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Noriko Maniwa

Noriko Maniwa

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Articles (16)

大島でしかできない5のこと

大島でしかできない5のこと

タイムアウト東京 > Things to Do> 大島でしかできない5のこと 「東京都」でありながら、伊豆諸島独自の風土や文化に驚かされる「大島」。三原山の火口を一周する「お鉢巡り」やダイビング、東京砂漠でのバギーなど、ジオパークならではのアクティビティも満載だ。ロードレースも開催され、サイクリングコースとしても人気が高い。 調布飛行場から25分のフライト、竹芝桟橋から高速船で2時間前後というアクセスの良さも魅力だ。 関連記事『一度は行ってみたい東京の離島5選』

成田空港で手に入れるべき土産6選

成田空港で手に入れるべき土産6選

タイムアウト東京 > ショッピング&スタイル  > 成田空港で手に入れるべき土産6選 2023〜2024年の年末年始、成田空港には101万人超の出入国者が訪れ、大いににぎわいを見せた(12月22日~1月3日)。久々の家族での海外旅行、海外在住の友人に会う機会も今年も増えることだろう。そこで世界への玄関口、成田空港ならでは土産情報をピックアップした。 成田空港限定のクラフトビールや、和の伝統を取り入れたインディゴカラーのアイテムなどセンスが光る、デザイン性の高いものも多い。金沢発の金箔(きんぱく)をコーティングした富士山モチーフのカステラなど、喜ばれること間違いなしだ。ぜひチェックしてほしい。 関連記事『羽田空港で手に入れるべき土産5選』

羽田空港で手に入れるべき土産5選

羽田空港で手に入れるべき土産5選

タイムアウト東京 > ショッピング&スタイル  >羽田空港で手に入れるべき土産5選 まもなく始まる年末年始の帰省ラッシュ。国内外への空の玄関口として、羽田空港に行く機会も多くなるだろう。「羽田エアポートガーデン」といった新しい隣接施設がオープンするなど、コロナ禍以降、驚くほど進化している。郷里への土産を探す最後のチャンスだからこそ、羽田空港でしか手に入らない、自慢できる逸品を見つけたい。 ここでは、そんな羽田空港で手に入れるべきべストチョイスを提案しよう。 関連記事『カウントダウンパーティー2023/2024』 

東京、ガレット・デ・ロワ6選

東京、ガレット・デ・ロワ6選

タイムアウト東京 > フード&ドリンク > 東京、ガレット・デ・ロワ6選 「王様の菓子」という意味を持つフランスで新年を祝う際に欠かせない伝統菓子「ガレット・デ・ロワ(Calette des Rois)」。新年の縁起もので、毎年1月6日の公現節に食べられるが、今は広く新年を祝う菓子となっている。 王冠と陶器製のフィギュア、フェーヴがセットとなっていて、おみくじ的な要素も楽しみながら家族で新たな年の楽しい時間を過ごす。パイを切り分けて、自分のピースの中にフェーヴが入っていたら、その人は1年を幸福に過ごせるという言い伝えがあり、王や王妃となって王冠をかぶって、みなに祝福されるのだ。 近年、ここ東京でも三越伊勢丹をはじめとした百貨店を中心に盛り上がりを見せている。この記事では、東京で手に入るおすすめのガレット・デ・ロワを紹介しよう。2024年のスタートを家族や仲間と集って、誰が一番ラッキーか、運試しをしてみてはいかが。 関連記事『東京、フロランタン5選』

和田堀公園でしかできない5のこと

和田堀公園でしかできない5のこと

タイムアウト東京 > Things To Do > 和田堀公園でしかできない5のこと どの路線の駅からも遠いが、それがもたらした聖域のようなピースフルな環境が魅力の和田堀公園エリア。環状第7号線の手前で善福寺川がS字形に屈曲した部分に位置する和田堀周辺は、古墳時代の竪穴式住居などの遺跡が発掘され、バードウォッチャーが野鳥観察に集まるのどかな場所だ。 公園近辺には朝食が食べられる古民家カフェや釣り堀、週末のみ営業している公園内の古着屋やベイクカフェなど、ウォーキング途中に立ち寄りたいスポットも多い。紅葉の美しい季節は特におすすめで、鳥のさえずりに耳を傾けながら「和田堀探検」してみては。 関連記事『永福町でしかできない5のこと』

永福町でしかできない5のこと

永福町でしかできない5のこと

タイムアウト東京 > Things To Do > 永福町でしかできない5のこと 渋谷と吉祥寺をつなぐ、京王井の頭線沿線の中間ほどに永福町は位置する。街を象徴する神社、「杉並大宮八幡宮」が「東京のへそ」と呼ばれるように、東京都のちょうど中央でもある。この周辺には弥生時代の祭祀(さいし)に関する遺跡もあり、古くからパワースポットとされていた可能性もあるとか。 映画監督や演劇関係者などの文化人が多く住み、知る人ぞ知る通好みの名店も点在している。閑静な住宅街や昔ながらの商店街を散策しながら、自分だけのとっておきの場所に巡り合おう。 関連記事『吉祥寺でしかできない20のこと』

水道橋でしかできない5のこと

水道橋でしかできない5のこと

タイムアウト東京 > Things to Do >水道橋でしかできない5のこと 水道橋は歴史の落ち着きとアミューズメントの活気が混じり合うエリアだ。水戸徳川家の屋敷の庭園であった「小石川後楽園」のような場所だと思いきや、「東京ドームシティ」や、数々の名試合やライブの舞台となった「東京ドーム」を想起する人もいるだろう。 格闘技関連の専門店や隠れ家のように謎めいた店も点在していて、この街は奥深い。そこで今回は、新旧の水道橋らしさを象徴するスポットを紹介しよう。 関連記事『大規模リニューアルしたラクーアでしかできない4のこと』

豊島園駅周辺でしかできない5のこと

豊島園駅周辺でしかできない5のこと

タイムアウト東京 >  Things To Do > 豊島園駅周辺でしかできない5のこと 2023年6月にとしまえん跡地が、映画「ハリー・ポッター」の世界観が体験できる一大施設へと変貌し、この一帯は世界的に注目されるエリアとなった。今、豊島園駅を降りれば多くの外国人を目にするだろう。 ほかにも、日本庭園を眺めながら楽しむスーパー銭湯など大型アミューズメント施設もあるが、地域に愛されるローカルな魅力を持った店も多い。 ここでは、豊島園駅周辺の散策が楽しくなる独自の魅力を持ったスポットを5つ紹介しよう。「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」だけで満足せず、ぜひ散策に興じてみてほしい。 関連記事『練馬駅周辺でしかできない5のこと』

