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Yukako Izumi

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Articles (16)

京都、シークレットガイド

京都、シークレットガイド

目まぐるしい種類の寺院や宝物が存在し、一年を通じ観光客を惹(ひ)きつける古都京都。日本一の観光都市であるということは、紛れもない事実だ。 一方で、旅行客による混雑や、中心部の交通渋滞なども有名で、初めて訪れる人は、主要観光スポット以外を訪れる余裕があまりないことも多い。人とは違う京都旅をしてみたいという人に、タイムアウト東京が選ぶシークレットスポットを紹介しよう。

Your secret guide to Kyoto

Your secret guide to Kyoto

There's no escaping the fact that Kyoto is Japan’s most touristy city, with the ancient capital’s dizzying selection of temples and treasures attracting travellers throughout the year. It’s also notoriously hard to navigate, so first-time visitors often stick to the beaten path and miss out on seeing something a little different. That’s where we can help: here’s our guide to the city’s quirkier side. Looking for more things to do in Kyoto? Check out our dedicated Kyoto page

銀座、ニューオープンホテル7選

銀座、ニューオープンホテル7選

タイムアウト東京 > ホテル > 銀座、ニューオープンホテル テキスト:泉友果子   東京では引き続き宿泊施設のオープンが続いているが、特に昨年からホテルの進出が目立つのが銀座である。外資ホテルの新ブランドや異業種によるユニークなホテルが今後もオープンを予定しており、目を離せないエリアだ。銀座は今まで宿泊候補地の筆頭というわけではなかったが、東京駅のようなターミナル駅も近い上、何よりもショッピングや食、エンターテインメントが楽しめる東京の一等地である。2018年以降オープンのホテルを、今からチェックしておこう。

Best Tokyo hotels with DJ parties

Best Tokyo hotels with DJ parties

In recent years, several new hotels and hostels have incorporated music into their offerings, inviting DJs to spin the decks and opening their doors to the public. Avoid the crowds at the more conventional clubs and head to one of these hip new dance spaces instead. 

東京、DJイベントが楽しめるホテル&ホステル5選

東京、DJイベントが楽しめるホテル&ホステル5選

テキスト:泉友果子 最近の宿泊施設のパブリックスペースの充実ぶりは見逃せないが、なかでも音楽を楽しみたい人にすすめたいスポットが増えている。ホテルやホステルの雰囲気に合わせた音楽に加え、アルコールやフードが豊富だったり、ゆったりと座れるスペースがあったりと、宿泊施設ならではのおまけ付きだ。

東京、泊まりたいホテル&ホステル2018

東京、泊まりたいホテル&ホステル2018

タイムアウト東京 > ホテル > 東京、泊まりたいホテル&ホステル2018 テキスト:泉友果子 宿泊施設のオープンラッシュは、2018年にさらに勢いを増しそうだ。特に注目したいのは、今後数年で最も熱いホテルエリアとなりそうな銀座のホテルや、異業種から参入してきたホテル。今年オープンするホテルとホステルのなかから、チェックしておきたいヴェニューを紹介する。

原宿、表参道、ハンバーガー10選

原宿、表参道、ハンバーガー10選

かつてはファストフードと一緒くたにされ、値段が高すぎると言われていたグルメバーガー。近年ではすっかり市民権を得て、専門店も東京のいたるところで目にするようになった。なかでも原宿・表参道・青山エリアは、人気店が密集しており、海外の有名店も次々に支店を構えている。ここでは、素材へのこだわりやユニークなアイデアが光る10軒を紹介。新しい店が生まれては消えていく街で人気を集める理由を確かめに行ってみよう。

Seven things to do in Toyama

Seven things to do in Toyama

Accessible in a mere two hours by the Hokuriku Shinkansen from Tokyo, the city of Toyama is far from a staple on most travellers’ itineraries. But this pretty home of around 400,000 people on the Sea of Japan coast is actually a rather charming destination, packed with excellent food and interesting museums – most notably the all-new Toyama Prefectural Museum of Art and Design, opened in August 2017. Here are seven things you should experience in Toyama.

Open Tokyo: Flower power

Open Tokyo: Flower power

May 2017 saw flower shop and café Lorans Harajuku open on a corner in the none-more-hip Sendagaya-Kitasando area. But this upstart is not cut from the same cloth as its numerous hipster neighbours: decorated with lush plants, it specialises in smoothies, veg-heavy lunches and vibrant flowers, all sold and served by people with mental health issues and disorders. Lorans is the passion project of Mizuki Fukuju, an energetic 28-year-old who currently employs around 20 people. She says her aim is to pay all of her disabled employees a monthly salary of at least ¥130,000 – above the national average for workers with special needs. Such staff members at Lorans currently work from 20 to 30 hours every week, cooking, mixing smoothies, waiting tables and making bouquets. Despite her tender years, Fukuju is no newcomer to the entrepreneurship game: having opened her first flower shop at the age of 23, she had experience employing people with disabilities before opening Lorans, her third business and first café in the city centre. Her interest in a proactive employment policy dates back to a visit to a special school for the disabled, where she learned that only around 15 percent of Japanese people with mental disabilities ever find a job. ‘That realisation stayed with me, and later connected with my desire to work with flowers and employ people with disabilities,’ says Fukuju. Some of the employees at Lorans say they never thought of being able to work at a flower shop and many have

