Get us in your inbox

Jun Harada

Jun Harada

Articles (6)

東京、美しい文具に出会える店15選

東京、美しい文具に出会える店15選

タイムアウト東京 > ショッピング&スタイル >東京、美しい文具に出会える店15選 子ども時代に使い始め、生涯を通して私たちのそばにある生活の道具、文具。たった数十円の小さな実用品から、収集家を魅了する逸品まで、機能性と美しさの両方を求められるステーショナリーの世界は広くて深い。職人やデザイナーの情熱から生まれた結晶のようなローカル製品、海を越えてやってきた異文化の香り漂う輸入文具。そんなステーショナリーへの愛が詰まった専門店が東京にはいくつもある。ここでは、タイムアウト編集部が選んだ個性豊かな15軒を紹介する。関連記事:『東京、グリーンショップ10選』『東京、心躍るキッチングッズがそろう店6選』

25 best things to do in Kuramae: restaurants, cafés, shops and a gin distillery

25 best things to do in Kuramae: restaurants, cafés, shops and a gin distillery

Hidden away right in between tourist-favourite Asakusa and the much grittier Asakusabashi, Kuramae gets its name from the all-important rice granaries that lined the streets here during the Edo era. As rice was literally money back in the days of the shogunate, the neighbourhood attracted plenty of wealthy merchants and other successful Edoites, many of whom took up residence in the area. Later on, Kuramae morphed into something of a centre for craftspeople – an aspect that's still very much present, especially with the recent increase in young designers and other creatives calling the area home. Affordable rent and active support from the Taito ward authorities have backed up this influx of up-and-coming talent, making Kuramae a hotbed of hip 'made in Tokyo' shops, trendy eateries and hipster coffee shops. Co-existing with and feeding off the many venerable handicraft businesses already in the area, the newcomers are breathing fresh life into this comfy riverside 'hood.  RECOMMENDED: The best free things to do in Tokyo

東京、DIYショップ10選

東京、DIYショップ10選

DIYとは「Do It Yourself」。つまり、自らの手で何かをすること。近年、既製品や既存のサービスに頼らず、自分の手で暮らしを作りたい人たちがますます増えているという。ここでは、初心者からDIY精神みなぎる達人まで、DIYの力になる店10軒を紹介する。次の休日は、自らの手で何かを作る自由を味わってみてはいかがだろう。

Made-in-Japan walk: Kuramae

Made-in-Japan walk: Kuramae

Hidden in between tourist-infested Asakusa and the grittier Asakusabashi, Kuramae gets its name from the all-important rice granaries that lined the streets here during the Edo era. As rice was literally money back in the days of the shogunate, the neighbourhood attracted plenty of wealthy merchants and other successful Edoites, many of whom took up residence in the area. Later on, Kuramae morphed into something of a centre for craftspeople – an aspect that’s still very much present, especially with the recent increase in young designers and other creatives calling the area home. Begin your exploration of this riverside ’hood around midday with the aim to be back at Kuramae Station before 7pm. First walk just a minute from exit A1 of the station to reach Matsuki Shoten (2-4-3 Kuramae, Taito-ku). Found a stone’s throw from Sumida River, where the city’s best-known summer fireworks festival has been held since 1733, Matsuki deals in colourful explosives of all shapes and sizes. The shop also carries a range of traditional toys and decorative items, just in case you prefer something non-combustible. Just a block further along Edo-dori sits Koncent (2-4-5 Kuramae, Taito-ku), which serves as the home base for H Concept, a company involved in design consulting for a wide range of Japanese manufacturing businesses. The trendy store stands out in its surroundings, with the all-white interior decorated with cool knickknacks from all over Japan. Take your pick of items from super-soft