練馬駅周辺でしかできない5のこと

練馬駅周辺でしかできない5のこと

タイムアウト東京 >  Things To Do > 練馬駅周辺でしかできない5のこと 練馬区は東京23区でありながら、緑豊かなエリアとして知られる。「練馬白山神社」の大ケヤキをはじめ、つつじやイチョウ、桜と四季折々の自然が楽しめる。鉄道は4路線が通っており、練馬駅なら池袋まで10分というアクセスの良さもあり、住みやすい街として紹介されることも多い。 その一方で、区の名前を冠した「練馬駅」周辺は、若者向けの店や施設が少ないと言われることも。ここでは「何もない街」と思っている人のために、練馬駅周辺で訪れたくなるようなユニークな店を5軒、紹介しよう。通が注目するニューオープンのかき氷店など、夏に行きたい店もピックアップした。 少しだけ足を延ばし、「としまえん」跡に新たにできた「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」を訪れるのもいいだろう。こちらの関連記事も参考にしてほしい。 関連記事『豊島園駅周辺でしかできない5のこと』

武蔵境でしかできない5のこと

武蔵境でしかできない5のこと

タイムアウト東京 >  Things To Do > 武蔵境でしかできない5のこと JR中央線で吉祥寺から西へ2駅、武蔵境は緑に恵まれた地域だ。街路樹も豊かで、「野川公園」や「小金井公園」などの広大な緑地は休日、家族連れでにぎわう。駅周辺にもナシやブドウを栽培する果樹園があり、採れたての野菜や果実の販売所も多い。 近隣にはいくつもの大学が並ぶ学生街の一面もあり、駅前にある「武蔵野プレイス」は都外からも人が訪れる人気の図書館だ。館内にはカフェもあり、市民の憩いの場となっている。 近年では、7月には中央線沿線のブルワリーが一堂に会する「中央線ビールフェスティバル」が開催されることでも注目を集めるほか、人気ラーメン店や著名人がオープンしたビーガンレストランなど、知る人ぞ知る名店も多い。 ここでは、途中下車してでもわざわざ訪れたくなるユニークな施設や専門店をピックアップしてみた。ぜひ、散策の参考にしてほしい。 関連記事『三鷹でしかできない5のこと』

四万温泉でしかできない8のこと

四万温泉でしかできない8のこと

タイムアウト東京 > トラベル >四万温泉でしかできない8のこと 源泉452本、うち221本が自噴源泉である温泉王国、群馬県。中でも四万温泉は草津、みなかみ、伊香保と並ぶ四大温泉の一つであり、源泉42本のうち39本が自噴というパワフルさ。四万の病を治す霊泉と伝えられたしっとりと保湿される透明の優しい湯は「草津の上がり湯」の呼び名でも有名だ。 タイムスリップしたような温泉街が残り、プチ湯治気分で心と体を整えることができるほか、最近では薬膳カフェやゲストハウスもでき、レトロでモダンなスポットに変貌した。ここでは、そんな四万温泉でしかできないことを紹介しよう。冬シーズン限定の絶景アクティビティもあるので、ぜひ年始の旅の参考にしてほしい。 関連記事『四万温泉の湯上り薬膳で心身を整えて、積善館併設カフェが1周年』

東京、プチペルー旅行ガイド

東京、プチペルー旅行ガイド

タイムアウト東京 > Things to Do> 東京、プチペルー旅行ガイド 日本の裏側ともいえる南米のペルー。天空都市・マチュピチュのある国として認識している日本人が多いかもしれないが、世界からグルマンが集まる美食王国であり、世界的に評価されるレストランも多い。素材でいえば、上質なカカオが採れることも知られている。 また、アルパカの国でもあり、音楽と舞踊も盛んだ。「サイモン&ガーファンクル」が1970年にカバーした名曲「コンドルは飛んで行く」も、元はアンデス地方の「フォークロア」と呼ばれる民謡だ。 ここでは、遠いようで心は近かったペルーの味や文化に触れられる、都内のスポットを紹介する。プチペルー旅行気分を満喫しよう。

News (4)

成田空港に「中川政七商店」初のグローバル向け店舗がオープン

成田空港に「中川政七商店」初のグローバル向け店舗がオープン

日本の空の玄関口である成田空港に、「中川政七商店」初のグローバル向け店舗「中川政七商店 成田国際空港第1ターミナル店」が、2024年3月31日にオープンした。トランクをイメージしたアイコニックな店内には、日本各地の素材や技術、風土を生かして生み出された工芸アイテムが、オリジナル商品を中心に約600点並ぶ。 画像提供:中川政七商店 商品の解説は日本語以外にも英語、中国語で表示され、公式ウェブサイトやSNSとリンクする「QRコード」も店内に掲示。その工芸の背景や技術についても学べるような仕組みだ。 画像提供:中川政七商店 店内は、機能とデザインを両立させた伊賀焼のおひつや食洗器で洗える漆わんのほか、機内ですぐに試したくなるような自然派コスメなど、見やすく分類されている。中川政七商店がブームの火付け役となった、さまざまな文様の「花ふきん」や「かや織ふきん」、カラフルなだるま、シカ・招き猫などのモチーフのおみくじをはじめ、土産に配りたくなる雑貨も多い。 「となりのトトロ」 © Studio Ghibli| 企画/スタジオジブリ・株式会社中川政七商店| 発売/株式会社中川政七商店 中でも注目したいのは、スタジオジブリとのコラボレーションによる工芸品。第1弾の「となりのトトロ」では、「肥前吉田焼の一輪挿し」「美濃焼のどんぐり皿」「小田原鋳物のお守り鈴」など、日本各地の工房の手わざを生かしたアイテムが揃い、ギャラリーのようだ。 画像提供:中川政七商店「上出瓷藝」代表の上出惠悟が奈良のシカを描いたグラフィック まだ木の香りがする各ブースには、「上出瓷藝」代表の上出惠悟が奈良のシカを描いたグラフィックが飾られ、空間のアクセントとなっている。 画像提供:中川政七商店 気軽に配れる生活雑貨から、モダンにデザインされた招き猫や南部鉄器などの伝統工芸品まで、大切な人へのギフトがきっと見つかるラインアップだ。旅に出る前にも、帰宅前にも立ち寄りたくなるだろう。 関連記事 『中川政七商店 成田国際空港第1ターミナル店』 『都庁イルミネーションを一望、京王プラザホテル最上階に新スペースが登場』 『「グランスタ東京」地下1階の弁当・総菜ゾーンがリニューアル』 『カルディで台湾の味が詰まった「好吃バッグ」を数量限定で販売』 『今春、関東最大級のバラの植物園がテーマパークに大変身』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