Accessible Tokyo

Accessible Tokyo

Most Tokyoites would probably agree if we were to claim that accessibility and openness is one area in which the city can do better. But that's not to say Tokyo is entirely off limits for those with disabilities: determined to unlock Tokyo for absolutely everyone, we've taken up the task of creating a truly inclusive guide to the capital. Read on and find out how to see the city from a different perspective – and where to view art while sitting down, how to tour Asakusa in a wheelchair and much more.

Interview: Kawaii goes international

Interview: Kawaii goes international

It's joined the league of sushi, samurai and kimono: the word kawaii is now part of the global consciousness, with enthusiasts from Seattle to Stockholm embracing Japan's take on cuteness. Although the culture traces its origins to Harajuku, is that neighbourhood still the kawaii capital of the world, and how are cute styles evolving beyond the borders of Japan? We sat down with three influencers from overseas, who were visiting Tokyo as guests of NHK World's 'Kawaii International' programme, to get the latest on international kawaii trends. Here's what UK native Beckii, Bolivia's Kazumi and American Kacey had to say. What is kawaii culture like in your respective countries? Beckii: I'm from the Isle of Man, a small island in UK. Growing up there, there was no kawaii fashion at all, only boring normal clothes. But when I discovered Japanese fashion online, my eyes were opened to this whole new world that really caught my eye. So I tried to put together outfits from the things I could find on the UK high streets, but also came to Japan, went shopping here...still managing to pull off the look on the island. I recently moved to London, and there’s definitely more of a community, which is nice. In London, it’s established, with communities of different cultures, fashion communities. When there are events like Japan in London or Comic Con, or even concerts for Japanese artists, we dress up and it's really nice to see everyone together, wearing Japanese fashion. Kazumi: [In Boli

インタビュー:Kawaii Internationalリーダー

インタビュー:Kawaii Internationalリーダー

インタビュー:泉友果子 撮影:豊嶋希沙 「カワイイ(Kawaii)」という言葉が世界中で知られるようになって久しい。今やこの言葉の説明をする必要はないだろうが、一体海外ではどんな進化を遂げているのか、そして彼らの聖地は今も原宿なのだろうか。NHK WORLDの番組『Kawaii International』が他都市から東京に招へいした、Kawaiiリーダーの3人に話を聞いた。写真は左から、ボリビア出身のKazumi、イギリス出身のBeackii、アメリカ出身のKacey。 —自分の国でどんな風にカワイイを発信していますか? Beackii:私の出身はマン島っていう、イギリスにある小さな島なんです。そこで育ったから、カワイイファッションにはまったく出会うことがなかった。でもインターネットで日本のファッションを見つけた時、世界が急に開けた感じで、視線が釘付けになったの。それでイギリスで見つけられるものを自分なりに組み合わせてみて、そんなことをずっとしてきた。私は最近ロンドンに移ったんだけど、そこにはもっとカワイイコミュニティーのようなものがあって、それはいいなと思ってる。ロンドンで起こってるようなことがマン島でも起きるようになるのはまだまだ先って感じ。ロンドンで日本のイベントがある時とか、コミック・コン(ロンドンで行われるイギリス最大規模のカルチャーフェスティバル)とか、あとは日本人のアーティストのコンサートがある時とかに、私達は着飾って行くんだけど、そこでみんなが日本のファッションを着てるのを見るとすごく嬉しくなる。 Kazumi: 私の出身はボリビア。カワイイ文化やカワイイファッションが好きな人みんなを呼べるようなイベントを企画しています。ワークショップとか、ティーパーティーとか。私たちはそこで好きなものや悩み事について話し合っています。私がいつも伝えたいと思っているのは、みんなひとりじゃないってこと。ほかにも似たような人がたくさんいるってこと。そして私たちの好きなことを分かち合い、ともに発展させていくことができるということ。私の活動はボリビア国内だけじゃなくて、ほかの南米の国々にも行きます。最近訪れたのはチリです。 —今付けているものは作ったものですか? Kazumi:そう、私がいつもしようとしているのは私たちの国の文化の一部を服に取り込むこと。こういったことが私の活動のキーになっているのは、私が人々の関心を集める活動を行っているから。メディア、テレビ、ラジオ、新聞を通して、人々がどのようにボリビアのカルチャーを追っているか、それをどのように国外のファッションと融合させているかを伝える。これがメディアに受けたのは、単に外から入ってくるものを受け取るだけじゃなくて、自分の国とその文化を国民の手によって発展しているというのがうけるから。 —Kaceyさんはどうですか? Kacey:私は生まれはカリフォルニアだけど、ニューヨークの学校に行きました。ニューヨークのカワイイファッションはもっと小さい感じのものなんだけど、大きなイベントもあるし、ロリータも以前よりはよく見られるし、時々ナチュラルで、さりげない感じのカワイイファッションのようなものも見られる。でも全体的に言って、ニューヨークにカワイイファッションは全然ない。時々、自分のプロジェクトの写真撮影のために友だちを集めるんです。グループは小さい時もあれば大きくなることもある。それでみんなでカワイイファッションを着て歩き回ると、街の人たちはそれが日本のスタイルだってことに気付く。  —情