Architecture walk: Marunouchi and Ginza

Architecture walk: Marunouchi and Ginza

As Japanese architecture has traditionally envisioned buildings as temporary and expendable, in part due to the constant threat of fires and earthquakes, Tokyo has been left with fewer examples of historic architecture than places like Europe and the UK. Nevertheless, the neighbouring districts of Marunouchi and Ginza still contain a number of buildings that have, through a combination of luck and love, managed to stay standing, providing an ideal opportunity to enjoy a walk around town and see a blend of old and new architecture. Our starting point today is Tokyo Station (1-9-1 Marunouchi, Chiyoda-ku), which suffered damage but survived the Great Kanto Earthquake of 1923 as well as bombings during World War II. Recently restored to its original 1914 splendour, the station building has a beautifully designed roof featuring twin domes, which boast spectacular ceilings. The roof was built with slate from Ogatsu, a city damaged by the 2011 Great East Japan Earthquake and Tsunami, and thus symbolises the hope for the area’s recovery. Walking south from here, you will see the Tokyo International Forum (3-5-1 Marunouchi, Chiyoda-ku), easily recognisable by its huge, glass, boat-shaped atrium. This building, which was constructed during the bubble economy, cost more to build than both Tokyo Skytree and Shinjuku’s Tokyo Metropolitan Government Building. Next, passing under the Yamanote line railway tracks and entering Ginza, you’ll spot a tall rectangular building with irregularly sh

The best DIY shops in Tokyo

The best DIY shops in Tokyo

Having a hard time making your city apartment look homely? Fun and wallet-friendly solutions are near at hand at Tokyo's many DIY shops, many of which cater to everyone from absolute beginners to veteran do-it-yourselfers. Draw up a plan, decide on a budget and join us on a tour of the best hardware stores, home improvement retailers and variety outlets in the city. And if you need a little inspiration first, check out these creative Tokyo apartments or visit a speciality shopping district.

News (8)

女性の生を見つめる、アニー・リーボヴィッツの世界巡回展が上陸

女性の生を見つめる、アニー・リーボヴィッツの世界巡回展が上陸

1970年代から現在にいたるまで、数多くの著名人のポートレートを手がけ、その名を世界に轟かせる女性写真家、アニー・リーボヴィッツ。エリザベス2世、アデル、マララ・ユスフザイをはじめ、様々な領域で今日を生きる女性たちを訪ね、その生と向き合った肖像写真展『WOMEN: New Portraits』が、江東区東雲のTOLOT/heuristic SHINONOMEにて開幕した。       同展は、1999年に作家のスーザン・ソンタグと共同制作した写真集『Women』に端を発する、現在進行形のプロジェクトの新作展だ。世界有数の金融機関、UBSを独占コミッショニングパートナーに迎え、2016年1月のロンドン、ワッピング水力発電所での開催を皮切りに、入場無料の巡回展として、1年をかけて世界10都市を旅する。東京の後は、サンフランシスコ、シンガポール、香港、メキシコシティ、イスタンブール、フランクフルト、ニューヨーク、チューリッヒを巡る予定だ。   ロンドン展の様子  ©Annie Leibovitz. From WOMEN: New Portraits, Exclusive Commissioning Partner UBS ©Stephen White London     1949年生まれのアニー・リーボヴィッツは、20代前半の若さで『ローリング・ストーン』誌のチーフカメラマンとなり、その後も『ヴァニティ・フェア』誌や『ヴォーグ』誌といった有名誌をフィールドに、力強い肖像写真の数々を発表してきた。その名前を知らないという人も、おそらくどこかで彼女の作品を目にしているのではないだろうか。 1980年、ジョン・レノンが凶弾に倒れる数時間前に撮影された、裸のジョンとオノ・ヨーコが抱き合うポートレートは、彼女の名を世に広く知らしめた。最近であれば、2015年にトランスジェンダーとしてカミングアウトし、女性の姿で『ヴァニティ・フェア』誌の表紙を飾ったケイトリン・ジェンナー(元オリンピック陸上金メダリスト、ブルース・ジェンナー)の肖像が有名だろう。 ジョンとヨーコ、最後のポートレート         同展では、元倉庫の大空間に、巨大なデジタルスクリーン3機とプリント作品が並び、アーティストや企業家、アスリート、政治家、学者など、多様なフィールドで活躍する現代女性たちの肖像が浮かび上がる。より良い作品のためなら妥協を知らない彼女は、華やかなファッションや広告分野において、溢れる想像力をそのまま具現化したかのような豪奢なセットを組むことで知られるが、本展で見られるようなシンプルなポートレートに向き合えば、彼女を世界的写真家たらしめる力量と眼差しの強さがより伝わってくるだろう。みずみずしい好奇心と知性を携えて、相手の場に踏み込む彼女のレンズは、被写体の内面までを映し出し、観る者の心にその像を焼きつける。       開幕に先駆けて行われた記者会見では、アニー・リーボヴィッツ自らが作品解説をしてくれた。なかでも、学校の教室に立つマララ・ユスフザイ、許可されたわずか5分間で撮影したアウン・サン・スー・チー、「自分の道を進みなさい」と語りかけてくれたというエリザベス2世、世界有数のバレエ団であるアメリカン・バレエ・シアターで黒人初のプリンシパルとなったミスティ・コープランドらの肖像は、特に思い出深い作品として刻まれているという。   左から、UBS ジャパン・カントリーヘッドの中村善二、アニー・リーボヴィッツ、UBSグループ チーフ・マーケティング・オフィサーの