デザインテーマは舞台美術、「メルキュール東京日比谷」が開業

デザインテーマは舞台美術、「メルキュール東京日比谷」が開業

2023年12月19日、新橋駅から徒歩3分のロケーションに、「メルキュール東京日比谷」が開業した。「ローカル・ディスカバリー(地域の発見)」というメルキュールのブランドコンセプトをもとに、「Stage Art(劇場の舞台美術)」をデザインコンセプトにしたホテルだ。 画像提供:メルキュール東京日比谷フランス語で「シーン(場面)」を意味するレストラン&バー「ラ・セヌ」。朝食もここで提供される 同エリアは、明治時代には社交、外交の中心地であった「鹿鳴館」があった地域であり、今でも「帝国劇場」や「日生劇場」といった歴史あるシアターが集まる日比谷は、華やかなエンターテインメントの聖地であり続けてきた。 ホテルのロビーやレストランにはシアターをモチーフにした意匠を取り入れたアールデコのデザインが施されており、劇場を訪れたような高揚感がある。廊下に表示される客室ナンバーは映画フィルムをイメージしているとか。 画像提供:メルキュール東京日比谷「プリビレッジ」の客室 各客室もシアターや舞台美術からインスピレーションを得たレトロモダンなデザイン。テレビも真鍮(しんちゅう)のような風合いのフレームで飾られ、風美なカウンターの中には冷蔵庫が収められている。バスルームも、壁の色がモスグリーンなどシックな配色だ。 178室中2室のスイートルーム以外は全て22平方メートルとコンパクトだが、機能的で調和のある空間なので、ゆったりとした気持ちになれるだろう。スイート以外は4~9階がスーペリア、10、11、12階の高層階がプリビレッジとなる。 画像提供:メルキュール東京日比谷バックステージのような雰囲気のエクゼクティブ・ラウンジ。17時からワインやカクテルを味わえ、観劇前に最適 劇場文化の世界観を表現しているのが、3階にある「エクゼクティブ・ラウンジ」だろう。古き良き時代のバーのような雰囲気で、演劇やミュージカルに関する書籍がディスプレーされている。 作業がしやすいデスク席、映画監督がロケ先使用することから名付けられたディレクターチェアなど椅子のタイプもさまざまで、気分に合わせて過ごせる。 全178室の客室中2室あるスイートと、上層階のプリビレッジのゲストは、7時から21時までいつでもアクセス可能。15時から19時30分まではワインやリキュールなどのアルコールも提供される。17時30分から19時30分までは、軽食やスイーツも自由に楽しむアペロタイムとなるので、観劇の前に軽い食事をするにもいい。 観劇後にはゆったりと茶を楽しみながら感想を語り合うなど、ホテルそのものが、日比谷の劇場文化を満喫するための装置であるのだ。 エクゼクティブ・ラウンジの眼下には新幹線を臨むこともできる。早朝の日比谷公園や皇居を散歩するのも清々しく、日比谷の住人になったような気持ちになれるだろう。 タイムアウト東京のパートナーサイトから予約することもできる。 関連記事 『メルキュール東京日比谷』 『ガイドは全て作り話、うそだらけの「浅草ツアー」が4月に開催』 『2024年春、目白にマイクロ複合施設「カド」がオープン』 『2024年、東京にオープンする商業施設』 『2024年に行くべき新施設9選』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

日本のラグジュアリーを極めた専門店「JMC」が羽田空港にオープン

日本のラグジュアリーを極めた専門店「JMC」が羽田空港にオープン

日本発の地方再生型ラグジュアリーブランド「ジャパン マスタリー コレクション(以下JMC)」が2023年12月22日(金)に、羽田空港第3ターミナル出国エリアに店舗をオープンする。JMCは、日本空港ビルデングの新規事業開発を担う羽田未来研究所が、日本各地の優れた素材、技術、感性を100年後も存続させるために立ち上げたブランドである。 画像提供:株式会社羽田未来総合研究所 まず展開するのは、国内約30エリアからキュレーションした約400型の逸品。海外でも人気のシューズブランド「オニツカ タイガー」に、姫路の熟練タンナーがなめした革に金沢の箔貼り職人が本金箔(きんぱく)を巧みな技で施した「Kansai Yamamoto別注モデル”MEXICO 66 DELUXE”」が羽田店限定で登場する。 Photo: Kisa Toyoshimaオニツカ タイガー「Kansai Yamamoto別注モデル”MEXICO 66 DELUXE”」 カシミアの「絞り染め」という高度な技術を可能にした、愛知県有松にある「スズサン(suzusan)」のニットや、デザイナー・本間正章による高級ストリートウエアブランド「マスターマインド(MATERMIND)」が有田焼や讃岐漆器など各地の職人とコラボした器など、ハイクオリティーでありつつ、生活に取り入れたくなるアイテムが並ぶ。 Photo: Kisa Toyoshima Photo: Kisa Toyoshima 中には150万円で販売される、日本最高級のもので製作された世界初のアートチョコレートも。外観のアートは京都の伝統工芸士である裕人磔翔が金箔で仕上げ、チョコレート部分は両国の人気ショコラティエが小田原の桜、京都のきなこ、日本の炭を使い制作。外器の銀器も8代続いた銀職人の手によるものだ。芸術品として鑑賞することはもちろん、パーティーで鏡開きのように割ってみなで味わい、シェアできる、まさに食べるアートである。 Photo: Kisa Toyoshima「蒔絵チョコレートTsuki no Wa」 草月流師範である亀井紀彦の作品「玉手箱」は、華道や茶道、盆栽、箱庭にも通じる日本独自の美意識が、小さな空間に凝縮されている。ピンセットを使い、丁寧に挿されたブリザードフラワーが、美しい壮大な世界を作り上げる。 画像提供:株式会社羽田未来総合研究所「玉手箱(大)」 単なる「おみやげ」で終わらずに、ストーリーがあり、地方創生につながることがブランドの感性基準ではあるが、最も重視しているのが現代の生活様式に即していることだという。 商品を手に取った時に、その背景が伝わるよう、素材や企業名などを店頭POPに明記し、商品や作家、生産地域などに関するさらに深い知識を読み取れる「二次元コード」を店頭の約7割の商品に記載。この閲覧データから、どの言語のどんな層が、どの色やモデルに興味を持ったかをマーケティングし、生産者へと循環する。 JMCのミッションは地場産業の活性化、そして後継者育成だ。付加価値を加味した適正価格を設定し、生産者への利益還元をすることで、技術継続への支援を志す。空港という世界に開く場で、技術や感性が認められ、称賛されることは、若い世代の心を動かし、未来の職人の創生にもつながるだろう。 Photo: Kisa Toyoshima左からバイヤーの中村良枝、羽田未来研究所社長の大西洋、部長の楊井吉彦 「空港は日本を訪れたツーリストとの、最後のタッチポイントです。日本のラグジュアリーを極めたアイテムに触れ、