News (17)

観光でOMO5 東京大塚に泊まりたい5の理由

観光でOMO5 東京大塚に泊まりたい5の理由

テキスト:泉友果子 2018年5月9日、星野リゾートの新ブランドであるOMO5 東京大塚がオープンした。低価格でありながらビジネスホテルとは一線を画し、観光客に向けたホテルとして旅行気分を上げる。東京を観光する際にOMO5を拠点とすることを5つの理由からすすめたい。  1. ホテルを起点にご近所散策ができる。 大塚というと失礼ながら地味な印象であったが、都電荒川線が走り、昔ながらの居酒屋が軒を連ね、フレンチカンカンが観られるレストランもあり…と実は見どころには事欠かないレトロでディープな街である。OMOは街全体をリゾートのように捉え、ホテルを起点に街全体を楽しむことをすすめる。 ロビーフロアにあるご近所マップを頼りに自分で散策してもいいし、「OMOレンジャー」と呼ばれるホテルのスタッフに街を案内してもらうのもよい。OMOレンジャーは、5種類のコースを提供する。大塚ビギナーがまず参加したいのは「OMOグリーン」という無料コース。大塚の歴史や見どころを教えてくれる。ほかは有料コースで、はしご酒の「OMOレッド」、昭和レトログルメの「OMOイエロー」、大塚のニューグルメの「OMOブルー」、ナイトカルチャーの「OMOパープル」があり、いずれも2時間で1,000円(飲食料などは別)。ディープな街にいきなり飛び込むのは勇気がいる上に、知らないと見逃してしまうこともあるだろう。友人のように街を案内してくれる彼らがいれば頼もしい。  2. 素足で過ごせる。 櫓(やぐら)をイメージした客室「YAGURA Room」は、コンパクトでカジュアルながら、旅行気分がアップするようなわくわくする造り。125ある部屋はすべて19平方メートルで、定員は3人。部屋に入ると畳張りの小上がりになっており、靴を脱いで上がる。櫓の下はソファスペース、階段で上がるとベッドスペースとなっている。室内にはテレビや冷蔵庫、電気ポットなどがある。部屋に帰ったら、その日の戦利品や写真をソファで広げながらごろごろし、近所で買った食べ物をつまむなんて使い方が想像できるスペースだ。 バスタブがある風呂は、大胆な市松模様だ。シャンプーやバスタオル、ドライヤーは用意されており、部屋着の貸し出しや歯ブラシ、スキンケアグッズなどは有料となる。   3. 1日中使えるカフェがある。 街が楽しいとはいえ、旅行者にとっていつでも使える食事処がホテル内にあるというのも安心だ。館内の「OMOカフェ」は、朝7時から24時(L.O.23時)まで営業する。朝食に提供する『ヴォロヴォン』(写真、900円〜)はポッド型のパイで、シチューやサラダ、フルーツから選べる。ほかに焼きたてパンも。夜にはアルコールやおつまみもあり、ホテルに帰った後の寝る前の利用にもよさそう。 館内のスペースはほかに「OMOベース」と呼ばれるラウンジがフロント前にあり、ソファでくつろいで過ごすことができる。宿泊フロアにはランドリー施設もあり長期滞在に便利。 4. 観光しやすい立地である。 OMO5はJR山手線大塚駅から徒歩1分の場所にある。大塚から池袋までは1駅、新宿、渋谷、秋葉原がすべて20分圏内だ。10分ほど歩いた場所には丸ノ内線の新大塚駅もある。高い宿泊料でターミナル駅周辺に泊まらずとも、主要駅へのアクセスは良好だ。 5. 低価格で観光客向け。 宿泊料は1人7,000円〜(2人1室利用時の1人あたり)。立地や客室、サービス内容を考えれば手頃な選択である。同じ額でビジネスホテルに泊まるよりは、観光が楽しくなるようなOMO5を選ぶ方が旅気分が上がりそう