銀座中央通りにあの赤いクリップが帰ってきた。生まれ変わった伊東屋の新本店、G.Itoyaをレポート

銀座中央通りにあの赤いクリップが帰ってきた。生まれ変わった伊東屋の新本店、G.Itoyaをレポート

Originally posted June 15 2015 2015年6月16日(火)、銀座で100年以上の歴史を持つ老舗文房具店の伊東屋が、G.Itoyaとなって銀座中央通りに帰ってきた。2013年から始まった建て替え工事が完了し、とうとうベールを脱いだ新本店ビル。ブルガリとティファニーに挟まれたその顔は、モダンなガラス張りへと変わった。銀座中央通りを行き交う人々の頭上に再び現れた赤いクリップが、老舗の新しい門出への期待をかき立てるように、キラリと輝いて見えた。     厳選したプロダクトが並ぶ、ゆったりとしたディスプレイ   明るい光が差し込む1階のフロアに足を踏み入れると、まず目を引くのは、カフェに来たかと思うようなドリンクバー。朝8時から、銀座エリアで働く人や買い物客向けに、テイクアウトでフレッシュドリンクを提供するという。初夏にぴったりのレモネードは、目が覚めるほどみずみずしい美味しさ。銀座に立ち寄った際には、ここだけでも利用したくなりそうだ。 新本店は、地下1階の多目的ホールから地上12階のカフェレストランまで、社員用の9階を除く12フロアが買い物客に開かれている。総床面積は旧本店より広い約4200㎡となり、ゆったりとした印象を受ける。全フロアを歩いてみて、3つのことが特に印象に残った。 1つ目は、大胆なリノベーションにより再構築された、空間の気持ちよさだ。1965年に誕生した旧本店は、両隣をぴったりと挟まれた、幅が8mしかない薄型ビル。その間口の狭さを新たな価値と捉えた今回のリノベーションは、銀座中央通りとその1本奥を走るあづま通りに面した壁面を全面ガラス張りへと替えることで、両通りを繋ぐ「まちに開かれたみち」として、空間の魅力を引き出している。もともと多くの人が行き交う銀座の街だ。明るく入りやすく、さらに知的好奇心を刺激してくれる「通路」なら、これから多くの人たちが闊歩することになるだろう。建築好きであれば、きっと空間を見に行くだけでも満足できるに違いない。 窓際は展示スペースとしても活用   2つ目は、近年、様々な店に押し寄せている「モノからコトへ」という波、もう少し詳しく言えば「モノの属性による分類から、ライフスタイル提案型のコトによる編集へ」という売場作りの変化を象徴するような変身を遂げたことだ。新本店の大きな特徴は、「SENSE」、「MEETING」、「TRAVEL」、「HOME」など、日々の場面ごとに分けられたフロア構成にある。かつてなら「筆記具はここに、ノートならあちら」という売り方であったところを、たとえば「豊かな発想を生む会議をしたいなら、こんなマーカーとカラフルな付箋とホワイトボードを使ってみては」「旅先には、小さなノートとペンを『Lonely Planet』と一緒に、こんなバッグに入れて出かけよう」といった風に、「これを持ってあんなことをしよう」と想像させてくれる棚作りに力が注がれているのだ。 その編集の仕方は、2003年にオープンするや、その斬新な編集型の棚作りで話題となったTSUTAYA TOKYO ROPPONGIや、「ライフスタイル書店」をコンセプトに掲げ、2011年に誕生した代官山 蔦屋書店、あるいは、想像力をかき立てる「編集棚」に力を注ぐSHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERSやB&Bのような、2000年代以降に次々登場してきたニュースタイルの本屋であったり、「ライフエディトリアルブランド」をコンセプトに掲げるCibone、1LDK apartments.、CLA