三つ星シェフによる循環型ガストロノミー「CYCLE」が大手町にオープン

三つ星シェフによる循環型ガストロノミー「CYCLE」が大手町にオープン

フランスの三つ星レストランであり、2019年に「世界のベストレストラン50」1位となった「ミラズール(Mirazur)」のマウロ・コラグレコ(Mauro Colagreco)による「スィークル(CYCLE)」が2023年10月27日、大手町にオープンした。 生物多様性のためのユネスコ親善大使に初めて指名されたシェフであるコラグレコが目指すのは循環型ガストロノミーだ。スィークルでも生命の循環をテーマに、イノベーティブなコース料理を提供する。 Photo: Noriko Maniwaオープニングレセプションで腕を振るうコラグレコ まずサーブされるのは、その日のメニューに使用される野菜の皮、茎などからだしを取り、ユズやキンモクセイなど季節の香りを添えた「ウェルカムブイヨン」だ。廃棄されるはずだった素材を使っており、「食品ロスについて見つめ直そう」というメッセージが込められている。 画像提供:スィークル上から「根、葉、花、種子」を表現した4皿のタパス(イメージ) 前菜は「種のライフスタイル」をテーマにした4皿。根=誕生、葉=成長、花=再生、種子=再誕生というように、それぞれのテーマをビジュアル化したプレゼンテーションに胸がときめく。例えば「花」は菊の花のピクルスをあしらったあぶりしめサバとリンゴのタルト、「種子」は甘くない栗のフィナンシェなど、テーマと素材がリンクしているのも謎解きのようで、楽しい。 Photo: Noriko Maniwa再生を表現しているという、生花の中に盛り付けられた美しいタルト その後も、煮詰めたミカンやニンジンのジュースを合わせたソースで、生ウニやウニのパンナコッタを味わう、ニンジンが主役の一皿といった、素材そのものの力を引き出したピュアでアーティスティックな料理が続く。 画像提供:スィークルカラフルなニンジンとウニのうまみがマッチする爽やかな一皿 ムールやバイ貝、オキシジミなどさまざまな貝のうまみと旬のセリを合わせたエマルジョンも色鮮やかだ。ノンアルコールのペアリングで提供された抹茶のモクテルも、ニンジンの皮を活用するなど「循環」のアイデアが光っていた。 Photo: Noriko Maniwa塩釜焼きでじっくりと火を通したビーツのカルパッチョ 画像提供:スィークルフレッシュグリーンが目に鮮やかなセリのエマルジョン メイン料理のタイトルは「薔薇」。バラの香りを楽しむための肉料理で、薪(まき)で焼き、わらでいぶしたエゾシカと、バラ科であるリンゴ、バラの花びらやジェル、パウダーなどあらゆる組み合わせで味わう趣向だ。意外性のある組み合わせや調理法により、素材そのものの力を引き出している。 Photo: Noriko Maniwa蝦夷鹿とリンゴ、花のバラを合わせたメインディッシュ 華やかなデザート後のミニャルディーズ(小菓子)も同じく根、葉、花、種子の4皿。マリーゴールドや金木犀の小さなブーケやピーナツを入れた味噌のキャラメルなど、口に入れるのが惜しいほど繊細で、フォトジェニックである。 Photo: Noriko Maniwaデザート後のミニャルディーズ サステナブルな食をエンターテインメントに進化させた劇場型レストランとも呼ぶべきか。それぞれの料理や厳選されたドリンクに、メッセージ性があり、生命の循環について学ぶきっかけとなる。 旬の野菜は、千葉にあるエディブルフラワーとハーブ農場の苗目で栽培したものを主に使用。フランスのミラズール同様、近隣の生産者と連携することにより、土壌を守る再生農法や、古来種