泊まらなくても行きたいホテル。渋谷にオープンしたコエ トウキョウをレポート

泊まらなくても行きたいホテル。渋谷にオープンしたコエ トウキョウをレポート

テキスト:泉友果子 撮影:谷川慶典 公園通りの渋谷パルコ跡に、ホテル コエ トウキョウがオープンした。全面ガラス張りの建物は、1階がロビーフロアで2階がショップ、3階が客室とラウンジになっている。渋谷のど真ん中に宿泊できるとあって、注目のホテルになりそうだ。客室部分や、泊まらなくても楽しめるパブリックスペース、ショップなどについてレポートする。 まずは、宿泊フロアを見てみよう。客室は全10室で、サイズが違う「S」、「M」、「L」、「XL」の4種類がある。シンプルでスタイリッシュな客室には、部屋のコンセプトとなる「茶室」の要素がふんだんに散りばめられている。 離れをイメージした、小上がりがあるXLの部屋 一番大きな部屋は、100平方メートルで定員4人の「XL」。ベッド以外に小上がりがある、贅沢な作りだ。公園通りに面したガラスの向こうには渋谷らしい光景が広がり、茶室をイメージした客室とのコントラストが感じられる。 Sサイズの部屋は定員1人、もしくは2人 7部屋ある「S」は、ベッドとバスルームというシンプルな作り。ほかの客室と同様、モダンだが和を感じさせる。 なお、値段はSが1泊1部屋あたり3万6,000円~、Mが8万5,000円~、Lが11万円~、XLが25万円~で、消費税、サービス税10パーセントは別となっている。宿泊料金に朝食とラウンジ使用料も含まれており、朝食は7時30分~11時の間、パンビュッフェとドリンクバーが楽しめる。 クリエイティブディレクターの篠永奈緒美 クリエイティブディレクターの篠永奈緒美は「渋谷に来て、とりあえずあそこに行こうっていう場所になるといい」と話す。「音楽だったり飲食だったりのカルチャーがミックスしている、おもしろい場所として渋谷を選びました。渋谷という場所柄、外に出かける人が多いと思いますが、この施設内でもいろいろ体験してほしい。ホテルに泊まる人だけでなくて、地元の人たちや東京に遊びに来ている人たちにも寄ってもらいたいです」。 後半は、篠永もホテルの特徴として挙げる、宿泊客でなくても楽しめるパブリックスペースを紹介したい。1階のブレッド&ダイニング「koe lobby」(コエ ロビー)は代官山のフレンチレストランAtaのシェフ、掛川哲司がプロデュース。朝食、ランチ、ティータイム、ディナーなど各シーンに対応する。 街と融合した空間にするため、ガラス張りにしたという フレンチトースト(350円)はテイクアウトも可能 同じく1階にあるイベントスペースでは、音楽イベントなどを行う。週末を中心にDJイベントを、年に数回は大きなライブを行う予定だという。音楽プロデューサーを務めるのはMAISON KITSUNÉの黒木理也で、イベントだけでなく施設内のBGMのディレクションも行う。 イベントスペースには普段は展示なども メンズ、ウィメンズのアパレル、雑貨を販売するショップ 2階はアパレルや雑貨を扱うショップ、「koe 渋谷店」。渋谷限定アイテムや、客室で使用しているマグカップなどのホテルアイテムも販売する。特徴的なのが、深夜まで買い物できること。21~23時は無人営業となり、セルフレジでクレジットカードで決済する。 渋谷公園通りは再開発中で、パルコが一時閉館中。昨年はGAPが閉店、apple storeが一時閉店した。しばらく寂しい姿に感じられたが、ホテル コエ トウキョウのオープンで公園通りが再び盛り上がりそうだ。 『ホテル コエ トウキョウ』の詳しい情報はこちら                    