長谷部健、梅澤高明、中川悠介が考える渋谷の未来とは

長谷部健、梅澤高明、中川悠介が考える渋谷の未来とは

2015年11月6日(木)、タイムアウト東京が主宰するトークイベント『世界目線で考える。』シリーズの最新回『世界目線で考える。渋谷の未来編』が、日本発のポップカルチャーの祭典『MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL 2015 in TOKYO』を会場に開催された。『MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL』と同時開催のビジネスフォーラム『The Big Parade』の協力により実現した今回のイベントは、「これからの渋谷」をテーマとしたトークセッション。現渋谷区長の長谷部健、A.T.カーニー日本法人会長の梅澤高明、アソビシステム代表の中川悠介の3名をゲストに、タイムアウト東京代表の伏谷博之と柴田玲がナビゲーターを務め、60分間のトークライブが繰り広げられた。 渋谷と東京の今と未来に向けて様々な角度から活動を行っている3人は、それぞれどのように渋谷の街と関わってきたのだろう。 <img id="5d9ba2eb-5cba-e0be-9f26-0428e4f97a22" data-caption="" data-credit="" data-width-class="100" type="image/jpeg" total="160206" loaded="160206" image_id="102952528" src="http://media.timeout.com/images/102952528/image.jpg" class="photo lazy inline"> 渋谷区議会議員を経て、2015年4月に渋谷区長に就任した長谷部は、同区神宮前で生まれ育った生粋の渋谷っ子だ。区立原宿中学校(現区立原宿外苑中学校)出身の彼は、中学生になって生まれ育った街を意識し始めた。原宿や渋谷がなぜ注目を集めるのかと考えるなかで、自分の街に誇りを持つようになったという。その後、博報堂勤務を経て、2003年にNPO法人green birdを設立し、同年渋谷区議会議員選挙に当選。2015年に発案した同性カップル条例案が3月末に賛成多数で可決し、国内で初めて同性カップルを認める制度が誕生したことは記憶に新しい。 <img id="059aa5c6-609e-e57f-7126-4177ca434ccc" data-caption="" data-credit="" data-width-class="100" type="image/jpeg" total="178926" loaded="178926" image_id="102952533" src="http://media.timeout.com/images/102952533/image.jpg" class="photo lazy inline"> A.T.カーニー日本法人会長を務める梅澤は、クールジャパン戦略の最重要人物であり、「世界で最も魅力的なグローバル都市TOKYO」を目指すNeXTOKYOのコアメンバーだ。グローバル化、ロボットとの共存、超高齢化社会を見据え、「インフォメーション」「クリエイティブ」「フィットネス」の3つをキーワードに、2020年とその先の未来に向けた都市戦略を描いている。そんな彼が渋谷文化にどっぷり浸かっていたのは、1970年代から80年前半にかけてのこと。バンド、G-Schmittのベーシスト兼コンポーザーとしても知ら