もふもふの2頭が出迎え、神楽坂に「アルパカふれあいランド」がオープン

もふもふの2頭が出迎え、神楽坂に「アルパカふれあいランド」がオープン

道行く人が皆立ち止まり、目を見張るのが、神楽坂に2023年4月4日にオープンした「アルパカふれあいランド」。黄色い扉の間からアルパカ2頭がひょっこり出迎えてくれる。誰でも気軽にアルパカたちと触れ合える都会の癒やしスポットだ。 Photo: Keisuke Tanigawa Photo: Keisuke Tanigawa コテージのような空間に暮らすのは、国内の牧場からやってきた4歳のあかねとさつき。食いしん坊で顔が黒っぽいのがあかね、ロープ遊びが大好きなのがさつきだ。穏やかで賢いアルパカの中でも特に人懐こい上、トレーニングを重ねた今では初対面でも床に座り、ごろごろと転がるほどリラックスするようになったという。 Photo: Keisuke Tanigawa Photo: Keisuke Tanigawa 背中をなでれば、上質な毛糸の材料として重宝される軽くふわふわな毛並みに驚くだろう。おやつをあげたり(1個100円、以下全て税込み)、ブラッシングするなど飼育体験を楽しもう。 Photo: Keisuke Tanigawa Photo: Keisuke Tanigawa ちなみに、アルパカはアンデス山脈など標高の高い地域に生息するため、暑さや湿気が苦手。こまめにブラッシングして、空気の通りを良くするのが大切なのだ。また、気温が安定した室内にいることで健やかに過ごしているのだとか。アルパカと触れ合いながら、その特徴について学べるのも楽しい。背後は視界がなく、臆病な性質なため後ろを触られると驚いてしまう、といったことを飼育スタッフが解説してくれる。 Photo: Keisuke Tanigawa 全長2メートル、体長1メートルと意外に大きいため、子どもは怖くて近づけないことも多いが、ちょうど目線が合うほどの高さの柵を設けているので安心してほしい。少しずつ慣れ、交流していくうちに、最後は抱きつくくらい仲良くなれるという。 驚いたのは、アルパカが非常にきれい好きだということ。決められた場所にしかトイレはせず、朝に近所の公園などを散歩する際も道でもよおすことはないという。そのため施設内の床は常に清潔。また涼しい高地に適応して汗をかかない体質のため、毛に顔をうずめてもいわゆる獣の匂いは感じない。 Photo: Keisuke Tanigawa このぬいぐるみのような体に触れるもふもふ体験は、なによりの癒やしだろう。動物と交流することで心が安らぎ、行動意欲が湧く、血圧や脈拍が安定する、という心身へのセラピー効果が期待できるという報告もあるそうだ。 Photo: Keisuke Tanigawaカウンターテーブルから、草をはむ2頭を眺めるだけで和むだろう 飼育体験は、10〜18時の各10人までの30分制。料金は大人1,000円、子ども500円(土・日曜・祝日1,200円、600円)だ。公式ウェブサイトで予約できる。 Photo: Keisuke Tanigawa「アルパカワールド」で販売しているアルパカモチーフのボールペン 隣には、都内でも珍しいアルパカ専門店「アルパカワールド」も。ふわふわの毛を使ったぬいぐるみやアルパカモチーフの文房具や雑貨などユニークなアイテムがそろう。併せて訪れ、アルパカの魅力にうずもれてみては。 関連記事 『アルパカふれあいランド』 『動物と触れ合えるグランピング5選』 『みなとみらいのふれあい動物園にワオキツネザルの赤ちゃんが誕生』 『動物と触れ合える観光スポット10選』 『東京、プチペルー旅

世界2位に輝いたペルーのシェフによるレストラン「マス」が紀尾井町にオープン

世界2位に輝いたペルーのシェフによるレストラン「マス」が紀尾井町にオープン

「世界のベストレストラン50(World's 50 Best Restaurants)」において2022年に2位に輝いたペルーのリマにある「セントラル(Central)」のシェフ、ヴィルヒリオ・マルティネス(Virgilio Martinez)によるガストロノミーレストラン「マス(MAZ)」が2022年7月1日、紀尾井町にオープンした。 画像提供:マス ヴィルヒリオはNetflixが配信するグルメ番組「シェフのテーブル」などに出演するなどメディアへの露出も多いペルー料理の伝道師。彼は、首都リマや海抜4000メートルに位置するモライ遺跡などに拠点がある「マテル・イニシアティバ」で食材の研究を進め、発信している。 「マテル・イニシアティバ」は、料理人や農学者だけでなく、ケチュア文化を代々受け継ぐアンデスの人々、脳学者、文化人類学者、アーティストなどあらゆる分野の専門家が参画し、食材を効率よく栽培し、どう無駄なく生かすかを調査し、雇用や教育の機会につなげ、持続可能な農村社会の発展を目指している機関である。 画像:マス「マテル・イニシアティバ」でのディスカッションの様子 紀尾井町の「マス」はヴィルヒリオの世界観が伝わる「アトラクション」のような空間。エントランスではアンデスのジャガイモやトウモロコシ、食べられる粘土などのペルー独自の食材がディスプレーされており、隠れ家のような店内に20席のみが並んでいる。オープンキッチンで、調理の様子がライブで見られる設計だ。 画像提供:マスタコやイカを、ペルーのフォッカチナ湖などで採れる藻、スピルリナと食す「海霧 海抜0m」 提供するのは「9つの異なる高度の旅」と「9つの異なる高度を持つ野菜のメニュー」(2万4,200円、以下全て税込み)の2コースのみ。9品のコースで、ペルーの異なる高度が織り成す風景と生態をテーマに「海霧 海抜0m」「アンデスの森 海抜3260m」といったタイトルが付けられている。デザートの「アマゾニア 海抜750m」ではカカオの可能性に挑戦し、今まで食されることのなかったカカオの皮の部分なども調理し、同国の土地や生態系が持つ多様性を味わいながら学べる。これも「マテル・イニシアティバ」での研究の成果だ。 画像提供:マス陶芸家、デザイナーもチームとして参加し、料理を際立たせるプレゼンテーションを考案 トップシェフを務めるのは、「セントラル」でヴィルヒリオの右腕となり、クリエーティブプログラムを担当し、世界各地の美食イベントへの参加や調査を進めてきたサンティアゴ・フェルナンデス(Santiago Fernandez)。食材の2割はペルーから取り寄せ、8割は千葉産のアンデス品種のジャガイモや日本の海で獲れたウニやホタテなどの地産食材を生かすという。 画像提供:マスヴィルヒリオ・マルティネス(左)、サンティアゴ・フェルナンデス(右) 「日本をインスピレーションの源ととらえ、伝統や季節感を重視し、文化的に表現する食文化にペルーとの親和性を感じる」と語るヴィルヒリオ。彼同様、サンティアゴも「多種多様な素材を食に生かす日本でオープンできることはチャレンジングな冒険だ。日本各地のさまざまな食材を学び、取り入れていきたい」と抱負を語る。 ドリンクは、世界のワインと「マテル・イニシアティバ」で開発したリキュールを使ったカクテルを組み合わせたペアリングなどを用意(1万5,950円)。ノンアルコールのペアリングがあるのも興味深い。 ビーチに面したリマ、高地アンデス、毎日雨が降り続く熱帯アマゾンなど、高