2017年はユニークなホテルがオープンラッシュ。ラストはモクシー東京錦糸町

2017年はユニークなホテルがオープンラッシュ。ラストはモクシー東京錦糸町

  テキスト:泉友果子 2017年の東京は、「ブティックホテル」のオープンが目立った。日本ではラブホテルととられかねない「ブティックホテル」であるが、従来のホテルチェーンとは違った、比較的小規模でユニークなホテルのことで、デザイン性が高いのも特徴だ。東京のホテルといえば、六本木や新宿にある外資系高級ホテル、そしてチェーンのビジネスホテルが豊富で、その間のクラスのホテルがあまりないと言われてきた。 今年は東京の西エリアではTrunk Hotel、東エリアではWired Hotel AsakusaやLyuro東京清澄などがオープンしたが、同じく東側で11月1日にオープンしたのが、モクシー東京錦糸町だ。マリオットが新たに手がけるホテルブランドであるが、彼らが選んだのは錦糸町。再開発している北口エリアではなく、南側のラブホテルに囲まれた立地である。成田、羽田両空港からのアクセスが良く、浅草や両国、東京スカイツリーがある押上など観光スポットに近いエリアであることに目を付けたという。 マリオットが2014年にスタートしたモクシーホテルは、東アジアでは初めての展開となり、11月1日に東京と大阪の本町で同時オープンした。マリオットのホテルが錦糸町に誕生することに驚きつつ、モクシーが掲げるミレニアル世代をターゲットにしたスペース作りに興味が沸き、ホテルを訪れた。 オフィスビルをリノベーションした建物は10階まであり、2階から10階が客室だ。部屋は17〜20平方メートルでツインとクイーンを合わせて205室ある。価格は時期によっての変動はあるが、1部屋1万4,000円ほどからだ。客室をコンパクトで必要最低限の設備に抑えることで、系列ホテルのなかでもリーズナブルな価格帯となっている。部屋はテレビやシャワーは完備するが、冷蔵庫やセキュリティボックス、バスタブはない。その代わりに力を入れるのがパブリックエリア。ミレニアル世代を中心に、最近の旅行者はホテルにいる間、部屋でのんびりするというよりは、パブリックエリアで過ごすことが多いという考えのもとだ。   ツインルーム。椅子は壁にかかっており、必要に応じて使用時に広げる       パブリックエリアは1階。ホテルエントランスを入ると、まずフロントがない。まるで海外にあるパブホテルのように、入り口左手にあるバーでチェックインする。大きなバーカウンターを中央に配したラウンジは24時間利用可能で、アルコール以外にもコーヒーや食事を楽しむ人の姿も見られ、無料Wi-Fiを利用しながら作業するのもよさそうだ。   ライブラリースペース       入り口右手にあるのはライブラリースペース。仕事をしたり、のんびり読書をしたりということが似合いそうなスペースだ。そのほか、地下には24時間利用できるフィットネスルームやランドリールーム、30人ほど収容できる会議室も完備する。 パブリックスペースは、宿泊者でなくても利用可能。訪れた際も、ランチのヌードルビュッフェを楽しむ人や、打ち合わせをしている人々を見かけた。週末の夜にはDJイベントで盛り上がるそうだ。錦糸町であまり類似のスポットはないので、泊まらなくても便利なホテルとなりそうだ。 2018年以降も東京ではホテルのオープン予定にいとまがなく、民泊の解禁も話題だ。どんなユニークなホテルが生まれるのか、東京を訪れる人がどんな宿泊スタイルを選ぶのか、はたまたローカルで暮らす人々がどんな泊まらないホテルライフを送るのか、楽しみである。   モクシー東京錦糸町の詳しい情報はこちら      

イルカ漁解禁の9月1日、「おクジラさま」の上映会&トークイベントを開催

イルカ漁解禁の9月1日、「おクジラさま」の上映会&トークイベントを開催

タイムアウト東京は2017年9月1日、『世界目線で考える。特別編「おクジラさま ふたつの正義の物語」上映会&トークイベント』をタイムアウトカフェ&ダイナーで開催した。作品の舞台は和歌山県太地町。2009年に公開された、太地町でのイルカ漁追い込みを描いた映画『ザ・コーブ』は、アカデミー賞を受賞し大きな話題を呼び、太地町は今もなお捕鯨論争の中心になっている。本イベントでは、太地町での6年にわたる取材を基に『おクジラさま ふたつの正義の物語』を作り上げた監督の佐々木芽生をゲストに迎え、40人の参加者とともに、クジラ、イルカ問題について考えた。 95分にわたる上映後のトークセッションでは、タイムアウト東京のクリエイティブ・ソリューションズ・ディレクターの東谷彰子が、佐々木がどのような意図で作品を作ったのかなどの思いを聞いた。質疑応答では、映画内に登場するキーパーソンである元AP通信記者のジェイ・アラバスターがクジラ漁解禁日当日ということで現地(太地町)から、反捕鯨の立場である元シーシェパードのスコット・ウェストと娘のエローラもアメリカからそれぞれスカイプで参加し、参加者からの質問に答えた。参加者は佐々木とスカイプの向こうの3人に「他国では映画に対してどういった反応があったのか」、「(スコットやエローラは)この映画を観て太地町の人々への思いは変わったのか」と、質問を投げかけた。アラバスターからは逆に、参加者に対して「捕鯨に賛成か、反対か」といった質問をする場面もあった。予定の時間をオーバーするほど白熱した当日の模様は、後日詳しいレポートを掲載予定だ。 『おクジラさま ふたつの正義の物語』は2017年9月9日(土)から、東京ではユーロスペースで上映する。 『インタビュー:佐々木芽生』はこちらから   スカイプを通して3人に質問を投げかけた          

シブヤピクセルアートコンテストのタイムアウト東京賞が発表

シブヤピクセルアートコンテストのタイムアウト東京賞が発表

      2017年7月30日に、『シブヤピクセルアートコンテスト』のグランドフィナーレが行われた。『シブヤピクセルアートコンテスト』は、今年初めて開催されたアートイベントだ。コンテストでは、TwitterとInstagramを通して応募された300以上のピクセルアートを対象に、アーティストやメディアが受賞作品を決定した。タイムアウト東京も特別審査員として参加したので、受賞作品を紹介したい。   タイムアウト東京が選んだのは、momomi satoのモヤイ像のスマートフォンケース。コンテストの審査基準は、渋谷の「多様性」の考え方をもとに、「ジブンらしさ」「シブヤらしさ」を表現した作品のなかから、審査員が一番共感できた作品を選ぶというもの。ハチ公やスクランブル交差点などのメジャーなモチーフではなくモヤイ像に光を当てたという独自性と、モヤイ像モチーフの作品としてかつてない可愛いさから、タイムアウト東京は授賞を決めた。 momomi satoは2011年から点描アートをスタートし、スマートフォンケースの作品をメインに制作してきた。モヤイ像の作品を作ったのは、渋谷らしさを考えたときに「なぜモヤイ像のグッズはないんだろう」と思ったのがきっかけ。渋谷といえばハチ公と思われるなか、街に背を向けているように見えるモヤイ像がブレイクするように願ったという。モヤイ像が渋谷のアイドルになって輝けるように、自分もそうなりたい、というところに「ジブンらしさ」を込めた。 『シブヤピクセルアートコンテスト』は来年も開催予定なので、また渋谷からどんな作品が生まれるか楽しみだ。 momomi satoのほかの作品はこちらでも見られる。