氷のアクアリウムを探検してきた

氷のアクアリウムを探検してきた

品川駅前に今夏オープンした次世代アクアリウム、エプソン アクアパーク品川が、2015年11月14日(土)から冬仕様に変身したと聞いて、さっそく訪ねてきた。 海に広がる銀世界を表現したという『SNOW AQUARIUM BY NAKED』は、来春までの期間限定で楽しめる「氷のアクアリウム」。空間演出を手がけたネイキッドは、3Dプロジェクションマッピングをはじめとする最新技術やオブジェを活用し、東京駅での『TOKYO HIKARI VISION』や、COREDO室町での『FLOWERS BY NAKED』など、独創的な空間を次々と作り上げているクリエイティブカンパニーだ。       来場者を迎える『FROZEN CORAL GATE』は、銀世界への入り口。奥に進むにつれて、カラフルな魚たちが色を失い、鮮やかな南の海が雪と氷に覆われていく。 <img id="5c6b081a-b099-b9f8-e925-7f0ff2966368" data-caption="" data-credit="" data-width-class="100" type="image/jpeg" total="504759" loaded="504759" image_id="102963782" src="http://media.timeout.com/images/102963782/image.jpg" class="photo lazy inline"> プロジェクションマッピングにより表情を変える、氷結した花や木々のオブジェが美しい 発光サンゴの光が照らすバーは、氷の宮殿を思わせる『FROZEN BAR』に変身。白い雪をイメージした限定ビアカクテル『WHITE FROZEN』や『スミノフアイス』のほか、ビールやコーヒーなど各種ドリンクが揃う。ドリンク片手に館内を自由に移動できるのは変わらないので、銀世界を探検しながら、好きな場所で喉を潤そう。 <img id="5861b7ee-3494-4232-2bf3-66a0e4d73a9d" data-caption="" data-credit="" data-width-class="100" type="image/jpeg" total="639463" loaded="639463" image_id="102963779" src="http://media.timeout.com/images/102963779/image.jpg" class="photo lazy inline">    注文カウンターを舞う、雪の結晶たち    流れる滝がマッピングされた階段    水槽前のカウンターにドリンクを置くと、雪の結晶がキラリと広がる     ゆらゆらとクラゲが漂う大空間『ジェリーフィッシュランブル』では、雪の妖精の誘いをイメージした新演出が登場。ムービングライトが雪の結晶やスターダストを映し出し、クラゲたちが青白い光に染まる様は幻想的だ。       カメレオンやピラニア、カピバラが暮らすジャングルゾーンは、水と光に包まれた『AQUA JUNGLE』に。輝くツチボタルを表現するのは、木々に散りばめられたスワロフスキークリスタル。光の滝や、水のカーテン、降り積もる雪のシーンが展開する。       イルカたちのパフォーマンスも冬仕様に。昼は北欧の陽気な冬祭り、夜はオーロラをイメージした幻想的なショーが繰