稲毛海浜公園にオープンしたグランピング施設が革新的な6の理由

稲毛海浜公園にオープンしたグランピング施設が革新的な6の理由

稲毛海海浜公園内に昨年4月にオープンした、スモール プラネット キャンプ アンド グリル(small planet CAMP&GRILL)。このほど、エリア拡大増棟することが分かった。宿泊テントを8棟増設し、貸切利用もできるテントサウナを導入するなどし、サービスを充実させる。公園という環境を生かして自然と共生しながら、ゴミゼロを目指すサステナブルな暮らし方についても学ぶこともコンセプト。ここでのキャンプ体験が、日常を変えるきっかけになるかもしれない。本記事では、そんなSDGsへの一歩となる同施設に関して紹介する。 1. 都心から1時間以内、ビーチも目の前でアクセス抜群 何より驚くのはそのアクセスのよさだろう。東京駅から早ければ車で40分、電車でも1時間かからない。そうしたリッチにもかかわらずsmall planet CAMP&GRILLが開業した稲毛海浜公園は全長3キロメートル、面積83ヘクタールの緑豊かな土地でビーチに面している。東京ドーム10個分という広大な敷地にはヨットハーバーやプール、各種運動施設もあり、アクティビティには事欠かない。 small planet CAMP&GRILL オーストラリアのパースから運ばれたホワイトサンドビーチではヨガやマインドフルネスのイベントも開催しており、グランピング施設の目の前は海だ。グランピングエリアの横にはバーベキューエリアもあり、宿泊しなくても気軽にこの空間を楽しめるのもいい。感染拡大が懸念される中、移動のリスクや時間のロスを避け、その分ゆったりと滞在するマイクロツーリズムが見直されている。思いついたらすぐ旅立てる稲毛への旅は最適だ。  2. SDGsへの一歩、環境を生かしゴミゼロを目指す 長く地元の人に愛されてきた公園だけに、環境として整っているのも大きな強み。広大な敷地内には各所にトイレや水道があり、アウトドア体験をしながらも利便性がある。稲毛海浜公園をより安心、安全なパークにシフトしようという試みの第一歩でもあるのだ。森の中にあるフォレストダイニングの木々もほとんど切り倒すことなく設計。看板も新たに建てるのではなく、虫たちの生活の場になるよう石を積み上げただけのものにし、景観や生態系を変えない工夫をしている。 small planet CAMP&GRILL さらに、「サステナブルなグランピング」を目指している。例えば、手ぶらで来ることで、食材は必要な分だけ、食器は用意された陶器やグラスを使う。また、調理時の野菜ごみ、食べ残しなどはエリア内に設置した1日30キロを処理できるコンポストに自ら入れるルール。生ごみを発酵分解し、堆肥にする過程も学べるのだ。この有機肥料は公園内のハーブ園や森に運ばれ、より豊かな土壌づくりに役立っている。  エシカルショップ 3.サウナテントとアウトドアバスで整い、セイウチになる グランピング施設内に設置されたテントサウナに入り、アウトドアバスで水をかぶり、満天の星空を見ながらの外気浴で整うのもおすすめだ。サウナテントはサウナー憧れの『MORZH(モルジュ)』製。マイナス20度の環境でも熱いサウナに入れるように開発されたロシア生まれのブランドで、現時点で世界「最熱」の機能性を誇る。ちなみにモルジュとはロシア語でセイウチという意味で、寒中水泳にはしゃぐ人のあだ名であることからブランド名に。キリっとした風を感じながら夜空と一体化し、セイウチになろう。 small planet CAMP&GRILL 4. 「千産千消千巡」を提唱、千葉の食の豊かさに驚く 千葉

華やかなオールグルテンフリーのシュークリーム店、シュペットが広尾に登場

華やかなオールグルテンフリーのシュークリーム店、シュペットが広尾に登場

2022年1月14日、広尾にグランドオープンしたシュペット(Choupette)のコンセプトは「ためになる」菓子だ。オーガニック玄米粉を使用したオールグルテンフリーで、健康や美容のためになるシュークリーム(1個495円)を中心に提供している。同商品は、ヘルシーな菓子にありがちなストイックさはなく、宝石のように華やかな見栄えと風味豊かでリッチな味わいであることに驚く。 Photo: Kisa Toyoshima 中でもこだわっているのはシューの生地。玄米粉は有機栽培の秋田産あきたこまち、埼玉県の田中農場の『桜乃卵Premiumカカオ』を使用し、さっくりと香ばしいクッキーシューに仕上げた。サトウキビによる自然な甘みのきび糖はこくがあり、ミネラルたっぷりである。 カスタードクリームももちろんグルテンフリー。ココナツ味やピスタチオペーストを練り込んだものなど、クリームのバリエーションも豊かだ。デコレーションも色とりどりで、思わず気分が華やぐだろう。 Photo: Kisa Toyoshima 小麦粉など穀物由来のグルテンのアレルギーを持っていなくても、過剰に摂取することが負担になる場合もあるそう。グルテンフリーの食生活にシフトすることで、腸内環境が整い、肌荒れが改善するなどのメリットがあるかもしれない。糖質と似ているため、ダイエット目的でグルテンフリーのメニューを選ぶ人も多い。 季節限定の『ほうじ茶キャラメルカゼインフリー』では乳不使用にも挑戦している。カゼインが含まれる牛乳の代わりに豆乳を使用しているため、軽やかな味わいが楽しめる。黒糖を使ったキャラメルソースを好みに応じてプラスすることで、味の変化を楽しんでみるのもいい。 Photo: Kisa Toyoshima 2月12日(土)には表参道に期間限定の店舗、パークバイシュペット(Park by Choupette)がオープンする。「ためになる」を合言葉にグルテンフリーの食品をはじめ、オーガニック商品を厳選して紹介。もちろんグルテンフリーのシュークリームやフロランタンなどの人気商品も購入できる。 『フロランタン・オ・ショコラ・ノワール』(Photo: Kisa Toyoshima) 自分へのごほうびや、大切な人へのギフトにもぴったりな「ためになる」シュークリーム。ショコラ風味のフロランタン『フロランタン・オ・ショコラ・ノワール』(1,340円)などのグルテンフリーの焼き菓子もあるので、健康志向の高い人へのバレンタインプレゼントにもおすすめだ。 シュペットの詳細情報はこちら 関連記事 『東京、ノスタルジックな古民家カフェ7選』 『東京、バレンタインイベント2022』 『東京、デートで行きたいレストラン23選』 『公園を拡張したようなカフェベーカリー、パークレットが日本橋に誕生』 『話題の東京駅グルメ、トウキョウ カレー カルテットで食べ比べてみた』  東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