「ダイアログ イン サイレンス」で知る3のこと

「ダイアログ イン サイレンス」で知る3のこと

聴覚障がいを持つアテンドに導かれて体験する「音のない世界のエンターテインメント」が、日本に初上陸した。参加者はヘッドセットを装着して完全に音を遮断された状態で、約90分間アテンドとともに音のない部屋を巡る。LUMINE 0で開催中の『ダイアログ イン サイレンス~静けさの中の対話~』を体験してきたので、90分で何をするのかという詳細は伏せつつ、感じたことを記したい。 1. 誰とでも対話はできる。 このイベントで行うのは、決して耳が聴こえない人の疑似体験ではない。手話を学ぶことが目的のイベントでもない。「静けさの中の対話」というタイトルが示すように、参加者は体験中、声を使わずにコミュニケーションをとる方法を考えることになる。聴覚障がいを持つアテンドは、いわば音以外でコミュニケーションをするエキスパートだ。表情や、手や体の動きで理解すること、伝えることをアテンドたちが教えてくれる。言葉をシャットダウンすることで、目の前にいる人を分かろうとする本来当たり前の努力が生まれる。もちろん手話を使って会話ができれば素晴らしいことだが、たとえ手話が使えなくても聴覚障がい者と対話することはできるし、普段接している人々とのコミュニケーションを振り返ることができるだろう。 2. コミュニケーションのために使い切れていない筋肉がある。 発案者のアンドレアス・ハイネッケは記者会見で、「日本で『ダイアログ イン サイレンス』を開催するのは最初疑問に思った」と率直に語った。なぜなら日本人は表情が乏しくボディランゲージを使わないというイメージがあり、声以外で伝え合うことを試みるプログラムが成立するかが心配だったという。リハーサルを行うなかでその心配は杞憂(きゆう)に終わったというが、確かに、筆者含め体験に参加したメンバーはいつも使わない表情や手を動かしたことで、普段はいかに言葉以外の手段を使っていないかを痛感した。 3. 言葉がなくても多くを伝えられる。 タイムアウト東京のカナダ人エディターであるケイラ・イマダはこのユニークな体験に参加し、はっとするようなことばかりだったと言う。彼女は日本語をほとんど話さないが、言葉を使わない以上は、コミュニケーション手段に関してほかの参加者と同じ条件だ。毎日言葉を通して人と関わることが当たり前すぎて、ジェスチャーで物事を伝えるのは難しかったそうだが、一方表情は言葉以上に感情を伝える力があることを改めて実感していた。ほかの日本人参加者と、日本語でも英語でもなく、表情やジェスチャーで分かり合えたことが特別な体験だったと話す。訪日外国人の増加に対応するために、私たちはまずは「言葉」を障壁と考えて、英語を勉強したり、多言語の案内を作成したりということを意識しがちだ。しかし、共通言語を持たない人々と言葉以外でも通じ合えるということ、それは時に言葉で通じ合う以上に特別な時間となり得ることをもう一度意識したい。 開催は2017年8月20日(日)までの期間限定。人気のプログラムなので、気になる人は早めにチェックしてほしい。 『ダイアログ イン サイレンス~静けさの中の対話~』の詳しい情報はこちら  

Five ways in which Japan's kids spend their summer vacations

Five ways in which Japan's kids spend their summer vacations

Summer vacation starts this weekend at virtually all elementary schools in Japan. A mere mention of those two magic words makes most adults in this country stare dreamily out the office window, but the seasonal holidays are actually not all fun and games for schoolchildren. The five customs – more like duties, actually – listed below were around two decades ago when this writer went to elementary school and are still steadfastly practiced today. 1. Taking part in ‘radio calisthenics’ Most of you probably equate vacations with sleeping in, but Japan’s kids have no such luxury: before the summer holidays, teachers hammer the twin ideals of ‘regular routines’ and ‘early to bed, early to rise’ into their heads. Why? So that they can attend the local radio calisthenics sessions, of course. This ritual starts at 6.25am every morning and sees the nation’s parks and gymnasiums filled with participants ready to shake and stretch in tune with the NHK broadcast. Kids can collect stamps as proof of their eagerness, while some generous locales even give out candy rewards. 2. Caring for their own flower Most first-graders grow their own morning glory (asagao) flower throughout their debut semester. All students start by picking out seeds, and the asagao is usually the most popular choice – mainly because it’s so easy to take care of. Almost everyone takes their plant home for watering during summer vacation. Many schools also require students to keep observation diaries and write down chan