梅澤高明に聞くクールジャパンのすべて

梅澤高明に聞くクールジャパンのすべて

Originally posted March 6 2015   「クールジャパン」とは、よく耳にするけれど、そもそも何なのだろう。その趣旨とこれまでの足取り、そして今後の展望は? クールジャパンをテーマに、2014年11月から全4回のシリーズとして開催してきた、タイムアウト東京主宰のトークイベント『世界目線で考える。クールジャパン編』が、2015年2月27日(金)に最終回を迎えた。ゲストは、ATカーニー日本法人会長の梅澤高明。テレビ東京『ワールドビジネスサテライト』のコメンテーターとして知る人も多いかもしれない。彼こそ、クールジャパン戦略の策定やクールジャパン機構設立において政府を支援し、現在内閣官房「クールジャパン戦略推進会議」委員を務める、いわばクールジャパンのすべてを知る最重要人物だ。 第1部は、ゲストによるトークライブ。 「クールジャパンとは何か」という話から講義は始まった。クールジャパンとは「一言で言えば、日本のPR戦略であり、さらにPRの域を超えて、日本の美意識やライフスタイルを発信しながら、世界市場で稼げるクリエイティブ産業を育成していく経済政策」だという。     続いて、梅澤自身が注目する「クール」なコンテンツの数々が紹介された。海外から多くの客を迎え、彼らにおすすめを訊かれることも多いという梅澤の最新リストだ。ここにはすべてを挙げきれないが、たとえば、ニューヨークに進出したラーメン店の一風堂や、滑稽なまでのバラエティを誇る日本限定の『キットカット』。ディテールにこだわった東洋の感性を見せる『sacai』や『mame』などのファッションブランド。現在、1億2,000万円でAmazonでも販売されている、アートピースとしてのロボット『KURATAS』や、革新的なビジネスモデルとしても注目を集める『初音ミク』など。食、ファッション、アニメ&漫画、音楽の4分野が、その多くを占める。 梅澤のトークは、様々な実例を取り上げながら、日本の歴史的背景や世界の時流を俯瞰し、時にミクロに時にマクロに展開を見せた。『キットカット』や『KURATAS』からは、ガラパゴスでしか出てこない強烈なコンテンツや、非凡な才能を持つ人がビジネス度外視で馬鹿馬鹿しいことに本気で取り組む、日本の特異性を考察。『初音ミク』が『Luis Vuitton』の衣装を纏って登場する未来型オペラ『The END』の話題からは、カテゴリー横断や異質のコラボレーションによる展開の可能性が語られた。     「日本文化のほとんどは混ぜものだ」と梅澤は言う。遣唐使や明治の文明開化に代表されるように、日本人は長い歴史の中で様々な異文化を輸入し、咀嚼した上で自分たちのものに作り替えてきた。階級の別なく文化コンテンツに親しみ、大衆の美意識や文化レベルが高い。そうした土壌が育てた「質の高いロングテイル」ともいうべき、積み重ねてきたものの豊潤さこそが、日本の武器になるという。 日本のクリエイティブ産業は今、2020年に900兆円に達すると言われる巨大な世界市場を前に、内需中心からの転換を図ろうとしている。個々の企業の努力だけでなく、サプライチェーンごと、あるいは複数の業界が連携して海外展開することで、発信力や事業の効率を飛躍的に向上しようという戦略だ。「日本好きの外国人や和僑を含む“拡大ジャパン”とも呼ぶべき文化圏を拡大し、多様な異文化との交配をさらに進めることが追い風になる」と梅澤は言う。「日本のものを海外に持って行けば、それだけで人が殺到するというのは幻想」としながらも、その頃には東京