新潟のスノーピーク本社に隈研吾設計の複合型リゾートが誕生

新潟のスノーピーク本社に隈研吾設計の複合型リゾートが誕生

アウトドアブランドの『スノーピーク(Snow Peak)』が、複合型リゾートフィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ(FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS)を新潟県三条市に開業する。キャンプフィールドを併設している本社敷地を現在の5万坪から3倍の約15万坪に拡張、設計は新国立競技場も手がけた隈研吾だ。このほど、開業日が2022年4月15日(金)に決定した。 フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ 地下1階、地上1階の2層で、温浴施設をメインにして、スパの面積は約400平方メートル、最大収容人数は240人。日本三百名山の一つ、粟ヶ岳の眺望を楽しめる開放的な露天風呂や、焚火を囲むような感覚で楽しめるサウナなどの温浴施設が特徴だ。 フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ 旬の新潟の素材をオープンキッチンで調理するレストランは、全面ガラス張りで当地の絶景を楽しめる。2タイプ3棟のヴィラのほか、隈とスノーピークが共同開発したモバイルハウス『住箱-JYUBAKO-』も併設予定。テントによるキャンプだけでなく、さまざまなアウトドア体験や野遊びができる施設が期待される。 フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ 設計に際して、隈は「当初、依頼されたのはテントのデザインだったが、現在のスノーピークのテントの機能を超えるようなアイデアは思い浮ばなかった。そこで、旅する木の家、木に包まれたトレイラーハウスを提案した」と語っている。 キャンプは緑に囲まれたグリーンシーズンのアクティビティーといったイメージがあるかもしれない。しかし、フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズのヴィラは雪景色にも調和するインテリアを意識しており、真冬にも訪れたい施設を目指すという。2022年、キャンパーの概念を変えるような驚きの仕掛けが実現しそうで、今から開業が楽しみだ。 フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズの詳細はこちら 関連記事 『東京のベストを選ぶ、Time Out Love Local Awardsノミネートが開始』 『ジブリパークの開園日が決定、園の様子が分かる写真を初公開』 『楳図かずおの芸術性に迫る、展覧会が六本木で開幕』 『東京都、1泊2,000円でテレワーク対応ホテル宿泊を支援』 『2022年、USJに新登場する5つのアトラクション』  東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら  

カウンターホッピングに挑戦、新宿の進化系横丁で食い倒れてきた

カウンターホッピングに挑戦、新宿の進化系横丁で食い倒れてきた

「おいしさと上質を手軽に日常の一コマへ」をコンセプトとした複合型飲食店、新宿横丁が2022年1月11日にオープンした。新宿三丁目駅から徒歩1分、新宿駅からも5分という好ロケーションで、ショッピングや仕事帰りなどさまざまなシーンで、ふらりと立ち寄れる進化系横丁だ。  各店舗のカウンターが並ぶ新宿横丁の内観(Photo:Keisuke Tanigawa) ヨーロッパの路地に迷い込んだようなタイル張りの空間には、スタイリッシュで清潔感のあるカウンターが並ぶ。仙台の牛タン、名古屋コーチン、兵庫の地鶏卵など、全国各地の素材にこだわった6軒は都内初出店も多く、新業態の店舗ばかり。どの店も活気があって目が泳いでしまう。ここでは筆者が実際にカウンターホッピングしてみたレポートを紹介する。 1本からOKの牛タン串からスタート 仙台名物牛タンの店、㐂串のメニュー(Photo:Keisuke Tanigawa) まずは、仙台名物の牛タンを1本から気軽に注文できるという、牛タン牛串 㐂串(きぐし)。初めてなら『串焼き5本盛り合わせ』(980円)がいいだろう。タン元の希少な霜降り部位によるとろけるような『たんたたき』(580円)にもん絶。テーブル席もあり、ゆったりできる。『炭火焼き牛たん定食』など、専門店ならではのランチメニューなども用意していた。 都内初出店、神戸の味をつまみ食い 外にカウンターがあり、ひときわ目立つのは、神戸ファーブルトン(KOBE FarBreton)。ブルターニュ地方の郷土菓子「ファーブルトン」の専門店で、採れたての播州地卵を使っているのが自慢だ。表面はパリッとした焼き上がりなのに、中はプリっという新感覚。トッピングに『サワークリーム』『いちご&サワークリーム』(各450円)などが楽しめ、見た目も華やか。都内初出店とあり、テイクアウトはギフトにもおすすめしたい。   フランスの郷土菓子をフォトジェニックに仕上げた神戸スタイルのファーブルトン その系列であり、都内初出店の神戸 焼き鳥スタンド 野乃鳥も、同じく兵庫の『播州百日ドリ』『丹波赤ドリ』などを使用したフレッシュな焼き鳥を提供。スパイスやフレッシュマスタードをトッピングするなどオリジナリティーがあり、こちらはワインとの相性もいい。スパークリングワインを使ったカクテルもそろえているので、外のテラスで軽く一杯もいいだろう。 焼き鳥スタンド 野乃鳥の『巣泊リングカクテル』は外飲みで楽しみたい 『ふわふわメレンゲのTKG(卵かけご飯)』(550円)はなんともキュート 鳥といえば愛知県もだまっていない。名古屋コーチン鶏餃子 マルキ名物の『名古屋コーチン鶏餃子』(290円)を味わってみてほしい。弾力のある名古屋コーチンを使用し、肉汁を包み込みながらカリッと焼き上げた鶏餃子は、皮や羽にもしっかり味付けされ、何個でも平らげられそうだ。水炊き餃子、揚げ餃子などと味比べしてみるのもいいだろう。 「ガソリンスタンドな寿司店」とは? スタイリッシュな寿司スタンド、EDOMAE SS(Photo:Keisuke Tanigawa) 旬の握りを思い立ったその時に、気軽に「補給」できる本格江戸前鮨スタンドがEDOMAE SS。メニューもユニークでガソリンスタンドになぞらえ、レギュラー、ハイオクなどのおまかせコースをそろえている。あの人気店「築地青空三代目」の新業態だけあって、ネタの確かさはお墨付き。一貫から注文できるのもうれしい。全国各地から才能ある若手職人を選抜し、技を競わせるというコンセプト