Try the 'One Night in Tokyo' cocktail on our cover

Try the 'One Night in Tokyo' cocktail on our cover

Have you already picked up or downloaded our summer issue? Titled 'One Night in Tokyo', it's your ultimate guide to nightlife in the capital and comes in two versions: one with a glass of sake on the cover, the other with a seductive sakura cocktail drawing you in. If you're eager to try the latter tipple, also known as 'One Night in Tokyo', make your way down to Omori bar Tenderly, run by the masterful Yuko Miyazaki. She'll recreate our cover cocktail for you with artisanal gin, herb liqueur and real cherry blossom petals. Although this light and refreshing mixture isn't found on the Tenderly menu, you can ask Miyazaki or one of her lieutenants to make it whenever you like. And once the cocktail appears in front of you, do take the time to snap a photo and post it on social media along with the hashtag #onenightintokyo. Cheers!   Yuko Miyazaki   Get our 'One night in Tokyo' issue here 

夏の夜を演出する『One Night in Tokyo』。大森のバー テンダリーで

夏の夜を演出する『One Night in Tokyo』。大森のバー テンダリーで

    タイムアウト東京マガジンの最新号はもう手にとってもらえただろうか。15号のタイトルは『One Night in Tokyo』。東京のムーディーなナイトライフを提案している。2種類ある表紙のひとつを飾るのは、今回の表紙のために考案したジンベースのカクテル、その名も『One Night in Tokyo』だ。表紙の撮影に協力をしてくれたテンダリーの宮崎優子を訪ねれば、実際に飲むことができる。日本でもブームになっているクラフトジンをベースに、ハーブリキュールと桜の花びらを加えたカクテルだ。テンダリーのメニューには載っていないので、訪れる際は『One Night in Tokyo』という名前を覚えておいてほしい。すっきりとした味わいのカクテルと、宮崎らホスピタリティあふれるバーテンダーとともに、夏の夜を過ごしてみてはいかがだろう。カクテル『One Night in Tokyo』を飲んだ際は、ぜひハッシュタグ#onenightintokyoを付けて投稿を。 テンダリーの詳細はこちら 【関連記事】タイムアウト東京マガジン15号はナイトライフ特集、「One Night in Tokyo」      

車いすユーザーの外出情報を共有するアプリ、『ウィーログ』がリリース

車いすユーザーの外出情報を共有するアプリ、『ウィーログ』がリリース

  バリアフリー情報を共有するスマホアプリ『WheeLog(ウィーログ)』がNPO法人PADM(遠位型ミオパチー患者会)からリリースされ、2017年5月28日(日)に記念のイベントが行われた。イベントには発案者であるPADM代表の織田友理子、アプリ製作に携わったオリィ研究所の吉藤健太朗、島根大学助教の伊藤史人らが登壇し、東京都知事の小池百合子も訪れた。 車いすユーザーにとって、出かけるときの事前情報はマスト。「車いすで通れる道なのか」、「乗り越えられるような段差の場所なのか」、「車いすに対応したトイレがあるのか」といった情報がないと、外出を躊躇(ちゅうちょ)してしまいがちだ。織田自身、2002年に筋肉が萎縮していく難病である遠位型ミオパチーと診断され、2006年から車いすでの生活となり、車いすで自力で越えられないとされる4.5センチの壁を感じてきた。そこで織田が考えたのが、車いすユーザー同士で外出情報をシェアできるアプリだった。2015年に日本国内の非営利団体を対象にした『Googleインパクトチャレンジ』で、テクノロジーで世界をよくするアイディアとしてアプリの案を応募。グランプリを取り助成金を獲得、アプリリリースの実現へとこぎ着けた。 『ウィーログ』は「走行ログ」や「スポット投稿」といった機能がある。「走行ログ」は、車いすユーザーがオンにした状態で使うと走行した道がマップに示され、車いすで通った人が多ければ多いほどマップ上でその線は濃くなり、「大勢の人が車いすで通った=車いすで通れる道だ」と分かる仕組み。「スポット投稿」では、テキストや写真を投稿することによって、車いすに対応した店であるかや、道の段差の有無、トイレの機能などを共有する。現時点ではまだ情報が少ないが、「リクエスト」の機能により、特定の場所の情報がほしいと要望を出すこともできる。アプリの知識責任者である吉藤によると、多くのデータを残すことによって、将来的にはアプリを使用すれば交通の乗換えなども含めて車いすに最適な道を示せるようにできるのでは、と話した。 より利用価値のあるアプリにするために多くのデータが必要だが、車いすユーザーでなくてもスポット投稿が可能だ。織田によると、とにかく写真があることが車いすユーザーにとって価値がある。特にトイレやエレベーターの写真をどんどん投稿してほしいと話した。  アプリはこちら(iPhone用アプリ、Android用アプリ)から無料でダウンロードできる。  