クラゲを眺めながら、冷えたビールを。品川駅前に、次世代アクアリウム、エプソン アクアパーク品川が誕生

クラゲを眺めながら、冷えたビールを。品川駅前に、次世代アクアリウム、エプソン アクアパーク品川が誕生

Originally posted July 8 2015 蒸し暑い季節、都心のアクアリウムでクラゲを眺めながら、冷えたドリンクで喉を潤す。そんな過ごし方を叶えてくれる新施設が、品川駅前に誕生する。2015年7月10日(金)にグランドオープンするエプソン アクアパーク品川は、次世代アクアリウムを核としたエンターテインメント施設だ。2005年に「エキマエ水族館」として開業したエプソン 品川アクアスタジアムを前身に、館内スペースを約2倍に拡げるとともに、最先端の音と光と映像による演出を取り入れ、大胆に生まれ変わった。   来館者を出迎えるのは、宇宙などの映像を背景に泳ぐ魚たち   同館のシンボルは、鮮やかな虹色が印象的な「レインボーダー」。多様性の象徴として前面に押し出されており、11のゾーンに分かれた館内は、幻想的な海の底を思わせる空間から、太陽の光が差し込むスタジアムやジャングルまで、様々に表情を変える。高層ビルが林立する都心にありながら、クラゲやマンタ、イルカ、ペンギン、オットセイ、さらにはカピバラまで、世界の水辺からやってきた多種多様な生き物たちに出会えるというのだから驚いてしまう。 入口近くには、世界初というタッチパネル水槽が並ぶコーナーや、海の世界をイメージした2つのアトラクションがある。 水槽のガラスがタッチパネルに。触れると、中を泳ぐ生き物の解説やゲームが楽しめる ラッコやイルカたちと海の世界を旅するメリーゴーラウンド 大きくスイングする海賊船は室内アトラクションと侮るなかれ。しっかり無重力状態が味わえる   さらに進むと現れるのは、フランスのブランド『ジバンシイ』とのコラボレーションによる期間限定カフェ、ULTRAMARINE CAFÉ by GIVENCHY。マリンノートの名作フレグランス『ウルトラマリン』の世界観のもと、発光サンゴの幻想的な光が照らす空間で、青いフローズンカクテルをはじめ、ビールやコーヒーなどの各種ドリンクが注文できる。ドリンクを片手に他のゾーンにも移動できるので、好きな水槽の前で飲み物を楽しめるのが嬉しい。 闇に浮かび上がる発光サンゴ。まるで静かな海の底のよう   『ウルトラマリン』をイメージした、青いフローズンカクテル   次のゾーンは、大空間にゆらゆらと漂うクラゲたちの間を散策できる『ジェリーフィッシュランブル』。時間とともに光や音が変化し、フロアが静かな青色に染まったり、宇宙的な雰囲気を漂わせたりと見飽きない。   エスカレーターを上ると、光や音で彩られたイルカショーを見られるスタジアムが登場。最新の演出として、リング状のウォーターカーテンを導入し、テクノロジーとイルカと人の、息の合ったパフォーマンスが楽しめる。昼と夜で演出が変わり、イルカたちの姿がカラフルな光に浮かび上がる夜の回が特におすすめだ。 ダイナミックな水しぶきを浴びて涼みたい方は、前列席をどうぞ       上階にはそのほか、ペンギンやアシカ、オットセイのステージが楽しめる屋外スペース、マンタやエイが泳ぐトンネル状の大水槽、カメレオンやピラニア、カピバラが暮らすジャングルなど、様々なゾーンが待っている。 ステージパフォーマンスを終え、笑顔で撮影に応じるオットセイ君   悠々と泳ぐノコギリエイやマンタの下を歩く   温泉に浸かるカピバラたち。当初、常温の水を入れたら入ろうとせず、湯にしたら喜んで浸かるようになったそう   同施設で注目したいのは、年間パスポートのお得さだ。入場料が一般2,200円のとこ

本は楽しく眠るためのツール。池袋に「泊まれる本屋」が誕生

本は楽しく眠るためのツール。池袋に「泊まれる本屋」が誕生

2015年11月5日(木)、池袋駅近くに「泊まれる本屋」をコンセプトにした注目のホステル、BOOK AND BED TOKYOがオープンする。 夢中で本を読むうちに、いつの間にかまぶたが重くなり、気づいたら朝を迎えていた──そんな経験はないだろうか。同ホステルは、そうした「最高に幸せな、眠りに落ちる瞬間を味わえる宿があったら」というシンプルなアイデアから誕生した。 手がけるのは、東京近郊の物件を独自の視点から紹介している不動産会社のR-STORE。これまで多くの賃貸住宅を扱ってきたが、宿泊施設を作るのは初めてだという。コラボレーターとして、建築家の谷尻誠と吉田愛率いるSUPPOSE DESIGN OFFICEがデザインを、渋谷区神山町の書店SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(SPBS)が選書を担当。 タイムアウト東京編集部は一足早く、気になるその空間を訪ねて、仕掛人たちに話を聞いてきた。 <img id="b12c60cc-9066-0a75-a400-7ae0395e7c32" data-caption="" data-credit="" data-width-class="100" type="image/jpeg" total="878371" loaded="878371" image_id="102920943" src="http://media.timeout.com/images/102920943/image.jpg" class="photo lazy inline">   同ホステルがあるのは、JR池袋駅西口から歩いてすぐの西口五差路前。大きな交差点を望む、雑居ビルの7階にある。小さなレセプションを過ぎて、メインルームに足を踏み入れると、細長い空間の片壁一面に本棚が広がる。大きく開かれた窓からは明るい光が差し込み、本棚の奥にベッドルームが見え隠れする。藍色のソファベッドと打ちっぱなしのコンクリート、天井からぶら下がる本たち。まるで繁華街の中空に浮かぶ、秘密の図書室だ。   <img id="73091da8-cdd6-fe1c-10a8-5e1949534d8d" data-caption="" data-credit="" data-width-class="100" type="image/jpeg" total="918232" loaded="918232" image_id="102924074" src="http://media.timeout.com/images/102924074/image.jpg" class="photo lazy inline">  窓際の一番奥のソファ席。多くの人が行き交う交差点と大きなモミの木を見下ろせる <img id="7f99b8ba-5f06-ab66-a3f8-73b7efbe1779" data-caption="" data-credit="" data-width-class="100" type="image/jpeg" total="641098" loaded="641098" image_id="102924061" src="http