深い考察が料理に、メズム東京の「オペラ座の怪人」プログラムを体験紹介

深い考察が料理に、メズム東京の「オペラ座の怪人」プログラムを体験紹介

観劇が日常に帰ってきた。メズム東京、オートグラフ コレクションでは、ホリデーシーズンに向けて華やかな舞台に心躍る気持ちをさらに盛り上げてくれる劇団四季『オペラ座の怪人』とコラボレーションしたランチ&ディナープログラムを実施中だ。 早速筆者が体験してみると、過去にブロードウェイで観劇した記憶が次々によみがえり、なんとその日のうちにチケットを予約してしまった。それくらい実際の舞台と料理が絶妙にリンクしていて、この目で確かめ、感じたくなるのだ。一体どんなこだわりや驚きが詰まっていたのか、徹底紹介しよう。 メズム東京エントランス ウォーターズ竹芝に2020年4月に開業したメズム東京、オートグラフ コレクションは、東京の今を五感で感じるコンセプチュアルなホテル。東京ベイエリアや浜離宮恩賜庭園を見渡す眺望や、全客室に設置されたデジタルピアノ、ユニークなアメニティー、毎晩開催される無料のライブパフォーマンスなど、感性を刺激される仕掛けが盛りだくさんだ。洗練されたアーティスティックな空間も相まって、ほかとは比べられない唯一無二のホテルである。 メズム東京の部屋からの眺め 今回のコラボメニューはオープンキッチンの開放感と、ストーリー性のあるユニークなコース料理が魅力のレストラン「シェフズ・シアター」で提供される。今までにも『秋の散歩道』『航海』など独創的なコンセプトによるクリエーティブなコースを提案してきた。ドラマチックな盛り付けと構成で、リピーターも多く、「まさに食のエンターテインメント」と呼ぶべき楽しさに満ちている。 シェフズ・シアター 『劇団四季「オペラ座の怪人」ランチ&ディナープログラム』はランチが第1幕、ディナーが第2幕というように、実際の舞台に沿った2部構成になっている。筆者はランチプログラムにワインのペアリングを選択した。 席に着くと、テーブルには怪人からの招待状が。中には本日のメニュー、そしてまず登場するのは『蘇る記憶』という名のアミューズブッシュ。カクテルグラスに黄金に輝くオマールエビのコンソメジュレやムースがきらびやかに食卓を彩る。 『蘇る記憶』(Photo: Noriko Maniwa) これはもしかしてあのシャンデリアだろうか。幕開けとなるパリ、オペラ座のオークションシーンをイメージした一皿には、シャンデリアのような光を放つボトルのボッテガ ゴールドのスパークリングワインを合わせてあり、あでやかさに思わずうっとり。 次のシーンは劇中劇『ハンニバル』をイメージした前菜。マリネをし、コンフィされた信州サーモンを囲むように色とりどりの野菜やフルーツ、エディブルフラワーが配置されている。歌劇の主人公ハンニバル将軍が自国カルタゴ(現在のチュニジア)に凱旋(がいせん)する華やかなシーンから、同国のフルーティーな白ワインをチョイス。サラダに入ったマスカットに合わせてマスカットのワインという演出も心憎い。 『歌劇ハンニバル』(Photo: Noriko Maniwa) 選べるメインディッシュは『音楽の天使』というタイトルの肉料理をセレクト。怪人が恋焦がれるクリスティーヌの楽屋をイメージした一皿で、仔羊のローストに濃厚なゴルゴンゾーラソース、ギンナンやキノコなどで彩りを添えた舞台のセットそのものの配色だ。中には鏡から現れる怪人の仮面が潜んでいたりして、手が込んでいる。ペアリングは、漆黒のボトルに天使のエチケットが印象的なカベルネ・ソーヴィニヨンだ。  『音楽の天使』(Photo: Noriko Maniwa) そして第1幕の最後のデザ

「捨てない」を目指す新たなスターバックスが皇居外苑に12月1日オープン

「捨てない」を目指す新たなスターバックスが皇居外苑に12月1日オープン

スターバックス コーヒー 皇居外苑 和田倉噴水公園店が、2021年12月1日(水)にオープンする。同店は、環境配慮型店舗の国際認証「Greener Stores Framework」を取得したグリーナーストアの日本1号店。従来の店舗に比べ、二酸化炭素(CO2)排出量約30%、水の使用量約20%削減を実現し、環境負荷低減に取り組むサステナビリティハブ(拠点)だ。 Photo: Kisa Toyoshima   そのコンセプトは「ゴミを出さない、捨てないこと」。例えば、使い捨て資材を極力出さぬよう、店内ではマグカップもしくは樹脂製グラスを採用。テイクアウトやデリバリーでは樹脂製リユーザブルカップ(355ミリリットル)を特別価格の110円で販売、マイタンブラーを持ち込むと21円(店内利用の場合22円)割引になるなど、使い捨てカップ使用量75%削減に向け、カスタマーとともに持続可能なカフェを目指す。 左から、店内用の樹脂製グラス、マグカップ、タンブラー、テイクアウト用樹脂製リユーザブルカップ、貸し出し用ステンレス製カップ(Photo: Kisa Toyohima) ユニークなのはカップを「借りて・返して・再利用する」循環型プログラム。11月から丸の内エリアの10店舗で導入している実証実験で、保温と保冷に優れたステンレス製カップを貸し出すというもの。貸し出し時に「QRコード」を読み取り、3日以内にエリア内の店舗に返却、洗浄してリユースする。 Photo: Kisa Toyoshima フードは陳列ケースを設置せず、デジタルサイネージで商品を表示し、期限切れフードのさらなる廃棄削減を狙う。また、自律分散型システムを開発するWOTA社と協働し、手洗いなどに使用する98%以上の水を循環利用する、水を捨てないクリーンステーションを店内に設置。同ステーションで発信する映像ではエネルギー消費量などを「見える化」し、サステナブルな取り組みへの意識を高める。 Photo: Kisa Toyoshima 店内のアートワークは廃棄されてしまう漁網やキャンバス生地を活用したもの。蛍光灯から取り出したガラスをリサイクルした照明など、店舗デザインも循環性を重視している。 Photo: Kisa Toyoshima 床の一部はコーヒーの豆かすを練りこんだ、CO2の排出を抑え、焼かずに固定化する技術によるタイルを採用。家具は壊れても廃棄せず、修理し長く使い続けることを前提とし、北海道や東北地方の国産木材を100%使用した上質な木工家具でコーディネートしている。 左から『アイス 和三盆 ムース フォーム アーモンドミルク ラテ』、『和三盆 アーモンドミルク フラペチーノ』、『和三盆 ムース フォーム アーモンドミルク ラテ』(Photo: Kisa Toyoshima) 北米ではすでに2300店舗のスターバックスで導入されているという「Greener Stores Framework」。今後は全世界で1万店展開を目標とし、日本でも順次、開業予定だという。 夜の外観(Photo: Kisa Toyoshima) アーモンドミルクを使ったフラペチーノやラテなど、優しい味わいの店舗オリジナルビバレッジを飲みながら、サステナビリティについて考え、学んでみよう。 スターバックス コーヒー 皇居外苑 和田倉噴水公園店の詳細情報はこちら 関連記事 『丸の内エリアのスターバックスがリユースカップのレンタルシェア実験』 『日本で最も美しいスターバックス9選』 『リユーザブルカ