WIRED HOTEL ASAKUSAがオープン。ポートランドのクリエイティブチームとのコラボも

WIRED HOTEL ASAKUSAがオープン。ポートランドのクリエイティブチームとのコラボも

東京のホテル事情が騒がしくなっている。元々老舗、外資系の高級ホテルが充実している東京の宿泊施設だが、訪日外国人の急増からチェーンのホテルが増え、その一方で、近年ではローカルに根をはるようなホステルが、Nui.を筆頭に増え続けている。宿泊関係のニュースにはいとまがない東京だが、海外の都市に見られるような、個性的でオーナーの意向が反映され、かつローカルに根ざしているようなホテルはまだまだない印象であった。しかし、2017年4月1日(土)にオープンしたWIRED HOTEL ASAKUSAを見学し、その先陣を切っていくホテルであると感じられた。  全体のブランディングやデザインに関しては、カフェ・カンパニーのデザインチームとACE HOTEL(エースホテル)を手がけているポートランドにあるクリエイティブチーム、OMFGCOとコラボレーション。東京を訪れていたOMFGCOのジェレミー・ペリー(Jeremy Pelley)とダニエル・ヒギンス(Danielle Higgins)に話を聞いた。クリエイティブディレクターで共同創業者のジェレミーは、「カフェ・カンパニーから依頼されたのは、コミュニティに注力したホテルにしたいということ。9割ほどの作業はもうカフェ・カンパニーによってされていたので、私たちは、浅草、そしてWIRED HOTELのストーリーをインターナショナルなオーディエンスに伝えるため、『WABI SABI MODERN』というコンセプトを提案したんだ」と話した。浅草とポートランドとの共通点としては、職人の手でつくることを挙げた。「ゲストにとってのユニークエクスペリエンスとして、職人たちの作ったプロダクトを部屋に置き、一部のアイテムを購入できるようにもしている」。   内装は、デザイナーが一切の妥協を許さなかったというのがうなづける仕上がり。その真髄を味わいたければ、最上階のペントハウス、1001号室へ。入った瞬間は浅草なのにまるでニューヨークにでもいるかのような洒落たペントハウスだが、窓からは浅草花やしきが見え、細部はローカルにこだわる。レザー小物は台東区にあるTokyo L(革製品を扱う企業とデザイナーがコラボレーションしたチーム)のものだったり、ドライヤーバッグがデザイナーの岡野弥生による新吉原のものだったり、壁がWajueの和紙だったり……。同じように広いスペースなのは、507号室で4人が泊まれる客室。こちらはバルコニー付きだ。いずれも時期によるが1泊5万円ほど。連泊や出張に使える額ではないだろうが、シングルルームは1万円ほどからある。バスルームはビジネスホテルとあまり変わらないが、内装は同じようにこだわっている。また、ドミトリーが5部屋あり、ほかの客室と同じようにスウェーデン発の最高級ベッド『DUXIANA』を導入しており、これは世界的にもドミトリーでは初めてのことだとか。ドミトリーは5,000円前後。 1階はカフェ&バー、ZAKBARAN。コミュニティというコンセプトにふさわしく、宿泊客以外にもオープンで、またアンバサダーと呼ぶ東京や浅草に暮らし個性的なスポットをよく知る様々な国籍の人たちによるイベントが開催される。 これから東京で、小~中規模の個性派ホテルは増えていくだろうが、その先がけとなるに違いないと感じられた。 WIRED HOTEL ASAKUSAの詳しい情報はこちら シングルルーム レコードがある部屋も ドミトリー   507号室  

One for the discerning traveller – Wired Hotel is now open in Asakusa

One for the discerning traveller – Wired Hotel is now open in Asakusa

Tokyo's hotel scene was long dominated by international mega-chains and soulless business hotels, but the immense tourism surge of recent years has brought with it an acute need for more rooms – and supply is finally beginning to catch up with demand. In addition to the advent of Airbnb and smaller hotels springing up like mushrooms after rain, designer hostels such as Nui. have stepped in as alternatives, promoting themselves as 'local' and 'individualist' to attract customers. The latest entrant into this growing niche is Wired Hotel Asakusa, which opened its doors to much fanfare on April 1 (no joke, we promise) and is part of the Café Company empire (the folks behind Wired Café).  Wired Hotel's design and overall branding are the work of Portland-based creative agency OMFGCO, known for their Ace Hotel chain, who teamed up with Café Company's resident designers for the project. Co-founder Jeremy Pelley and business director Danielle Higgins made the trip to Tokyo for the opening. According to Pelley, 'Café Company contacted us about creating a hotel centred around the community. I'd say 90 percent of the work was really theirs – we just stepped in to disseminate Asakusa's and Wired Hotel's stories to an international audience.' As Portland and Asakusa are both home to quite a few artisans, OMFGCO injected this aspect into the hotel. 'To realise a unique guest experience, we added products made by local craftsmen and displayed them in the rooms; guests will be able to buy