本とコーヒーと旅のプロが導く、未知の旅。H.I.S.の新店が表参道に誕生

本とコーヒーと旅のプロが導く、未知の旅。H.I.S.の新店が表参道に誕生

2015年10月6日(火)、H.I.S.が手がける旅のコンセプトストア、H.I.S.旅と本と珈琲とが表参道にオープンした。 ふと「旅に出たい」と思い立ったら、あなたならどうするだろうか。たとえば、見知らぬ街の名前を『skyscanner』のような格安航空券検索サイトに打ち込み、『airbnb』で宿を見つける。あるいは「みんなで旅を作る」がコンセプトのソーシャル旅行サービス『trippiece』や、旅に特化したクラウドファウンディング『TravelStarter』のサイトを覗いて、気になる旅をチェックする。 インターネットの普及と様々なウェブサービスの登場に伴い、そんな旅行プランの練り方も珍しくなくなってきた。旅の手段が多様化し、定番の観光地を消費するだけの紋切り型のツアーでは、もう人は目を輝かせない。かつては旅行者が行列さえ作った、従来の旅行会社の存在意義が今、問い直されていると言ってもいいだろう。 そんななか誕生した同店は、本とコーヒーとともに「まだ見ぬ旅との出会い」を提供する、新しい形のショップだ。     場所はアップルストア表参道店から歩いてすぐ     1階には、コーヒー好きを魅了する猿田彦珈琲のカウンターが併設された。カフェ利用だけでももちろんOK。猿田彦珈琲が表参道で飲めるようになったのが嬉しい。    同店限定の『旅の扉ブレンド』は、オレンジやベリーの酸味を感じさせる爽やかな味わい     奥の階段を下りると、ブックディレクターの幅允孝が選書を手がける本屋「旅にでる理由 by H.I.S.」が現れる。ヨーロッパや南米、中東といったエリアごと、あるいは「一人旅礼賛」「絶景を瞼に焼きつける」「海外で結婚式を」「女の旅路」といった小テーマごとに選ばれた本は、狭義の旅行書に留まらない。ある土地を舞台にした小説や写真集、学術書、絵本など、多岐にわたるジャンルの1500冊が、様々な方向から「旅するモチベーション」をかき立ててくれる。2014年に惜しまれながら閉店した旅の本屋、BOOK246が好きだった人は、おそらく笑みがこぼれるだろう。 旅を愛する人の部屋をイメージした書店空間。気に入った本は購入できる     <img id="88b8436d-ec73-1df6-64c1-192cf4a0e3ac" data-caption="" data-credit="" data-width-class="100" type="image/jpeg" total="570880" loaded="570880" image_id="102902154" src="http://media.timeout.com/images/102902154/image.jpg" class="photo lazy inline">   <img id="e70e3b58-cf61-b201-fb7b-e1d2b96b2c1a" data-caption="" data-credit="" data-width-class="100" type="image/jpeg" total="783652" loaded="783652" image_id="102902205" src="http://media.timeout.com/images/102902205/image.jpg" class="photo lazy inline">     旅への関心が高まったところで、旅行プランの相談に乗るの