンド 野乃鳥の『巣泊リングカクテル』は外飲みで楽しみたい 『ふわふわメレンゲのTKG(卵かけご飯)』(550円)はなんともキュート 鳥といえば愛知県もだまっていない。名古屋コーチン鶏餃子 マルキ名物の『名古屋コーチン鶏餃子』(290円)を味わってみてほしい。弾力のある名古屋コーチンを使用し、肉汁を包み込みながらカリッと焼き上げた鶏餃子は、皮や羽にもしっかり味付けされ、何個でも平らげられそうだ。水炊き餃子、揚げ餃子などと味比べしてみるのもいいだろう。 「ガソリンスタンドな寿司店」とは? スタイリッシュな寿司スタンド、EDOMAE SS(Photo:Keisuke Tanigawa) 旬の握りを思い立ったその時に、気軽に「補給」できる本格江戸前鮨スタンドがEDOMAE SS。メニューもユニークでガソリンスタンドになぞらえ、レギュラー、ハイオクなどのおまかせコースをそろえている。あの人気店「築地青空三代目」の新業態だけあって、ネタの確かさはお墨付き。一貫から注文できるのもうれしい。全国各地から才能ある若手職人を選抜し、技を競わせるというコンセプト